宇宙の海を思いつつ
NOVA「う〜ん、やはりハーロックの主題歌はしみじみと来るなあ。スパロボTでは、無限軌道SSXの主題歌(作曲・菊池俊輔)を聞きまくりだったが、最初のアニメ版の方は、横山菁児さんの格調高さが感じ入る。曲調としては、菊池さんの曲は70年代から80年代の特撮ヒーローやロボット物、時代劇も含めた活劇定番曲で、自然に口ずさんでしまうほど。それに匹敵するのが渡辺宙明さんで、菊池さんと渡辺さんは甲乙つけがたい。それに比べると、横山さんは曲こそ少なめだし、口ずさむタイプの曲ではないけど、スパロボで耳にするタイプの曲でもなく、その観点ではマイナーな部類になるんだけど、耳にすると心が引き締まる感じだ」
晶華「そんな、NOVAちゃんが尊敬する作曲家の大先生が、2017年7月8日に亡くなられていたのよね。遅ればせながら、謹んで冥福を祈りたいって記事です。一週間遅れだけど」
NOVA「うう、それもゴブリンが悪い……と言いつつ、今回は夏休み前最後の連休ということで、たっぷり横山さんの曲を聴いて、思い出話を語ろうという記事だ。まずは、ハーロック。厳密には、主題歌などの作曲は平尾昌晃さんで、横山さんは編曲担当なんだけどな。劇中BGMの方が横山さんの曲」
君の青春は輝いているか
NOVA「さあ、ハーロックの次はメタルダーだ。実のところ、メタルダーと、ハーロックは、俺がブログを書き始めた時の記事ネタに使わせてもらった過去がある」
晶華「え、そんなにこだわりのある曲なの?」
NOVA「時は2006年2月26日。その日の記事で俺はメタルダーの歌について語り、続いて3月15日の記事でハーロックについて語ってみた。まあ、その時は、歌詞をテーマにしていて、横山さんのことには触れてもいないんだが、やはり曲と組み合わさってこその歌詞だと思うんだよな」
Choujinki Metalder - All Henshin Scenes
晶華「瞬転シーンばかり集めると、メタルダーさんって怒ってばかりに見えるんだけど」
NOVA「いや、彼には自省回路が内蔵されているから、めったに怒らないはずなんだけどなあ。その彼を怒りに掻き立てるまでのドラマが見どころだ」
METALDER - SHUNTEN! YUME NO SENSHI
晶華「えっ? メタルダーさんって、最後は敵首領のゴッドネロスと相討ちしちゃうの?(涙目)」
NOVA「ああ、実はそのゴッドネロスの正体が、かつてスパイダーマンだった男なんだ」
晶華「え? 日本のスパイダーマンを演じた人が香山浩介さんで、ゴッドネロスを演じた人は藤堂新二さんで、別人じゃないの?」
NOVA「81年に改名したんだ。ついでにネロスの正体である桐原剛造も、元々は村木國夫という名前だったが改名している」
晶華「そんなに改名したんじゃ、紛らわしいじゃない」
NOVA「お前が言うなよ。翔花2号から晶華に改名したのによ。とにかく、ゴッドネロスに超重力制御装置を破壊されたメタルダーは、自爆を抑えるために超重力エネルギー装置を破壊して、超人機としての戦闘能力と、人間態への変身能力および記憶を失うんだ。そして、人々の前から姿を消す哀しいエンディングを迎える」
晶華「それって哀し過ぎよね。何とかならない?」
NOVA「スペーススクワッドに参加すれば、何とかなるかもな。少なくとも、メタルダーの敵幹部のクールギンが、敵組織にいることは分かっているので、メタルダー復活も期待されているんだが、今のところは情報がない。俺としては、人の姿を失っても、ジャンパーソンとか、ウィンスペクターのバイクルとかウォルターとか、そういうアンドロイドとチームを組んだりして欲しいんだがな。あるいは、キュウレンジャーのチャンプとかバランスとか、ロボット生命体もいるんだし。メタルダーのスペスク参加を俺は祈るぜ」
祈・スパロボ参戦
NOVA「さて、次にスーパーロボットネタだ。ギンガイザーとダイラガーの2作が、横山さん作曲のロボット物だが、どちらもスパロボ未参戦という状況。スパクロでいいから出て欲しいものだが」
晶華「TVの前の視聴者に話し掛ける主人公って、さすが魔術ロボのパイロットよね。デッドプールさんみたいに第四の壁を難なく突破するなんて、侮れないわ」
NOVA「いわゆるメタフィクション的手法って奴だな。まあ、うちのブログもその辺の境界を曖昧にしているわけだが」
晶華「ガンダムの前の緩いロボットアニメって感じね。あまり難しいことを考えずに見るのにはいいと思うけど」
NOVA「じゃあ、次はシリアスな方で行くぞ」
晶華「ダイラガーさんって、15機合体のロボットよね。パイロットの人がそんなにいたら、精神コマンドの数も凄いことになっちゃうわ」
NOVA「それは昔から言われてきたことだな。今のところ、スパロボでパイロット数が最も多いロボはアクロバンチの6人。戦艦も込みで良ければ、Wのヴァルザカードが同じ6人パイロットだが、さすがにダイラガーの15人は無理だろう、と思われていた。まあ、空海陸の各ラガーチームの代表3人だけが精神コマンドを使えるとすれば、出せなくもないのだろうが、今は違う問題でダイラガーの参戦は難しいという話もある」
晶華「どういうこと?」
NOVA「版権問題さ。ゴライオンとダイラガーは、海外でボルトロン(VOLTRON)というタイトルの独自シリーズで放送されていたんだが(パワーレンジャーやロボテックみたいなアレンジ)、近年、ヴォルトロンと和名も変えたりしながら再展開をするに当たって、東映からドリームワークスに権利が売られたらしい。2007年に出たスパロボWでは、ゴライオンが登場しているが、今は東映さんが自由に使えないとも聞く」
【Netflixアニメスレート2017】『ヴォルトロン』シーズン3 特別映像
NOVA「ゴライオンはライオン・ヴォルトロン、ダイラガーはビークル・ヴォルトロンと呼称されている。昔は、さらにアルベガスがグラディエイター・ヴォルトロンという名称で登場していたようだが、こちらは人気がなかったのか、現在のヴォルトロン商品からは外されている。おかげでスパクロ にも登場できているらしいが」
晶華「つまり、ヴォルトロンの版権を何とかしない限り、ゴライオンさんもダイラガーさんもスパロボには出られないのね」
NOVA「だけど、超合金魂は出せるみたいだから、この辺の権利関係がどうなっているのか、俺にはよく分からんわけだ」
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NOVA「ともあれ、ここまで来ると、もはや作曲家の横山さんの話から逸脱しているとも思うので、この話題は一度ここで中断しよう。他にも、オーレンジャーとか、星矢とか、語りたいネタもあるが、続きは次回ってことで」
(当記事完)