Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

知識と知恵の話

キャラ作りの途中で

 

NOVA「エマ・ショーカのキャラ作りを終える前に、寄り道的な記事だ」

翔花「どうしてよ、ブー」

NOVA「理由は簡単。コメント欄で集中力を乱されたからな。そちらの問題を解決しておきたいわけだ」

晶華「そんなのスルーしておけばいいのに。いろいろな意味でネガティブで、建設的じゃないと結論を出している相手の言うことをいちいち真に受けていたんじゃ、NOVAちゃんが建設的な話ができないじゃない」

NOVA「まあ、そう言うな。俺のモットーの一つは『転禍為福』だからな。どんな禍でも転じて福と為すことができればハッピーだろうって考えたいわけで。もしも、天性のトラブルメーカー(ダメダメ君)が少しでもマシな物の考え方ができるような記事が書ければ、それは十分建設的とは言えないか?」

晶華「それで、その人物は少しでもマシな物の考え方ができるようになっているわけ?」

NOVA「いや、ダメだな。彼は基本的に鳥頭で、ギャグ漫画の主人公(例・TV版ドラえもんのび太くん)のように成長しないという、リアルでは稀有な才能の持ち主なので、成長を期待しても無駄だということは既に悟った」

翔花「NOVAちゃんも結構、酷いことを言うのね」

NOVA「時々、辛辣モードが発動するのは、知力の2号、晶華を見ていれば分かるだろう? こいつのそういう性格は、俺の性格を受け継いでいるからな」

晶華「うん、私の暗黒面はNOVAちゃん譲りってことね」

翔花「私の方は真っ直ぐで素直な気質だと思うけど」

NOVA「それも俺の資質の一つだ。真っ直ぐで素直な面と、辛辣で皮肉屋で批判的な面が同居していて、縁に触れて、あるいは必要に応じて、それらの性質が出たり引っ込んだりしている。どちらも俺が物事を考えたり、分析したりするのに必要な性質だと思うぞ。真っ直ぐで素直なだけじゃ、すぐに人に騙されるだけだし、いつでも批判モード全開じゃ、そもそも人を信じることができない嫌な奴で、まともなコミュニケーションがとれない。時と場合による使い分けが必要ってことなんだ。こういう二面性は、うまくコントロールできれば深みのある人格にもなれるし、創作キャラの描き分けにも役立つけど、自己制御できなければただの不安定でしかない」

晶華「ダメダメ君は基本的に真っ直ぐで素直な性格と思うけど、『無知というコンプレックス』をいろいろなところで刺激されているから、『自分は無知じゃない』ということを証明しようとして、いろいろ勉強しようとする。ただ、どうも、その勉強の仕方がどうにも独り善がりで的を外しがちというか、自分では勉強しているつもりかもしれないけれど、その努力の絶対量が他人からは足りていなくて、質の面でも稚拙で、僅かばかりの学んだことも上手く活かせていないのが周りからは明らかってことよね」

NOVA「そういう分析をするのは割と簡単なんだが、それをどうすれば改善できるかは難しい。そういう性格も当人の個性なんだろうし、全部直せというのも人間は機械じゃないんだから現実的ではない。結局は対症療法しかないんだが、おおむね言えるのは、

『こういうTPOでは、そういうことを言うのはマズいから、せいぜい抑えるように』

『大人の社交は、本音を言って角が立つことも弁えて、相手が何を言えば怒るのか理解して、同じ過ちは繰り返すな』

『他人を怒らせたら、そこはきちんと謝罪しろ。頭を下げるべき場面でそれができない者は、大人と見なされないので、その言動も軽視されるのが日本の慣習的ルールだ』

『まあ、頭を下げることで自分ではなく、自分が所属する組織や文化集団が損をする(体面が傷つく)場面では、公的な立場を重視して意地を張るのも時として許容されるが、そういうしがらみも持たない個人の意地っ張りは一人の大人としては見苦しいだけである』

 などなどは大人(真っ当な社会人)の原則として知っておいた方がいい」

翔花「最後のは、少しややこしいわね」

NOVA「個人としては、気さくに謝ることも人付き合いの作法と言えるが、集団の代表がうかつに謝るのは訴訟などで不利になることもあるので、個人の感情としては謝りたくても、組織の体面のために謝罪を禁じられることはありがちで、立場のある者ほど公私の区別は弁えないといけない。まあ、組織じゃなくても、自分がどういう立場を代表して物を言っているかを明言するのも社会人ってものだな。

「『管理人としては見過ごしにできない』とか『特撮ファンとしては許せない』とか『クリエイターとしては同意できない』という言い回しは、俺もよく使うが、どういう立場、どういうアイデンティティーで物を言っているかを明言することで、個人の感情論の問題ではなく、社交的立場の問題、大義の問題に話を置くことができる。もちろん、関係ないテーマでいちいち立場を表明するのも変なんだけどな」

晶華「TRPGの話をしているのに、『特撮ファンとして許せない』なんて発言しても無意味ってことよね」

NOVA「俺自身は、個人のプライドなんてものはどうでもいいと考えがちだけど、自分のアイデンティティーを守るための社交的大義のために議論に臨むことはそれなりにあるし、そういう立ち位置を明確にすることで、議論のテーマ、争点がどこにあるか、話の落とし所を明示する役割がある。

「ああ、相手の論調が激化したのは、『特撮ファンとしてのプライドを傷つけた』からか、だったら、『特撮ファンへの敬意』を示せば話は収まるし、『自分も同じ特撮ファンだ』と示せば同意に持ち込めるし、『特撮ファンへの軽視』を示せば無駄に敵が増える可能性があるな、と相手側は判断できる。互いの立ち位置を明確にして、相手に賢明に判断する材料を与えることも建設的な議論では必要だが、ただの口論で同意の得られないまま、論破したと言っちゃうのは、一つの正解の見えやすい自然科学の分野では良くても、正解の見えにくい人文・社会科学の分野では独り善がりなお子様思考にしか見えない」

 

翔花「で、これは一体、何の話?」

NOVA「広い観点では、俺が昔から好きな建設的議論の話だが、広がり過ぎたので、特定個人(ダメダメ君)への説教に端を発する『趣味人としての賢明なコミュニケーション』の話だな。どれだけ知識を仕入れても、それを活用する知恵が足りなければ、物にならないって話をTRPGと絡めようと考えた次第」

 

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エマ・ショーカのキャラ作り

キャラ作り開始

 

NOVA「それでは、妖精郷リプレイの新PC、エマ・ショーカのキャラ作りを開始する」

翔花「わーい♪  まず初めに種族を選ぶんだよね」

NOVA「ああ。なお、フェアリーガーデンのNPC少女のエマは人間で、マギテック1、セージ2、レンジャー1という設定だが、当ブログでは彼女の設定を大きく改変しているので、種族も人間以外の候補3つの中から選んでもらうことにした」

翔花「人間じゃないんだ」

NOVA「うむ。種族候補は、ナイトメア、ラルヴァ、ヴァルキリーの3つ」

翔花「念のため、説明して」

晶華「は〜い。この私に任せて。まず、最初のナイトメアは基本ルールブックにもある『穢れを持った突然変異の人族』ね。忌み子扱いされて不遇な人生を送るけど、能力的には優秀で、魔法戦士としての適性が高い。ダークヒーローファン御用達で、新しいリプレイの主人公にも抜擢されたわ」

翔花「角が生えていて、まるで鬼ね。却下」

NOVA「光と闇の間で葛藤する良いキャラだと思うんだけどな」

翔花「NOVAちゃんは、私に葛藤して欲しいわけ?」

NOVA「何の葛藤もない、お気楽極楽キャラじゃドラマにしにくいからな」

翔花「でも、アラマユさんの転生がナイトメアの忌み子ってのも、私のイメージに反する」

晶華「だったら、次のラルヴァはもっとダメね」

翔花「ラルヴァって、どんな種族?」

NOVA「2.0時代のサプリメント『カルディアグレイス』に収録された半吸血鬼だ」

晶華「蛮族じゃない。却下よ、却下」

NOVA「お前が決めるな」

翔花「私も却下よ。半吸血鬼よりも、私はもっと光に祝福されたキャラを演じたいの」

NOVA「やっぱり、そうか。ならば結局、 ヴァルキリーということになるな」

晶華「ソード・ワールド2.0には、蛮族のバルカンと人族のヴァルキリーが異種族として設定されているのよね」

NOVA「ああ。バルカンは『イグニスブレイズ』で、ヴァルキリーは『ルミエルレガシィ』で初登場した。仮面ライダーゼロワンで、バルカン&バルキリーが発表された時は、ソード・ワールドファンとして密かに盛り上がったものだ」

晶華「密かに? この記事を読んで、密かにって言えるの?」

NOVA「2年前に書いたゼロワン初情報公開の記事だな。そこで、ソード・ワールドのバルカン&ヴァルキリーネタを出しているが、この辺からゼロワンとソード・ワールドを絡めようと考えていたんだなあ」

晶華「その結果が、マッスル太郎さんのリプレイね」

NOVA「まさか、ここまで長く書き続けることになるとは、当時は思っていなかったけどな」

晶華「2.0時代の種族リストなら、やはり、このページがお勧めね」

NOVA「今度復刻するソレイユ、シャドウ、蛮族系のウィークリングもバッチリ載っているな」

翔花「ええと、ヴァルキリーは……『極めて稀に、人間から生まれてくる突然変異種で、女性しか生まれません。「神に祝福された子」とも称され、大切に育てられます。輪廻の果てに、本来ならば天界に留まるはずの優れた魂が、なんらかの理由で再度輪廻してきたものと考えられていますが、真相は謎のままです』かあ。光の羽を持つ戦乙女ね。気に入ったわ、それで行く」

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ヴァルキリー(SW2.0)

 

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アウトローなキャラ作りと、SW雑誌&新サプリ情報の話

今回は雑誌情報の話

 

NOVA「今記事では、エマ・ショーカのキャラ作りをすると言ったな。しかし、気が変わった」

翔花「そんな。ひどい(涙目)」

NOVA「いや、じっくりキャラ作りをしたいと考えて、キャラ作り準備編みたいな記事なんだよ」

晶華「ソード・ワールドのキャラ作りだったら、これを使えばいいんじゃない? 私のカシュミーラだって、そうやって作ったんだし」

NOVA「キャラビルドブックを使ったキャラ作り記事は、ここからだな」

翔花「へえ。サイコロを振るだけで、キャラの設定がいろいろ決まるなんて面白そう」

NOVA「面白いが、エマのキャラ作りでは、この本を使わないことにした」

翔花「どうしてよ?」

NOVA「キャラのイメージが大体、固まっているからな。ランダムにダイスを振って決めるよりも、自分の中のイメージを重視して作る方がいいという結論だ」

翔花「ふ〜ん、私はよく分からないから、NOVAちゃんのイメージを教えてくれたら、それに合わせるようにロールプレイしてみるわ」

NOVA「さて、それには父娘のコミュニケーションを密にしたいわけだが、そのための話題として、これを用意した」

晶華「ああ、先月に出た雑誌ね」

NOVA「これからのソード・ワールドの展開がいろいろ書いてあって、うちのリプレイにもどう活用しようか考えてみた次第」

晶華「新しいサプリメントは?」

NOVA「まず、タイトルが挙がっているのが『アウトロープロファイルブック』だな。キャラビルドブックの裏稼業版だ」

晶華「ああ、それさえあれば、海賊にだってなれるわけね」

NOVA「海賊はどうか知らんが、アルフレイム大陸の一般人とは異なる背景を持つキャラが作れるそうだ。そして、その中にはテラスティア大陸から渡って来た異邦人という者も含まれるらしい」

翔花「ええと、アルフレイムとかテラスティアって何?」

NOVA「テラスティアはSW2.0のメイン舞台で、アルフレイムはSW2.5のメイン舞台だ。どちらも同じラクシア世界にあるんだが、いろいろと違いが見受けられる」

翔花「どこが違うのかしら?」

NOVA「テラスティアは飛空船が飛んでいて、メイン敵は蛮族と邪神で、魔剣が迷宮を作っていたりする。アルフレイムは、飛空船よりも海上の船と鉄道が盛んで、メイン敵は魔神で、奈落という異空間がしばしば発生して迷宮を作っている。もちろん、テラスティアのように、蛮族や邪神、魔剣の迷宮を登場させてもいいが、魔神と奈落をテーマにした物語がアルフレイムらしさとして目立っている感じだな」

晶華「テラスティアは旧世界で、アルフレイムは新世界ってことね。テラスティアだけに生息する種族や、アルフレイムで初見の種族もいるわけで」

翔花「確か、樹人メリアとか獣人リカントはアルフレイムで初登場の種族で、2.0時代にはいなかったって話を聞いたような気がする」

NOVA「その通りだ。逆に、2.0時代の種族や神さま、モンスターなどで一部、アルフレイムにはいないものもあったんだが、今回、それらの要素をどう混ぜられるか、という記事も雑誌には書いてあって、現在、2.0時代のシナリオ『フェアリーガーデン』や『ミストグレイヴ』を2.5のルールと混ぜてプレイしている当ブログでは、大変興味深い記事だと思う」

晶華「公式が、2つの大陸の往来、交流を本格的にフォローし始めたってことね」

NOVA「2.0時代の種族であるシャドウ、ソレイユ、そして蛮族のウィークリングなんかもアウトローサプリで復活するみたいだし、『ヴァンパイアが月神シーンの力で浄化され、人族に戻った種族アルヴ』が新たに登場するらしい」

翔花「浄化されたヴァンパイア? それって妖精郷のエマさんよね」

NOVA「ああ。うまいタイミングで物語がリンクしたと思うが、アウトローサプリの発売は夏以降になるので、今すぐは使えない。こっちはこっちで、別の方向でキャラ作りすることになるが、何にせよ、俺のやりたい話を公式がバックアップしてくれているように感じられるのは嬉しい限りだ」

晶華「アウトローなキャラと、2大陸の交流と、元吸血鬼と、他に何かある?」

NOVA「タイトル未定だが、魔法サプリの製作予定が正式に発表されたぞ。そちらは秋以降になるだろうが、ウィザードの深智魔法と、妖精魔法の2.5版拡張ルールがまずは予定されているようだ。それと魔動機術で削除された2レベル魔法【シャドウボディ】が復刻するらしい。削除された理由が、ルールブックのページの都合で【エクスプローラーエイド】を優先するために、やむなく削ったとのことで、改めて2.5版のルールに【シャドウボディ】を混ぜてもいいそうだ」

晶華「【シャドウボディ】って、回避力上昇の魔法よね。前衛で戦う全ての魔動機士さんにとって朗報じゃない?」

NOVA「うちでは、マッスルG太郎とキャプテン・マークスだな。公式でシャドボ解禁されたよ、ということであれば、よっしゃラッキーって思うこと間違いないだろうな」

晶華「【シャドウボディ】が消えたのを、ゲンブさんは嘆いていたものね」

翔花「つまり、2.0時代にできたことが、ルールの版上げ、仕切り直しによってできなくなっていた。だけど、この度の記事や新サプリで、再びできるようになるってことね」

NOVA「まあ、2.0時代のルールやサプリメントを好きに混ぜていいという公式の方針だったんだけど、混ぜるに当たっての指針が、今回の雑誌記事で正式に発表されたので大いに参考にできるってことなんだ。この部分は混ぜてもいいけど、こっちはゲームバランスの調整のために削ったから、うかつに混ぜない方がいいとか、今後のサプリで復刻予定とか改定予定とか、そういう情報が出たり、削られたデータもどうして削ったのかという理由も含めて、現SWの影のデザイナーたる清松さんがしっかり書いてくれている」

翔花「ええと、影のデザイナーって?」

NOVA「旧版ソード・ワールドは、ワールドデザイン水野良、システムデザイン清松みゆき、西部諸国を中心とするリプレイやワールド設定の山本弘の3人体制で当初、動いていて、その後、新世紀になる間際に山本さんが抜け、水野さんは小説に専念し、ゲームのサポートは清松さんを中心に、秋田みやびさんを筆頭とする若手に受け継がれていった。

「その後、2008年に始まった2.0で、ワールドデザイン筆頭が北沢慶、システムデザイン田中公侍、リプレイ執筆が秋田みやび藤澤さなえなど女性陣が積極的に参加する形になって(他にシナリオサポート川人忠明も当ブログ的には重要)、大御所の清松さんは裏方に回って、新体制をプッシュするようになっていた。だけど、実は清松さんは密かに監修の仕事をしていたり、ルールのサポート・アドバイザーとして、北沢氏や田中氏のフォローをしっかりしていることが、サプリメントのデザイナーズノートやGMマガジンなどの雑誌記事でアピールしていて、健在ぶりをのぞかせている。俺は清松さんのゲームサポート記事も昔から好きなので、裏方が表に出てくると嬉しくなるわけだ」

翔花「清松さんの記事の何がいいの?」

NOVA「ゲームデザインの意図が明確なところだな。データだけ示して終わりじゃなくて、『このルールは、こういう理由で採用した』『このルールは、こういう理由でバランス調整のために改訂した』など、メイキングの裏情報をしっかり表明しているんだ。もちろん、それは雑誌というサポート媒体が機能しているからこそで、ルールやサプリメントでは紙幅の都合で載せている余裕はない。裏情報よりも表のルールやデータ、世界設定を充実させないといけないからな。だけど、サプリメントの後書きや雑誌記事では、清松さんのルールサポートぶりとマニアックなデザイン意図がちらほら示されていて、メイキング情報好きな俺のツボをしっかり刺激してくれる」

翔花「つまり、NOVAちゃんのマニアックな需要に、しっかり応えてくれるのが清松さんってことね」

NOVA「作り手側の本音とか、製作裏事情なんてのは、クリエイターを志す(志した)者としては、興味津々なわけだよ。作品そのものから読みとれる、味わえるエッセンスも好きだけど、作品のテーマとか製作意図とか、実際のプレイの運用方針とか、デザイナー自ら説明してもらえると、自分のプレイの参考にもできるし、ゲームをテーマにしたブログ記事を書く上でも一つの指針になるわけだ」

晶華「当ブログが、NOVAちゃんと私たち娘の談話形式になっているのも、清松さんの影響が大きいものね」

NOVA「かつてのドラゴンマガジンソード・ワールドQ&Aでの、みーちゃんはーちゃんとか、旧ウォーロック誌のディスオーダー先生やコンフュージョン先生とか、分かる人には分かる話だな。少なくとも、ゲームデザインの何たるかは清松さんの雑誌記事から学ばせてもらったことが結構ある」

翔花「とにかく、NOVAちゃんにとって清松さんは師匠の一人ってことね」

晶華「Zさん並みに師匠が多いわね」

NOVA「自分の作風に少なからずポジティブな影響を与えた人間は、全て師匠として敬意を表明するのが俺の流儀だ。まあ、もちろん、完全なコピーと言うわけではないし、いろいろな御仁のエッセンスを自分がきちんと咀嚼して、自分なりのアレンジで自己表現の技術に昇華することを目指しているわけだがな。それが上手くできているかどうかの判断は、読者の諸氏に委ねるしかないんだが。俺としては、自分で面白いと思うものをしっかり吸収して、紹介するなり、創作の題材にするなり、楽しんで書くだけだ」

翔花「うん。じゃあ、今回もしっかり楽しんだので、次こそ私のキャラ作りだね」

(当記事 完)

妖精郷の、脱出準備成長タイム(SWフェアリーガーデン4−7.5)

今回は成長回

 

NOVA「さて、第4部初の成長タイムだ。今回はキャラ成長させて、次回でエマのキャラクター作りを行う。そして、エマの覚醒と妖精郷からの脱出までをプレイして第4部完だが、少しプレイが長引けば、脱出編は第5部になるかもしれん。一応のイメージとしては、エマ覚醒で1話、脱出で1〜2話かな、と思ってる。でも、10話を越えそうなら、脱出編だけで独立させるのがいいという思惑だ」

翔花「今回は、キャラ成長タイムなので、まだキャラを作っていない私は、見てるだけってことね」

NOVA「感想ツッコミするのはOKだ。早めに卓の雰囲気に慣れておくと、プレイも円滑に進むからな。掲示板に書き込み参加する前に、半年ROMって板の雰囲気をつかんでおけってことだ」

翔花「とりあえず、妖精郷の物語はざっと読んだから、その辺はバッチリよ。あとは途中参加のプレイヤーとして、会話のノリに合わせられるかってことね」

晶華「お姉ちゃんなら大丈夫。基本は陽キャだし。私みたいな陰キャと違って、誰とでも明るくお友達になれちゃうんだから」

翔花「そうでもないわ。私が友達になれない相手だっているわよ」

晶華「誰?」

翔花「NOVAちゃんを脅かす悪霊みたいな人よ。NOVAちゃんの敵は花粉症ガールの敵。悪霊退治は花粉症ガールの仕事なんだから」

NOVA「まあ、俺は元来、食べ物の好き嫌いの激しい男だから、人間関係の好き嫌いは言わないように努めることを心掛けているわけだが、『俺の好きなもの』に理不尽な敵意を向けられたときには、徹底して応戦することを旨としている。いずれにせよ、人間関係の目的は『互いに広げ深めること』と考えるから、視野が広がらない付き合い、考えが深まらない付き合いは望まない。若者は広がる可能性の塊だと考えるし、年を重ねると人生経験を積んで考え方が深まってくるのが普通だが、稀に若者並みの底の浅さと年寄り並みの偏狭さが同居するケースもあるのかな、と思ったり」

晶華「年を重ねるだけで考え方を深めず、広げずに来た人は、付き合っても楽しくないってことね」

NOVA「やはり、話していて楽しいのは、偏狭に固まった相手ではなくて、柔軟に受け止める相手だな。『自分にはこれしかない』なんて言っちゃう相手よりは、『専門はこれだけど、今はこっちにも興味がある』とか関心の幅を広げようとアピールする相手は、その開かれたオープンマインドに魅力を感じるし、専門の枠にいろいろ肉付けすると考え方に幅が出る」

翔花「しっかり冒険して、経験点を稼いで、いろいろと技能を習得して、役に立つ冒険者でないと、良い仲間もできないってこと?」

NOVA「仲間の作り方というテーマでは、何よりも『共通の目的を確認する』ってことだと思う。冒険者なら『冒険目的を果たす仕事仲間』だろうし、自分にない技能を習得して冒険中の各種作業に貢献できるから仲間関係は成立する。話し相手なら『トークを楽しむこと』が目的で、共通の話題についての相応の知識と関心、相手の話を受けてのフィードバックと知識や感性のやりとりで、お互いに満足感で充実し合えるから成立する。ぶっちゃけ、相手の心の中の内面なんて、トークではどうでもいい」

晶華「どうでもいいわけ?」

NOVA「クリエイターの中には内面語りをしたがる者も多いけど、俺もそういう面を多分に持っているけど、内面なんてものは総じてエゴの表明なんだよね。エゴをむき出しで迫られたって、そんなものはなかなか受け止められたものじゃない。創作なんてものは、エゴの一部を上手く加工して、他人がある程度、咀嚼できるように料理したもので、そもそも人にアピールすべきエゴが偏狭な塊だった場合、そんなものを好んで召し上がりたい読者がどれだけいるかってことだな。自分自身のエゴにどれだけの価値があるのかって考えてみろって言いたいね。肥大化したエゴほど醜いものはない、と俺は思う」

翔花「だけど、創作家に限らず、自分を分かって欲しい、ありのままの自分を受け入れて欲しいなんて気持ちは、誰にもあるんじゃないの?」

NOVA「それは否定しないけど、それを示すにも順番や作法ってものがあるんだよ。『自分を見て』と訴えたいなら、まず『自分を飾る技術で人を感じ入らせること』から始めないといけない。価値観なんてものは『真善美』とか『美利善』とか『仁智勇』とか『心技体』とか三文字でいろいろ表せるけれど、そういう美徳をあれこれ表現し得る自分を示した上で、そういう人間の秘めたる内面であれば、覗いて見たいって気にもなる。だけどエゴむき出しだと、よほどの聖人でない限り醜いから、その醜さを取り繕うための理想を描く、当たりのいい虚飾もこれまた大事と、俺は考えるな」

晶華「虚飾を剥がした真実の姿こそ素晴らしいって考えは?」

NOVA「それこそ幻想だ、と俺は思うがね。とりわけ自分の内面は混沌が渦巻いていて、何が真実かなんて軽々しく断定できるものではない。混沌の中から自分が綺麗に感じるものをすくい上げて、それが真実だと訴えることも、醜いものを偽悪的に取り上げることも可能だし、真実に形なし、と言っちゃうと極論だけど、大抵の心の真実は確固とした形ではなくて、ふわふわしている。その中で何を中核として提示するかは、それだけで自己像の創作と言ってもいい」

翔花「何だか難しい話になっているけど?」

NOVA「『真実は理想像(イデア)であり、それはこの世とは違うイデア界にこそ存在し、我々の住む現世は、そのイデア界の一部を投影した仮初めの姿でしかない』と言ったのは、アリストテレスだったと思うが、真実を追求する科学的合理精神は素晴らしい一方で、それが分かったとしても、人間がそれを素直に受け止められるかは分からないってことだ。それこそ正気度判定を必要とする、おぞましい真実だって世の中にはあると考えられるし」

晶華「『美しすぎて、人の目が潰れてしまうほどの神の姿』ってのもあるかもね」

NOVA「だから『私の真意を知りたいようですね』なんて、もって回った言い方をするような輩は、どれだけ自分の真意というものに価値があるのか、と知った方がいいと思ってな。俺は個人的に『つまらない人間の真意というものに価値はない』と考えるし、真意に価値を付与しようと思えば、『それを飾る創作技術とか、鑑賞審美眼とか、真っ当に付き合えるコミュニケーション作法とか、そういうのを持ち合わせ、きちんと提示している凄い人、素敵な人の密やかな内面や背景』は知りたいと思う」

翔花「面白い人間や作品の背景は知りたいと思うけど、つまらない人間や作品の背景は知りたくないってこと?」

NOVA「それが真理だな。まあ、今はつまらなくても、面白さの醍醐味を共有できる人間には人付き合いの伸びしろがあるとも思うが、その共有できる土台を自分で崩して、広げようとも深めようともしない、できない輩は、その真意も醜いエゴの塊でしかないと考えるし、そういうのは自分のブログで吐き出すなり整理するなりして、自分の内面の対話を果たした上で、きれいな上澄みと、希釈された毒だけ、他所でさらせばいいと思う。毒のない作家もつまらないが、毒だらけだと常人が味わえたものじゃないので、加減が大事だろうってことだ」

 

晶華「NOVAちゃんの寄り道脱線も加減が必要だと思うけどね」

NOVA「脱線じゃないけどな。成長には、自分の内面を見つめ直す内省タイムも必要だって話だ」

 

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妖精郷の、女王の探求者(SWフェアリーガーデン4ー7)

新プレイヤー翔花の紹介

 

NOVA「さて、翔花救出目的で始めた妖精郷リプレイだけど、当初の目的は達成し終えたんだな」

翔花「うん、みんな、私のためにありがとうね。もう、これで苦労をかけなくて済むわ」

晶華「ベ、別に、お姉ちゃんのためだけに妖精郷を旅していたわけじゃないんだからね。ソード・ワールドを楽しむって目的もあるんだから」

翔花「アキちゃんだけ楽しむなんてズルい!……ってことで、今回から私も参加させてもらうわね」

晶華「お姉ちゃん、字が書けるの?」

翔花「もちろんよ。時空を翔ける修行の旅のおかげで平仮名ぐらいはマスターしたわ。(紙に書き書き)『こなすぎしょうか』『えま・しょーか・ろーずわーす』 ほらね、プレイヤー名だって、キャラクター名だってバッチリなんだから」

晶華「カタカナは?」

翔花「……現在、修行中よ。書けないけど読めるし。ただ、ローマ字とか漢字は強敵ね。私は日本の花粉症ガールだから、外国語はなかなか難しいわ。『そんのうじょうい』したくなっちゃう」

NOVA「ローマ字や漢字は、日本語の一種だ。使ってる文字は外国起源だが、用法も含めて日本文化の一部なので勘違いしないように。まあ、書けなくても読める分だけ、ハイラスよりはマシなんだけどな。それに、いざとなれば、屋久島からケイPマーク2を呼んで、TRPGサポーターになってもらえばいいし」

晶華「で、キャラはどうするの? エマさんのキャラクターは作ってるの?」

NOVA「いや、翔花は今回、エマ役のサブマスターを担当してもらう。細かいデータは後で作るとして、ロールプレイのみしてもらう形だ」

晶華「ロールプレイと言っても、エマさんって前回、昏睡状態に陥っているのでは? 意識を取り戻したの?」

NOVA「意識は取り戻していないが、まあ、今回はミッションを終わらせるのが目的だし、翔花の仕事はパーティーの行動にYesとNoを意思表明してもらうのと、GMの用意したエマあるいはアラマユのセリフを読み上げてもらうぐらいを考えている」

晶華「ああ、アラマユさん、また出て来るんだ」

NOVA「一応は考えてきた。まあ、プレイヤーキャラが想定外の行動をすれば、台無しになるが」

晶華「想定外の行動?」

NOVA「助けたエマさんを南西エリアの【崩れゆく場所】に捨てて行くとか、【炎の穴】に突き落とすとか、そんな行動を取り始めたら、GMは心底困る」

晶華「さすがに、そんなことはしないよ。物語が台無しになるし。せっかく助けたエマさんに危害を加えるようなマネをするような困ったちゃんプレイヤーはここにはいないって」

NOVA「まあ、普通はそうだな。もっとも世の中には、物語を台無しにしてGMが困ったリアクションをするのをニヤニヤ楽しむ悪魔のようなプレイヤーもいるし、自分が紅一点のヒロインだから、他の女性キャラを自分の地位を脅かすライバルと思って排除しようとするケースも考えられなくはない」

晶華「これまで、どれだけ荒んだ環境でTRPGしていたのよ、NOVAちゃんは?」

NOVA「いや、俺の経験じゃなくて、あくまで他から聞いた話だ。ただ、『仲良く話しましょう、と言いながら、俺の好きなキャラへの悪口、嘲笑をいきなり掲示板に書き込んで、追い出された奴』もいて、そいつの言う『仲良くする=自分が自由に何を書き込んでも許してもらえる』という愚かな思い込みだったらしいんだが。

TRPGの『プレイヤーは何をしてもいい遊び』というのも、コンピューターと違って人間のGMが融通を利かせてくれるから『物語やゲームを面白くするためならプレイヤーは何をしてもいい』という前提があるのに、面白さの基準が最初からズレているとトラブルが発生する」

晶華「まあ、『冒険者になって危険に立ち向かうゲーム』で、『危険なのはイヤだから、冒険をいかにしないで済むように振る舞うか』という自由を求められても困るわよね」

NOVA「キャラの性格が『臆病で戦い嫌い』とかで、極力、自分や相手を傷つけないように対処しようと努力するってプレイ方針なら分かる。だけど、そんなキャラだらけじゃゲームにならないので、プレイヤーは『ぼくは臆病なキャラを演じますが、誰か無理やり冒険に引きずってください(笑)』とか根回し発言をすることで、ゲームの邪魔を意図しているのではないことを明言しておくとか、何を望んで、周囲にどう振る舞って欲しいか、それが受け入れられればOK。受け入れられないなら、違うアプローチで角を立てないようにするとか、コミュニケーションゲームとしての色々な手法がある。

「ゲームやトークを通じて、人と楽しい時間を過ごすのが目的なので、そもそも楽しさを共有できない関係なら、ゲームもギクシャクしてしまう。気心の知れた関係を成立させるためのノウハウというのもいろいろあるが、TRPGの場合は『GMのシナリオ意図を読んで、そのレールに従うプレイ』と『シナリオ意図のさらに上を目指す、より面白いプレイ』が理想で、物語の文脈力、話の流れを読む力の訓練にはなるかな。もちろん『シナリオ意図を読んで、それを妨害するように動く天邪鬼プレイ』で、上級者同士の丁々発止なやり取りもプロのリプレイ作品なんかでは時々見られるが、逆に商業リプレイの執筆途中でGMとプレイヤーの人間関係が崩壊した作品もあって(セブンフォートレスの『フォーチューンの海砦』など)、プロと言っても完璧にコントロールできるわけじゃない(まあ、そういうトラブルを取り繕う技術も、プロなんだろうけど)」

翔花「何だかややこしい話だけど、要は私たちが想定外の行動をとらなければいいってことね」

晶華「実は、一番想定外の行動をとっているのが、寄り道脱線の常習犯のNOVAちゃんという事実」

NOVA「……そのツッコミは想定外だった(爆)」

 

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遅ればせながら、菊池俊輔さんの追悼記事

大作曲家を偲ぶ

 

NOVA「翔花が帰ってきたばかりで悪いが、今回は哀悼の記事だ」

009『菊池俊輔さんが亡くなったのか。2021年4月24日、ぼくにとっては未来の話になるが、仮面ライダー50周年を迎えたばかりの年に亡くなるとは、全ての特撮ヒーローファン、SFロボットアニメファンにとっての巨匠として、慎んで弔意を表明するぜ』

翔花「昭和の仮面ライダードラえもんドラゴンボールだけでも、日本の子ども番組に与えた影響は大きい人なのね」

晶華「暴れん坊将軍とか時代劇の音楽でも名高いし、60年代から80年代のTV番組を見た人で、この人の曲を知らない日本人はいないんじゃないかしら」

ケイPマーク1『ゼンカイジャーで渡辺宙明さんの作曲が話題になったときと、大河ドラマの話をしたとき。今年も2回ここで話題に出てきた人だッピ』

NOVA「本当はもっと早く追悼記事を書きたかったんだが、俺の精神状態もいささか暴走気味だったし、翔花救出に専念するとか、することが多くてバタバタしていたし、ゴールデンウィークが過ぎてから、少し落ち着いた頃合いに書こうと思った。とにかく、この人の曲がなければ、俺の少年時代の思い出がいろいろ欠けて、味気ないものになってしまうぐらい、いろいろと夢や熱血、ワクワクを与えてくれた恩人だ。今夜は感謝の意を表明しながら、いろいろ思い出の曲を聞いて涙するぜ」

 

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ブログタイトルのマイナーチェンジ

翔花が帰って来たので

 

NOVA「ブログのタイトルも少し変えてみた」

翔花「Wショーカってことは、この私、粉杉翔花と……」

晶華「妹の私、粉杉晶華の2人ってことよね」

NOVA「うむ。翔花が行方不明になっている間に、タイトルに妹・晶華の名前が加わってしまったからな(去年の夏の話)。だけど、妹の名前があるのに、姉の名前がないというのは可哀想だと思って、今後は娘2人を大事なアシスタントガールとして平等に扱うようにしたわけだ」

翔花「だったら、ヒノキちゃんところのコンパーニュに私の名前が入っているよね。あっちはどうするの?」

NOVA「あっちは、翔花の名前を外して、『花粉症ガール外伝・コンパーニュ記』にするのが無難かな、と思う。向こうの主役格のヒノキ姐さんも、花粉症ガールV3の称号を持つ御仁だし、こちらがメインで、向こうが外伝ということであれば、実情を踏まえたタイトルだと思う」

晶華「元々は、お姉ちゃんの修行冒険物語を『翔花伝』という形で、屋久島編とかを中心に展開していたものね」

NOVA「ああ。その後、シロ君と一緒に琉球編なんてのも構想してはいたんだけど、屋久島編が長引いたのと、マッスル太郎(ミストキャッスル)をきっかけにTRPG妄想リプレイを始めたことで、そちらの仮想冒険がメイン記事にシフトしていった」

翔花「私は屋久島から帰って来たけど、神霊修行の末に『時を翔ける精霊少女』になったために、しばらく時空のあちこちを飛び回ったりしながら、妖精郷(フェアリーガーデン)に封印されることになったわけよね」

NOVA「で、危なっかしい娘だから、またすぐにPON! と消えてしまいそうなので、とりあえずブログタイトルの言霊魔術で、お前をここにしばらく縛りつけようかな、と考えた次第」

翔花「私が根無し草にならないよう、Wショーカで仲良くNOVAちゃんをアシストしようってタイトルね」

晶華「うん、妖精郷では、エマ・ショーカさんのプレイヤーとして頑張ってもらうんだから」

翔花「ええ? 私はエマ・ショーカ・ローズワースよりも、ジョリーダ・グィネスをプレイしたいんだけど?」

NOVA「ジョリーダちゃんだと?」

翔花「うん、NOVAちゃんが随分ご執心みたいだから」

NOVA「いや、ジョリーダちゃんはな、サイバ☆リオンの理想妄想幻想ヒロインであって、実在しないんだ。実のところ、彼の性格設定に『魅力的な異性を無視できない』というのがあって、そこをさらに強調してみようか、というロールプレイ意図もあった。

「最初はプレイボーイ的なキャラを想定していたんだけど、その割にプレイヤーの素が出て『恋愛小説が苦手』という矛盾する性格になってしまい、その辺の矛盾を解消する方法を求めた結果、『女性には親切なんだけど恋はしたことがない。だけど、妖精郷同化度の影響で、夢の女に恋をしてしまった。だから、脳内の理想像ジョリーダちゃんを求めて、妄想暴走を繰り返す』……という設定が新しく加わった。でも、そこにジョリーダちゃんが本当に出現したら、ロールプレイの思惑が狂ってしまう」

翔花「ふ〜ん、つまり、ジョリーダちゃんが実現したら、白けるってことね。夢は夢のままだから素晴らしい、と」

NOVA「そう。アニメが実写化したら、イメージが崩れてしまうのと似た感じだな。俺は実写びいきだということは先日、長文で訴えたけど、何でも実写でなければいけない、という主張はしていない。それぞれの表現手法の良さがあり、どっちが上とかそういう対立的な考え方には与しないという意見だ」

晶華「ライダー初のアニメ化が発表された『風都探偵』がきっかけで、妙な話になったんだよね」

NOVA「『風都探偵』という作品の内容とか方向性をよく知りもしないで、とある客人が『アニメ化されたら、こんな作品ができる。楽しみだ』的な話を勝手な願望展開していて、いや、『風都探偵』はそんな話じゃないから……と事実認識を歪めることを諌めたんだな。そこから、話が妙な具合に流れて、先方が『アニメを持ち上げようとする余り、実写特撮ものを貶める考えを披露した』から、まあ、趣味を通じて楽しく話せる関係性が完全に終わったな、とこっちは感じるに至ったんだが、そんなことはどうでもいいか」

翔花「風都探偵といえば、仮面ライダーWよね。昔、ここでも仮面ライダーごっこをしたことがあって、翔太郎は私で、アキちゃんは所長で、NOVAちゃんはシャドームーンだっけ?」

晶華「いいえ、私はフィリップよ。だけど、あの時は、私はアキちゃんって呼ばれてなかったから、今だと所長のイメージにもなるのか。スリッパを用意しないと」

NOVA「すると、俺が仮面ライダースカルみたいなものか。それも悪くない」

翔花「とにかく、ブログタイトルにもWの文字が入ったことで、当ブログは『仮面ライダーW』と続編『風都探偵』を今後も熱心に応援したいと思います」

NOVA「バディ物としての電王からWに至って、平成2期ライダーの礎になった作品だからな。今をときめくダイ大の三条陸さんがメインだし、W、フォーゼ、ドライブが三条色の濃いライダー作品。それと現在、YouTubeで絶賛配信中の全話執筆キョウリュウジャーだな。目下、俺の中での注目脚本家が、長谷川圭一さんと三条陸さんの二人ってことで、そこに香村純子さんが加わって2021年のマイ・フェイバリット脚本家3強といったところ。中でも三条さんの話は俺的に外れなし、という絶大な信頼感と安心感を覚えるばかりだ。これからも応援を続けたい」

 (当記事 完)