Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

妖精郷の探索開始(SWフェアリーガーデン1ー1)

名乗りゼリフ

 

GM(セイリュウ)「それでは、いよいよフェアリーガーデンの冒険を開始する」

晶華「わ〜い。これで私のカシュミーラもマッスル太郎さんみたいに伝説の冒険者になれるのね」

NOVA「いや。別にマッスル太郎は、伝説レベルには至っていないだろう」

ケイPマーク2『しかし、霧の街をソロプレイでクリアしたのは、ソード・ワールドではなかなかの偉業と評価されるのでは?』

NOVA「まあ、ヤーハッカゼッシュを倒すところまで頑張れば、伝説と言えるかもな。レベル7で霧の街を脱出するところまでは、よくいる冒険者の一人にしか過ぎん、と思う」

GM「ところで、今回のプレイでは、キャラビルドブックで新しく提示された『剣の恩寵』ルールを採用しようと思う」

晶華「剣の恩寵って?」

GM「時空魔術師、説明しろ」

NOVA「冒険の誓いを立てることで、1セッションに1回、判定ボーナスを+4できるシステムだな。あるいは他のキャラの判定に+2ボーナスを加えてもいい」

晶華「冒険の誓いって、『世界をこの手につかむ』とかそういうのでもいいの?」

NOVA「そのキャラにふさわしいものならな。お前のカシュミーラは本当にそんなキャラでいいのか? 最近、地球征服とか言い出したキャラと言えば、『汁なしタンタンメン』を思い出す特撮ファンは少なからずいるらしいぞ。俺は別に映画を見に行ってないんだが、ネット上ではにわかに人気キャラになりつつあるみたいだ。そのうち、汁なしタンタンメンのフィギュアが発売されるんじゃないか?」

晶華「鈴村健一さんの声で喋る、DX汁なしタンタンメンさんのフィギュアだったら、もしかするとヒットするかも?」

GM「タンタンメンの話など、どうでもいい。それよりも剣の恩寵ルールは、ロールプレイ支援システムであり、まずは自分のキャラにふさわしい名乗りゼリフを宣言するところから始まるのだ」

晶華「ああ、名乗りゼリフね。私の場合は、空の力を想いに変えて、灯せ平和の青信号。花粉SHOWガール、ショーカ・ブルー・スタンド、ここに見参。スギ花粉の力で涙目浄化OKね!』って感じかしら」 

NOVA「最近は使ってないから、ほぼ死に設定なんだけどな。俺の意思を宿した眼鏡、ブルーアイズを翔花ないし晶華が装着して初めて成立するフォームがブルー・スタンドなんだが、翔花が俺といる場面が少なくなっているし、お前はお前でバトルシーンが少ない日常キャラだし、ブルー・スタンドを必要とする局面がほぼないのが現状だ」

晶華「というか、TRPGでブルー・スタンドは再現できないでしょ?」

NOVA「システムによってはできなくもないんだが、ソード・ワールドだと難しそうだな。とにかく、プレイヤーではなく、キャラとして名乗りゼリフを挙げてみろよ」

晶華「先にNOVAちゃんが例を示して」

NOVA→サイバ「では、俺から行くぞ。『ぼくの名前はサイバ☆リオン。文豪にして魔法使い。物語の運命はぼくが決める』ということで、運命という言葉を恩寵のキーワードにしようと思う。『運命を変えてみせる』とか『この一撃に運命をかける』とか、そんな感じの発言をしたらボーナスがもらえる感じで」

GM「いいだろう。サイバ☆リオンの口癖は『運命』ということだな。了承した」

晶華「なるほど、そういう感じでいいのね。だったら、次、KPちゃん」

ケイP『私が先でございますか?』

晶華「だって、KPちゃん、影が薄いから、話を振ってあげないと、黙ったままだもん」

ケイP→マークス「お気遣い、感謝します。では、『私は忠義の騎士にして元船長のキャプテン・マークス。お嬢さまのために精進します』ということで、キーワードは『お嬢さま』あるいは『エマ・ショーカさま』にしようかな」

GM「冒険仲間のためでなく、NPCのためということだな」

マークス「心の中は『お嬢さま』でいっぱいなので、仲間を助けるときにも『お嬢さまを救うには、あなたの力が必要ですからね』とわざわざ宣言するのですよ」

晶華「仲間を助けるときに、『勘違いしないでよね。これはお嬢さまのためだから仕方なく、なんだからね』と言っちゃうキャラね。こういうのはツンデレって言うのかしら?」

サイバ「たまにいるよな。何かと堅苦しくツンケンしているけど、『主君が命令するので、仕方なく協力してやる』ってキャラが。でも、主君が自分よりも誰かを重用すると、途端に嫉妬心に支配されるとか、この系統かな」


スーパーロボット大戦UX 零影 All Attacks

マークス「声優・堀内賢雄さんだったら、イルボラ以外にマシュマー・セロとか、ジャミルニートみたいな艦長兼パイロットキャラがいますね」

サイバ「そっちをイメージしているのか。てっきり、キラメイの魔進マッハの方向性かと思ったんだけどな」

マークス「何にせよ、イケメンボイスで頑張ります」

サイバ「リプレイは文字だけだから、イケボかどうかは発言次第で、読者が判断することだからな。せいぜい頑張れ」

GM「では、最後に花粉症ガールの番だ」

晶華→ミリィ「は〜い。あたしはカシュミーラ・ミルモワール。愛称はミリィになりました。天才妖精剣士で、希望の光を胸に抱いています……ということで、キーワードは『希望』または『光』でいくわ。『あたしが妖精郷の希望になる。だから、あなたはそのための糧となりなさい。邪魔しようというなら……お願い、今すぐ消えて光になれ』って感じ?」

サイバ「それは、本当に希望なのか? 何だか身勝手な『野望』『欲望』というイメージなんだが」

ミリィ「がんばれいわの希望って、こんな感じじゃないの? 世界を見たいという人の夢が、AI少女にとっては世界征服の夢につながって暴走したみたいだし。希望と野望は紙一重なのが令和じゃないのかしら」

サイバ「いやいや、そんな物語は美しくない。令和の運命は、ぼくが書き換えて、真の希望を紡ぎ上げたいよ」

 

GM「ヒロインが暴走するところに不安を感じなくもないが、魔術師と騎士が抑え役として振る舞うことに期待するとしよう。では、名乗りも終わったので、最初のミッションを決めるがいい。それと、当リプレイでは1セッションの基準が分かりにくいので、剣の恩寵は『1部に1回のみ使える』とする」

サイバ「1部は大体6〜10記事以内を意図しているってことで」

 

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スパクロ24章(後半)とサーバインその他の話

フェアリーガーデンの幕間

 

NOVA「お盆休み期間に入った」

晶華「いよいよ、妖精郷の冒険が本格的にスタートね」

NOVA「その前に、スパクロ話をしておこう。とうとう24章が終了したタイミングだからな」

晶華「24章の前半は、シーちゃんとリウ君が先月話していたわね」

NOVA「うむ。表ストーリーは、強敵ワクカガたちを倒したと思ったら、時空に何やら乱れが生じて続いたわけだ。一方、裏ストーリーのソリス編は、遺跡調査チームのソリスが軍事産業派に乗っ取られてオリーブたちが逃避行を余儀なくされたところまで展開された」

ケイPマーク2『おいらはスパクロのことがよく分かっていないので、マスターとミストレスの話を聞きながら、学習するでッピよ』

NOVA「ああ。1号機の回収がいつになるか分からない以上は、お前にも担当してもらわないといけない時が来るかも知れないからな。備えあれば憂いなしって奴だ」

ハイラス「機械のことは、私にはよく分からないでござるよ」

NOVA「お前には、スパロボ話を期待していない。だけど、まあ、生物的なオーラバトラーぐらいは知っていてもいいかもな。出渕さん絡みで、ロードスに通じる世界観でもあるわけだし」 

リミテッドモデル 聖戦士ダンバイン サーバイン

リミテッドモデル 聖戦士ダンバイン サーバイン

  • 発売日: 2006/08/27
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

晶華「サーバインは、確かDDの1章パート8で新規登場したのよね」

NOVA「今度のイベントで、ゲッターロボが麻雀と絡む『ゲッターロボ牌』とか、ダイナミックオリジナルの『ゲッターロボノワール』なんてものが登場するスパクロに比べると、DDは話題として新鮮味が薄いとは思うが、それでもサーバインはまだ、おおっと感じさせる機体ではある」


[スパロボDD]サーバイン & シルキー(サブ) 全武装


| スーパーロボット大戦T | サーバイン | 全武装 |


Super Robot Wars Compact 3 - Sirbine All Attacks (English Subtitle)

 

NOVA「元々、サーバインは第4次スパロボ(1995)の隠し機体として登場したOVAダンバインの主役機なんだが、長らく主役のシオンが登場しない状況が続いたわけだ」

晶華「ダンバインの主役のショウ・ザマさんが、700年後のバイストン・ウェルに転生したのがシオン・ザバさん。だから、2人が同時に登場することは時間軸的にあり得ないと思われていたのね」

NOVA「だけど、COMPACT3(2003)で初めてシオンが登場し、OVAダンバインのストーリーも語られたわけだ。スパロボにおけるサーバインは、ショウの乗る隠し機体としての扱いが大きいが、ショウがビルバインに乗るか、サーバインに乗るかは結構悩ましいわけで」

晶華「ビルバインは射撃武装も充実しているけど、サーバインは接近戦武器しか持たないので射程が短い。性能が優れているのはサーバインだけど、反撃戦法だと使い勝手が悪いってことね」

NOVA「それでも、64とかαシリーズとかサーバインが隠し機体として登場する作品はそれなりにあって、文字どおり隠れた人気機体となっていた。しかし、COMPACT3以降はしばらく鳴りを潜め、久々に登場したのは2013年配信開始のOEのDLC追加ユニットということになる。その後は2015年のBX、2018年のX、2019年のTで登場。そして2019年9月にスパクロでもイベント参戦した。

「ただし、シオンが定期的に登場するようになったのは、T以降、この2年の間。サーバインはレアな隠しユニットだけど、シオンはさらにスーパーレアなキャラ扱いということなんだな。お供の妖精シルキー・マウの方がスパロボ出演回数は圧倒的に多いという」


【PS4】スーパーロボット大戦X サーバイン全武装

晶華「ええと、シオンさんはCOMPACT3、T、スパクロ、そして今回のDDの4作ってことね。シルキーさんは?」

NOVA「それらに加えて、第4次、64、COMPACT2(3部作)、Xで出てくるから、C2を1つとまとめてもシオンの倍は出ていることになる。なお、声付きシルキーはXが初ということになるな」

晶華「それにしても、フェアリーガーデンを始めたタイミングで、妖精さんの話をするなんて、タイミングがいいわね」

NOVA「OVAダンバインは、とりわけキャラデザインがロードスしてるからなあ。ソード・ワールドの妖精とも相性ピッタリだと思う」


ロードス島戦記 - 風のファンタジア

 

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妖精郷の探索準備(SWフェアリーガーデン0ー5)

改めて買い物タイム

 

ハイラス「今回で、妖精郷探索のプロローグが終了でござ〜る」

NOVA「あれ、ハイラス。ゴジラ様は?」

ハイラス「『ストーリー序章は大体終わった。残りの買い物はプレイヤーだけでも問題なくできるだろう。時空魔術師よ、後は任せた。わしは寝る』とのこと」

NOVA「サブマスターに任せて、放置プレイかよ。仕方ない王さまだな」

晶華「じゃあ、自由に買い物をすればいいわけね」

ハイラス「念のため、私がお目付役を務めるでござるよ。プレイヤー同士で共謀して、ズルをしないように」

NOVA「ズルなんてするかよ。ルールの運用ミスはたまにあるとしても、金の管理はしっかりするのが、真っ当な社会のルールってもんだ。とりあえず、みんな所持金を申告してもらおうか」

晶華「私のカシュミーラは105ガメルよ」

ケイP『おらのキャプテンは、450ガメルだッピ』

NOVA「ケイPはとりあえず、冒険者セット100ガメルと、マギスフィア(小)の200ガメルを減らして、残り150ガメルにしておけ」

ケイP『仕方ないッピね』

NOVA「そして、俺のサイバは740ガメル」

晶華「何で、そんなに余っているのよ。ズルい」

NOVA「ズルくない! だって、ロングボウ170ガメルに、ソフトレザー150ガメル、発動体の指輪100ガメル、それに矢筒20ガメルが2セット。これで460ガメルで、初期の所持金1200ガメルから引いて、740ガメル。計算は合っているはずだ」

晶華「NOVAちゃん、冒険者セット100ガメルを忘れているわ」

NOVA「うお、確かに。すると残り640ガメルか」

ケイP『さらにマスター。矢筒は入れ物で、中身の矢が別売りだッピ。矢の分を、さらに20ガメル分減らすッピ』

NOVA「……ということで、所持金620ガメルが正解だったようだ。ケアレスミスを反省しよう」

晶華「それでも、おかしいわね。武装代が高い戦士のケイPちゃんと違って、私は大して高い買い物をしていないはずなのに、所持金が少なすぎる」

NOVA「特殊な買い物は、アウェイクポーションと妖精使いの宝石ぐらいか」

晶華「アウェイクポーションが500ガメルくらいするのかと思ったら、100ガメルだけだし。宝石も4点セットで200ガメル」

NOVA「すると冒険者セットを足して、400ガメル。武装で700ガメルぐらい使っている計算になるが、ナイフ一本とクロースアーマーでそんなに高いはずがないもんな。どんな計算をしたんだ?」

晶華「ええと、キャラビルドブックでの装備品リストに895ガメルって……」

NOVA「それは装備の値段じゃなくて、買った後の残り所持金だ」

晶華「え? だったら、私の残り所持金は?」

NOVA「宝石200ガメルを引いた695ガメルが正解だ」

晶華「わ〜い。過払金が戻ってきて、得した気分ね。一番金持ちになったよ」

NOVA「冒険を本格的に始める前に、ミスに気付いて良かったぜ。ケアレスミスを陳謝しつつ」

 

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Youは何しに妖精郷へ?(SWフェアリーガーデン0ー4)

前置き:2.5モンスター本について

 

NOVA「秋発売のサプリメント・タイトルが『モンストラスロアー』になったらしい」

セイリュウ「おお、『怪獣の吠え声』か。良きタイトルよ」

NOVA「まあ、ロアーをRoarと普通に解釈したらそうなんですけど、Loreのダブルミーニングかもしれません。その場合は『魔物の伝承本』になりますので、どっちにしてもワクワク物なんですけどね」

セイリュウ「お主のモンスター好きは話に聞いておったが、筋金入りみたいだな」

NOVA「ええ、怪獣図鑑と共に育った男ですからねえ。ヒーローもロボットも大事だけど、原点は怪獣なんです。2.0のモンスター本のタイトルは『バルバロステイルズ』(BT)で蛮族推しでしたが、今回はもっと幅広く、モンスター全般になる模様」

セイリュウ「BTがどういう本か見せてくれ」

NOVA「おお、ゴジラ様も興味がおありですか。はい、どうぞ」

セイリュウGMをするにも予習は必要だろう。わしは息子の教育熱心な父親だし、必要とあれば、自らも修行を怠らない。対メカゴジラ戦で雷に打たれる修行を思いついたときは、対キングコング戦が頭をよぎってな」

NOVA「その話は、よく知ってますよ。今年も本当なら、ゴジラ様とコングさんのキング争奪戦が見られるとワクワクしていたのですが、コロナのせいで延期になったことが悔しくて」

セイリュウ「まあ、鋭意制作中なので気長に待て。Godzilla shall return.ということで」


ゴジラ キングオブモンスターズ MAD メインテーマ曲 Godzilla: King of the Monsters AMV

 

セイリュウ「それはともかく、BTだと蛮族PCを作れるのが一つの目玉だったのだな。剣の折れた(竜化できない)ドレイク、ダークトロール、ラミア、ライカンスロープコボルドといった異種族になれる」

NOVA「ええ。その後もサプリメントでいろいろ追加された挙句、『バルバロスブック』でまとめられました。半吸血鬼のラルヴァ、PC用に弱体化した不具蛮族のウィークリング、魔神似のバルカン、闇に堕ちたダークドワーフ、そして『バルバロスブック』で新規に追加されたのが魔剣所持のドレイク、バジリスクケンタウロスリザードマン。SW2.0では、本来、敵キャラとして設定された蛮族キャラで冒険することも可能だったわけですね」

 

セイリュウ「2.5では、まだ蛮族PCは解放されていないな」

NOVA「ええ。秋のモンスター本で解禁されるのかどうか。それにしても、アルフレイムでは今のところ、ラミアが存在しないみたいですね。テラスティアにいる一部の種族が、アルフレイムにはいないのですが、今度のサプリでラミアが復活するかが気掛かりです。それはそうと、蛮族関連にスポットを当てたのが、マッスル太郎の続編予定のミストグレイヴですが……」

セイリュウ「その話は、コンパーニュでやった方がいいのではないか。こちらではまず、フェアリーガーデンに集中すべきだろう」

NOVA「ええ。でも、これだけは言わせて下さい。8月発売予定だった清松さんのリプレイ本が9月に延期されたのが残念だと」

セイリュウ「まあ、気長に待て。我らは我らで、今できること、為すべきことを為せばいい」

 

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ようこそ妖精郷へ(SWフェアリーガーデン0ー3)

パーティー結成

 

ハイラス「それでは、ここからGMをセイリュウ殿にバトンタッチして、正式にプレイを始めるでござ〜る」

NOVA「一応、第0部は序章ということで、冒険の導入部までの予定だ」

GM(セイリュウ)「よし、準備はできたようだな。では、プレイヤー1から順に自己紹介してくれ」

NOVA「ああ、GM様。一応、これまでは目立たせるため、青字表記してきたけど、今後は普通に行くから。いちいち色を変えるのも手間なので」

GM「うむ。良きにはからえ」

カシュミーラ(晶華)「では、プレイヤー1=主役ということで私から行きます。あ、一人称はあたしで行くから。あたしは大妖精使いの娘で、カシュミーラ・ミルモワール。略して、カシューとかカーラとかにしようとしたら、NOVAちゃんに止められたので、ミーラで行きます」

NOVA「ミラ、もしくはミリィの方が良くないか。ミーラだと、やはり、こういうのを連想してしまう」

ミリィ「じゃあ、これで。ええと、自分を天才と考えている自信過剰娘で、異世界への冒険譚にハマりながら、いつか冒険の旅に出たいと思ってました。夢は『ロードス島戦記』に登場するディードリットさんみたいな、伝説に残るエルフになること」

NOVA「ああ、その『ロードス島戦記』なんだけど、さすがにそのままはまずいので、アレンジしよう。うちのキャラのご先祖、ミッドウーノ☆リオン様の書いた『リオン戦記』というタイトルで、ロードスと似たような物語がラクシアにも伝わっているという設定を考えた」

GM「ミッドウーノって、もしかして旧ソード・ワールドの世界創造の御仁のことか?」

NOVA「当リプレイはあくまでフィクションなので、現実の人名には関係がございません。まあ、公式にはできないファンとしてのお遊びと思っていただければ。なお、『リオン戦記』の元ネタは新ライダーのセイバーに登場する『ライオン戦記』由来とも言っておく」

ミリィ「まだ、番組が始まってもいないのに……」

GM「ともかく、ミッドウーノ☆リオンという御仁の書いた『リオン戦記』に、カシュミーラ、愛称ミリィというエルフの娘がハマっていて、同じような冒険の旅に出たいと思っているのだな」

ミリィ「そうなの。そこに現れたのが、NOVAちゃんのキャラね」

サイバ(NOVA)「では、引き続いて俺だ。あ、キャラの1人称はぼくだけど、時々、素の俺が混じるかもしれない。ナンパモードの時はぼくで、ハードボイルドに決めたい時は俺口調に変わるかな。基本は、ぼくということで、ぼくはサイバ☆リオン。☆表記は、ご先祖にあやかったペンネーム。ご先祖は稀代の魔法使いで、冒険の末に☆を見つけて、その自伝を架空世界風味にアレンジした小説『リオン戦記』とか『クリスタリア伝説』とかでラクシア世界に異世界冒険ファンタジーブームを引き起こした有名人。一応、魔動機文明時代の人で、リオン家はその末裔で、代々優秀な魔法使いを輩出している家柄。その子孫で自分もご先祖さまにあやかりたいと考えている軽薄な若者が、ぼくなのさ」

GM「よくもまあ、いろいろな元ネタを混じえるものよ、と半分呆れ、半分感心している」

サイバ「プレイヤーのちょっとした芸ですな。で、サイバはご先祖の冒険を研究していて、各地を旅しようと決めて、とあるエルフの森を訪れた際に、同じように『リオン戦記』のファンである娘と出会い、意気投合したわけだ」

ミリィ「え? あなたがこの小説の作者リオン様のご子孫なのですか? 嘘?」

サイバ「嘘じゃないさ。ぼくもミッドウーノ様みたいな冒険がしたくて、そして素晴らしい小説が書きたくて、旅の最中なんだよ。この森に入ったのも取材の一環でね」

ミリィ「凄い。これぞまさに天の配剤。やはり、天才のあたしには運命も味方するのね。その旅にはあたしも同行するわ。あなたが本当に英雄リオン様の名を受け継ぐに値するか、このあたしが見極めてあげる」

サイバ「おお、森に入ったら、エルフの娘が同行を申し出た。これぞ運命に違いない。よし、ラクシアの平和はぼくが……守れたらいいなあ」

GM「つまり、思いきりメタフィクションで行くということだな」

サイバ「だけど、ぼくたちのパーティーには壁役の戦士がいない。そこでピンチになったところを、一人のルーンフォークが助けてくれたんだ」

マークス(ケイP2)「キャプテン・マークスです。海に投げ出されて行方不明になったお嬢さまを探して旅している元船乗り。その旅の途中で、危なっかしい旅人2人に出会って、彼らの珍道中に巻き込まれてしまいました」

サイバ「そうか。海に消えたお嬢さまを探して、旅しているのか」

ミリィ「それって、どこかの異世界に飛ばされちゃったってことはない?」

マークス「異世界ってどこなんですか?」

サイバ「確かに、異世界転生ものは最近の流行だからなあ。海に落ちて気が付いたら、海と大地のはざまにある世界で聖戦士として祭り上げられて、妖精をお供に戦う物語を知っている。もしかすると、君のお嬢さまもオーラロードを通って、彼方の地で戦っているかもしれないよ」

マークス「う〜む、そんな不思議な話があるのですか」

ミリィ「あるのよ。あたしたちは、その不思議を求めて旅している最中。だから、あなたもお嬢さまを探しているのだったら、あたしたちの旅に付いて来た方がいいわよ。あたしたちには頼れる戦士が必要だし、あなたには導き手が必要。リオン様は世界各地の物語に通暁し、運命に導かれているお方なので、きっとあなたの探索行にも力になってくれるはず。そう、円卓の騎士を導く魔法使いのように……と目をキラキラさせて説得します」

マークス「その姿に、お嬢さまと同じ無邪気さ、真っ直ぐさを感じて、疲れた心が癒されます。確かに、当てもなくさすらうよりも、噂話や伝承に詳しそうなお二人に付いて行く方がいいのかもしれませんね」

サイバ「頼むぞ、キャプテン。ぼくたちには君のような戦士が必要だ……ということで、3人で旅を続けているわけです」

 

GM「そんなお前たち3人は今、薄桃色のもやに包まれている」

サイバ「何だ、これは? もしや、運命の導きか?」

GM「ふいに、風が吹いた。風はあっという間にもやを吹き飛ばし、一気に視界が開けた。そこはとても美しい広大な湖のほとりだ」

マークス「湖ですか。さっきまでは存在しなかったんですよね」

GM「そうだ。明らかに空間を転移した直後のような違和感、異なる風景に直面した驚きを感じる。まるで空の青を映しとったかのような、青く澄んだ湖面。水面すれすれを白い鳥が飛んでいる。高く、険しく、切り立った断崖が、まるで大神の手のひらのように湖を包み、その上からは幾筋もの滝がゴオゴオという音を響かせながら、絶え間なく流れ落ちている。断崖に囲まれた湖の唯一の岸辺に、お前たちは立っているわけだ」

ミリィ「来たわね、とうとう。あたしの希望と栄光を彩る、シャイニーでワンダーな異世界が」

GM「そう。これこそ妖精郷。お前たちが探索すべきフェアリーガーデンだ」

フェアリーガーデン  ソードワールド2.0サプリメント  ―妖精たちの空中庭園―

 

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妖精郷の冒険仲間(SWフェアリーガーデン0ー2)

ケイPマーク2の決意

 

ケイPマーク2『マスターNOVA、おら海賊王になる🏴‍☠️』

NOVA「はっ? 突然、何を言い出すんだか」

ケイP『突然じゃないだッピ。イチロー兄さんはアクティブなキャラとして目立っているけど、おらはどうも押しが弱くて、あまり活躍していない。新・屋久島編でも翔花ママのサポートができず、クリスマスパーティーの裏でも粉杉ノヴァ彦に太刀打ちできず、みすみす翔花ママを行方不明にさせてしまった。おまけに、翔花ママがコロナ退治にお供として連れて行ったのは、おらではなくイチロー兄さんの方だッピ。このままでは、ダメアシモンでしかない。もっと変わらないとって、強く願うッピよ』

NOVA「なるほど、お前は元々、ケンカっ早い1号機の代わりに、翔花のサポート役を任されたんだったな。思い込んだら一心不乱なところのある翔花をサポートするのは、慎重かつ状況判断能力に優れたマーク2の方が向いていると考えたが、いまいち損な役回りに甘んじてきたわけか。しかし、どうして海賊王なんだ?」

ケイP『ドクター・ウルシェードの教えだッピ。「男は果てしない大海原にロマンを燃やして、未知への航海に胸高鳴らせるべきだ。宇宙の海は俺のもの、地球の海も俺のもの。これだけの気概を持って突き進め。派手に、豪快に暴れまくり、キラッと輝こうぜ。欲しいものはこの手でつかみ取れ」とのこと。おらは、その言葉に感じ入ったッピ』

NOVA「大体、分かった。しかし、ソード・ワールドに海賊なるキャラクタークラスはないからなあ。それっぽいキャラを作ろうと思えば、一般技能で水夫(セイラー)とか航海士(ナビゲーター)でも習得するか」

ケイP『一般技能に海賊(パイレーツ)はないだッピか?』

NOVA「海賊のどこが一般職なんだよ。まあ、一般技能はどちらかと言えば、フレーバールールに近くて、GMが許可すれば新しい技能を設定してもいいからな。基本ルールの生まれ表にも、キャラビルドブックにも海賊という項目はないが、船乗りとして修行したとか、海賊の物語に憧れて、とか、そういう設定を語ることは自由だ。問題は、フェアリーガーデンで海賊という要素が活かせるかどうかだな」

ケイP『何にせよ、キャラはすでに作成済みだッピよ。おらはこのキャラを使う』

whitenova.hateblo.jp

NOVA「って、2年前にコンパーニュで行われた『SWバトル遊戯』のキャラじゃないか」

ケイP『ええ、その後、使う機会がなかったキャラをこの度、アレンジして使いたいと思います。もちろん、経歴などの背景は改めてフェアリーガーデン用に決め直して』

NOVA「1回成長しているんだが?」

ケイP『1回ぐらい別に構わないじゃないですか。そこはマスターNOVAの方で、GMに取りなしてもらって下さい』

NOVA「自分のキャラだろう。自分でゴジラ様にお願いしろよ」

 

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妖精郷の冒険者(SWフェアリーガーデン0ー1)

キャラクターの準備を始めます

 

ハイラス「それでは、フェアリーガーデンのためのキャラクターを準備するでござ〜る」

NOVA「おい、ハイラス。ゴジラ様はどうしたんだ?」

ハイラス「セイリュウ殿には、必要な時まで休んでもらっているでござ〜る。何でもNOVA殿の際限ない寄り道話に付き合うのは疲れるとおっしゃられてな」

晶華「凄いよ、NOVAちゃん。あの怪獣王さんを疲れさせて、撤退させるなんて。さすがは言霊魔術師ね。言葉の通じる相手には向かうところ敵なしじゃない?」

NOVA「いや、それ程でもないんだが。まあ、いい。俺もゴジラ様と共に暮らす日常生活というのは、想像が付かないからな。ある程度は距離をとった関係で、必要な時だけ協力し合うというのが大人の社交というものだろう。俺には俺の、ゴジラ様にはゴジラ様の世界があり、時に交わることがあったとしても、常にベタベタ引っ付く関係でもないということだ」

晶華「だったら、普段はドルイ道おじさんでいて、ここぞというところでセイリュウさんを召喚して、GM役をしてもらうということね」

NOVA「まるで、仮面ライダー電王の良太郎と、イマジンの関係みたいだな。あるいは、ハルキとZ様みたいなものか。そう考えると、ゴジラ様の名前もご唱和したくなるわけで」

ハイラス「うむ。この私がこの世界の文字を読むことができれば、わざわざセイリュウ殿の神魂をわずらわせる必要もないのでござるが」

NOVA「ところで、念のために聞くが、ゴジラ様の方は人間の文字が読めるのか?」

ハイラス「それについては、昔、NOVA殿がゴジラに関してD&Dのルールに基づき、こういう記事を書いたはず 」

NOVA「おお、海外のD&Dファンが個人的にゴジラのデータを作って、ネットで挙げていたんだな。そのデータによると『ゴジラの知力は8だから、簡単な言葉を書くことができる』とある。言語はなしだけど、昭和のゴジラは喋っていたし、ギャレゴジの後のKOM版ゴジラも他の怪獣を従える王になっていたから、怪獣語ぐらいは喋れると解釈できる。そもそも、うちのブログ時空で、ラドンも、ガメラも、キングシーサーの子も普通に会話してるし、公式でもミニラとかは普通に人間とコミュニケーションしてるわけで、だったら、ゴジラ様がTRPGをしても何の問題もないよなあ」

ケイP『ここではドゴラだって喋れるんだし、令和の時代は、汁なしタンタンメンだって魔進ファイヤやリュウタロスの声で喋るらしいんだから、ゴジラ様がTRPGゲームマスターをしても何の問題もないのでしょう』

NOVA「ああ、俺もさすがに汁なしタンタンメンとTRPGをしようとは思わないが、世間でそれが許されるんだったら、ゴジラ様がサイコロを振っても問題ナッシング。なあに、かつてはシェーをしたり、いろいろな芸を見せてくれたゴジラ様だから、TRPGだって許容範囲だろう」

晶華「ところで、ゴジラさんみたいな怪獣をプレイできるTRPGってないの?」

NOVA「等身大に近い妖怪やモンスターをプレイできるゲームはあるが、東宝怪獣みたいな巨大モンスターだとゲームバランスの問題があるからな。せいぜい、人間キャラクターが召喚できるモンスターという位置づけだろう。トレーディングカードゲームや、バトルメインのシミュレーションゲーム、それにアクションゲームなら該当作もあるんだけどな」

ゴジラ-GODZILLA-VS - PS4

ゴジラ-GODZILLA-VS - PS4

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NOVA「なお、昔、バンダイのボードシミュレーションゲームで、『ウルトラマン』や『モスラ対ゴジラ』という作品が出ていて、中学時代の親友が持っていたのをよく遊ばせてもらったりしたんだが」

NOVA「他には、巨大ロボットで巨大怪獣と戦ったりするような、Z様とかパシフィック・リムみたいな世界観のTRPGなら、ありかもな」

怪獣撃滅ロボットTRPG フロストギガース

怪獣撃滅ロボットTRPG フロストギガース

 

晶華「ストーリーゲーム的には、自分が怪獣になって暴れるよりも、暴れる怪獣を倒す人間やヒーロー側の物語の方が作りやすいってことね」

NOVA「まあ、『君たちは、島で平和に暮らしている怪獣です。そこに悪い人間がやって来て、卵を奪って行きました。君たちは卵を取り返すために、恐ろしい人間の攻撃に対抗して、覚醒進化しないといけません』ってゲームとか、『君たちの島に、宇宙から悪い宇宙人と手先の宇宙怪獣が現れました。君たちの仲間も宇宙人に操られて、人間の街を襲っています。君たちは地球人と協力し、仲間を正気に戻し、悪い宇宙人の侵略から地球を守るために戦おうと決意しました』ってゲームとか、考えられなくはないけどな。しかし、個人的には怪獣ものって、TRPGよりもボードゲームのネタとして興味があるんだ」

ボルカルス (Kaiju on the Earth)

ボルカルス (Kaiju on the Earth)

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アークライト レヴィアス (Kaiju on the Earth)

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  • 発売日: 2020/07/23
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

晶華「って、NOVAちゃん、今回の記事の目的は、怪獣ゲームの紹介じゃないでしょ。私たちは、行方不明になったお姉ちゃんを探すために、妖精郷の探索をしないといけないんだから」

NOVA「あ、ああ、そうだな。まずは、お前のカシュミーラを完成させようぜ」

 

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