Shiny NOVA&晶華のNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガールというオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

Youは何しに妖精郷へ?(SWフェアリーガーデン0ー4)

前置き:2.5モンスター本について

 

NOVA「秋発売のサプリメント・タイトルが『モンストラスロアー』になったらしい」

セイリュウ「おお、『怪獣の吠え声』か。良きタイトルよ」

NOVA「まあ、ロアーをRoarと普通に解釈したらそうなんですけど、Loreのダブルミーニングかもしれません。その場合は『魔物の伝承本』になりますので、どっちにしてもワクワク物なんですけどね」

セイリュウ「お主のモンスター好きは話に聞いておったが、筋金入りみたいだな」

NOVA「ええ、怪獣図鑑と共に育った男ですからねえ。ヒーローもロボットも大事だけど、原点は怪獣なんです。2.0のモンスター本のタイトルは『バルバロステイルズ』(BT)で蛮族推しでしたが、今回はもっと幅広く、モンスター全般になる模様」

セイリュウ「BTがどういう本か見せてくれ」

NOVA「おお、ゴジラ様も興味がおありですか。はい、どうぞ」

セイリュウGMをするにも予習は必要だろう。わしは息子の教育熱心な父親だし、必要とあれば、自らも修行を怠らない。対メカゴジラ戦で雷に打たれる修行を思いついたときは、対キングコング戦が頭をよぎってな」

NOVA「その話は、よく知ってますよ。今年も本当なら、ゴジラ様とコングさんのキング争奪戦が見られるとワクワクしていたのですが、コロナのせいで延期になったことが悔しくて」

セイリュウ「まあ、鋭意制作中なので気長に待て。Godzilla shall return.ということで」


ゴジラ キングオブモンスターズ MAD メインテーマ曲 Godzilla: King of the Monsters AMV

 

セイリュウ「それはともかく、BTだと蛮族PCを作れるのが一つの目玉だったのだな。剣の折れた(竜化できない)ドレイク、ダークトロール、ラミア、ライカンスロープコボルドといった異種族になれる」

NOVA「ええ。その後もサプリメントでいろいろ追加された挙句、『バルバロスブック』でまとめられました。半吸血鬼のラルヴァ、PC用に弱体化した不具蛮族のウィークリング、魔神似のバルカン、闇に堕ちたダークドワーフ、そして『バルバロスブック』で新規に追加されたのが魔剣所持のドレイク、バジリスクケンタウロスリザードマン。SW2.0では、本来、敵キャラとして設定された蛮族キャラで冒険することも可能だったわけですね」

 

セイリュウ「2.5では、まだ蛮族PCは解放されていないな」

NOVA「ええ。秋のモンスター本で解禁されるのかどうか。それにしても、アルフレイムでは今のところ、ラミアが存在しないみたいですね。テラスティアにいる一部の種族が、アルフレイムにはいないのですが、今度のサプリでラミアが復活するかが気掛かりです。それはそうと、蛮族関連にスポットを当てたのが、マッスル太郎の続編予定のミストグレイヴですが……」

セイリュウ「その話は、コンパーニュでやった方がいいのではないか。こちらではまず、フェアリーガーデンに集中すべきだろう」

NOVA「ええ。でも、これだけは言わせて下さい。8月発売予定だった清松さんのリプレイ本が9月に延期されたのが残念だと」

セイリュウ「まあ、気長に待て。我らは我らで、今できること、為すべきことを為せばいい」

 

3つの導入

 

GM(セイリュウ)「前回、猫妖精ケットシーのグラタンが妖精郷に転移したお前たち3人を、拠点である〈七色猫のおもてなし亭〉に招き入れ、お茶を飲みながら冒険の目的を尋ねたところからの続きだ」

マークス(ケイP)「実は……」

GM「まあ、待て。本来なら、ここでダイスを振って、3つある冒険の目的のどれを選ぶか決めることになる。だがしかし、今回のキャンペーンでは、お前たち3人がそれぞれ1つずつの目的を持つという形にしようと思う。つまり、全ての目的を採用だ」

サイバ(NOVA)「何と、それは大胆な改編ですな。さすがはゴジラ様」

GM「大したことはない。本来なら、冒険にヴァリエーションを持たせるための3つの導入だろうが、逆に言えば、個々の目的を達成するだけだと、いろいろ中途半端な物語にしかならん。やるなら、ドーンと全部を明かすぐらいがいいだろう。ネタバレが問題になりそうな発売当時ならともかく、10周年を飾る懐かしい冒険であるなら、こんな話もあるよってことをできるだけ見せた方がいい、という判断だ」

ミリィ(晶華)「でも、それでGMをうまくできるわけ?」

GM「大丈夫だ。困ったときは、時空魔術師が考えてくれよう」

ミリィ「ああ、それなら安心ね」

サイバ(NOVA)「おい。つまり、ゴジラ様は豪快な判断だけを提示して、細かい苦労は俺に振るってことなんですか」

GMゴジラって、そういうもんだろう?」

サイバ(NOVA)「いや、確かに『細かいことをあれこれ思い悩む緻密なゴジラ』ってのは考え難いですけどね。でも、裏方でメイキングする人たちは、熟練の職人技で細かいことをいろいろやってのけてるんですよ」

GM「だから、その栄えある役目をお前に任せようというのだ、時空魔術師よ。王は決断する。その決断を実現させるための策を考えるのが、宮廷魔術師の仕事ではないか」

サイバ(NOVA)「つまり、ゴジラ様の無茶振りをリプレイにまとめるのが俺の仕事ってことですね」

 

GM「納得したなら、話を続けるぞ。まず、導入1は『妖精郷の財宝を手に入れろ』だ」

ミリィ「お宝! それはシャイニーでワンダーな話ね」

GM「うむ。妖精郷には数々の伝説的なお宝があるそうだが、その中でも〈妖精王の冠〉は、あらゆる妖精を従える魔力を持つ至宝とのことだ。文字どおり妖精郷の支配者にだってなれる。〈妖精王の冠〉をゲットするのが、導入1の目的だ」

ミリィ「決めたわ。あたし、妖精女王になる。天才たるあたしこそが、この世界の支配者になるにふさわしい。そうよ、世界をこの手に」

サイバ「お前、俺のブログのタイトルを乗っ取るだけでなく、妖精郷にまで手を伸ばすというのか」

ミリィ(晶華)「うん。これで『花粉症ガール・Shiny晶華のフェアリーガーデン』にタイトル決定ね」

サイバ(NOVA)「こらこら。プレイヤーとキャラ名を混同するな。せめて『妖精使いカシュミーラのフェアリーガーデン』ぐらいにしておけ」

ミリィ「うん、分かった。どっちにしても、フェアリーガーデンはあたしのものってことね」

GM「まだ、目的を達成できたわけではないがな。次に導入2だが……」

 

サイバ「確か『妖精郷の謎を解明せよ』でしょ? 古文書にある妖精郷の伝説を読んだぼくは、『妖精郷がどうしてラクシアの表舞台から消失して隠れ里になったのか』という謎を探り当てて、それを本に仕立て上げたなら、冒険小説家として一躍有名人になれると思った。だから、とある遺跡の奥に隠された妖精郷の入り口たる転移の魔法陣を発見し、無謀にもそこに踏み込んだわけだ。もちろん、一人じゃなくて、他の二人を引き連れてね」

GM「うむ、お宝と妖精卿への支配欲をたぎらせた自称・天才妖精使いのカシュミーラと、知的好奇心と物書きとしての名声に突き動かされた小説家の卵サイバ☆リオン。そして、キャプテン・マークスにはもっと切実な動機がある」

マークス「私には物欲はありません。あるのは、お嬢さまへの敬愛と、彼女を行方不明に追いやった憎き敵ザイアス・N・ヴァイコスへの復讐心のみ」

GM「仇敵ザイアスを倒すには、まだまだ力不足だと痛感したマークスは武者修行の旅の中、お嬢さまの姿を見たという噂を耳にした。お嬢さまの名前は、エマ・ショーカ・ローズワース。花の精とも称されたローズワース家の娘だ。導入3は『行方不明の少女を探せ』だが、キャラの背景設定はアレンジした。元々のシナリオでは、動植物好きのマギテック少女が散策の最中に妖精郷に神隠しにあったので、彼女の両親に娘の捜索を依頼されたという設定だが、本リプレイでは『翔花クエスト』と、キャプテン・マークスのキャラ設定に合わせて、彼女の背景を大きく改変している。そして、このエマお嬢さまを探し出すことが、花粉症ガール・粉杉翔花を見つけることにも通じよう」

マークス「つまり、海に落ちて行方不明のエマお嬢さまが、実は妖精郷に転移していたという話ですか?」

GM「海に落ちて、いきなり妖精郷に送られたのか。それとも、九死に一生を得て陸地に上がった後、フラフラさまよい歩いているうちに妖精郷に引き込まれたのか。詳細はいまだ不明だ(そこまで考えていない)が、マークスのお嬢さまがエマであり、翔花の魂と通じ合っていることは間違いない。ガイア様がそうおっしゃっているのだからな」

サイバ(NOVA)「キャプテンがエマを探すストーリーと、俺たちプレイヤーが翔花を探すストーリーがメタ的にリンクしているわけか。だけど、キャラのサイバとカシュミーラにとっては、別にエマのことをそれほど気にしているわけじゃない、と」

ミリィ「そうでもないわ。リオン様の設定に『魅力的な異性を無視できない』というのがあったはず」

マークス「エマお嬢さまは魅力的です」

サイバ「そうなのか? だったら、何としても探し出さないとね。妖精郷に神隠しにあった薄幸の美少女、それは物語の題材にもなるし、ここで可愛い女の子をスルーしてちゃ、英雄たるご先祖にも申し訳が立たない。キャプテンのお嬢さま探しは、ぼくにとっても貴重な物語の種だし、運命の出会いになるかもしれない。ぜひとも協力させて欲しい……って感じか」

ミリィ「そうね。そして、あたしは『恩義を忘れず、受けた恩は必ず返す』って矜恃を持っている。マーくんには、いろいろ助けてもらったから、お嬢さま探しを手伝ってあげてもよくってよ。たぶん、道中でエマさんの話をいろいろ聞きながら、何だか他人と思えない姉妹じみた親近感も抱いているということで」

サイバ「つまり、ぼくたちはエマ・ショーカお嬢さんの手掛かりと、謎解きと、お宝を求めて、この妖精郷に来たわけさ……とグラタンに語って、話を締めくくろう」

 

グラタンの話

 

GM「お前たちの話を聞いたグラタンは『なるほどね。なら、まずはこの妖精郷について、話しておかないといけないね』と言いながら、解説を始めようとする」

サイバ(NOVA)「いや、皆まで言うな、と言って、早送りボタンを押すぞ。必要な時だけヘルプを押して検索するってことで」

GM「お前は人の話を途中で遮るような教育を受けたのか?」

サイバ(NOVA)「必要な話なら聞く。だが、大体分かっている話なら、それをアピールして、時間のロスを避けるのも知恵だと習った。本を読めば分かるような話なら、それが面白おかしく加工されていない限りは、聞くに及ばぬ。時間のムダさ。分からないことをこちらが質問する。それに合わせて、話を進めてもらおうか」

GM「なら問うがいい」

サイバ「〈妖精王の冠〉ってお宝はどこにある?」

GM「妖精王が持っている」

サイバ「その妖精王はどこに?」

グラタン『お城にいたんだけど、今は湖に沈んで長い眠りに就いている。王さまに会うには、まず、ボクの仲間のケットシー、城の管理人のラザニアを探して、お城を浮き上がらさないといけないね』

サイバ「ラザニアはどこに?」

グラタン『それが分かれば、苦労しないよ。ボクにはケットシーの仲間が全部で6人いるんだけど、心当たりがあるのはペンネ、パスタ、ドリア、ニョッキの4人だけ。もしも4人を見つけたら、誰かが他の2人、ラザニアとフィットチーネの居場所を知っているんじゃないかな』

ミリィ「つまり、ケットシーは全部で7人いるのね」

グラタン『だから〈七色猫のおもてなし亭〉って言うのさ。ボク一人じゃ、この宿の機能は不十分なので、この宿を昔どおりの完璧な宿にするには仲間の力が必要なんだ』

ミリィ「完璧な宿?」

GMペンネが管理する施療院が復活すれば、ポーションが作れて、温泉にも入れる。パスタが管理する厩舎が復活すれば、騎獣がレンタルできる。ドリアが管理する魔法工房が復活すれば、マジックアイテムが作れる。ニョッキが管理する工房が復活すれば、上質の武器や防具を作成してくれる。ラザニアがいれば城が浮上して、妖精王に会うことができる。フィットチーネがいれば転移の魔法陣が起動できて、ラクシアに帰還することもできる」

サイバ「つまり、フィットチーネがいなければ、ぼくたちはラクシアに帰ることができないんだな」

GM「念のため、帰れないのはキャラクターだけで、プレイヤーまで異世界に閉じ込められたわけではないからな」

サイバ(NOVA)「分かってるよ。そんなことになれば、俺が何よりも困る。仕事もあるし、タイガのお父さんを助けに行く映画が見に行けなくなる。他にも、特撮番組がリアルタイムで見られないのは、俺が次回の宝路さんみたいに闇堕ちしかねん」

ミリィ「大丈夫よ。その時はあたしも一緒に闇堕ちしてあげるから、妖精郷の支配者として、永遠に君臨しましょう」

サイバ「こうして、☆が黒く染まったサイバ★リオンは、カシュミーラとともに〈七色猫のおもてなし亭〉で一生を安楽に過ごしました。ぼくたちの冒険はこれで終わった」

マークス「私は?」

サイバ「一人虚しく、エマお嬢さまを当てもなく探すがいい」

マークス「シクシク(涙目)」

GM「本当にそれでいいのか?」

サイバ「いや、そんな結末を、ぼくと読者は望んでいない。最後はシャイニーでハッピーに終わるのが、ぼくの物語さ。とにかく、このぼくの物語をラクシアに語り伝えるためにも、まずはフィットチーネを探さないとね」

GM「いや、フィットチーネの居場所はラザニアと同じように分からないのだ。それを知りたければ、まずは4人のケットシーを探して、パーティーの平均レベルを5に上げないといけない。物事には順序というものがあるのだ」

ミリィ「つまり、ミッション内容は、グラタンの仲間のケットシーを探して、この宿を天才のあたしが泊まるにふさわしい〈パーフェクトでゴージャスなスーパーおもてなし亭〉にバージョンアップしろってことね。今だと七色猫というのが偽りで、〈猫一匹のロンリーおもてなし亭〉でしかないもの」

グラタン『シクシク(涙目)』

ミリィ「でも安心して。これからは〈カシュミーラと愉快な仲間と猫一匹のShinyおもてなし亭〉にしてあげるから。この宿屋は、あたしの妖精郷支配計画の第一歩になるのよ。光栄に思いなさい」

サイバ(NOVA)「あのな、晶華。俺の精神状態に関わらず、お前の方が先に闇堕ちしてないか?」

ミリィ(晶華)「いいえ、NOVAちゃん。これはあくまでカシュミーラというキャラのロールプレイよ。プレイヤーの私が、他人様の宿屋を支配するなんて大それたことをするわけないじゃない」

サイバ(NOVA)「俺のブログのタイトルは乗っ取ったままだけどな」

ミリィ(晶華)「フェアリーガーデンのミッションをクリアして、冒険を楽しんだら、ブログタイトルをNOVAちゃんに返してあげるわ」

サイバ(NOVA)「本当か? よし、だったら、ブログタイトルを取り戻すためにも早速ミッションにチャレンジだ!」

 

GM「まだ質問があるのではないか?」

サイバ「ああ、そうだった。妖精郷はどうしてラクシアから消失したんだ?」

グラタン『それは、妖精王が知っている。とにかく、今の妖精郷はいろいろと不安定で、時々、魔力が暴走したり、転移の魔力が勝手に起動して、ラクシアから人や魔物を引きずり込んだりしている。平和だった妖精郷なのに、蛮族や魔神、アンデッドまでがうろつき回っていて、散歩にも行けやしないんだ』

サイバ(NOVA)「コロナウィルスの脅威は?」

GM「さすがにそれはない」

サイバ(NOVA)「目に見える魔物と、目に見えない悪霊のどちらがより恐ろしいかは何とも言えないなあ」

マークス「では、エマお嬢さまは知りませんか?」

グラタン『聞いたこともない名前だね。だけど、もしかすると妖精郷に迷い込んでいる可能性は高いかも。確率にすると1000%ぐらい? だけど、今の妖精郷は危険な場所だからねえ。無事だといいんだけど……』

マークス「ミスター・リオン。今すぐに冒険を始めましょう」

サイバ(NOVA)「まあ、落ち着け、キャプテン。よくよく考えると、ぼくたちのキャラデータは、2年前の『バトル遊戯』に必要な武器や防具しか買っておらず、君に至っては、当然買っているはずの冒険者セットや、魔動機術に必要なマギスフィアさえ記入していない始末。食料とか薬草とか、我々は改めてしっかり冒険の準備を整えるべきではないか?」

GM「ああ、買い物については特別なルールがあるのだ。この妖精郷ではソード・ワールドの一般通貨であるガメルが流通していないので、普通の買い物ができない。ただし、欲しい物があればグラタンたちケットシーが作成してくれるようになっている」

ミリィ「作成費用は無料?」

GM「ああ、無料だ」

ミリィ「よっしゃ、ラッキー♪」

GM「金は掛からない。しかし、妖精郷の魔力を消費するので、マナマテリアルという素材が必要なのだ。マナマテリアルは、アイテムや戦利品から抽出できて、実質的にガメル=マナマテリアル(MM)として扱うのが、フェアリーガーデンにおける仕様となっている。また、この妖精郷で作られたマナマテリアル製の装備や道具は、妖精郷からは特別な処置を行わない限り、持ち出せない。だから、妖精郷由来のアイテムは、ラクシアでは非常にレアとなっているわけだ」

サイバ「外の世界のガメルを、マナマテリアルに変換することは?」

GM「一応、可能だ。しかし、妖精郷の冒険でガメルを使う機会も多少はあるので、少しぐらいは残しておくといいだろう」

サイバ「では、次の記事で、買い物をして、それで冒険の準備を整えて、プロローグ的な第0部を終了としますか。それから、第1部のミッションスタートってことで」

 

(当記事 完)