Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

花粉症ガール創作設定1

いつもの前書き

 

NOVA「よし、設定まとめをネタに雑談するぞ」

晶華「設定まとめは雑談のネタなの?」

NOVA「まあ、俺にとっては、その方が楽しいってのがある。スパロボの攻略本でも、単に数値的データを書いている無味乾燥なものより、ネタツッコミ的なコメント書いているのが好きだし。まあ、弱いキャラや機体への暴言は酷かったが。特に、カツとか、合体前の分離機体とか、量産型MSとか、1年戦争時代のガンダムとか、Wガンダムのとりわけ五飛とか、世紀末スパロボの攻略本は特に酷かった。今でもスパロボFの攻略本の記述はネタにされるもんな」

晶華「花粉症ガールの設定まとめの話をするのに、どうして往年のスパロボ攻略本の話を思い出すのか、本当に意味不明なんですけど?」

NOVA「まあ、それぐらい読んで面白い記事にしたいって心意気の表れってことで一つ」

晶華「ネタにされるのは私なんだから、あまり暴言コメントは控えて欲しいんですけど。『翔花2号は毒の花』なんて、親が普通、娘に対して言う?」

NOVA「まあ、娘に対して『君は誰?』って言っちゃうのも酷いがな。ところで、これは晶華に是非聞きたいんだけど、『花粉症ガールって何?』

晶華「うわ、酷い。作者が普通、そんな創作の根幹設定にまつわることを自作のキャラに質問する? 」

NOVA「いや、根幹設定だからこそ、改めて確認しておきたいわけだよ。お前だって、よく言うじゃないか。『私は粉杉ショーカ。花粉症ガールよ』って。大体、花粉症ガールって種族名なのか、職業なのか、それともプリキュアギンガマンみたいな伝説の戦士に与えられる称号なのか、一体、何なんだ?」

晶華「そんなの私が知るか!……って言っちゃったら、今回ばかりはアイデンティティの崩壊につながるのね。ええと、花粉症の女の子って意味でもないし、花粉症パワーで戦ったり雑談したりする植物由来の精霊少女ってところかしら」

NOVA「いや、戦うのはいいとして、花粉症パワーで雑談って何?」

晶華「くらえ、花粉症バスター! って感じ?」

NOVA「うお、いきなり不意打ちか?  目、目がッ!?(涙目)」

晶華「フッ、睡眠呪文のラリホーマは反射できても、魔法ではない特技の花粉症バスターは反射できなかったようね。今は、防護メガネのブルーアイズも装着していなかったし」

NOVA「む、無念。(バタリ)」

晶華「これで、娘を精神的に虐待する邪悪な父親は散った。この次に生まれるときは、もっと真人間に更生することね」

(今話完)

 

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10月の現状と今後の方針

NEOブログ立ち上げから一月経って

 

  さて、9月に立ち上げた当ブログ。

  旧ブログのインポートも2018年8月までは全部終わって、動画部分は削除されているものの、記事自体は普通に読めるな、と確認。

  元々、自分は画像やビジュアルに頼らない、文章オンリーのサイト運営を心がけていたわけだけど、はてなダイアリーを始める際に、アマゾンの商品広告写真をあれこれ貼り付けて記事サポートするのが結構楽しいことに気づいて、それから後は「記事内に関連写真をベタベタ貼り付けるスタイル」をとっていた。

  その後、今年になって、ブログをあれこれ再開するに当たり、YouTubeと連動した動画機能があるのに気づいて、試みにいろいろ貼り付けるスタイルを採用したり。まあ、使える機能はいろいろ使いたくなるじゃないですか。

 

  そして、複数ブログを併用すると、それぞれの使い勝手とかあれこれ機能の差を感じながら、それに合わせた記事を考える作業に、楽しさを覚えたりもするわけで。

  で、この度、はてなダイアリーから、はてなブログに段階的な移行をしている最中だけど、一月ほどでだいぶ慣れてきたかな、という頃合い。

   当初の不満は、アマゾンの商品画像がダイアリーの時と比べ、画像が小さくならないこと。どうしても大きなサイズになるので、以前のようにベタベタいっぱい貼り付けるわけにはいかない。貼るものを絞らないと、文章の邪魔になる。

   一方で、動画の画面は大きいのがメリットと言えるかな。そっちが面白いので、結果的に動画の比率が前よりも増えた、と思うのだけど、あれこれ貼り付けると記事の方向性が雑多になり過ぎる嫌いがあって、考えどころかな。

 

   そして、もう一つのブログであるGTライフは、動画貼り付けがうまく対応してくれない感じだし、商品画像を貼り付けるのも、はてなより手間が掛かるので、文章比率が高くなる、とか個々の特性を研究中。

 

  今回は、そういうブログごとの特性も踏まえての、この一月間の総括記事ということです。

 

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〈夜明けの尖塔〉のヴァンパイア

父娘の新たな日常

 

NOVA「クリスタルタワーを建造し、その後、〈夜明けの尖塔〉、英名サンライズ・スティープルと改名したわけだが」

晶華「その後、私たちはアステロイド型の世界間渡航装置に乗って、転移前の座標まで行ったのよね」

NOVA「ああ、留守をケイPに任せてな。すると、その位置座標にはメガネンジャーの母船アストロ・メガネウラが待機していて、しかも行方不明になっていた次元ドルイドのハイラスを救出してくれていたわけだ」

晶華「その辺の詳しい経緯は、ハイラスおじさまがきちんとレポートにまとめていたので、参考にするといいわ。GTライフの9月15日9月22日分だから、読んであげると、ハイラスおじさまが大地の祝福を祈願してくれるそうよ」

NOVA「読むのを億劫がる人のために、概要を説明すると、前者はハイラスが転移後、いかにメガネンジャーと出会ったかが描かれ、後者はその後の俺たちとの再会が描かれている。一応、GTライフ時空の方には、アステロイド監視所を設置して、以前のようにTRPGメインの話をする予定。まあ、晶華と魔法少女談議の続きもしたいけどな。何せ、前回は次元嵐によって中断したわけだし」

晶華「NOVAちゃんは、その後、リアルのお仕事で、休んだ分の授業の補習に追われて、せっかくの三連休もほとんど休めなかったそうじゃない。おつかれさま」

NOVA「まあ、仕事が普通にできる喜びを噛みしめていたよ。だけど、これで完全に後処理を済ませたかな、と思ったら、次に台風24号接近だと?  ふざけるな。週末に雨に見舞われると、予定していたショッピングタイムが延期しないといけないじゃないか。こんなんじゃ、俺、ずっとこの塔に引きこもって、リアルから逃避したくなっちゃうよ。休みの日ぐらい、アクティブに歩き回りたいってのに。秋らしく涼しくなって、運動不足も解消できる時期に来たってのによ。俺が引きこもるのは、夏の暑さと台風の責任にしてやるぜ」

晶華「まあまあ。リアルで散策できない分は、この新世界で動き回ればいいじゃない。きれいな森や湖もあるんだし。それより、今日はとうとう27日になったの。私、今まで我慢してきたので、いっぱい飢えちゃってるのよ。だから、お願い、ね」

NOVA「そうやって、赤い目をギラギラ輝かせて、獲物を見るように舌舐めずりするのはやめろよ。マジで怖いから。ドリンクはちゃんと用意しているが、その前にOP前書きを終えるぞ。GTライフでハイラスと打ち合わせした後、俺たちはメガネンジャーの面々と、しばらく延期していた打ち上げパーティーを行った」

晶華「それは、旧空想タイム時空の9月24日の記事ね」

NOVA「ああ、新世界創造および次元嵐の際のごたごたで複数ブログを飛び回るクロスオーバー祭りを展開し、読者の人たちにもややこしい思いをさせたが、これでメガネンジャーの話も一度終了。チームは、それぞれの世界に戻っていったウルトラ組と、ドクターや弥生ちゃん、ロイミュードたちの残留組に分かれた。残留組は、ニチアサOBの連中で、タイムジャッカー対策にも協力してくれる」

晶華「暗黒女子の弥生ちゃんと、悪魔と女神の両面を持つメディックちゃんとは、いいお友達になったので、残ってくれて嬉しいの」

NOVA「いや、そういう形容の仕方はどうかと思うけどな。お前のその闇属性がますます加速した傾向を見ると、いろいろ心配になってくる。ここは、しっかりサラちゃんを見習ってだな」

HGBD ガンダムビルドダイバーズ モビルドールサラ 色分け済みプラモデル

 

晶華「ネコ耳モモカや、くノ一あやめに続き、また目移りしちゃって。NOVAちゃんの嗜好に合わせるのは、こっちも大変なんだから。同じガンダムのサラなら、私はこっちを選ぶ」

機動戦士 Z ガンダム ゼータヒロインズ2 サラ・ザビアロフ

NOVA「……それじゃ、俺がまるでパプテマス・シロッコみたいじゃないか」

 

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建造! クリスタルタワー

水晶湖からの帰還

晶華「たっだいまー」

ケイP『おお、晶華ママ。落ち込んでいたのが、ずいぶんと元気になったようだな』

晶華「うん、ハイラスおじさまを探し出す件は、NOVAちゃんが真剣に考えてくれているし、湖で昔のNOVAちゃんに出会って希望をもらったし、今のNOVAちゃんはやっぱり伝説の魔法使いだと分かったし、未来のNOVAちゃんは妄魔時王になるみたいだし、だったら何でもできる、何にだってなれる、輝く未来を抱きしめたくなるじゃない」

NOVA「あのな。過去や今はともかく、未来で妄魔時王になるなんてのは、確定されていないからな」

晶華「だったら、NOVAちゃんは何がしたいのよ。〈事象の分岐点〉で多元宇宙の動向を観察し、世界の安定と調和を図ることを目指しているのよね。だったら、今みたいに影でこそこそ動いているだけでなく、もっとWhite NOVAここにあり、って全面的にアピールした方がいいんじゃない?  多元宇宙の平和を乱す奴は、時空警察の権限において実力を行使するって堂々と振る舞った方が、NOVAちゃんの好きなヒーローっぽいし」

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時空警察ヴェッカーシグナ OP主題歌(字幕入り)

NOVA「そんなことをすれば、連日連夜、敵と戦わないといけないじゃないか。大体、俺が求めるのは平和で落ち着いた日常生活なんだ。俺はのんびり家でTVを見たり、ゲームをしたりしながら、感想考察を文章に書いたり、同好の士と談話したりしつつ、最低限度の仕事をこなし、庶民的な生活を維持して、楽しい冒険をいろいろ空想・妄想する、それだけで満足なんだ」

晶華「だったら、どうして〈事象の分岐点〉の管理人なんて始めたのよ」

NOVA「う、それについては複雑な事情があって、話せば長くなる。まあ、一言で言えば、若気の至りって奴だし、一度引き受けた責任は途中で投げ出したくないし、それなりに充実して、デメリットを凌駕するメリットもあったというか、とにかく世界の影でこっそり平和のために活動しながら、普段は日常生活を送る『秘密のヒーロー生活』ってものにも憧れていたわけで。つまり、国際警察よりも、人に隠れて悪を斬る方が性に合っているんだよ、俺は」

晶華「なるほど。つまり、上からの権力で人を管理する王や領主の道ではなく、庶民の立場で人々の生活に触れながら、許せぬ悪を人知れず消す方を選んだ、と。時代劇で言うなら、水戸黄門のように印籠を振りかざしたり、遠山の金さんみたいに奉行として裁くのではなく、仕事人や影の軍団が好み、と」

NOVA「まあ、そういうことだな。だから、王を名乗って表に身をさらすのはなし。望ましい立場は、王と懇意になって、世界の危機を伝え、共に解決に身を焦がす旅の風来坊とか隠者・賢者の類だな。普段は自分の世界で好きなことを研究する日常隠遁生活で悠々自適に暮らしながら、いざ世界のピンチの際には精力的に動き回り、降り掛かる火の粉はしっかり打ち払うとか」

晶華「それって、ガンダルフさんみたいな感じね。だったら、せめて魔法使いらしく、この地に塔でも築かない?  ヒノキさんのコンパーニュの塔や、パンドラタワーのように、White NOVAの時空管理塔〈白き新星タワー〉って感じで。今みたいに、地味な〈事象の分岐点〉の小ぢんまりとした研究室から発展させて、ランドマークにも使えそうなのを」

NOVA「ああ、それはいいかもな。ネーミングはともかく、せっかくの新世界だ。クリスタルレイクの近辺に塔を築いて、周辺の森と湖を領有すれば、お前のフルーツと飲料水も確保できるし、領民はいなくても豊かなカントリーライフは満喫できそうだ。検討する価値はありそうだな」

ケイP『話が済んだところで申し訳ねえが、マスター、そろそろ暗くなってきたし、小屋に入らねえか。マスターに頼まれた、まき割りの仕事はきちんと済ませたからよ。はあ、どこの世界に、樹木の伐採とまき割りに精を出すドゴラがいるんだよって最初は思ったりもしたが、やってみると結構楽しいんだわ、これが』

NOVA「ああ、ご苦労だったな。山小屋で一晩明かすには、まきも必要だが、俺は肉体労働向きじゃないし、樹木の精霊である晶華にそんな酷な仕事をさせるわけにもいかんだろう。お前しか適任がいなかったんだ。もちろん、必要以上の伐採はしてないだろうな」

ケイP『でえじょうぶだ。伐採し過ぎても、ドラゴンボールで生き返れる』

晶華「ドラゴンボールなんて、ここにはないわよ。KPちゃんはドゴランボール。似ているけど、別物なんだから」

NOVA「だけど、ケイPを仮に7体ぐらい量産すれば、全部集めて願いを叶えるように設定することもできないだろうか。7体集めれば、中から神ドゴラが出て来たりして」

ケイP『神ドゴラだと?  7体のドゴラが究極融合合体したグッドクルドゴラVSXみたいなものか。おら、ワクワクしてきたぞ』


グッドクルカイザー 合体シーン

 

NOVA「念のため、グッドクルカイザーVSXは、操縦者は7人だけど11機合体な。グッドストライカーを根幹に、パトレン3機とルパレン3機。それにエックスエンペラーを構成する列車メカが4台だから、合わせて11機だ。7体合体を例に出すなら、やはりここは究極大獣神にするのがいいだろう」


恐竜戦隊 ジュウレンジャー 伝説の守護獣全合体!その名は 究極大獣神!!大獣神、ドラゴンシーザー、キングブラキオンが合体!!MMPR LEGACY ULTRA MEGAZORD 2014


All Megazord Transformations Part 1 YouTube

 

晶華「KPちゃんが、7体になるんだったら、粉杉翔花も7人必要ね。レインボー翔花とか」


アニメ レインボーマン op/ed

 

NOVA「7人いなくても、十分レインボーになりそうだけどな。今でも、太陽と月と木属性は普通に備えているし、火属性はヒノキちゃんが担当だ。すると、後は、水と金と土か。水ショーカとか、金ショーカとか、土ショーカとか、そのうち登場するのかな」

晶華「水だったら消火とか、金だったら商価とか、土だったら庄佳とか、そんな感じ?」

NOVA「そんなにショーカが増えたら訳が分からなくなる。それじゃなくても、翔花と晶華に加えて、別人格のアナザーなんてものが登場したんだからな。フォームチェンジだって、そろそろ整理しないと、読者だけでなく、書いている人間も把握できなくなる。まあ、最近の戦隊ロボやライダーみたいにパーツ換装がないのは救いなんだけどな」

晶華「確かに、上半身がお姉ちゃんで、下半身が私って組み合わせても、おかしいよね」

NOVA「今は、お前の方が成長したんだから、左右合体もできそうにないしな。さあ、ムダ話もこれぐらいにして、さっさと山小屋に入って、夕食でも食べようぜ」

 

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ジョエル・トレントと光の杖

次元ドルイド、消失

   花粉症ガールの粉杉晶華は、次元ドルイドのハイラスや、アシモン(アシスタントモンスター)のケイPと共に、食材や飲料水などを求めて、新世界のフィールドを探索していた。

   平原を通過して、殺人ウサギのボーパルラビットの群れを撃退した一行は、まもなく一つの森に到達する。どこか懐かしさを覚えながら、森の中でフルーツを採取する晶華たち。その最中に木々の言葉に耳を傾けた彼女は、この森がかつて殺人鬼の悪霊ケイソンと戦った異世界バトルフィールド「クリスタルレイク風の湖畔にあるスギ林」であることに気付く。

   どうして、森なのにスギ林なのかって?

   だって、スギの生えた森=スギ森って言葉は日本語では普通言わないよね。スギがいっぱい生えたところはスギ林。だけど、小説やゲームでは森の探索はあるけど、林の探索ってあまり言わない。この辺は言葉の綾って奴なので、「スギ林=スギを中心とする森林」の略と解釈してくれ。少なくとも、作者はそう解釈した。でないと、つまらないことが気になって話が進まん。

 

   とにかく、ここは新世界と言いながらも、実は既知の場所だったわけだ。うまくつながったものだね。

   そして、晶華たちが前に見つけた山小屋に到着したところから、今回はスタートだ。そう、泊まった若者が次々とホッケーマスクを被った不死身の殺人鬼に殺されてしまう曰く付きの山小屋だ。

  さあ、最初の犠牲者は誰だ?

 って、 見出しでバレバレか。

  さらば、ハイラス。君のことは忘れない(まだ消えてません。勝手に殺すな)

 

晶華「やっぱり、あった。ほら、ここが私たちが泊まった山小屋だよ。一緒にドゴラの映画を見たりしたんだ」


ゴジラ伝説Ⅱ 天空の大科学戦

 

ケイP『ヒャー、晶華ママの言ったとおりだ。森の見分けは付かないけど、この山小屋は確かに見覚えがある。 この記事のときは日本語すらろくに話せなかった。続いて、この記事でマスターNOVAにいろいろ教えてもらった。そして、この記事でマスターと対決した挙句、今みたいに封じ込められてアシモン・ケイPが誕生したわけだな。何もかも懐かしいぜ』

晶華「KPちゃんは半年ぶりかもしれないけど、私にとっては3年半ぶりなんだから、懐かしさもひとしおだよ。改造される前の無邪気だった頃を思い出してしまったり(涙目)。あの頃は、私にお姉ちゃんができるなんて思わなかったし、九州に行ったり、未来に行ったり、吸血体質になったりするなんてことも思わなかった。思えば、遠くまで来たもんだ。さあ、ハイラスおじさま、私の懐かしい山小屋へどうぞ……って、おじさま、何だか気分が悪そうだけど、どうしたの?」

ハイラス「晶華殿。そなたが懐かしさを感じているのと同様に、私も懐かしい感覚を思い出したでござる。そう、私が次元ドルイドを名乗るのは、多元宇宙の理を知るゆえではござらん。私が初めてNOVA殿と対面したのは、この記事において。その際、私は自分の来歴を『大いなる力に呪われ、自分の意思とは関わりなく、異なる世界に強制的に転移させられる運命』と語った。どうやら、その呪いはまだ継続していたようでござる。晶華殿、短い時間だったが、別れの時が来たようだ。NOVA殿にはいろいろ世話になったが、ここで転移するのも何かの運命。よろしく伝えてくれ。ハイラスが大変、感謝していた、と」

晶華「そ、そんな、ハイラスおじさま。いくら何でも早すぎるよ。だんだん、おじさまの人となりが分かって来たところなのに、こんな形でお別れするなんて。お願いだから、行かないでよ。おじさまがいなければ、誰がNOVAちゃんから血を抜いて、私のブラッドドリンクを作ってくれるの。こんなところでいなくなっちゃやだ(涙目)」

ハイラス「ハハ、私は血の準備係ではござらんよ。それはともかく、出会いがあれば別れあり。涙よりは、ニッコリ笑顔で見送って欲しいものでござる。これは私自身の新世界への旅立ちであるがゆえ。あるいは長年思い続けた故郷への帰還がいよいよ叶う時が来たのやも知れんな。そう思わば私の探索の旅も、いよいよ終わりに近づいたのであろう。そなたを弟子として十分に導いてやれなんだは、いささかの心残りだが、私は師としては力不足。そなたはNOVA殿といつまでも幸せにな。心の中の悪には惑わされぬよう明るく前向きに生きて行ってくれ」

ケイP『おっちゃんの姿がだんだん消えかかっている。晶華ママ、何とかできないのかよ』

晶華「こんな時に、NOVAちゃんだったらどうする?  あの時は確か、言霊魔術で相手と魂の契約を果たし、自分にしっかりつなぎ止めた。そう、消えかけた私を救ったように、KPちゃんをKカプセルに封じ込めたように。だったら私も、このKカプセルの力で、ハイラスおじさまを封じてみせる。おじさま、私のアシモンになって(カプセルをハイラスに向かって投げる)」

ハイラス「こら、こんな物を人に投げるな(パシッ)。晶華殿、いくら何でも我儘が過ぎるぞ。私も一人の人間として、次元ドルイドとして誇りがござる。そなたのアシモンとして不自然な生を生きるよりは、潔い消失を選ぶ。別れを惜しんでくれる気持ちは嬉しいが、世の中には思いどおりにならないこともある。それを受け入れて、なお最善を尽くしてこそ、大人への道と言えよう。ただ、このカプセルは餞別として受け止めておこう。次の世界でも役に立ちそうだからな。では、さらば」

 

DORON!

周囲に溶け込むように消失す。

 

晶華「そんな。ハイラスおじさまがいなくなっちゃったよ(涙目)」

 

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なつかしき新世界

クリスタルに導かれて


【作業用BGM】FFフィールド曲メドレー


FINAL FANTASY Ⅴ メインテーマ (Main Theme of Final Fantasy V)

 

  とりあえず、今回の話のイメージBGMとして、ファイナルファンタジーのフィールド音楽を貼り付けておきましょう。

  中でも、3から5までが好きですな。未知の世界の冒険のワクワク感があって。2や6も曲はドラマチックで嫌いじゃないけど、ワクワクというよりはシミジミとダウナー系で、高揚感とは別物。

  それと間を置いて、9のフィールド音楽も好き。せっかくの冒険ゲームなので、やはり楽しく高揚したいわけで。

  あと、5はフィールド曲とは別にメインテーマがあるので、そっちも貼り付け。5の場合、世界が3つあって、メインテーマを軽いテンポにした第1世界、異世界転移したワクワク感の第2世界、2つの世界が融合したものの滅亡の危機に瀕して哀しい雰囲気の第3世界の3つで、一番好きなのは第2世界。

 

  ともあれ、今回の物語は自分の中のファイナルファンタジーの冒険要素と、新世界への転移というイメージをミックスしつつ、懐かしさも感じてもらえるといいかなあ、と思っております。

  あ、それと主人公の晶華のネーミングも、クリスタル(水晶)が入ってたりして、ファイファン的と感じたり。

 

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当ブログの現状と今後の方針

ブログの現状

  さて、台風とその後の停電に邪魔されたものの、転んでもただでは起きないのがNOVAのいいところ。まあ、何もできない時間がいろいろあったので(特に真っ暗闇の夜)、停電明けたら何を書こうか、書きたいストーリーイメージが湧き上がって仕方ない。

   なお、台風以前は、旧・空想タイムから徐々に当NEO空想タイムに移行しようかと思いつつ、ここで何を書くか青写真は見えていませんでした。だけど、旧ブログからのインポート魔法もうまく発動して、何だか知らないうちに旧ブログからの記事がいっぱいになっている。ええと、台風で吹き飛ばされた物がいろいろ散乱していた9月4日から5日みたいなもの?

   ええと、分かりにくい例えになっているかも知れないけど、自宅と職場の通り道の道路に、屋根が一つ落ちてまして、自分にとっては今回の台風の象徴みたいになっていたり。6日には警察の「危険だから立ち入り禁止」の黄色い拘束テープが張られるようになって、8日には撤去されて、ようやく日常回復のように感じられた次第。もう、職場に行くたびに、飛ばされた屋根が謎オブジェのように道路に鎮座している状況を見るのは、いかにも非日常なカオスって感じでしたが、後から電気が回復した時に、あ、写真を撮っておけば良かった、と考えたりも。

 

  そして空飛ぶ魔法のじゅうたんみたいに、空飛ぶ魔法の屋根フライング・ルーフなんてイメージも浮かんだけど、だったら屋根だけじゃなくて、家ごと飛ばせよ、なんて感じて、〈事象の分岐点〉という秘密基地ごと当ブログに飛ばしたわけで。別に移動基地として設定していたわけじゃないんだけどな。

  とにかく、旧空想タイムと、GTライフの二つのブログの事象が、このNEO空想タイムにごちゃ混ぜになって、一気に賑やかになっているのが現状。

   だけど、これからどう展開するか、整理しないといけないよね。そういう今後の予定を考えて、指針表明するのが今回の記事目的です。

 

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