White NOVAのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSF、TRPGの趣味と、「花粉症ガールというオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

東北地方太平洋沖地震

 気象庁が命名した正式名称がこれなんだけど、その後、長野とか、新潟中越とか、いろいろと群発しているんだよね。
 全部まとめて「東北・関東大震災」という表現もあるけど、関東を通り越して、信越まで飛び火している状況だったら、全部まとめるのはまだ早いのかもしれない。
 じっさい、「阪神・淡路大震災」のときだって、名称が確定するまでは「兵庫県南部地震」だったし、「関西大震災」と呼ばれたりもした。


 これでもしも、阪神の方の古傷まで刺激されたり、九州の火山活動が活性化したりすると、後の世で「日本列島大天災」と称される可能性だって、現時点では想像できる(いや、妄想で終わってほしいですけど)。

広範囲の地震

 ともあれ、今回の地震の怖いのは、「一地域で収まっていない」こと。
 阪神のときは、何だかんだ言っても、被災地は近畿の一部だけだった。そこが人口密集地だったことで、被災者の数は多かったけど、地域的にはまだ狭く、体が元気でバイクなどの乗り物さえあれば、脱出も物資運搬も、比較的容易だった。
 自分はその間に、バイトや仕事の都合で、神戸に行ったり、大阪に行ったりする機会があって、その間の被害の差や、交通状況の具合など、実地に見聞する機会を持てたわけだけど、不便とは言え、一民間人が神戸・大阪間を行き来できる状況に当時はあった。当然、それは物資の輸送が可能だということでもあるし、狭い地域だけの被害、ということは、その周囲では援助すべき物資そのものが潤沢にあった、ということでもある。


 それと比べると、今回の震災は、あまりにも範囲が広すぎる。
 死者・行方不明の数から、被害を受けた都道府県を並べるだけでも、阪神は「兵庫・大阪・京都」と大体3つでくくれると思うのに、津波の影響もあったせいで、「宮城・福島・岩手」の3県を中心に、北は北海道から、南は茨城を越えて東京や千葉などにも被害が届き、西は長野と新潟までと聞く。
 復興活動にしても、どこから手を付けたらいいのか、物資の輸送にしても、どこからどのように回すか、考えることは数多い*1
 情報収集にしても、状況整理にしても、ターゲットが拡散しているというのは、それだけ解決の糸口、しないといけないことが多岐に渡るため、一筋縄ではいかない、ということになる。

通信手段の発達

 上記では、16年前との違いを、被災範囲の広さという観点で見てきたけれど、それだけ聞くと、阪神の時よりも解決困難に思われるかもしれない。


 しかし、16年前になくて、今あるものも当然ある。
 それは、インターネットや携帯電話などの普及である。このおかげで、現地の情報が16年前当時よりも格段に伝わりやすくなったのは事実である。
 じっさい、阪神当時は、自分が被災者の立場とは言え、この地震がどれほどの規模なのかも分からず、テレビでの報道も遅々として進まなかったことへの苛立ちがあった。国の対策も後手後手に回って、「現場が分かっていない」という不満も相当に感じた。
 今回は、自分自身が被災者の立場ではないから、かもしれないが、少なくとも、政府が情報を管理する体制は整っている、と感じる*2
 もちろん、被災者の中には、ネットを使う余裕もなく、情報的に孤立している可能性も察する。それだけに、情報の有無が生死を分かつ機会も多いのだろう。16年前は、一般市民の入手できる情報は大差なく、結局は、テレビやラジオなどの報道機関に頼るしかなかった。政府でさえも被害の大きさを知ることに時間が掛かり、外国からの支援の申し出を断るような失態を見せたりもしている。
 それに比べると、今回は、一部格差はあるとは言え、情報を入手・発信できる手段は、政府にも、そして市民にも確保されている。個人が救援を求める手段や、現状を伝える手段など、情報の量だけは圧倒的に16年前とは異なるレベルである。


 ツイッターなどで、刻一刻、大量の情報や意見が伝えられる時代。
 こういう文明の利器の効果が、未曾有の大惨事に対して、16年前よりも速やかな解決を果たしてくれることを期待したい。


PS:想いが事態を少しでも改善できるなら、「がんばって、応援しているから」という気持ちが届いて、力になることを願って。

*1:現状は、関東地方での電力問題を解決する必要と、トラブったときの問題の大きさから、福島の原発に焦点が当たっているようだが。

*2:いや、それだからこそ、原発絡みで、適切な情報公開が為されていないのではないか? という不審も見られるのだけど。