Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

大魔神カノン1話「歌遠」感想

 関西地区では、火曜深夜の放送で、しかも、その後、『ドラゴンナイト』にスムーズに流れるのでいい感じ。まあ、時間帯がズレて、遅れたりしなければ、ですが。
 そんなわけで、感想は基本、水曜の夜に書いて行こうと思っています。
 まあ、執筆感覚としては、『必殺商売人』の後って感じですね。

 さて、「大魔神カノン」の作品紹介ですが、元ネタは時代劇。
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 でも、リメイク版の本作では、現代劇になっております。まあ『ライオン丸G』のケースもありますので、いいのかな。
 カノンってのは、主人公の女の子の名前で、彼女の祈り歌に応えて、封印された大魔神改めブジンサマが動き出すようですが、まだ動く気配はありません。一時期の戦隊みたいに、巨大ロボの起動は5話ぐらいになるのかな。
 本作を一言でいうなら、少女の周りに集う妖怪たちのアクション活劇って感じですね。
 妖怪の中には、人に愛された器物・動物が転生した善玉のオンバケ(恩化け)と、悪人が転生したイパダダがいます。都会の闇の中でイパダダが悪事を重ね、それを倒すべくオンバケ(普段は人に化身)が変身して戦う、と。
 カノンは、幼少期に祈り歌に触れたことがあるものの、本人は普通の歌好きの女の子。でも、そんな彼女が、都会生活に悩み、人の悪意に翻弄されたりしながら、オンバケとイパダダの争いに関わって行く。


 深夜特撮の範疇だと、『牙狼』にも似た設定ですね。オンバケを魔戒騎士、イパダダをホラーと考えるなら、都会の闇の中で、暗闘を繰り広げる点がそっくり。また、オンバケの一人、兜の化身のタイヘイが一般人の少女を守ろうとするところも、『牙狼』を想起させます。ただし、どちらかと言えば暗くて重くてスタイリッシュな『牙狼』に比べると、こちらは素朴で淡い自然チックな色合いが強いです。
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 少女が主人公って観点からは、『WOO』の雰囲気もありますね。
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 本作でのカノン(演・里久鳴祐果)の髪型がWOOの谷村美月に似てたのですが、顔立ちはあまり似ていないかな。まあ、今後のブレイクを期待したい、と思います。そして、いずれ必殺にも出てくれることを(オイ)。
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 で、歌がメインということは気になる音楽ですが、佐橋俊彦氏。
 だったら普通に安心ですね。
 それにしても、『大怪獣バトル』とか『レスキューファイアー』とかが終わったと思ったら、またも本作で佐橋さんの曲に付き合うことになるわけですね。それに『電王』の映画の方も彼ですし、実に耳慣れた作曲家です。


 佐橋さんといえば、『クウガ』と『響鬼』もそうですが、本作のプロデューサーも高寺さん。その意味で、その2作のテイストも強い本作です。
 オンバケが、何だか正義のグロンギって感じですね。
 で、一方のイパダダは、魔化魍っぽい? そのうち、巨大化するだろうし。
 『グロンギVS魔化魍』というテイストだと、書いている自分が少し興奮してきました。いや、どこがどうなんだ、と言葉で説明するのは、なかなか難しいのですがね。ま、やってみよ。


 ええと、オンバケの方は比較的簡単で、都会離れした奇抜な(でも土臭い)日常ファッションと、変身後が仮面以外が着ぐるみっぽくないコスチューム風の肉体。まあ、別にオンバケ語をしゃべるわけでもありませんが。あとは、きちんと組織化されているらしい点。まあ、これは響鬼の猛士の感覚かもしれませんが。
 イパダダ=魔化魍説は、直感めいた感じを半ば強引に結びつけた次第。まあ、現状、紹介されているのが1体だけでモデルケースも少なく、今後の展開に合わせて、説を補強したり、放棄したりすることにします。設定的には、人に取り付く点が牙狼のホラーの方に近いのですが。


 ちなみに、一話完結ではなかったです。
 第1話の内容は、元彼に裏切られて傷心モードのカノンの日常生活と、イパダダの暗躍(元彼に取り付いたりしているのですが)、田舎から集結しつつあるオンバケの顔見せと、そしてオンバケ代表サワモリVSイパダダのバトル。
 バトルは、派手ではなく(最近のヒーローっぽい光学合成やCG描写ではなく)、それでもNOVA好みの肉体アクション。消火器で頭をドツくってアクションは、ヒーロー物ではなかなか見られません(笑)。消火器を剣にしたレスキューファイアーとは、また違ったテイスト。必殺技で相手を粉砕するのではなく、不良のケンカっぽいファイトが魅力? 今後も、ずっとこんな感じだと、地味ながら面白そう、と思っております。
 で、結局、ザリガニお化けのサワモリさん、殴られて気絶して、イパダダに逃げられてしまいます。次回、汚名返上なるかな? 
 一方、男性主役のタイヘイ君は、きれいなお姉さんのイケチヨさんと合流して、それから入ったラーメン屋で、カノンとボーイミーツガールしたところで、つづく、と。
 こういう引き方からして、バトルアクションメインよりも、日常交流メインの作品ですね。


 ここまで長々と書いきましたが、実は一番印象深かったのが、イケチヨ姉さんの色気(爆)。
 先日、Wにゲスト出演した長澤奈央さんが、色っぽいお姉ちゃん妖怪を熱演しています。胸フェチ、脚フェチ、どちらも満足できるぐらい。うん、さすがは深夜番組。
 女の子の胸の谷間に潜り込むのが好き、という設定のマスコット妖怪までいて、そういう方向性が楽しみな人が見ても、十分おつりが来ますぞ。
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 大体、最初のシーンからして、悪夢見て寝乱れるカノンちゃんの姿ですからね。日曜朝の放送では自粛してそうな(最近のWでは、そうも見えないけど)描写にも、めいっぱいほんのちょっぴり期待してみる。