My Birthdayというめでたい日に、本格スタートする「つれづれ日記」。
当面のネタは、過去の特撮ヒーロー作品についての話をしてみようってことで、最初のお題は『超人機メタルダー』だったりします。
前番組の『時空戦士スピルバン』がDVD完結したこともあり、そろそろDVDも出る頃と思いますし。
で、やはり、この作品の特徴は、主題歌にもあると思うんですよ。
普通、番組名(ほぼヒーローあるいはヒーローグループ名と同義)を入れることの多かった80年代当時の特撮ヒーロー物で、例外的に渋い歌詞です(宇宙刑事から始まるメタルヒーローシリーズでは、他に同種の詞は『ブルースワット』のみ)。
いきなり、『君の〜青春は〜輝いているか〜?』と佐々木功氏の渋い声で問い掛けられて、思わず、自分の青春の思い出を見つめ直してしまったりするわけですが……いや、『メタルダー』放送時は、自分も青春真っ盛りだった。そう、正に輝いていた(はずの)青春時代に聞いた歌なんですよ。
ぼくの今でも敬愛する某作家氏も昔、『ウォーロック』というゲームブック雑誌の『どこでもT&T』というマンガ連載で、ゲームマスターのキャラにこのセリフを語らせ、ファンだった自分に、なかなかシンパシーを感じさせてくれました。
ただ、まあ、ネットの世界で、『本当の自分を隠してはいないか?』と、問い掛けられると、「すみません、個人情報全てをさらけ出すのは、さすがにマズいです〜」と土下座しないといけないのですが(苦笑)。
そして、今日のタイトルの『君の人生は満たされているか〜?』ですよ。
『ちっぽけな幸せに妥協していないか〜?』ですよ。こう問われると、こりゃまた、「すみません」と土下座して、少しはアクティブに振る舞ってもみたくなるもの。作詞家のジェームス・三木氏に、完全に洗脳されちゃってますな、自分。
その後、『宇宙全体よりも広くて深いもの。それは一人の人間の心』と歌詞は続きます。何だか、当時他に流行ったアニメ作品『聖闘士星矢』の心の小宇宙(コスモ)なんかも思い出しますが、生まれたときからぼくの信じる仏教思想にも、似たような考えがあります。
ただ、まあ、悟りきった仏ではない凡夫の自分には、そこまで広くて深い心には当然、至っていないわけで、とりあえず地球規模の寛容精神は身に着けたい、と思っています。でも、さすがにエイリアンみたいな宇宙人は相手できないかな、と思ったり……って、メタルダーの世界には、前作までと違って、宇宙関係は出ていないんですけどね(次回作の『ジライヤ』には、宇宙忍者なんかも出てたんですが)。
何だか分からない話になってきたので、話を歌詞に戻します。
『愛が欲しければ、誤解を恐れずに、ありのままの自分を太陽にさらすのだ〜』
……ネットでは、はなはだ危険な行為ですね。『メタルダー』の歌詞を実践に移すには、自分はまだまだ修行不足のようです。
明日は、歌詞の2番について、考えてみたいと思います。