Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

ネギま感想(16話)

 メインキャラは、アンドロイド少女の絡繰茶々丸
魔法先生ネギま! 2月度 OPテーマ ハッピー☆マテリアル魔法先生ネギま! 麻帆良学園中等部2-A 「1月:闇の福音&ドール」貴様、今日という日を待ちわびていたぞ…。
 ロボットなのに、感情が芽生えてしまった彼女だったが、そのため制御系に深刻な負荷がかかってしまう。製作者の葉加瀬は、データの初期化が必要と判断するが、記憶の消去を拒む茶々丸は、「自分が人間になった」妄想の世界に逃げ込んでしまい……。
 結局のところは、茶々丸の意志を尊重した葉加瀬が「記憶データのバックアップを取った上で、制御系の容量アップを図る」ことで、これまで通りの生活ができるように解決。


 ロボットの記憶にまつわる話だと、『ジェイデッカー』を思い出すわけですが、あちらは少年・友永勇太と、AIロボ・デッカードとの絆がそれまで何度も描かれていたために、「ロボが記憶を失う」ことについて、重いハートフルなドラマとして感情移入たっぷりに受け止められました。
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 今回の物語は、同質のテーマであるにも関わらず、茶々丸にそれほど感情移入しなかったのは、やはり、それまでのドラマの蓄積が少なすぎたからでしょうね。
 茶々丸にスポットが当たったのは、吸血鬼エヴァ絡みのエピソードくらいだし、これに「勇太とデッカード」の関係を想起させるなら、茶々のマスターであるエヴァとの絆が欲しいところ。でも、今回、エヴァは出てこなかったわけで。


 茶々が今回、失うことを恐れた記憶は、主に「メカや人間関係なしに、自分を一人の生徒として大切に扱ってくれるネギ先生」にまつわるもので、また、「ロボットとして、食べ物が食べられないので、人間に憧れる」という心理も、妄想ネタに扱われていました。
 こういうネタは結構、好きなテーマなのですが、今回だけでは描ききれず、やや消化不良かなあ。まあ、「ジェイデッカー」と比べなければ、十分に面白い話だったのですが、物足りないので、もっと描いて欲しい、という気持ちです。


 なお、「生徒の感情に異変を生じさせる『怪しい魔力の波動』の原因となっている謎の歯車」については、またも先送りにされました。てっきり、今回が解決編だと思っていたんですけどね。
 サブタイトルが「ユメ・ミル・キカイ」で、次回予告の時点では、この機械を「謎の歯車」と解釈していたのですが、実は茶々丸のことだった、というわけで。
 現在は、「この歯車をいつまで引っ張るんだよ〜」と気にしております。