先週分の放送の感想は結局、間に合わなかったので、
2週間分まとめて。
それにしても対照的な2話ですな。シリアスな21話と、コミカルな22話。
21話(ジャークムーンの最期)
卑怯な魔物の軍団ジャマンガの中で、一人だけ騎士道精神を貫いて浮いていたジャークムーン。レディーゴールドやリュウジンオーの登場以来、影が薄かったですが、結局、降板することに。
ということで、お亡くなり記念に画像表示と。
いやあ、ここで消えるのには惜しいぐらい格好いい……って、あれ?
こいつも違う……
これだこれ。
そもそも、ジャークムーンって、「仮面ライダーナイト」の劣化コピーと思えるデザインが特徴。キャラとしては「ウルザード」みたいに、悪だけど正々堂々……なんだけど、デザインを見るたびにトホホ感を覚えてました。
3枚目もできるドクターウォームや、狡猾かつゴージャスなデザインのレディーゴールドに比べて、キャラが薄いですし、ここで消えるのもやむなしかな、と。いろいろ可能性はあったんでしょうが、リュウケンドーの世界では物語的にも使いにくいキャラだった、と。
22話(へっぽこ3人組)
一応、ジャマンガ幹部の「ロッククリムゾン」の退場編……になるのかな?
超神ズシーンの再来とか、
ジャークムーンよりは、リュウケンドー世界にふさわしい敵役とか思って、期待していたんですが。
2クールも終わりに近づいて、敵キャラ整理の時期に来ているんでしょうね*1。
それはともかく、本話は、いかにもリュウケンドーって話で笑えました。
「敵か味方か?」「強力なライバル」という触れ込みでシリアス路線を走っていたリュウジンオー白波が、ギャグキャラに堕するという記念すべき回。
両親の死に関する事件で、SHOT憎しの感情で動いていた白波が、憎悪を晴らした19話の後、どういう位置づけに立つか……という話だったのですが、結局、互いをライバル視して張り合いつつも、客観的にやっていることは同レベル。
人前で変身できないから、とトイレの個室で変身! というのは、本話を象徴するイベント。
さらに、リュウケンドーらしいと言えば「あけぼの町」。自警団の団長を決めるための「武道大会」ということで、シリアスにライバル心をむき出しの主人公勢を他所に、いかにもほのぼのな大会。
それを邪魔しようとする魔物も、ロッククリムゾンだけ採石場に出現。武道会場に現れたのは戦闘員だけで、町の人だけで撃退されます。
華道の技で、倒れている戦闘員に花を突き刺す花屋さんには笑えました*2。最終的に彼女が大会で優勝するのも納得です。十分、笑わせてもらいましたから。
久々登場の剣二の(女性なのに)兄弟子かつ許婚さんもいい味出していますが。
その頃、町の人の知らないところで、ロッククリムゾンを誰が倒すか競争しているリュウケンドーたち3人組。しかし、町の人から見れば、変身するためにコソコソ行動、というのは逃げたようにしか見られないわけで、「へっぽこ3人組」の称号を進呈されることに。
3人組ということで、リュウジンオーも同列扱い、という象徴的な話でした。
*1:ロッククリムゾンは出番が少なかったので、幹部というよりも、強力怪人の範疇で考えるべきかも。何だか「仮面ライダーストロンガー」のデッドライオンのような扱いに思える。
*2:NOVA的には「花屋の政」なんてキャラが浮かんでしまうんですよ。