夜になりました。
昨夜、サイトトップで切捨て表明したはずなのに、昼間、書いてみたら思いがけず長引いてしまったので、首をかしげつつ、今度こそ短く切り詰めて書くぞ、と決断!*1
19話「無人島でブータレキャンプだコロン!」(7月14日放送)
元ネタは、減量エクササイズの「ビリーズ・ブートキャンプ」。
ええと、あの有名なパワーレンジャーの初代ブルーことビリー・クランストンが、当初は「虚弱なメガネ君」だったのに、後に拳法や忍術を学び、どんどん戦闘力が高まるに至った神秘のトレーニング法(ゾードン推奨)を解説したDVD……というのは、ドロンボー直伝の真っ赤なウソ。
この回のトピックは、ゲストのパロディキャラ・ビリビリーよりも「運動不足で太ってしまったガンちゃん」だったりします。旧作のガンちゃんファンが見たら、「こんなのガンちゃんじゃないやい」と嘆き悲しみますな。まるで、第2シーズンになって急に太ってしまった初代レッドレンジャーの如し……ってパワレンネタはこれぐらいに。
舞台は、無人島ということで、昨夜見たインディー・ジョーンズ・パロディ回よりもよっぽど秘境探検していたりします。そのハードさたるや、太ったガンちゃんが数分の冒険描写のうちに痩せてしまったほど。そして、痩せて格好良くなったガンちゃんとドロンジョ様の間に、敵味方を越えたミニラブロマンス発生。この展開は、後に続くのかな?
まあ、そんなこんなでドラマ的にも濃い話なので、せっかくの出番なのに呆気なく不時着したペリカン君の見せ場は薄かったりします。
ワン相手だとイヤミキャラのペリカンも、1体だけじゃ掛け合いができないので地味な扱いなのね。それに以前も書いたことだけど、ワンは「モモタロスみたいなケンカっぱやいキャラじゃない」ので、イヤミキャラの効果も薄し。
以前は書かなかったけど、ワンって電王のイマジンにたとえるなら、「キンタロスみたいな正義観が強く威勢はいいけど、少々鈍重」な感じ。で、ウラとキンだとケンカにならないように、ワンとペリカンもその程度の絡みにしかならないのかな、と考察してみる。
さらに考察するなら、ペリカン的属性はボヤッキーで、ワン的属性はトンズラーだと見なすと、ケンカにならない理由も分かったような、分からないような。
20話「崖っぷちのトールーだコロン!」(7月28日放送)
7月は一回休みなので、これが7月最後のヤッターマンでした。
そう言えば、7月は7日放送の18話で、主題歌の歌手も変わっていました。オープニング初の女性歌手で、歌の勢いがどんどん向上している点は高評価。
それよりも、お気に入りはエンディングのアイちゃんメインの画像。本編よりも可愛いイラストに、密かに萌えてたりします。何だか、アイちゃんと言うよりも「成長したテンプルちゃん」を想像させるキャラ絵です。
思わず、「ネズミのチュッピー、ポピポピ♪ ドラネコ・ドーラはポロンポロン♪ アヒルのガッペはプーカプカ〜♪ フワット雲の子、ブンブンブンブン♪」と口ずさみたくなりますよ。
って、テンプルちゃんは、この際、どうでもよくて*2、
この回のメインは、タイムリー過ぎな「崖の上の金魚」の話。
いや、これ(↑)が金魚なのかどうかは議論の余地はある、と思いましたが、とにかくこの回のヤッターマンはドロンボーメカ*3や、インチキ商売など金魚ネタを前面に押し出します。
さすがに上映中の映画は即パロディ化しにくいので、もう一つのネタとして、「崖っぷち芸人、ルー大柴に似たトールー」をネタにしています。この芸人、主役のヤッターマンを凌駕する活躍ぶりを示したため、ヤッターマン(とりわけ2号)ファンのNOVAとしては、「主役の出番を奪うなあ、この野郎」と思ったとか、思わなかったとか。
はい、何だか分からない感想になったので、次いこ、次。
21話「はりきりホッター魔法の宝だコロン!」(8月4日放送)
前回もそうだけど、旬の話題に飛びつくのが早すぎのヤッターマン。
最終巻は読了済みだったので、どんなパロディーを見せてくれるか、と思えば、ただのネーミングパロディーでした。
発明家の少年「はりきり堀田くん」が開発した強力掃除機で、つくば市の発明学園が大騒動という話。舞台が国内なのにペリカン出動とはどうよ? と思いつつ、発明がらみのネタの面白さを堪能しました。
天才発明家のボヤッキーが、発明家の卵たる学生たちに尊敬されたり、
堀田少年を、発明家の先輩たるガンちゃんが諭したり、
とことん発明ネタにこだわる話が新鮮に感じました。
その他のトピックとしては、レース場を走っているメカブトンと、そこに居合わせた「コンドルのジョー」がやけに印象的だったということで。
22話「ご当地ヒーロー大活躍だコロン!」(8月11日放送)
そして8月最後のヤッターマンは、うちのサイトとしては一押しすべきネタでした。もう、最初のイケメン特撮ヒーロー「イケメンジャー」だけでお腹いっぱい。思わず「陽気なアコちゃん♪」と歌いたくなります*4。
なお、イケメンジャー自身の元ネタとしては、『美肌泉隊SPAレンジャー』でしょうか。シャンゼリオン・レッドと、ファイズ・ブルーと、ボウケンブルー・イエローと、カイザ・ムラサキと、ヒーロー役がないグリーンの5人中3人がランダムに選ばれて、名物温泉に巣食う悪の組織チョッカーと戦ったり、お宝探ししたりする話……という認識でいいよね? 答えは聞いてない。
そんなわけで、この回は特撮ヒーローパロディ回。いつもは、笑えるネタがあっても見るのが仕事後の深夜なので爆笑できないNOVAが、この回はお盆休みに入ったので、リアルタイムに見て、爆笑していた回です(笑)。
ドロンボーは、インチキ特撮ヒーローショーで、「ドロンソルジャー」に扮するし、
ヤッターマンに協力する讃岐名物のご当地ヒーロー「コンピラーX」が年齢相応に活躍するし、
思わず、「がんばれーコンピラーXー!」と叫びましたよ(心の中で)。
おそらく、このコンピラーX、将来、ヤッターマンのマニアックゲームが出た際に、隠しキャラとして登場するにちがいありません(笑)。
少なくとも、テキサスマックや、ガルガンチュアと同じくらいの価値はあるキャラですから。
23話「クリスタルスカル発見だコロン!」(9月1日放送)
ということで、ようやく最新話のインディー・ジョーンズ・パロディー回です。短く切り詰めるつもりだったのに、長かった〜。何だかんだ言って、自分、ヤッターマンが好きってことですね。
で、最新話はインドア・ジョージこと、ガンちゃんの従弟の丈治くん。彼は今回、トンデモない発言を行ないます。
何と、「ヤッターマンの正体は、親戚一同にばれており、密かに応援されていた」そうです。
そうか、正体が知られてしまったのか。だったら、罰としてバードマンの銃で動物にされたり、奉行所に手配されてやむなく江戸から旅立ったり、ば〜れ〜た〜か〜と叫んで前世魔神の正体を現したり……そんなことはしなくてよさそうですね、たぶん。
もう、この「正体が親戚にばれちゃっている」の一事だけで、この話は十分堪能しました(笑)。だって、インディー・ジョーンズ・パロディーなのに、ちっとも冒険らしい冒険しないし。
これがマンネリ芸風のヤッターマンでないなら、正体を知った丈治少年をヤッターマン3号としてスカウトしたり、正体を知った親戚のおじさんを商売上手なヤッターやんにしたり、正体を知った赤ん坊をヤッター坊にしたり、といった展開が期待できるんですけどね。
あるいは、正体を知った女の子たちを集めて、ヤッターガールズを結成して、ポドリムスの異次元人や、地球を宝石にしようと狙っている宇宙人と戦うストーリーもありかな、と。
でも、ヤッターマンはそういう話じゃありませんからね〜。正体を知られたからと言って、物語が変わるわけでもありません、たぶん。妄想は、頭の中と、自分のブログの上だけに留めておきましょう。
それよりも、今後の見通しだ。
とりあえず、ヤッターマンは切り捨てということですね。少なくとも、ヤッターアンコウが登場するまでは。
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出るとしたら、3クール初めの27話かな?
何だかんだ言って、旧作と同じタイムスケジュールで登場していきそう。
なお、ヤッターマンにとっての1クールってのは、休みが多いので5ヶ月ぐらいの計算で考えてみると、妥当かも。
放送期間は1年間と思っていたけど、その計算だと、来年春までは続くかもしれませんね。そして、来年春には実写版も期待中。
*1:いや、短くするのに、そこまで気合を込めて決断せんでも……と自己ツッコミしつつ。
*2:実際はどうでもよくなく、彼女と『ポールのミラクル大作戦』のニーナのことを語らせたら、それだけでたっぷり思い入れたっぷりの記事ネタにできそう。でも、今はヤッターマンメインなので、またの機会に。
*3:魚型メカ相手なら、アンコウの出番だろうが、と思いつつ、10月までお預けと大体この時期、知って喜んだり、展開の遅さにがっかりしたり。
*4:いや、特撮ヒーローとラーメンをつなげるなら、やはりこれでしょう。『ジェットマン』第10話はヌードルジゲンの登場する、その名もサブタイトル「カップめん」。数ある特撮話の中でも、後世に語り継ぐべきギャグネタ1話と認識。
*5:結局、本気で切り捨てるつもりはなさそうだな、こりゃ。