紆余曲折あってボウケンシルバーの正式仲間入りと、専用ロボ・サイレンビルダーの初出撃を描いた20話。
そして、シルバーと、彼を仲間と認めないブラックの対立と和解を描いた21話。
どちらも、新戦士の登場を劇的に盛り上げる演出が、派手に為されていました。
20話
ガジャ様の作ったゴードムエンジン。それを体に埋めることでアシュからクエスターにパワーアップしたガイ&レイ。
彼らはさらに「ガジャ様が慣れない近代メカの知識を学んで作り上げた巨大ゴードムエンジン搭載のガガドム」を、ゴードムの巨神からクエスターロボに改名して強奪します。クエスターロボ……何だか格好いいネーミングだ。ダイボウケンとか、ダイタンケンよりもいい。「GOGO、クエスターロボ♪」なんて歌いたくなりますよ、マジで。
そんなクエスターロボの武器は「雷砲」。う、何だかカッコ悪い。ここは、やはり「クエスターサンダーキャノン」でしょう。ハザードレベル550の超兵器ってことで、ダイボウケンを瞬殺。
さらに、ビークル6号機から10号機を、「ダイタンケン」になる余裕もなく次々撃破。町もたちまち、火炎地獄に。
一方、自らの体に流れるアシュの血が暴走したおかげで、敬愛する父親(シャリバン)を死に追いやってしまった高丘。自分の血を憎む彼は、仲間を作ることを拒否しますが、イエロー菜月から母親ケイ(メガピンク)の話を聞かされ、母親の愛を実感。アシュの血への憎しみを捨て、「仲間を作るという冒険」を受け入れることに。
ゴードムエンジンの干渉を受け付けないネオパラレルエンジン搭載のゴウゴーファイヤー、エイダー、ポリスの3機を駆って、ボウケンシルバーが燃える街に駆けつけます。
たちまち、火災を消し止め*1、エイダー・ポリスの遠隔連携攻撃*2の後、サイレンビルダーに合体。ジャッキアップ&ダウンのギミックを駆使した技と、持ち前のパワーでクエスターロボを圧倒します。
クエスター2人は機体を捨てて脱出しましたが、プレシャス「雷砲」は無事に回収されました。
仲間になったシルバーを歓迎するレッド&イエローですが、ブラックにとっては面白くなく……次回につづく。
21話
ガジャ様が「ゴードムエンジンの秘密」を独り占めにしたことを知ったリュウオーンが、ガジャ様を脅して入手したプレシャス地図。そこに記されたプレシャス「打出の小槌」を巡る探索競争。
リーダー命令で、仲の悪いブラックとシルバーが2人チームになり、前途多難なミッション開始ってことで。
サガスナイパーを駆使して、効率よくリュウオーンを発見するシルバー。
ゴーゴークレーンで、切り立った崖山を登攀するブラック。
互いに意地を張りながらも、しっかり相手について行くのは、ちゃっかりしてます(笑)。
それでも勝手な単独行動スタイルから、いつしかチーム行動に切り替わっていったブラックより、「好きなようにやる主義」のシルバーの方が先行した挙句、勇み足すぎて窮地に。
そこで「プレシャス確保」と「仲間の命」の二択になって、迷いながらもシルバーの命を助ける選択をしたブラック*3。
「打出の小槌」を奪ったリュウオーンは、ブラックとシルバーに攻撃をかけようとしますが、ブラックの放った信号弾に呼ばれた他の4人が合流。
6人そろっての初名乗りと、続く各個人技でザコ邪竜を撃破。
リュウオーンが「打出の小槌」の力でザコ邪竜3体を巨大化させたことで、巨大戦に突入。アルティメットダイボウケン(UD)で挑むも、さらなる小槌パワーで、超巨大状態のザコ邪竜。あわや、踏み潰されそうになるUD。
そのとき、シルバーがリュウオーンから小槌を奪い、UDも超巨大化。これにて形勢逆転。2体をUDが倒したのを見計らい、シルバーもサイレンビルダーで参戦。
小さいままのビルダーは、ジャッキアップギミックを利用したカエル飛びジャンプで、超巨大邪竜の口から腹に飛び込み、一寸法師のように体内アタック。
敵撃破後、超巨大UDの肩の上に、ライナーボーイ(ONグランドライナー)やマジフェアリー(ONマジタウロス)よろしく乗っているサイレンビルダーが印象的な一カットでした。
一時期、和解し、色でなく名前で呼び合うようになった真墨&映士でしたが、戦闘後はまた似た者同士のケンカ。でも、その様子は仲良し同士のじゃれ合いにも見えたり。
30作記念ネタ
ジュウレンジャーは外しましたが、さすがに、この2つは当たり、と。女性陣2人の「チャイナドレス」と「くノ一」コスプレに萌えってところですね。
次は、「オーレンジャー」「カーレンジャー」「メガレンジャー」ですが、
- オーレンジャー:ESPカードの小道具?
- カーレンジャー:ターボレンジャーが「学生服コスプレ」だったので、今度こそ「車」。
- メガレンジャー:またもや、「学生服コスプレ」ってことはないと思うので、パソコンとか、デジカメとか。ハッ、高丘映士がメガピンクをマミーと呼んだりはしないか?
それと追記。
ライブマンのところで、
ブルーは何故か「犬」(それとも狼?)。何で、ライブマンに犬なのか、納得できないところ。
これなんですが、
最近購入した『スーパー戦隊画報2巻』によると、ライブマンの殺された親友、矢野卓二(ブラックバイソンの兄)のエンブレムが「ツバメ」で、相川麻理(グリーンサイの姉)のエンブレムが「犬」だったそうです。すると、彼らが生きていれば、「ブラックスワロー」とか「ピンクパピー」といった戦士になる予定だったのだろうか?
ともあれ、犬については、これで納得。