ヴォルトロンの版権問題
NOVA「今記事は、前回、中途半端に終わった横山菁児さんの懐古話の続きだ。ただし、今回は横山さんにこだわらず、前回の話の延長で語ってみる」
晶華「で、まずは、前回、ダイラガーから派生したヴォルトロンの話ね」
NOVA「ああ。版権が東映からドリームワークスに移ったという奴だな。それなのに、ゴライオンやダイラガーと超合金魂は発売される。これはどういうことなんだろう、と調べてみたら、要はキャラの使用料を東映ではなく、ドリームワークスに支払う形でクリアしたようだ。つまり、スパロボも同じことをすれば、ダイラガーの参戦も可能になるわけだ」
晶華「ところで、ドリームワークスってどういう会社? アメリカのアニメ制作会社というのは何となく分かっているんだけど」
NOVA「別に、アニメだけを作っているわけじゃないけどな。元々はディズニーのアニメ制作部門のトップの人が経営上の意見対立から独立して、スピルバーグ監督と提携して作った会社で、正式名称はドリームワークスSKG。SKGは3人の創業者の名前の頭文字をとったもので、Sがスピルバーグ、Kが元ディズニー社のジェフリー・カッツェンバーグ、Gがレコード会社経営のデヴィッド・ゲフィンだが、他の二人が退いたので現在の代表はスピルバーグと言っていいだろう」
晶華「社の代表作は?」
NOVA「俺的には、実写CG版のトランスフォーマーと、初期作品のディープ・インパクト、プライベート・ライアンと言ったところだが、アニメ的にはシュレック、マダガスカル、カンフー・パンダなどがシリーズ化されて知名度も高いんじゃないかな。俺自身はあまり、洋物CGアニメは見ていないんだけど」
晶華「トイストーリーとか、カーズとかは?」
NOVA「ディズニー傘下のピクサー制作だな。こちらは元々、ルーカスフィルムのCGアニメ部門に、スティーブ・ジョブズが投資したりして発展した経緯がある。ピクサー設立は1986年で、言わばCGアニメの老舗はこちら。一方のドリームワークスは1994年設立で後追いになるんだが、リーマン・ショックの時期に経営難に陥ったりもしながら、2015年にアンブリン・パートナーズという名前で合併・再編されたのが現状。このアンブリンは去年、ワーナーと共同で『レディ・プレイヤー1』を製作して、俺的に注目度が上がった感じだな」
映画『レディ・プレイヤー1』日本限定スペシャル映像(メカゴジラ VS ガンダム編)大ヒット上映中
晶華「で、改めてヴォルトロンに話を戻すと、今はドリームワークス社が版権を持っているのよね」
NOVA「そうだ。2016年にNetflixで公開され、日本でも見ることができるが、昨年末に8シーズン、全78話で終了したらしい」
晶華「え? 終わったの? その後の展開は?」
NOVA「さあな。別に俺だって作品を追いかけていたわけじゃないし、今回、付け焼き刃で調べただけだから。俺の関心は、ただ、スパロボにダイラガーが参戦できるのか、ゴライオンは復帰できるのかだけだから。ここで、ヴォルトロンが映画化されるということなら、それを機にスパクロにゴライオン参戦、ついでにダイラガーも、という可能性もあるだろうから、トランスフォーマーに続いてヴォルトロンの実写CG映画化を期待してみるかな」
海がテーマな主題歌
NOVA「では、ヴォルトロンの話の次に、海の話だ。前回は横山菁児さんのハーロックやダイラガーを懐かしんだが、これらは宇宙の海なんだよな。そこで、今回は地球の海にちなんだ、俺の好きな歌を挙げてみる。なお、この項目は横山さんの話とは関係ない、とにかく海の歌ってことで」
晶華「海は広いな、大きいな、とか?」
NOVA「いや、童謡じゃなくて、あくまでアニメな」
宇宙空母ブルーノア主題歌「大いなる海へ」PV(歌詞字幕付き)
晶華「宇宙空母って、やっぱり宇宙の海じゃない」
NOVA「いや、違う。ブルーノアは、ポスト宇宙戦艦ヤマトを狙って作られたんだが、元々は海洋ものとして企画がスタートし、宇宙は後付け。事実、2クールの放送期間で、宇宙に飛び出したのはラストの4話だけで、それまではずっと地球の海を舞台にしていたんだ。だから、宇宙になかなか飛び出さないブルーノアを揶揄して、『地球空母』などと俺たちの周りでは呼ばれていた。なお、1stガンダムと同じ79年の放送なので、今年40周年になる。祝え、ブルーノア40周年を!」
NOVA「ちなみに、放送当時、俺はヤマトよりもブルーノアの方が格好いいと思っていた。変形・合体メカが好きだったし、潜水モードから甲板を開いたり、小型潜水艇シーラや戦闘ヘリ・バイソンを分離できる仕様は、ヤマトと異なるプレイバリューの高さだ。確か、ブルーノアのプラモデルが市販されていて、それを持っていた記憶もあるんだが」
晶華「だったら、スパロボの戦艦枠でブルーノアが出たら、NOVAちゃんは喜ぶ?」
NOVA「もちろん喜ぶが、まず無理だろうな。これよりは、ダイラガーがスパクロに来る可能性の方が高いとさえ思っている」
NOVA「じゃあ、次は海と言えばこれっていう作品を挙げよう」
NOVA「とりあえず、こんなところかな。他にも、ビッケとか、宝島とか、フローネとか、七つの海のティコとか、割愛したものも数々あるが、一応、SF要素にこだわってみたということで。後は、作品テーマとしては海がメインではないけど、主題歌の海が印象的なロボット作品を3本ばかり」
晶華「どうしても、スパロボって感じね」
NOVA「まあ、ゲームで耳にする機会が多いからなあ。他にも、海をテーマに語ると、いろいろ思い出すんだが、今回はこれぐらいにしておこう。そして、次回はこちらに話を移す予定」
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(当記事 完)