30話
原作の45話と46話を1つにまとめた話。
改心したMatoombo(ティターン)とピンクレンジャーの交流話。
彼の命を狙うGekkor(ワイバーン)を、Udonna(マジマザー)の助力で復活した父親Lienbowが赤いWolf Warriorに変身して撃退。
しかし、Sculpin(ダゴン)がMatoombo(ティターン)を抹殺し、その結果、Master(ン・マ)が完全復活のパワーを得る、と。
31話
最終エピソード前編。
原作のブルー&マジシャインの結婚エピソードはなし。
よって、原作47話からは、Itassis(スフィンクス)との戦いおよび、彼女の改心のみ抽出。
一方で、原作48話の要素は、ほぼ漏れなく抽出。
あの天空大聖者マジエルも、魔法界を統べるMystic Motherとして登場しております。
しかも、パワーレンジャーオリジナル設定として、彼女はかつて暗黒時代に「Rita Repulsa」と呼ばれていたけど、その後、浄化されて「善の魔法の女王」となったとあります。つまり、海外版では、バンドーラとマジエルは同一人物という公式設定ができあがったことになりますな。
う〜ん、故・曽我町子女史に対する最大級の賛辞と追悼のように思える、素敵な設定です。
それ以外は、ほぼ原作と同じで、完全復活したMaster(ン・マ)のために、魔法世界は壊滅し、父親とマジシャインが倒され、マジマザーも冥界に引きずり込まれ、地上で戦い続けるマジレンジャー大ピンチ! と同じ展開が続きます。そして……
32話
最終エピソード後編です。
まずは、Black Lance(スレイプニル)を撃破するのですが、その直後に降臨したMaster(ン・マ)のために世界中が天変地異に見舞われます。
魔法の力を吸い尽くされ、闇の世界に落とされたレンジャーたちですが、4人の残された力を与えられたレッドの勇気の一撃で起死回生。
さらに、実は生きていたMystic Motherの力がMasterを翻弄し、
Itassis(スフィンクス)とNecrolai(バンキュリア)がWhite Ranger(マジマザー)を助けて、Sculpin(ダゴン)を撃破。
Necrolai(バンキュリア)の不死の力で、Wolf Warrior(ウルザードファイヤー)とSolaris Knight(マジシャイン)を復活させるなど、原作と全く同じように展開します。
そして、5人のレンジャーと、両親、そしてダガロン先生の魔法家族……いや、ちがった。ダガロン先生は家族じゃないや。それに、両親の子供はレッドだけ、ピンクとブルーだけは姉妹やけど……といった設定上の違いはありますが、総勢8人の戦士の力で、ついにMaster(ン・マ)が倒される点は同じ。
その後は晴れてハッピーエンディング。
おや、ブルーが旅立つレッドに、「私のために帰ってきて欲しい」と告白しています。どうやら、原作と違って、ダガロン先生の立場はなくなってしまったようです。
後は、生きていたMatoombo(ティターン)がピンクといっしょにDJをしていたりとか、ダガロン先生を除けば、それぞれハッピーエンドを迎えたようですな。
お気の毒なSolaris Knightと愛機のSolar Streak Megazordを記念に貼り付けておきます。
最後に。
「SPD」との共演編がなかったのは残念ですが、Mystic Motherの設定で、過去のパワーレンジャーとのつながりが維持できていることが明かされたミスティックフォース。
ここは、天空大聖者の在りし日の笑顔で幕を閉じたい、と思います。