1月は、あまり本を読んでいなかったんだけど、今日、購入した本を中心に、挙げておく。
マジンガーエンジェルZ
「Z」と書いて、「ツヴァイ(ドイツ語の2)」と読む。
『マジンガーエンジェル』の続編ですが、主人公は男装の女キャラ「悪馬尻菊ノ助」と、マジンガーZ初期案の「アイアンZ」。
元祖エンジェルからは、成長して保険医になった弓さやか(搭乗機体は原作版アフロダイA)と、高校生になったマリア(同じく乗機は、原作版Zに登場したビューナスA)が参戦。
1巻では、炎ジュンは登場しませんが、牧場ひかるは博士の助手として後方支援担当。
そして、敵はベガ星連合軍の円盤獣という形で、物語がスタート。
それにしても、「アイアンZ」とは、なかなかマニアックな素材ですな。
超合金魂の方では、別称の「エネルガーZ」が、永井豪デビュー40周年記念で、限定発売されたという話も聞きますし。
レトロロボットファンなら、これだけで、燃えるというもの。
さらに、「大人に成長したさやか」と「高校生に成長したマリア」とは、これまでありそうで(おそらく)オフィシャルでは描かれてなかった要素を投入。
健全なアニメヒロインファンなら、これだけで、萌えるというもの。
で、ベガ星連合軍は、「超宇宙兵器の秘密を体に隠した姫」を捜索。それが、原作ゆかりの「彼女」(ほぼネタバレ)と判明して、2巻につづく、と。
超宇宙兵器って何かなあ?
やっぱ、宇宙の王者か、それとも、もっとマニアックにコミック版の「ラーガ」を出してくるのか? 個人的には「ガッタイガー」も登場させて欲しいと思いつつ、続巻を楽しみにしています。
海外ファンタジー
今月は、ザンスの新刊が出ました。
最近は、毎年秋に出ていたのに、今回は少々遅かったので、やきもきしていました。
1月末に出る、と知ってから、楽しみにしており、ようやく本日購入。当然、まだ読んでいません。感想は、読んでからってことで。
ムアコックの「コルム」も、今月、完結編(ケルト神話元ネタの後半3部作を一冊にまとめたもの)が出ました。
ただし、旧作持っているので、購入には及ばず。
最後は、英雄としての使命を果たしたコルムが思いがけない悲劇に見舞われて、愕然とした気分で終了する*1のだけど、それで納得いかない人は、「ブラス城年代記」の完結編を読んでください。
コルムの物語の「真の結末」が見られます。まあ、結果は大差ないんだけど、こちらの方が救いがあるわけで。
昔、読んだときの感想だと、コルムの後半3部作よりは、前半3部作の方が好き。当時は、ケルト神話の元ネタをあまりよく知らなかった点も大きいですが、後半ではコルムの特徴といえる魔法アイテム『リンの眼』と『クウィルの手』が失われているため、ただの戦士になっちゃったのが、いまいちに見えました。
魔術の使えるエルリックと比較した場合、コルムは神の眼と手による召喚術を使うことで対等。エレコーゼは、転生の記憶を持つ点がアイデンティティー。ホークムーンは……何だか地味だなあ、と思ってましたが、「ブラス城年代記」の方でイリアンへの転生とか、転生戦士集結のクライマックスと、ハッピーエンドで終わる点で、お気に入り作品となっていました*2。
あ、コルムの前半3部作が良かったのは、そちらでも転生戦士集結があったからか。
ということで、コルムの派手な活躍が好みの方は、こちらをどうぞ。
噂の「アリオッホ」が出るのも、こちらです。
ファイナルファンタジー20周年
先日、書店で、こういう本を見かけたので、衝動買い。
そうかあ、これももう20年になったんだなあ、と感慨深し。
各作品紹介よりも、製作スタッフへのインタビュー記事、製作ウラ話の方に興味が惹かれました。やっぱり、「D&D」の影響を強く受けていたんだなあ、とか。
ただまあ、初期FFプレイしていた当時は、「ミスリル」といったファンタジー用語の使用を嬉しいと思う反面、『指輪物語』における「ミスリル鎖かたびら」の描写に比べて、ゲームデータではあまり強力ではなかった(序盤の強力アイテムだけど、中盤までが限界)ため、「ミスリルの再現ができていない!」とか不満を持っていましたなあ。そういう気持ちも思い出させてくれた一冊です。
で、本日、書店に行くと、こういう本も出ていた。
さすがに、2度目は衝動買いせず、『キャラクター編』という内容と、続巻のタイトルだけ確認して、購入を断念した次第。
興味あるのは、キャラクターよりもシステム面の変化なので、3巻目の『バトル編』のみ期待するようにします。まあ、後日、2巻目の『ワールド編』が出た辺りで、やっぱり欲しくなって購入するかもしれませんが。