今回は、ボリスが怪獣惑星になった理由(ブルトン)と、レッドキングの再登場がポイントかと。
第7話「怪獣を呼ぶ石」
前回の試練を乗り越え、ペンドラゴン・クルーに完全に打ち解けたレイ。
ハルナ付き添いでのスピーダー飛行訓練の最中、謎の時空エネルギーに遭遇し不時着。
救助に出向いたペンドラゴン・クルーは、怪獣に滅ぼされた都市を発見。そこで残された記録から、怪獣を召喚しているのが、ブルトンであることが判明。また、ブルトンが召喚したのは、怪獣だけでなく、謎の赤ん坊だった。赤ん坊の正体は?*1
役者演技的には、今回、完全に信頼し合える仲間となって、これまで見せなかった明るい表情を見せるレイ&ハルナが印象深いです。何だか、無邪気に飛行訓練を楽しむレイを、小さな弟のように優しい表情で見るハルナ……前回のケイトとは対照的な優しいお姉さんって感じ。
これも、ケイトが姉だと知る前と、知った後での再視聴なら、受け取るものが違っているなあ、と実感。
ビースト再び
今回は、バトルもいろいろにぎやか。
まず、前座を務めますのは、アンフィビア(両生類)タイプビーストのフログロス(B)さん。
ええと、フログロスってのは、ネクサスの18話、回想シーンに登場した小型のビースト(10メートル)です。小型ですので、ウルトラマンとは戦わず、防衛チームのナイトレイダーに撃退されました。
今回のフログロス(B)は、それが巨大化(40メートル)した設定とのことですが、体長15メートルのリトラにあっさり倒されました。
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どうも、この作品、ネクサス登場のビーストには、あまり愛情がないようです。
いや、でも、登場するだけ、まだマシということかな。本当に愛がないのは、怪獣が一切登場しない「ウルトラマンダイナ」とか「コスモス」という説があります。まあ、怪獣の着ぐるみが改造されたり、廃棄されたりして、登場させたくてもできない、という話もありますが。
今度の劇場版では、ダイナも登場するのだから、ダイナの怪獣も復活しないかな? と思ってみるのですが、でも、自分の認知度からは、仮にダイナの怪獣が出てきても、資料を調べないと分からないので、まあ、どっちでもいいかな、とも。
メインバトル
さて、ブルトン登場で、レッドキング、ネロンガ、テレスドンが次々と召喚されるわけですね。
怪獣好きとしては、まさにブルトン様々って感じの大判振る舞いですが、できれば初代マン怪獣だけでなく、新マン怪獣なんかも混ぜてほしかった。タッコングとか、キングザウルス三世とか、シーゴラスとか、それなりにメジャーだけど未復活な怪獣もまだまだあるのだし。
ソフビだって、きちんとある……と思ったけど、シーゴラスだけなくて残念。
奥さんのシーモンスは、こういうのがあって、ちょっと可愛い、と思ったり。
赤王「そんなことは、どうでもいい! とっととバトル解説に行くぞ!」
NOVA「おお、赤王さん、お帰り。今回は災難やったね。ブルトンに召喚されたりして」
赤「まったくだ。何で、オレサマがあんな心臓のオバケみたいな奴のために、戦ってやらないといけないんだ!」
N「今回、ネロンガやテレスドンの戦いを見ているだけで、なかなか戦いに踏み込まなかったのは、そないな理由でっか?」
赤「ちがう、ちがう。オレサマだってな、戦いに呼ばれたとあっちゃ、自分の役目ぐらいきちんと果たしてみせるさ。でもな、どうして、三匹も召喚するんだ? オレサマ一人じゃ、不安だってのかよ、あのブルトン野郎は!」
N「まあ、ブルトンが不満を感じるかどうかは、よく分からんけど。でも、怪獣バトルファンとしては、いっぱい怪獣が出てくると、それだけでも嬉しいねん」
赤「ファンの気持ちはありがたいがな、オレサマとしては、ゴモラと1対1の正々堂々としたバトルがやりたかったんだ。正直、ネロンガやテレスドンと徒党を組んで、ゴモラをボコボコにするなんざ、多々良島チャンピオンの誇りが許さねえ」
N「おお、つまり、ネロンガやテレスドンが倒されるのを待ってから、改めて、ゴモラと1対1で戦うつもりやったと」
赤「その通りだ。しかしよ、ゴモラの奴……」
N「リトラといっしょに赤王さんを攻撃しよったな」
赤「まったく! リトラの奇襲さえなければ、ゴモラとは結構、いい勝負ができていたはずなんだ」
N「確かに。すると、今回の敗因は、リトラの奇襲やったと?」
赤「そうだ。だが、リトラは一つだけいいことをした」
N「ヘッ?」
赤「オレサマに撃ち込んだファイヤーストライク、あれが今後のオレサマのパワーアップの鍵になるのだ」
N「いや、パワーアップも何も、えらい苦しんでたやないでっか?」
赤「パワーアップの途中だから、少しぐらい苦しくもなる。だがな、お前も見ただろう? バーニングゴジラみたいに体内から赤い炎を放つオレの勇姿を!」
N「あれって、パワーアップ?」
赤「そうとも。あのまま、うまく行けば、燃える炎のバーニングレッドキングの誕生が見れたはずなんだ」
N「でも、ゴモラの超振動波で、あっさり倒されてしまったがな」
赤「あれは倒されたんじゃなくて、姿をくらましたの!」
N「ま、そういうことにしときますかいな。ともかく、あんたが無事にここに帰ってきて良かった。やっぱ、一人だと、解説が空回りしているような感じで、しっくり来んかったから」
赤「おお、今度から、オレサマの燃える炎のバーニング解説ぶりを聞かせてやるぜ」
N「そのフレーズ、気に入ったみたいやね」
ブルトンの最期
今回のメイン怪獣のブルトン。
時空エネルギーを使って、怪獣を召喚した他、ペンドラゴンのメカ機能を使えなくするなど、直接の戦いよりも、あくまで支援役として立ち回っていました。
で、ゴモラがテレスドンやネロンガとの戦いで動けなかったため、リトラがブルトンを攻撃。でも、通用しなかったので、リトラはテレスドンの注意を引きつけて、その火炎をブルトンに浴びせることに利用します。さすがのブルトンも、テレスドンの火炎で時空エネルギーの制御ができなくなり、そこに機能回復したペンドラゴンのワイバーンミサイルを浴びて、撃退されたわけで。
もしかして、テレスドンのナイスアシスト?
おまけに、テレスドン、ゴモラに吐いた火炎を避けられて、ネロンガに当てて、とどめを刺してしまうし。「味方殺しのテレスドン」と呼びたくなる大活躍ぶりです。
げに強敵よりも恐ろしきは、足を引っ張る味方なりけり。
そんなドジッ子テレスドンに萌えてみます。