先日、「はてな市民」になれたので、いくつかの特撮作品をはてなキーワードに登録してみました。その一つが本作。
本作は本放送時に見ておらず、ビデオで総集編を見ていただけだったので、昨年DVD化されたときに、嬉々として購入。なかなかコンバットフォーメーションにならないグランナスカ*1にやきもきしたりも。
そして、本作と言えば、やはり女王パンドラ(演・曽我町子)とデスゼロウ将軍(声・飯塚昭三)の掛け合い。
そうやって、勇んでスカルドン*3に乗って出撃する将軍ですが、
グランナスカに蹴られて*4、崖下に転落してしまうのは、一種のルーティンギャグだったりもします。
他にもスピルバンについて語ることは数々あるのですが、今夜はやはり故人を偲んで、女王パンドラその他の特撮を振り返ってみることで。
なお、曽我さんは『魔法戦隊マジレンジャー』の天空大聖者マジエルの役で「劇場版」および最終決戦編に出演しており、その絡みで最近露出も多く、『東映ヒーローMAX VOL16』および『東映ヒロインMAX VOL3』でのインタビューなどにも改めて注目したいところ。
戦隊シリーズ
- 『バトルフィーバーJ』のデスマスク怪人人間体(3話)
- 『デンジマン』『サンバルカン』のヘドリアン女王
- 『マスクマン』の地帝指令バラバの母ララバ(30話)
- 『ジュウレンジャー』の魔女バンドーラ
- 『パワーレンジャー』のリタ
- 『マジレンジャー』のマジエル
*5
こうやって並べると、7作品に出演しているのは改めて凄いなあ、と思います。
その他特撮作品での出演作
- 『河童の三平 妖怪大作戦』の死なず娘(2話)
- 『レインボーマン』のゴッドイグアナ
- 『仮面ライダーストロンガー』のドクターケイト(声)
- 『5年3組魔法組』の魔女ベルバラ
- 『透明ドリちゃん』の白川菊子(ドリちゃんのボーイフレンド白川大介の祖母)
- 『バッテンロボ丸』のロボ丸(声)
- 『宇宙刑事ギャバン』のミツバチダブラー人間体ハニー萬田(21話)
- 『宇宙刑事シャリバン』のシニガミビースト人間体(22話)
- 『星雲仮面マシンマン』のボールボーイ(声)
- 『世界忍者戦ジライヤ』の妖忍クモ御前
う〜ん、とりあえず、『5年3組魔法組』と『透明ドリちゃん』のDVD化希望ですね。
『透明ドリちゃん』と言えば、曽我さんは白川大介君のおばあちゃん役。で、白川大介君と言えば、『ガンバロン』で天道輝役をやっている安藤一人氏なわけで……これを強引に結びつけるなら、カブトの「天道家のおばあちゃん」とはすなわち「曽我町子さん」だった、と妄想してみる……う〜ん、今さらながらですが、こういう妄想が実現しなくて非常に残念です(シクシク)。
アニメ
世間では「初代オバQ」なんでしょうが、特撮者の自分としては、あまり印象深くありません。それでも挙げてみるなら、最初の『サイボーグ009』の007と、『ミクロイドS』のマメゾウってことになるでしょうか。
そしてゲーム
やはり、遺作となるのが、『宇宙刑事魂』の暗黒銀河女王役ですね。
もう、これは特撮者としては、曽我さんに会うためだけでも買うしか。
……ということで、偉大な魔女の数々の功績を称えて、黙祷を捧げたい、と思います。
*1:初変形は28話。
*2:雑誌インタビューでの曽我さんの話によれば、この「お尻ペンペン」は本人のアドリブだそうな。真面目なヒーローに対して、このセリフを口にできるのは、曽我さんくらいのものでしょうねえ。
*3:デスゼロウ将軍の操る戦車。余談だが、ボウケンジャー5話に出てきたプレシャス戦車の回転ノコギリを見て、これを思い出した特撮ファンは少なからずいるようだ。
*4:グランナスカの蹴りは「ナスカハイパークラッシュ」という大仰な技名が付いている。でも、実際の映像は、スケールの小さな戦車軍団を踏んづけたり、蹴ったりしているだけ……。なお、グランナスカはミニチュアアクションの操演のみで、着ぐるみロボは作られておらず、「ナスカハイパークラッシュ」の時は脚だけが描写。その脚が、実は「バイオロボ」のそれ、という逸話も。