Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

コンVとジーグとデビルマン(スパロボDDワールド1編)

スパクロ前書き

 

NOVA「DD話の前に、スパクロの現状を確認しておこうか」

ケイP『今はリューナイト関連のイベントが終わろうとしている頃合いでピー』

NOVA「でピー?」

ケイP『オラはケイPだからな。キャラ立てのために必要な語尾を考えてみたピー』

NOVA「今さらかよ。それだったら、リバTの方も『〜〜ですティー』って言い出すのか?」

リバT『そんな語尾など必要ありませんわ。普通に丁寧語で話しているだけで、キャラ立てはできておりますので』

NOVA「そうか。まあ、特徴的な話し方は結構だが、あまりややこしいと書く方も疲れるので、程々にな」

ケイP『了解だピー。それで、リューナイトイベントは、ラムネスとワタルと、Gガンのガンダムローズ(ジョルジュ)など騎士系のキャラや勇者系のキャラのクロスオーバー・シナリオだったピー』

NOVA「なるほど、騎士か。だったら、ダンバインなんかも共演したのか?」

ケイP『いや、ダンバインは出ていなかったピー』

NOVA「まあ、いいや。それで次のイベントは何かな?」

ケイP『マジェスティック・プリンスの復刻らしいっピ』

NOVA「おお、それは俺が初めてスパクロを始めた時のイベントじゃないか。当時は、始めたばかりだから勝手が分からず、マジェプリのユニットは何一つ手に入らないのに、パイロットパーツだけが手に入って使い道がなかったんだな。復刻したなら、今度こそ機体がゲットできるわけだ。昔、手に入らなかったものが、もう一度ゲットできるチャンスがあると、嬉しくなるじゃないか」

リバT『でしたら、グランドマスターNOVAが今、欲しい機体は何でしょうか?』

NOVA「う〜ん、まずは主人公機のヴァンレイズが欲しいな。ヴァンアイン→ヴァンアイン・アルヴァと来て、3段階目がヴァンレイズなんだが、一向にガチャで当たらん。そろそろ当たってもいい頃合いじゃないか。現・主人公機なのに、手持ちにないのはちと悲しい。他には……そうだなあ、ビルドファイターズのアイラさんの駆るキュベレイパピヨンが来たら当たりだと思う。まあ、手持ちのユニット総数が500近くなったから、未入手な機体が当たる確率もずいぶん減ったと思うけど。覚醒ユニットでも、そろそろ欲しい機体は取り尽くしたような感じだし」

ケイP『それじゃ、マスターが今、最も語りたいDDの話に移るッピ』

 

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スパロボDDキター

DD配信開始

 

ケイP『マスターNOVA、大ニュースだ〜』

NOVA「ああ、スパクロ番、お疲れさん。だが、とうとう本命のスパロボDDが本格的に始まったので、メインがそちらに移行しそうだな」

リバT『スパクロの方は、手を引くのですか?』

NOVA「いや、一応、続けると思うけど、しばらくはDDの方に重点を置きたいところだ。ただし、まだ仕事が忙しいので、一気に進めるわけにはいかないだろうがな。とりあえず、今日はダウンロードして、チュートリアルを試してみて、主人公機がマジンガーZと合流した1、2話までプレイした段階だ」

リバT『あのう、確認したいのですが、DDとはどういう意味の言葉ですか?』

NOVA「もちろん、ダンジョンズ&ドラゴンズの略だよ」

ケイP『マスター。それはTRPGだ』

NOVA「ん?  だったら、ディバイディング・ドライバーか?」

ケイP『それはガオガイガー。確かにDDにも参戦してるけど』

NOVA「違ったか。だったら、デンジマンダイナマン?  それとも、電王&ドライブ?  あ、もしかすると、ウルトラか。ええと、ダイナ&……って、Dで始まるウルトラは他にないのか?」

ケイP『そんなのオラが知るか!』

NOVA「すまねえな。で、結局、DDって何なんだ?」

ケイP『散々ボケた後で、正解をさらりと口にするかと思ったら、本当に知らないのかよ』

NOVA「う〜ん、昔、記事のどこかで書いた覚えはあるんだが、仕事で疲れた頭じゃ調べたいとも思わなくてな。ケイP、スパクロ番にして、アシスタント・モンスターの仕事だ。すぐに調べてくれ」

ケイP『何で、オラが?』

リバT『お兄さま、私も知りたいですわ』

ケイP『おお、オラに任せてくれ。(検索開始)あったぞ、この記事だ……って、この時もダンジョンズ&ドラゴンズってボケてたのか、マスターNOVAは」

NOVA「フッ、TRPG者としては当然だろうが。それよりも惜しいじゃないか。ディバイディング・ドライバーじゃなくて、ディメンジョン・ドライバーが正解だったんだな。当たらずと言えど遠からず。とにかく、昨年秋から楽しみにしていたスパロボDDがようやく本格起動したわけだよ。祝え、令和の初スパロボを!」


【公式】『スーパーロボット大戦DD』第二弾PV

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令和VS珠保

アナザー2019年からの侵略者

 

ダイアナJ「あたしたちタイムジャッカー電撃隊は、令和の存在じゃないの」

Cキング「この令和とは異なる時間軸からやって来たのだ。令和を破壊しにな」

NOVA「はっ?  令和を破壊するだと?  何を言っているんだよ、お前たち」

スピードA「オレたちの歴史では、平成の次は令和じゃない。よく聞け。平成の次は……珠保(じゅほう)だッ!」

NOVA「珠保?  何だそれは……って、いや、聞き覚えがある」

エース「ほう。さすがは時空魔術師。心当たりがあるようだな」

NOVA「もしかすると、この記事に関係があるのか?」

エース「その通り。お前が作った新元号作成チャートで、翔花ちゃんがダイスを振って生まれた元号、それが珠保だ。時空魔術師の時間干渉能力と、花粉症ガールの不思議パワーが化学変化を起こし、その結果、生まれた未来、それこそが珠保。我々タイムジャッカー電撃隊は平成が終わる際に、この令和ではなく、ハッピーパラダイスな珠保に到達した。何故だと思う?」

NOVA「そんなの俺が知るか!」

エース「時空魔術師と言えど、所詮は令和の人間だな。お前たちの令和って醜くないか?」

NOVA「まだ始まったばかりだよ。クォーツァーみたいなことを言ってるなよ!」

エース「そう。始まったばかりだと言うのに、令和は既にして苛酷な環境らしいな。5月だというのに気温は30度超えで異常気象。6月には吉本お笑い芸人闇営業問題が発覚し、7月には……某アニメスタジオの悲劇だ。オレが令和の人間なら、このような悲劇に直面して、即座に時間巻き戻しを願うところだ。どうして、お前は時空魔術師なのにそうしない?」

NOVA「……残念だが、俺にそこまでの力はないよ。せいぜい自分の身の回りの時間をちょこっとポジティブに改善するぐらいが関の山。時空改変するにしても、それだけの想いの力を必要とする。某アニメスタジオについては、俺自身はそこまで思い入れを抱いていなかったが故に、現実を変えるほどの想念の力は蓄えられん」

エース「これが、お前の好きな東映円谷プロで起こった惨事なら、どうするつもりだ?」

NOVA「不謹慎なことを言うなよ。当然、哀しみ、憤り、そしてブログに書き綴るに決まっている。まあ、過去に戻ることができるなら、事件を起こす前の犯人を見つけて、止めようとするなり、もっと物騒な手段として殴りつけるなり、勢い余って殺害しようとするなり、いろいろ妄想するかもしれんが……実行にまでは至れんな。俺にはそこまでの行動力はない。ヒーローに憧れることはあっても、ヒーロー物の主人公そのままの行動は取れないんだ。おそらくな」

エース「軟弱者め。自分の人生を投げ打ってでも、お前には守りたい作品というものはないのか!?」

NOVA「若いときは、そういう無茶を考えたりもしたさ。だけど、今は自分の人生を捨てて何かを守るヒーロー精神よりも、日々の自分の人生を充実させる日常を大切にしたいというのが本音だ。まあ、日常を破壊するような輩には、立ち向かいたい気持ちはあるがな」

エース「良かろう。令和の悲劇、それを我々がなかったことにしてやる、と言えば、お前は協力するか?」

NOVA「何だと?  そんなことができると言うのか?」

エース「できる。令和を捨てて、我々の珠保をお前が承認すればいい」

NOVA「珠保を承認だと?  そうすれば令和はどうなる?」

エース「跡形もなく消え失せるだろうな。お前の観測範囲から」

NOVA「ちょっと待て。そうなったら、令和の象徴である仮面ライダーゼロワンはどうなるんだ?」

エース「珠保の世界に、ゼロワンなど存在しない。ゆえに、仮面ライダーゾンジスが健在で、奴の持つJパワーから新たなヒーロー……ではなく、ヒロインが誕生した」

NOVA「ヒロインだと?」

エース「そう。その名は……」

 

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幻のタイムジャッカー話3

前置き買い物タイムと一人余談

 

NOVA「よっしゃー、ラッキー。ロードス新刊ゲットだぜ」

ロードス島戦記 誓約の宝冠1 (角川スニーカー文庫)

ロードス島戦記 誓約の宝冠1 (角川スニーカー文庫)

 

NOVA「早速、読みたいのはやまやまだが、娘想いの父親としては、娘に先に読んでもらおうと思うので、コンパーニュの塔に送っておいた。なあに、ロードスがなくても、俺にはまだ読むべき本がある」

NOVA「いやあ、買った本を読む時間というのは何よりも至福だなあ。更級日記を書いた菅原孝標女(たかすえのむすめ)の源氏物語オタクな気持ちが、よく分かるってもんだぜ。まあ、彼女はハードモードな現実の中で、幸せだった幼少期を懐古しながら書いたわけだが、高校時代に序盤の話だけを読んだときに、物語の世界に耽溺している姿に、実に共感できたわけだ。源氏物語が書かれたのが1008年ごろと言われ、更級日記の始まりが1020年らしいから、彼女にとって、紫式部ってのは憧れの作家になるんだよな。年齢的には、1008年に紫式部30歳説というのがあって、1020年に孝標女は13歳だから、大体、30年の差がある。

「俺にとって30歳上の作家だと誰がいるかなあ、と考えながら、1941年生まれで検索すると、宮崎駿富野由悠季って出てきて、なるほどと納得。映像と文学の差はあれ、13歳ごろだと、そりゃ割と感化されるよなあ。他に1941年生まれで、俺が特に印象的に思う有名人を挙げると、大出俊、高橋元太郎植村直己石丸博也リチャード・ドーキンスザ・ピーナッツ伊藤エミ&ユミ、市川森一萩本欽一、大野雄二、石坂浩二倍賞千恵子横内正仲本工事、川谷拓三、石橋蓮司井上大輔橋爪功アン・ライス、浜田晃、坂本九、渡哲也などなど、まあ錚々たるメンバーだよなあ。故人だったり、引退されていたり、大御所クラスな人ばかりだけど、自分の青春時代に第一線で活躍されていた人ばかりだから、敬意を感じずにはいられないわけで。

「これが、50年代生まれ、60年代生まれになると、もう少し距離の近い先輩って感じになるのかな。1953年生まれの古谷徹さんとか、同じく53年生まれの松平健さんとか、同じく53年生まれの車田正美さんとか、この辺の人たちはまだまだ現役でバリバリ頑張っている印象。

「12年単位で見ると、次は65年生まれになるんだけど、小林靖子さん、沢口靖子さん、J・K・ローリングさん、白倉伸一郎さんなど、この辺の世代の人たちが21世紀を牽引し続けているって印象だな。ミスター平成ライダーこと高岩成二さんは1968年生まれで、自分の少し先輩世代だけど、この度、主役ライダーから引退して、脇役サポートに転じることが発表されて、ひとまずお疲れさま、と。

「新しい主役の中の人である縄田雄哉氏は一気に若返って82年生まれ。ええと、自分から見ると、まだ若い新人って感じだけど、それでも36歳なんだよね。高岩さんの主役デビューは、カクレンジャーのニンジャレッドで1994年だから、26歳の時。そして、2001年のアギトで平成ライダー主役を始めたわけだから33歳。それを考えると、決して若くはない。まあ、ゲンム→ゲイツと実績は積んできたわけだし、ゲンムからの社長つながりでゼロワンってネタにもなる。リフレッシュされた令和ライダーのアクションにも期待しています」

 

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幻のタイムジャッカー話2

ありえたかもしれない可能性

 

晶華「ねえねえ、NOVAちゃん。大変だよ。モニターを見て」

NOVA「何だ?  俺当てに通信だと?  とうとう動いたか。タイムジャッカーの奴ら」

 

キング「吾輩はタイムジャッカーのキング」

ダイアナ「そして、あたしはダイアナ・ジャックよン」

NOVA「お前たちがタイムジャッカーだと?  うちの娘を苦しめたという……」

キング「お前の娘は、吾らのクイーンなのだ。返してもらおう」

NOVA「断る。人の娘を拉致し、あまつさえ洗脳改造して吸血蝙蝠怪人に仕立て上げるなど、正に悪魔の所業。そんなことは、決してこの俺が許さん!」

キング「ならば、これを見よ!」

ダイアナ「フフフ。この男に見覚えがないかしら」

晶華「誰、それ?  私は知らないわ」

人質A「翔花ちゃん、それはないぜ。俺は粉杉翔花ファンクラブ会員ナンバー2のアスト。明日も斗う僕らの明日斗、と謳われた男だ。読者Aと聞けば、分かるんじゃないか」

晶華「???  よく分からない。何だか思い出せそうだけど、うう、頭が痛い……」

NOVA「娘は洗脳が解けたばかりで、記憶が不完全だからな。しかし、俺は覚えているぜ。読者A、娘へのストーカーの罪で、俺が未来送りにした男だったな。どうして、そんなところに?」

アスト「すまねえ、NOVAさん。未来の世界で何とか生き延びた俺だったが、悪の組織に捕まって、あんた達を誘き出すための人質にされてしまったんだ」

キング「ええい、黙らんか!(ドガッ)」

アスト「グハッ!」

ダイアナ「ちょ、ちょっと、あまり乱暴なことは……せっかくの人質を傷つけて、どうするのよ?」

キング「所詮は、ただの一般市民。使えなくなっても、代わりはいくらでもいる」

NOVA「ちょっと待て。腐っても、その男はうちのブログの読者だった男だ。娘のファンクラブの会員ナンバー2を早々無下にはできん。どうすれば返してもらえるんだ?」

キング「ほう。この男が大事か。ならば、White NOVA、お前がクイーンとケイPを連れて、吾らのアジトまで来い。メガネンジャーや他の仲間を連れてくるのはダメだ」

NOVA「俺と晶華、バットクイーンとケイPでいいんだな。分かった。言うとおりにする」

アスト「NOVAさん、すまねえ。俺のために(内心ニヤリ)」 

 

スピードA「何だ、この茶番は?」

NOVA「バトルストーリー・VSタイムジャッカー編の導入部の初期プロットだな。まだ、タイムジャッカーの4人目が読者A改めスピードAだと明かしていない段階の話。お前たちは、読者Aを人質だと偽って俺たちを誘き出し、そして現場で正体を現す予定だったのだ」

スピードA「なるほど。『フハハハハ、騙されたな。このオレこそが、タイムジャッカーのリーダー、読者Aが改造された瞬足戦士スピードA(エース)だったのだ』とやりたかったわけだな」

NOVA「しかし、この展開は、諸事情あってボツになった」

エース「どんな事情だよ?」

NOVA「どうして、この俺が読者Aのために、娘を危機にさらさなければならないんだ?  俺にとっての価値は、どう考えても『娘>読者A』だろうが」

エース「いや、そこはやっぱり、翔花ちゃんがオレのために涙目になってくれて、『NOVAちゃん、やっぱりアストさんを見捨てるわけにはいかないわ。私はどうなってもいいから、大切な読者の人を助けに行きましょう』と、あんたを説得するのが王道ストーリーというものではないか?」

NOVA「いや、晶華だったら、そんなことは言わないはず。『アストさん?  誰それ? そんな人、知らない』って言うか、『ええ?  人質救出?  どうして私がそんな面倒なことをしないといけないの?  私は家でゴロゴロして、ロードスの小説を読んでいたいんだから』って言うか、『人質救出をしないのね。NOVAちゃんがそう決めたなら、それでいいわよ。別に、私に迷惑がかかるわけじゃないし』と言うに違いない」

エース「ちょっ、オレの翔花ちゃんは、そんな薄情なキャラだっけ?」

NOVA「2号の晶華はそうなんだよ。1号の翔花だったら、もっと熱血で無邪気で単純明快な王道ヒロイン路線だから、『NOVAちゃん、人質はしっかり助けないと、ヒーロー好きの名がすたるというものよ』と俺を説得しようとする可能性も少なからずあるかもしれんが」

クラブキング「つまり、読者Aには人質の価値がないということだな」

エース「てめえ、キング、このオレに価値がないだと?」

ダイアナ・ジャック「まあまあ、エースちゃん。あくまで、これはIFの話でしょう? 実際には、あたしたちはエースちゃんを人質に見せかけて、相手を騙すような姑息なマネをしていないんだし、仮定の話で怒っても仕方ないわ」

NOVA「ダイアナは、チームの知恵袋なんだな。まあ、とにかく、このプロットは無理があるということでボツになった。大体、俺と読者Aの間には、ろくな人間関係も構築されていないんだぜ。親友とか大切な身内であるならともかく、命をかけて助けないといけない義理はないわけで」

エース「そんな冷たいことを言うなよ。あんた、作者じゃねえか。作者なら、自分の作品やブログのファンのために一肌脱いで当然、とは思わないのかよ」

NOVA「勘違いするなよ。それは『お客さまは神さま』理論と同じで、サービスの提供主に求めすぎ、甘えすぎって奴だ。『店は金をもらって、商品やサービスを提供する』『客は金を払って、商品やサービスを享受する』ここまではいい。商品やサービス内容に不備があれば、客がクレームを入れるのもいい。だがしかし、『金を払っているのだから、店は客を尊重し、一切の不快をなくすべきだ』という思考に陥ってはならない。客の尊重を店に求めるなら、店員への尊重が客にも求められる。自分は店から尊重されることを求めるが、店で働く従業員を尊重しようとしないような精神性は、質が悪いと考えるがどうか?」

エース「何の話だよ?  ここは店か?  オレは金を払う客か? そんなことはないだろうが」

NOVA「店と客の関係を、作者と読者の関係に置き換えて考えてくれよ。作者は、作品を提供する。読者は、作品を堪能する。ここまではいい。作品の内容に不備があれば、あるいは気に入らなければ、読者が不満を表明して批評するのも構わない。だがしかし、『作品を読んでいるんだから、作者は読者を尊重し、一切の不快をなくすべきだ』という思考に陥ってはならないだろう。ましてや、『読者なんだから、作者が読者に奉仕すべし』って考えは何それ?  って思わずにはいられない。行き過ぎたサービス精神が、ファンや読者を増長させ、勘違いさせる元になるのではないか、と考えたりする」

エース「つまり、あんたは作者だが、読者Aを助ける義理はないって言いたいんだな」

NOVA「ああ。読者A、アストという特定個人とは、それほどの人間関係を構築していないからな。もちろん、毎日うちのブログに来てくれる常連の一般読者さんや、検索などを通じて通りすがってくれる一見読者さんは、ありがたいと思っているよ。たまにコメント書いてもらえると嬉しいときもあるし、まあ、書かれたことに対しては、何らかの反応を返さなきゃ、と思ったりもする。ただし、コメント内容次第では、良かれ悪しかれ、ブログの記事内容に反映することも多いし、俺はインタラクティブという言葉が好きだからな」

エース「何だよ、インタラクティブって?」

NOVA「やられたらやり返す、双方向のやり取りってことだな。俺は割と自己完結型の人間だと自覚しているが、それには長所と短所があって、『人の話を聞かない自己中な性格』と見なされると、自己の世界が狭くなるというデメリットがある。そこから、どう受容と幅広い関心をもって、自己の世界を面白く広げて構築していくか、あるいは他者の世界と絡み合わせて行くかが鍵だと考えているんだが、それにはインタラクティブな関係というのが理想的だ」

エース「つまり、どういうことだってばよ?」

NOVA「ぶっちゃければ、面白くて柔軟な考えを持った人間とは喜んで付き合いたいし、自分もそうありたいってことだな。読者Aよ、お前はそういう男か?」 

エース「柔軟だと?  ふざけるな。オレはこのブログに登場した時から、翔花ちゃん一筋だったんだ。会員ナンバー2番はダテじゃね。この想いだけは曲げるわけにはいかねえ。それを邪魔する奴は、全てぶっ飛ばすぞォォォ! 」

NOVA「やれやれ。だったら、別のプロット案をお見せしよう」

 

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幻のタイムジャッカー話

和平会談?

 

NOVA「よう、お前たち。久しぶりだな。元気してたか?」

スピードA「何を朗らかに、親しげに話しかけてんだよ、てめえは?」

ダイアナJ「あたしたちは、あなたの敵だってことをお忘れでないかしら」

クラブK「それを、のこのこ自らの拠点に引き入れるとは。これも妄魔時王としての余裕か、それとも単に後先考えない愚か者ゆえか。俺には読めん」

NOVA「ああ、先に宣言しておく。お前たちの一人称を確認したところ、ダイアナだけが『あたし』で区別しやすいけど、他の2人が、このNOVAと同じ『俺』なんだわ。これだと書いていて紛らわしいので、読者A、お前は『オレ』表記な。それと、蟹キングの旦那は『吾輩』に切り替える」

スピードA「て、てめえ、何で他人の一人称まで勝手に決めつけてんだ!」

NOVA「それは、俺が作者だからだ。お前たちの生殺与奪の権も俺が握っている、ということで」

ダイアナJ「ふ〜ん、今回はメタ発言全開で行くんだ。あたしたちは、あなたの掌の上で踊らされているってわけね」

クラブK「このような暴挙、吾輩は認めん。何しろ、妄魔時王の圧制に立ち向かうために戦ってきたのが、このクラブキングだからな」

スピードA「そうとも。オレたちの女王にしてアイドル、翔花ちゃんのハートをゲットすることが、タイムジャッカー電撃隊の使命。あんたのお宝、頂いていくぜ」

NOVA「もう、それ古いから。快盗も、タイムジャッカーも、もう旬は過ぎたんだ。オワコンとまでは言わないが、いつまでもそのネタで引っ張るのもつまらんしな。まあ、リバイバル自体は歓迎するが、お前たちの賞味期限はそろそろ尽きようとしているわけで」

ダイアナJ「それって、あなたがあたしたちのエピソードを書くのを怠って、半年以上放置したからじゃない」

NOVA「そうだな。それについては、作者として不遇な扱いをしたキャラには謝らねばなるまい。せっかくバトルエピソードの敵として設定したキャラを、賞味期限切れという理由でフェードアウトさせなければならない事情を暴露し、今後の展望をどうするか、お前たちと差しで話そうというのが、この記事の目的だ」

スピードA「そんなことはどうでもいい。翔花ちゃんをよこせ。そうすれば、オレは黙ってフェードアウトしてやる」

NOVA「翔花は今ここにいない。1号はまだ屋久島から帰って来ていないし、2号の晶華はロードス島の件で、絶賛家出中だからな」

スピードA「家出だと!?  だったら、このオレのところに来ればいい。オレも家はない風来坊暮らしだが、心配するな。愛さえあれば、どんな苦難も乗り越えられる」

NOVA「黙れ、ストーカー。お前に翔花は絶対にやらん、1号も2号もな」

スピードA「だったら父親のてめえを倒して、奪ってやる。それが海賊の流儀ってものだろう」

NOVA「いつから海賊になったんだ。快盗団じゃなかったのかよ」

クラブK「まあ、吾輩はカニからして、海賊を名乗っても許されると思うがな。それよりも、未来の妄魔時王よ。話し合いと言ったが、何を話す必要がある?  敵同士なら戦って決着をつければいいであろう。吾が目的は、妄魔時王の打倒と、そのための力の獲得、すなわち無敵の鎧であるドゴランアーマーことケイPの確保なり。クイーンはいなくとも、ケイPはここにいるのであろう。差し出してもらおう」

NOVA「エースは翔花狙いで、キングはケイP狙いって設定だったよな。ジャック、お前はどうなんだ?」

ダイアナJ「ダイアナと呼んで。あたしは別に執着しているわけじゃないのよね。本音を言えば、クイーンのいない今の三人体制の方が好み。だって、あたしが紅一点でいられるから。むしろ、クイーンが完全にいなくなった方が、エースちゃんがあたしのことをもっと見てくれるかなって思ってる。あたしはエースちゃんのためなら何でもしたいと思っているから、エースちゃんがクイーンを求めているなら、仕方ないわねって手を貸してあげているけれど、クイーンなんて女は好きじゃない。死んでくれた方が都合がいいぐらい」

NOVA「つまり、ダイアナ→エース→翔花という一方通行の愛で話がややこしくなっているんだな。おい、エース。お前、もっとダイアナの好意に気付いてやって、優しく接してやれよ」

エース「何を言ってるんだ。こいつは男、オレはジャックに仲間としての友情を感じているが、愛情を感じているわけじゃない。しかも、翔花ちゃんが死んで欲しいだと?  まさか、そんなことを考えていたとは!  絶対に許さん!」

NOVA「……という、ややこしい人間関係、背景事情でバトルストーリーを描こうとしていたんだよな。バトルプロットもしっかり構築して、今年の春にはタイムジャッカー編を完結させようと考えていたわけだ。だけど、諸事情で書けなくなったので、その事情とボツプロットの公開をしようってのが、当記事の目的だ」

 

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晶華、家出する(そしてタイムジャッカー電撃隊)

ロードス探しの結果

 

NOVA「ふう、帰ってきたぜ」

晶華「お帰りなさ〜い。ロードス新刊は?」

NOVA「ダメだ。地元の本屋5軒を2時間近くかけて回ったが、いずれもロードス新刊は売り切れていた」

晶華「そんな〜(涙目)。私のロードスが手に入らないなんて……」

NOVA「いや、お前のロードスじゃないだろうが」

晶華「NOVAちゃんの物は、私の物」

NOVA「俺の物でもないよ」

晶華「だったら誰のものよ?」

NOVA「そりゃ、作者の物であり、出版社の物であり、作品を愛するファン一人一人の物だろう。だったら、それだけ沢山売れて、作者と出版社が喜んで潤い、ファンの多くが購入できたことをまずは喜ばないとな。その上で、重版が掛かって、後からでも読める楽しみをワクワク待つべきだ」

晶華「そんなの待てない。私は今すぐロードスの新刊を読みたいの」

ロードス島戦記 誓約の宝冠1 (角川スニーカー文庫)

NOVA「俺だって読みたいよ。だけど、地元じゃ手に入らない。だから、来週のお盆休みに電車で遠出して、他の本などと一緒に買うことにする」

晶華「うう、手に入らないと知ったら、ますます手に入れたくなって来た。今から電車で遠出して、何としても手に入れて来てよ。手に入れるまで帰って来ないで」

NOVA「あのなあ。ここは俺のブログであり、俺の塔だろう?  何で、お前に帰って来るな、と言われないといけないんだ?  一週間ぐらい待てよ。さあ、リウイでも読んで」

晶華「いやだ。ロードスの新刊が読みたいの!」

NOVA「子供みたいな駄々をこねるんじゃありません!」

晶華「だって、子供だもん。まだ1歳と半年足らずなんだし(涙目)」

NOVA「とにかく、今週はもう諦めろ。別にロードスにこだわらなくても、他に読むものはいっぱいあるんだし」

晶華「例えば?」

NOVA「これとか……」

 NOVA「これとか……」

晶華「ダメ。同じ作者の物語でも、私はロードスじゃないと満足できないの。NOVAちゃんだったら、何とかできるはず。だって、灰色の勇者ボーグナインだったじゃない?  時空魔術師じゃない?  いろいろ手立てを駆使すれば、ロードス島戦記の新刊ぐらい簡単にゲットできるはず」

NOVA「時空魔術は私利私欲のために使うものではありません!」

晶華「何よ。この間は、ゴブリンスレイヤーRPGのために、10年前の自分を召喚しておいて、あれは私利私欲のためじゃないの?」

NOVA「あれは、色々と辻褄合わせをして、時間軸を歪めないように考えたんだよ。とにかく、ロードスの代わりに、これでも見てなさい」

ソード・ワールド2.0/2.5ArtWorks 11th Anniversary

晶華「こ、これはソード・ワールドのイラスト集?  買ったの?」

NOVA「ああ、買った。イラストは2.0と2.5のラクシア時代の物だが、巻頭にソード・ワールド30周年の歴史年表があってだな。平成時代はソード・ワールドと共にあった、と言うことだ」

晶華「昭和を代表するTRPGがクラシックD&D、平成を代表するTRPGソード・ワールド、だったらロードスはどの時代に位置するの?」

NOVA「最初のリプレイが始まったのが昭和で、TRPGが発売されたのが平成で、今は小説とTRPGが令和に受け継がれた形になるな」

晶華「ふうん。でも、そんな話にはごまかされないんだから。NOVAちゃんがロードス新刊をすぐに手に入れてくれないなら、私にも考えがある。こんなところ、すぐに出て行ってやる。ロードスが手に入るまで帰って来ないんだからね」

 

PON!

小さな閃光と共に消失す。

 

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