キバ８話感想

　この回は、ゆりママが次狼さんに衝撃の告白して幕。
　その際のセリフ回しがいいんですね。

ゆり「あんた、男の後を尾ける女は、スリか、恋する女と言ったよね」
次狼「……お前はどっちなんだ？」
ゆり「……スリ……じゃない方かも……」

　素直に、「アイ・ラブ・ユー」じゃない辺りが、トレンディードラマしていて、いい雰囲気。
　狼男との恋愛ドラマだと、ジャック・ニコルソンとミシェル・ファイファーの、この作品が好きなんですけど。

　あと、ミシェル・ファイファーだと、この作品も忘れがたい。

　……とまあ、変身要素のある恋愛ドラマはいろいろ好みです。

１９８６年

　ＢＧＭはチェッカーズの「OH!! POPSTAR」ですか。
　個人的に、チェッカーズは「星屑のステージ」が一番好きなんですが。
　あと、１９８６年の歌謡曲だと、このＣＤがまとまっているみたいですね。

　個人的には、こちらの方が、より愛着がありますけど。

　それはさておき、この回の過去編トピックは、音也が「コーヒー嫌い」と判明したこと……ではなくて、バッシャー人間体のラモン君が過去編初登場したこと。
　ゆりさんを狙って、次狼さんに止められるわけですが、おかげでピンチを救ってもらったゆりさんが次狼さんに惚れちゃって……という展開に。
　音也は、バッシャーの水鉄砲喰らって気絶。その前にコーヒー飲んで気絶……と、やたらと気絶の多い回でしたが、何を勘違いしたか、「ゆりが自分を愛するようになる」と宣言し、一人バイオリンを奏でたり……それが、ゆりの次狼さんへの告白シーンを彩るＢＧＭになるなど、道化のような演出に終始していました。

　あ、でも、音也ってセンスはいいんですよ。
　「清々しき春風の会」なんてネーミングは、元の「素晴らしき青空の会」よりも洗練されている、と感じるのはＮＯＶＡだけでしょうか？　
　もし、音也パパが「清々しき春風の会」を設立してくれるなら、ぼくは喜んで会員になります。
　あ、でも花粉を運ぶ春風は、ちっとも清々しくないなあ、クシュン、畜生め。８６年当時は、まだ花粉症じゃなかったから、その時期ならＯＫってことで。

　そして、過去編最大の問題事件。
　次狼さんによる人食いですが、直接、生肉を食っているんじゃなくて、「爪を突き刺して、浮かび上がった魂を吸う」という描写が見られました。
　でも、これ以上は、正体がバレちゃうので、控えめにしよう、と宣言しております。このまま、うやむやになっちゃうの？　キャッスルドランには誰が封印するの？　と、問題解決は先送りにされました。

２００８年

　そして、現代編の目玉は、キャッスルドラン＆相方のシュードランによる巨大戦。
　前回期待したプローンファンガイアは、水中戦に持ち込むことなく、あっさりキバに粉砕されました。しかし、その遺した生命エネルギーが執事の肉体と融合して、巨大な怪物を誕生させます。
　で、まあ巨大戦を展開したわけですが、特撮掲示板では賛否両論みたいですね。

　個人的には、ライダーが大型車両に乗り込むデンライナースタイルは、あまり好きではなかったのですが、ガンフォーム時に「龍の頭部にむき出しで操縦するスタイル」を見せてくれたことで、魂を持って行かれた次第です*1。
　で、キャッスルドランも、ライダーが乗り込むのではなく、外部から誘導するスタイルなのが気に入ってます。とどめも、ドランの放つ炎に乗ってのライダーキック*2ということで、大型メカに完全に任せっきりでない点が高評価。

　あと、前回期待した名護さんの過去話ですが、
　もう少し、ファンガイアに関係のある、父親との因縁話を予想していました。
　単なる汚職の追及だと、どうもドラマチックとは言えないような……。
　ともあれ、次回、晴れてイクサに変身するようですので、キバの邪魔をしてくれることを期待……って、あれ？　
　ええと、キバよりも先に、ファンガイアを撃退することを期待するべきですね。
　ファンガイアを無視してキバを攻撃したりしちゃ、そんな時は、「名護さん、もっとＴＰＯを考えて」とツッコみたいと思います。

*1:いや、その前に、アックスフォーム時の電車格闘戦でハマッてましたが。

*2:仮面ライダー龍騎のドラゴンライダーキックの進化形と見なしている。