Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

大怪獣バトル感想(NEO9〜11話)

 ええと、9話を録画し忘れて、ちょこっと落ち込み、その後、DVD購入で補完したNOVAです。
 いや、もちろん、レンタルの方が安上がり、ということは百も承知なのですが、趣味分野の隆盛を支えるのは、「作り手であるクリエイター」だけでなく、実は投資・散財する「受け手であるファン(昔風に言えば、風流な旦那衆)」だという考えもあって、
 要するに、「当たればでかいけど、基本的には貧乏になりがちなクリエイターを経済的にバックアップする得意客」という存在は、業界には決して外すことができないわけですな。自分がクリエイターになれないまでも、しっかり仕事して、働いたお金の余裕分で、業界に還元するという考えこそ、ある意味、「粋な趣味人かな」と思ったりする次第。まあ、世捨て人になって、趣味の道を追求する生き様もあり、かもしれませんが、自分はそれじゃ納得できないか*1
 夢は大きく、しっかり稼いで、いずれ、趣味関連企業の株式を購入したり、資金提供したりして、自分の好みのジャンルを発展させる? 
 いや、日頃、無駄使いしていたら、そんな夢は到底かなうまい、と自己ツッコミしたりも(苦笑)。


 ええと、時に大きな妄想を抱きつつも*2、日頃はコツコツ小さな夢を満たしながら、小欲知足で生きることに満足しがちな小市民NOVAです。
 で、DVDは結局、後ろの2巻を購入しました。
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 初代マンとセブンの姿の見られるパッケージには、購買意欲をそそられますよ。もっとも、左のは初代マンじゃなくて、ザラブの化けたにせウルトラマンなんですけどね、念のため。


 そして、最後まで見ちゃいました。まあ、購入だけして、見る機会を待ちながら積まれているボックスもそれなりにあるのですが、本作は、一話完結よりも連続物に近いストーリーですので、終盤は特に続きが気になると。一回、見れば、やはり時間の許すかぎり、先を見たくなるのがこれ、人情というものです。いや、こんな話の流れで、人情という言葉が相応しいかどうかは知りませんが、この言葉に共感してくれるのが、「粋な趣味人(マニアとも言う)」と考えてます。
 でも、見るのは見ても、書くのはまた別。さすがに、最後まで一気に書ききるパワーと時間はありませんので、テレビ追跡に合わせた感想にとどめます。
 とりあえず、今回は11話の「ダイル君の死」まで。

第9話「暗黒の鎧」

★登場怪獣:ゴモラ リトラ ミクラス アーマードダークネス アリゲラ
★登場宇宙人:メフィラス星人(アーマードメフィラス含) テンペラー星人 ダダ ウルトラセブン

 この回は、ラストバトルにつながるエピソード。よって、見逃すと、かなり痛い回でした。
 まず、アーマードダークネスというのが、「メビウス」とつながった世界観を感じさせます。これが劇場版にも通じるわけですな。
ウルトラマンメビウス外伝 アーマードダークネス STAGE1 滅びの遺産 [DVD]ウルトラマンメビウス外伝 アーマードダークネス STAGE2<最終巻> [DVD]ウルトラ怪獣シリーズ54 アーマードダークネス
 このアーマードダークネスの中の人が、今回はヒカリではなく、ウルトラセブン。元々、セブンのデザインが甲冑状のプロテクターだったり、その昔、「アンドロウルフの正体はセブン?」ってなネタ*3があるぐらい、セブンと鎧というのは愛称がいいのです。まあ、ヒカリはヒカリで鎧との相性はいいんですけどね。
ウルトラヒーローシリーズ アンドロメロス編 アンドロウルフウルトラマンメビウス ウルトラヒーローシリーズ2006 03 ハンターナイト・ツルギ
 おまけに、セブンの息子のゼロも、大リーガー養成ギプスちっくなアーマーを装着します。
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 で、エンペラ星人配下の四天王だったメフィラス星人が、今回のメインキャラクターの一人。彼がテンペラー星人とのレイオニクスバトルに敗れて、失意のままにさすらっているところを、暗黒の鎧の魔力に呪縛されてしまうわけですな。
RAH リアルアクションヒーローズ メフィラス星人 1/6スケール ABS&ATBC-PVC製 塗装済み可動フィギュアウルトラ怪獣シリーズEX アーマードメフィラス メフィラスブレードver.
 今回、鎧ネタがいっぱいですな。あ、メフィラスの鎧は、大リーガー養成ギプスとは何の関係もないはずです、たぶん*4


 ともあれ、この後はメフィラスの大暴れが展開されます。
 まずはダダを瞬殺。
ウルトラ怪獣シリーズ14 ダダ
 レイオニクスバトル10戦10勝とは、彼の弁ですが、直接、剣でぶった切られては話になりません。
 次に、アイスラッガー装備のレイをも退けたメフィラスは、アーマードダークネス復活のために、封印の地に向かいます。
 そこに待ち構えていたのは、故・郷里さん声のテンペラー星人(涙)。
ウルトラマンメビウス ウルトラ怪獣シリーズ2006 SP テンペラー星人[rakuten:tigusaya:963176:image]
 アリゲラを召喚するも、等身大のメフィラスの剣で怪獣ごと粉砕されます。


 で、メフィラスの自己犠牲の末、目覚めるアーマードダークネス。
 そして、負傷から回復して駆けつけたレイの操るゴモラ&リトラとの決戦。
 激戦の末、アイスラッガーパワーと、鎧の魔力を自ら封印していたセブンの底力の助けもあって、辛くも勝利。
 レイは、セブンからミクラスを託されて、この回は終わりです。

第10話「新たな戦いの地平で」

★登場怪獣:ゴモラ ミクラス キングジョーブラック レッドキング ケルビム 再生ドラコ テレスドン
★登場宇宙人:ペダン星人(ダイル、ハーラン司令官他) キール星人グランデ ガッツ星人 フック星人 ゼットン星人

 この回のテーマは、ミクラスの初バトルと、ペダン星人ダイルとの戦いです。終盤、グランデの顔見せ登場もあって、クライマックスを盛り上げるための仕込みが成立と。
 まず、ミクラスVSケルビム。
大怪獣シリーズ(R) ウルトラセブン編「カプセル怪獣 ミクラス」【少年リック限定仕様】ウルトラマンメビウス ウルトラ怪獣シリーズ2006 09 ケルビム
 セブンが預けてくれた怪獣だから、よほど強いんだろう、と期待していたオキですが、ミクラスメビウス登場期の臆病さを発揮。期待外れ? と思いきや、レイの励ましで奮起。怪力パンチと角の破壊力で勝利をゲット。
 ええと、ケルビムはガッツ星人が操っていたんですが、メビウス劇中でもミクラスとの因縁があったわけですな。番組視聴中は気付いていませんでしたが、マケット怪獣ミクラスの対戦相手がケルビムだったと。


 次にフック星人操る再生ドラコVSゼットン星人操るテレスドン
彗星怪獣ドラコ・ソフビキットウルトラ怪獣シリーズEX テレスドンウルトラ怪獣シリーズ08 ジェロニモン
 思わず、ジェロニモンも張り付けてしまった組み合わせですが、再生ドラコの人形はないので、改造しないといけませんな。ええと、翼を引きちぎって、腕をマニュピュレーターに換装すればいい? もっとも飛べずに、腕の武器もなくなったドラコに、怪獣としての個性が成立するのかどうか不明ですが、まあ、対戦相手も、本作でザコ怪獣の名前を欲しいままにしているテレスドンですから、五分五分の戦い? 
 あ、でも、ペダン星人ダイルの操るキングジョーブラックが、ソレスタルビーイングよろしく紛争に介入してきました。ええと、世界の歪みを正すため、正義の戦士ダイルが、双方抹殺という展開に。フック星人はともかく、ゼットン星人は初登場なのに、いきなりザコ扱いで倒される、という哀れな役どころ。


 このダイル君、上司のハーラン司令官の命で、地球人のレイオニクスを倒すべく、行動することに。
 以前の戦いで、レイを認めるようになっているのですが、それでも「レイオニクスバトルを続けている真意」を聞いたり、改めて不信感を表明。
 結局は、改良強化型のキングジョーブラックで対戦することに。
超合金魂 キングジョーブラック
 でも、覚醒して強くなったレイの赤いゴモラに敗退。前作のラスボスの強化バージョンにすら勝てるレイのパワーアップぶりに燃え。
ウルトラ怪獣シリーズEX ゴモラ レイオニックバースト
 負けたことで、ダイルはレイの目指す「レイブラッド撃退→未来の変化の可能性」を信じるようになります。


 一方で、グランデさんも、レイオニクスハンターの襲撃にあいますが、彼の操るレッドキングは、あっさりキングジョーブラック2体を撃退。その強豪ぶりを見せ付けます。
ウルトラ怪獣シリーズ11 レッドキングウルトラ怪獣シリーズEX グランデ
 もう、今さらですが、赤王さんも大喜びでしょう。

第11話「ある戦士の墓標」

★登場怪獣:ゴモラ リトラ ミクラス キングジョーブラック(スカーレット含) バードン
★登場宇宙人:ペダン星人(ダイル、ハーラン司令官他) リフレクト星人

 そして、ペダン星人編の最終決戦。
 前座バトルは、リフレクト星人の操るバードンVSゴモラ
[rakuten:rakuoku:12628814:image]ウルトラマンメビウス ウルトラ怪獣シリーズ2006 04 バードン
 ええと、リフレクト星人ってのは、メビウスに登場した宇宙人で、レオ登場編の敵役。光線を反射するバリア装甲の持ち主で、レオキックと、特訓で編み出したバーニングメビウスピンキックによる合体攻撃で、ようやく撃退されたほどの大物ですが、バードンも合わせて、ザコのように始末されます。いや、厳密には星人本人は始末されていないのですが、まあ、この後登場しないので、実質始末されたのと同じようなもの。


 で、その後は、ペダン星人とのドラマチックな決着なんですが、演出は濃いものの、物語的には割と単純なんですね。
 ざっと書くと、こんな流れ。
 ダイルがレイの力と可能性を上司のハーランに報告→ハーランはレイを招きつつ、一方で他のペンドラゴンクルーを拉致・拘束→ハーランはレイの力を利用しての宇宙征服が、ペダンの上層部の決定であると宣言→仲間を人質に取られ、大量のキングジョーブラック(一体、スカーレットが混じる)を前に苦戦するレイ→ダイルの自己犠牲によって人質解放→怒りのレイの操る3大怪獣奮戦と、ペンドラゴンの封印されし武装ペダニウムランチャーの威力で、キングジョー軍団壊滅、戦いに巻き込まれたハーラン司令官の死亡、ペダン星人の撤退。


 ある意味、ウルトラセブン本編のキングジョー編のオマージュのような要素も感じます。
 誤解はあったものの、交渉による平和的解決に至るか? と見せかけて、ペダン星人の方が卑劣な裏切りを企てて、それに対して必死で戦う主人公と、秘密兵器の発動による逆転勝利。
 ペダン星の科学力を誇るハーランに対し、自分たちの科学の恐ろしさを、ダイルの取り付けたペダニウムランチャーで思い知らせるボスのセリフが印象的。元々、ペンドラゴンは、地球上の争いがなくなったために武装解除された輸送船で、ある意味、地球人は争いをしないという世界観。一方で、ペダン星人はなおも、過剰な武装を整えている、かつての地球人の姿を想起させるわけで。
 目的のためには敵対相手の抹殺も辞さないペダン星人側と、あくまで命を重んじる地球人側の立ち位置の違いも、示された話でした。それを受けて改心したダイルの、名誉ある戦士としての姿が、エンディングが流れるときに立てられた墓標と相まって、NEO第1話からの話に一つの決着がついた回と言えましょう。


 次回は、グランデとの決着、そして最後のレイブラッドとの決戦まで、熱く語れたら、と思っています。その後は、劇場版DVDの購入も考えたし。
大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE メモリアルボックス (初回限定生産) [DVD]

*1:自分が楽しむことしか考えない人は、結局、その分野に貢献するような生き方はできないと思うしね。

*2:ネット上では、しばしば増幅されがち

*3:現在の公式設定では違うみたいだけど、児童誌では一時期そういうことが語られていた。ちなみに、初代メロスの正体はゾフィー

*4:念のため、声優ネタ、と言っておく。