キャラ作りの途中で
NOVA「エマ・ショーカのキャラ作りを終える前に、寄り道的な記事だ」
翔花「どうしてよ、ブー」
NOVA「理由は簡単。コメント欄で集中力を乱されたからな。そちらの問題を解決しておきたいわけだ」
晶華「そんなのスルーしておけばいいのに。いろいろな意味でネガティブで、建設的じゃないと結論を出している相手の言うことをいちいち真に受けていたんじゃ、NOVAちゃんが建設的な話ができないじゃない」
NOVA「まあ、そう言うな。俺のモットーの一つは『転禍為福』だからな。どんな禍でも転じて福と為すことができればハッピーだろうって考えたいわけで。もしも、天性のトラブルメーカー(ダメダメ君)が少しでもマシな物の考え方ができるような記事が書ければ、それは十分建設的とは言えないか?」
晶華「それで、その人物は少しでもマシな物の考え方ができるようになっているわけ?」
NOVA「いや、ダメだな。彼は基本的に鳥頭で、ギャグ漫画の主人公(例・TV版ドラえもんののび太くん)のように成長しないという、リアルでは稀有な才能の持ち主なので、成長を期待しても無駄だということは既に悟った」
翔花「NOVAちゃんも結構、酷いことを言うのね」
NOVA「時々、辛辣モードが発動するのは、知力の2号、晶華を見ていれば分かるだろう? こいつのそういう性格は、俺の性格を受け継いでいるからな」
晶華「うん、私の暗黒面はNOVAちゃん譲りってことね」
翔花「私の方は真っ直ぐで素直な気質だと思うけど」
NOVA「それも俺の資質の一つだ。真っ直ぐで素直な面と、辛辣で皮肉屋で批判的な面が同居していて、縁に触れて、あるいは必要に応じて、それらの性質が出たり引っ込んだりしている。どちらも俺が物事を考えたり、分析したりするのに必要な性質だと思うぞ。真っ直ぐで素直なだけじゃ、すぐに人に騙されるだけだし、いつでも批判モード全開じゃ、そもそも人を信じることができない嫌な奴で、まともなコミュニケーションがとれない。時と場合による使い分けが必要ってことなんだ。こういう二面性は、うまくコントロールできれば深みのある人格にもなれるし、創作キャラの描き分けにも役立つけど、自己制御できなければただの不安定でしかない」
晶華「ダメダメ君は基本的に真っ直ぐで素直な性格と思うけど、『無知というコンプレックス』をいろいろなところで刺激されているから、『自分は無知じゃない』ということを証明しようとして、いろいろ勉強しようとする。ただ、どうも、その勉強の仕方がどうにも独り善がりで的を外しがちというか、自分では勉強しているつもりかもしれないけれど、その努力の絶対量が他人からは足りていなくて、質の面でも稚拙で、僅かばかりの学んだことも上手く活かせていないのが周りからは明らかってことよね」
NOVA「そういう分析をするのは割と簡単なんだが、それをどうすれば改善できるかは難しい。そういう性格も当人の個性なんだろうし、全部直せというのも人間は機械じゃないんだから現実的ではない。結局は対症療法しかないんだが、おおむね言えるのは、
『こういうTPOでは、そういうことを言うのはマズいから、せいぜい抑えるように』
『大人の社交は、本音を言って角が立つことも弁えて、相手が何を言えば怒るのか理解して、同じ過ちは繰り返すな』
『他人を怒らせたら、そこはきちんと謝罪しろ。頭を下げるべき場面でそれができない者は、大人と見なされないので、その言動も軽視されるのが日本の慣習的ルールだ』
『まあ、頭を下げることで自分ではなく、自分が所属する組織や文化集団が損をする(体面が傷つく)場面では、公的な立場を重視して意地を張るのも時として許容されるが、そういうしがらみも持たない個人の意地っ張りは一人の大人としては見苦しいだけである』
などなどは大人(真っ当な社会人)の原則として知っておいた方がいい」
翔花「最後のは、少しややこしいわね」
NOVA「個人としては、気さくに謝ることも人付き合いの作法と言えるが、集団の代表がうかつに謝るのは訴訟などで不利になることもあるので、個人の感情としては謝りたくても、組織の体面のために謝罪を禁じられることはありがちで、立場のある者ほど公私の区別は弁えないといけない。まあ、組織じゃなくても、自分がどういう立場を代表して物を言っているかを明言するのも社会人ってものだな。
「『管理人としては見過ごしにできない』とか『特撮ファンとしては許せない』とか『クリエイターとしては同意できない』という言い回しは、俺もよく使うが、どういう立場、どういうアイデンティティーで物を言っているかを明言することで、個人の感情論の問題ではなく、社交的立場の問題、大義の問題に話を置くことができる。もちろん、関係ないテーマでいちいち立場を表明するのも変なんだけどな」
晶華「TRPGの話をしているのに、『特撮ファンとして許せない』なんて発言しても無意味ってことよね」
NOVA「俺自身は、個人のプライドなんてものはどうでもいいと考えがちだけど、自分のアイデンティティーを守るための社交的大義のために議論に臨むことはそれなりにあるし、そういう立ち位置を明確にすることで、議論のテーマ、争点がどこにあるか、話の落とし所を明示する役割がある。
「ああ、相手の論調が激化したのは、『特撮ファンとしてのプライドを傷つけた』からか、だったら、『特撮ファンへの敬意』を示せば話は収まるし、『自分も同じ特撮ファンだ』と示せば同意に持ち込めるし、『特撮ファンへの軽視』を示せば無駄に敵が増える可能性があるな、と相手側は判断できる。互いの立ち位置を明確にして、相手に賢明に判断する材料を与えることも建設的な議論では必要だが、ただの口論で同意の得られないまま、論破したと言っちゃうのは、一つの正解の見えやすい自然科学の分野では良くても、正解の見えにくい人文・社会科学の分野では独り善がりなお子様思考にしか見えない」
翔花「で、これは一体、何の話?」
NOVA「広い観点では、俺が昔から好きな建設的議論の話だが、広がり過ぎたので、特定個人(ダメダメ君)への説教に端を発する『趣味人としての賢明なコミュニケーション』の話だな。どれだけ知識を仕入れても、それを活用する知恵が足りなければ、物にならないって話をTRPGと絡めようと考えた次第」
続きを読む