Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

妖精郷の、女王の探求者(SWフェアリーガーデン4ー7)

新プレイヤー翔花の紹介

 

NOVA「さて、翔花救出目的で始めた妖精郷リプレイだけど、当初の目的は達成し終えたんだな」

翔花「うん、みんな、私のためにありがとうね。もう、これで苦労をかけなくて済むわ」

晶華「ベ、別に、お姉ちゃんのためだけに妖精郷を旅していたわけじゃないんだからね。ソード・ワールドを楽しむって目的もあるんだから」

翔花「アキちゃんだけ楽しむなんてズルい!……ってことで、今回から私も参加させてもらうわね」

晶華「お姉ちゃん、字が書けるの?」

翔花「もちろんよ。時空を翔ける修行の旅のおかげで平仮名ぐらいはマスターしたわ。(紙に書き書き)『こなすぎしょうか』『えま・しょーか・ろーずわーす』 ほらね、プレイヤー名だって、キャラクター名だってバッチリなんだから」

晶華「カタカナは?」

翔花「……現在、修行中よ。書けないけど読めるし。ただ、ローマ字とか漢字は強敵ね。私は日本の花粉症ガールだから、外国語はなかなか難しいわ。『そんのうじょうい』したくなっちゃう」

NOVA「ローマ字や漢字は、日本語の一種だ。使ってる文字は外国起源だが、用法も含めて日本文化の一部なので勘違いしないように。まあ、書けなくても読める分だけ、ハイラスよりはマシなんだけどな。それに、いざとなれば、屋久島からケイPマーク2を呼んで、TRPGサポーターになってもらえばいいし」

晶華「で、キャラはどうするの? エマさんのキャラクターは作ってるの?」

NOVA「いや、翔花は今回、エマ役のサブマスターを担当してもらう。細かいデータは後で作るとして、ロールプレイのみしてもらう形だ」

晶華「ロールプレイと言っても、エマさんって前回、昏睡状態に陥っているのでは? 意識を取り戻したの?」

NOVA「意識は取り戻していないが、まあ、今回はミッションを終わらせるのが目的だし、翔花の仕事はパーティーの行動にYesとNoを意思表明してもらうのと、GMの用意したエマあるいはアラマユのセリフを読み上げてもらうぐらいを考えている」

晶華「ああ、アラマユさん、また出て来るんだ」

NOVA「一応は考えてきた。まあ、プレイヤーキャラが想定外の行動をすれば、台無しになるが」

晶華「想定外の行動?」

NOVA「助けたエマさんを南西エリアの【崩れゆく場所】に捨てて行くとか、【炎の穴】に突き落とすとか、そんな行動を取り始めたら、GMは心底困る」

晶華「さすがに、そんなことはしないよ。物語が台無しになるし。せっかく助けたエマさんに危害を加えるようなマネをするような困ったちゃんプレイヤーはここにはいないって」

NOVA「まあ、普通はそうだな。もっとも世の中には、物語を台無しにしてGMが困ったリアクションをするのをニヤニヤ楽しむ悪魔のようなプレイヤーもいるし、自分が紅一点のヒロインだから、他の女性キャラを自分の地位を脅かすライバルと思って排除しようとするケースも考えられなくはない」

晶華「これまで、どれだけ荒んだ環境でTRPGしていたのよ、NOVAちゃんは?」

NOVA「いや、俺の経験じゃなくて、あくまで他から聞いた話だ。ただ、『仲良く話しましょう、と言いながら、俺の好きなキャラへの悪口、嘲笑をいきなり掲示板に書き込んで、追い出された奴』もいて、そいつの言う『仲良くする=自分が自由に何を書き込んでも許してもらえる』という愚かな思い込みだったらしいんだが。

TRPGの『プレイヤーは何をしてもいい遊び』というのも、コンピューターと違って人間のGMが融通を利かせてくれるから『物語やゲームを面白くするためならプレイヤーは何をしてもいい』という前提があるのに、面白さの基準が最初からズレているとトラブルが発生する」

晶華「まあ、『冒険者になって危険に立ち向かうゲーム』で、『危険なのはイヤだから、冒険をいかにしないで済むように振る舞うか』という自由を求められても困るわよね」

NOVA「キャラの性格が『臆病で戦い嫌い』とかで、極力、自分や相手を傷つけないように対処しようと努力するってプレイ方針なら分かる。だけど、そんなキャラだらけじゃゲームにならないので、プレイヤーは『ぼくは臆病なキャラを演じますが、誰か無理やり冒険に引きずってください(笑)』とか根回し発言をすることで、ゲームの邪魔を意図しているのではないことを明言しておくとか、何を望んで、周囲にどう振る舞って欲しいか、それが受け入れられればOK。受け入れられないなら、違うアプローチで角を立てないようにするとか、コミュニケーションゲームとしての色々な手法がある。

「ゲームやトークを通じて、人と楽しい時間を過ごすのが目的なので、そもそも楽しさを共有できない関係なら、ゲームもギクシャクしてしまう。気心の知れた関係を成立させるためのノウハウというのもいろいろあるが、TRPGの場合は『GMのシナリオ意図を読んで、そのレールに従うプレイ』と『シナリオ意図のさらに上を目指す、より面白いプレイ』が理想で、物語の文脈力、話の流れを読む力の訓練にはなるかな。もちろん『シナリオ意図を読んで、それを妨害するように動く天邪鬼プレイ』で、上級者同士の丁々発止なやり取りもプロのリプレイ作品なんかでは時々見られるが、逆に商業リプレイの執筆途中でGMとプレイヤーの人間関係が崩壊した作品もあって(セブンフォートレスの『フォーチューンの海砦』など)、プロと言っても完璧にコントロールできるわけじゃない(まあ、そういうトラブルを取り繕う技術も、プロなんだろうけど)」

翔花「何だかややこしい話だけど、要は私たちが想定外の行動をとらなければいいってことね」

晶華「実は、一番想定外の行動をとっているのが、寄り道脱線の常習犯のNOVAちゃんという事実」

NOVA「……そのツッコミは想定外だった(爆)」

 

前回の妖精郷は

 

GM(NOVA)「さて、君たちは【白百合の谷】の女吸血鬼ディアナの手から、ようやくエマ・ショーカ・ローズワースを助け出して、女王アラマユの支援も受けて、脱出に成功したわけだが……」

エマ(翔花)「みんな、助けてくれてありがとうね。これからは私も仲間として、よろしく」

GM「ということは言えない。エマお嬢さまは半吸血鬼化の呪いと、半神霊アラマユの封印で昏睡状態に陥っている。ある程度の闇を浄化するか、あるいはアラマユの封印の効力が尽きるかしないと、意識を取り戻せない」

マークス(ケイPマーク1)「ああ、お嬢さま。昏睡状態なんておいたわしや。この私が必ず、その眠りを覚ましてあげます」

エマ「意識を取り戻せないまま、どうロールプレイしろって言うの?」

GM「プレイヤーの発言や行動に対して、YesかNoの反応は示していい。Yesなら光の力が強まって、エマの全身が緑の清浄なオーラを放つ。Noなら闇の力が高まって、黒紫の澱んだオーラを発する」

ミリィ(晶華)「だったら、私が『エマさんって邪魔ね。乗せてるペガサスから落として、そのまま放置しようかしら』と言ったら?」

エマ「それは……黒く怒りのオーラを放ちます💢」

ミリィ「今のは冗談よ。私たちはアラマユ様の魂を分け合った者同士。バロム1の白鳥健太郎君と木戸猛君みたいに熱い友情で結ばれているんだから」

エマ「怒りが収まって、ホッと緑のオーラを放ちます😊」

サイバ(009)「緑と黒のオーラを放つ少女か。もしかすると、ぼくたちの発言で、光ルートと闇ルートに分岐するようなことはないだろうな」

GM「さすがに、そこまでややこしいことは考えていない。単にフレーバー程度の描写のつもりだ」

サイバ「まあいい。ぼくとしてはGMの重荷がとれて、サイバ☆リオンのプレイヤーに戻れただけでホッとしている。ところで、ぼくもジョリーダちゃんラブなんて言わないといけないのか? さすがに、それは恥ずかしすぎるんだが」

GM「恥ずかしくて悪かったな。10年もプリキュアの視聴を続けていれば、それぐらいじゃ動じなくなる。トロピカるも数ヶ月で慣れたしな」

ミリィ「ゴールデンウィークが終わって、これから夏に向かって行くんだから、トロピカるも季節外れではなくなって来るわね。さて、今は31日めの夕方が終わって、夜に突入する時間帯になるのかな」

GM「次の目的地に着くのが夜だな」

サイバ「目的地は決まっている。南エリアの【星空の舞台】を目指そう。魔動機師ベルゼンへの手紙を預かっているし、アラマユの遺産に関する情報がどうこう言っていたからな。いろいろとフラグが立っただろう」

ミリィ「うん。それじゃ、移動判定のダイスはお姉ちゃんに振ってもらおう。高い目を出したらいいんだからね」

エマ「任せて。はい、11」

ミリィ「さすがは神パワーを宿しただけはあるわね。はい、無事に【星空の舞台】に到着しました」

 

星明かりのダンス宴会

 

GM「じゃあ、舞台では様々な妖精が踊っている。ええと、妖精は君たちの一人を舞台に引っ張り上げ、無理やりヨホホイダンスを踊らせようとする。対象は……ランダムに決めて、ミリィだ」

ミリィ「あたし? ヨホホイならキャプテンさんの方がいいのに〜」

 

ミリィ「ヨホホイだけじゃなくて、ジプシーダンスまで踊らされるなんて、あたし聞いてない」

GM「双子の姉妹がいて、ダンスだったら、当然これだろう。とにかく、妖精に巻き込まれて踊っている間に1tbが経過した。今は真夜中だ」

ミリィ「4時間も! どうして、そこまで踊らされないといけないのよ」

GM「シナリオに書いてあるんだから、仕方ないだろう。文句があるなら……」

ミリィ「そこで川人さんの名前を出してくるのは禁止ね。NOVAちゃんは昔のその人を知っているかも知れないけど、あたしたちは知らないんだから」

GM「まあ、川人くんの名前を出すのは、ちょっとした宣伝だな」

ロードス島戦記RPG

ロードス島戦記RPG

 

ミリィ「ロードスのゲームを作っている人なら、多少の理不尽も許すしかないじゃない。仕方ないわ。ヨホホイも、ジプシーダンスも頑張って踊る。はい、4時間頑張った。それで、何が起こるの?」

GM「ラッキーになる。【ラック】の呪文が掛かって、1日間だけダイスの振り直しができるようになる」

ミリィ「それはラッキーね」

GM「さらに妖精のいたずら表Eを振れ」

ミリィ「6」

GM「君の姿は1日間、風の妖精シルフになった。さらに特殊能力【風のブレス】を得る」

ミリィ「これは……体をガス化できるようになったってこと? 煙の妹になったの?」

GM「いや、【風の体】とか【飛行】などの能力は付与されない。見た目だけは風の妖精でも、実体はあるってことで」

ミリィ「つまり、ケセラセラってことね。カシュミーラのダンシング変身ショーってことで、ヨホホイ気分よ」

エマ「緑に光ります。グッジョブよ」

ミリィ「昏睡状態の人に何だかウケてるし。これで光ポイント1点ゲットね」

GM「光ポイントなんてないんだけどな」

マークス「しかし、闇ポイントを増やして闇が活性化するよりは、光ポイントを貯める方がいいことが起こりそうです。私も頑張って、光ポイントを稼がないと」

GM「では、君たちがカシュミーラの変身ダンスを見終わった頃合いに、観客席のベルゼンからも拍手が飛んでくる」

ベルゼン『いやあ、また、お前たちか。ヨホホイと踊って、風の妖精に化ける女といい、そこで緑色に光る女と言い、つくづく面白いものを見せてくれる芸人だなあ』

 

ベルゼンとの再会

 

ミリィ「お久しぶりね、ベルゼンさん」

ベルゼン『ああ、12日ぶりってところかな。未来の女王さま。まあ、元気そうで何よりだ』

ミリィ「そっちも700年放っつき歩いている割には元気そうね。確か、世界を救う方法とか、アラマユ様の真意とかを探しているのかしら」

ベルゼン『ほう。ずいぶん熱心に俺のことを調べたみたいだな』

ミリィ「別に。ついでよ、ついで。手紙の配達に行ったら、そこで知り合ったシーリィさんたち三姉妹から、あなたに伝言を頼まれただけの話。はい、お手紙」

ベルゼン『……そうか。シーリィたちに会ったのか。手紙は確かに受け取った。お礼に★3つやろう。これでクエスト達成だ』

サイバ「ゲーム的処理はいいとして、手紙を読んだベルゼンさんがどんな反応をするか待ってみるぞ」

GM「ああ、ベルゼンはすぐに読み終わって、『あいつら、まだ待っててくれているのか。俺なんかのために』とか、『しかし、まだ帰れん。俺には心に決めた使命があるんだ。それを果たすまでは……』とかいろいろぶつぶつ言った後、君たちにこう依頼する」

ベルゼン『悪いが、俺の手紙をシーリィたちに届けてやってはくれないか? すぐには戻れんが、答えがもう少しで見つかりそうだってことだな。この使命が果たせれば、必ず帰る、と』

GM「……と言うことで、『ベルゼンのクエスト』が提示された。シーリィのところに手紙を持っていけば、★3つになる」

ミリィ「お金は?」

ベルゼン『酒の一杯で勘弁してくれ』

ミリィ「ダメね、それじゃ」

ベルゼン『女王の割には、ケチ臭いじゃないか』

ミリィ「今のあたしは、風の妖精シルフよ。妖精を働かせようと思えば、ラナ印のスイーツというのが、ここの流儀じゃないかしら?」

ベルゼン『おお、それならあるぜ。酒のつまみだからな』

ミリィ「それと、アラマユ様の遺産だけど、魔剣〈光なるマクリール・ルー〉でいいのかしら? 世界を救うには、その剣が必要だとでも?」

ベルゼン『そこまで調べたのか? 思ったよりもやるじゃないか』

ミリィ「未来の女王は伊達じゃないわ。アラマユ様から直接、次代の継承者として認められたんだし。光の魔剣の話も直接、アラマユ様から聞いたの」

ベルゼン『はっ? 冗談も休み休み言え』

ミリィ「あなたは700年も探し続けて、目の前にアラマユ様が現れても信じようとしないのですか? あなたの探求にかけた想いって、その程度なのですか? 心の目があれば、真実に気がつくのでは?」

ベルゼン『しかし、あんたはアラマユ様その人じゃないだろう?』

ミリィ「あたしはね。今、アラマユ様が宿っているのは、そちらの緑に光っているエマさんよ。邪悪な呪いで意識が封じられているけど、アラマユ様は彼女に宿って呪いを抑え込んでいるの」

エマ「肯定を表すように、一際強い緑のオーラを放ちます」

ベルゼン『本当にアラマユ様なのか!?』

エマ「はい……と思念を飛ばします」

GM「OK。その思念を許可しよう。じゃあ、アラマユのセリフとして、これを読み上げるように」

アラマユ翔花「了解、NOVAちゃん。ええと、『わたしの真意が知りたいようですね。わたしは妖精郷を守りたい。魔女ネアンの闇に呑み込まれようとしている妖精郷を救うためには、志ある者たちの協力が必要です。このカシュミーラとエマは、わたしの想いを宿す未来の希望です。あなたが真に妖精郷の未来を憂える者なら、わたしに、いいえ、彼女たちに協力の手を差し伸べてくれないでしょうか。わたしが不甲斐ないために、後世の者に負担をかけたようですね。あなたの研究に捧げた日々が報いられることを願っております。妖精郷に生きとし生けるみんなのために、あなたの力を貸して下さい』 これでいいの?」

GM「完璧だ、翔花。緑のオーラと共に送られる思念の波動を受けたベルゼンは、涙を流して、エマを乗せたペガサスの前で膝まづく。そして、こう言った」

ベルゼン『まさか、アラマユ様に声を掛けて頂けるとは。俺が長年、想い続けた声音、口調、慈愛の想いそのままだ。俺の700年の探求は、今この時のためにあったのだろう。そう確信します』

ミリィ「分かればいいのよ、分かれば」

ベルゼン『お前に言ってるんじゃない。俺は俺の心の中のアラマユ様、そして、その意識のない依代の少女に言ってるんだ』

ミリィ「あたしだって、半分アラマユ様よ」

ベルゼン『半分って何だよ。俺のアラマユ様は、こっちの……エマさんであって、同じエルフでも神々しいオーラとは無縁のあんたじゃない。どうしても、アラマユ様の後継者だと言い張るなら、クエストを受けてみるか?』

ミリィ「望むところよ」

ベルゼン『光の魔剣の手掛かりは【光の樹】のスプライトの歌にある。それを聞いて来たら、あんたが真のアラマユ様の後継者として、俺の主君として認めよう。そして、俺の残りの命を謹んでお仕えするとな。もちろん、魔女の野心を食い止めねばならんが。それだけの覚悟はあるのか?』

ミリィ「今のあたしは、ヨホホイダンスを踊りながら、世界を股にかける世界海賊、すなわち界賊よ。この世界最大のお宝、光の魔剣(50万ガメル)のためなら、覚悟完了しまくりってものよ。それで、その【光の樹】ってのは、どこにあるのかしら?」

ベルゼン『女王の後継者が世界海賊を名乗るなんてのは衝撃だが、今はそういう時代なのかもな。【光の樹】の場所は(コロコロ)北エリアだ』

ミリィ「分かった。シーリィさんところに手紙を運ぶついでに【光の樹】にも寄ってあげる。だけど、あなたも付いて来なさい。しばらく【おもてなし亭】に待機していてくれれば、妖精郷守護者の円卓会議の重要メンバーとして、持てる知識を活用してもらうわ。今はみんなが協力する時なんだから」

 

何だか突然、凍結海

 

 時刻は、31日めの深夜になった。

 ベルゼンを引き連れ、おもてなし亭へ帰ろうとした一行。

 しかし、ランダムイベントが発生して、謎の停留所から瞬間移動の魔力がPONと発動し(★2個ゲット)、西エリアの【凍結海】に飛ばされてしまう。

 

GM「何だよ、あとはおもてなし亭に着いて、無事に『当記事 完』で収まるはずだったのによ」

ミリィ「悪いのはダイスを振ったエマさん(お姉ちゃん)なんだからね」

エマ「どんより黒いオーラを放ちます。悪いのはわたしじゃなくて、運だって」

GM「【凍結海】は氷トピアみたいな場所で、あまりの寒さに防寒具を着ていないと、判定ペナルティーが2点あるんだ」

サイバ「確か、ここには水の大妖精ミーミルというのがいるそうだな。ついでに会っていくか?」

マークス「海賊としては、海を見るとワクワクするんですけどね。寒さに震えながら、沿岸を適当に歩いてみましょう」

GM「白く果てしない氷原を歩いていると、氷の9レベル妖精フラウが2体、空から舞い降りてくる」

フラウ『お前たち、止まれ。ここはミーミル様の領域。人が容易く踏み込める場所ではない。ましてや、お前たちのような軽装ではな。全く、この地に防寒具もなしに足を踏み入れるとはバカか?』

ベルゼン『バカとは何だ、バカとは。たまたま迷い込んだだけの客人に、そのような不作法な口を聞くとは、ミーミルの番人もずいぶん質が落ちたものだな』

GM「苛立ったベルゼンが、フラウにケンカを売って、一触即発の気配だね」

ミリィ「ちょっと。いきなりケンカしてどうするのよ。あたしは未来の女王カシュミーラ。地の大妖精タイタン様と火の大妖精イフリート様の庇護を受け、ラッキーのおかげで風の妖精シルフの姿を借り受け、アラマユ様の後継者に任じられたエルフよ。ミーミルさんに会いに来たの。案内してちょうだい」

GM「フラウは『何、この詐欺師は?』という目で見る」

ミリィ「詐欺師じゃないもん。タイタン様、身元の証明をお願いします」

GM「タイタンが今のミリィにはない威厳漂わせた声音で説得すると、フラウたちは半信半疑で話を聞いて、結論を出す。『お前たちをミーミル様の宮殿に案内してやろう。ただし、完全に信じるためには、こちらの頼みを聞いてもらおうか』」

ミリィ「何?」

フラウ『噂に名高いラナ印のスイーツを献上するといい。そうだな、葡萄パンと、リンゴパイ3つと、クリームケーキがあれば、貢物として十分だろう。このクエストを果たせば、お前たちを信用できる者として、ミーミル様に会わせよう』

 

 こうして、思わぬ凍結海でのクエストを引き受けることになった、未来の女王なのか世界海賊なのかよく分からない一行は、32日めの朝に何とかおもてなし亭に帰ってくることができた。

 冒険の旅はまだ続くが、今回のミッションはこれで終了。次回はレベルアップです。その後は、エマのキャラデータを作って、第4部の終わりを目指すってことで。

●フェアリーガーデン第4部7話の状況

 

日数経過:32日め朝(おもてなし亭)

 

経験点:(マズい)お菓子の家を食べた★1個

    ピクシーの噂話★1個

    大空の小さな家を防衛した★3個

    大空の小さな家に手紙を配達した★2個

    ポイズンモールドを撃退した★2個

    ダレスの研究資料を読み解いた★3個

    火柱の塔の探索を終了した★2個

    ダレス写本をディーラに渡した★3個

    砂の街でブラウニーを助けた★2個

    砂の街を初探索★2個

    エマを救出★4個

    シーリィの伝言をベルゼンに伝える★3個

    ランダム停留所で転移する★2個

    お届け物ミッション達成★3個

    (合計★33個)

    魔物退治分200点

収支:3840G分の戦利品、美肌草×2

妖精郷同化度3(カシュミーラのみ4)

ブラウニー発見数:5体

 

遂行中のミッション

・ニョッキのお届けもの→達成済み

 

受注したクエス

・マルキのペンダントを故郷のロッテに渡す。

・タビットの魔動機師ベルゼンに、シーリィの手紙を渡す→達成済み

・ベルゼンからの手紙をシーリィに渡す。

・凍結海のフラウにスイーツ5個買ってくる。

 

その他の冒険目的&情報

「火柱の塔の魔力炉で〈妖精郷の鐘〉を鋳造できる」

「火柱の塔のエインセルにラナスイーツを渡せば、

〈炎精鉱〉をもらえる」

「火柱の塔に〈炎精鉱〉を持ってくれば、火の封印が解除できる」

「水晶塔の情報6ヶ所」(光は封印解除済み)

「大神殿の信者を解放できるよう成長」

「エマの吸血鬼化症状を治癒するため、【大樹の森】に向かう」

「アラマユの遺産、光の魔剣マクリール・ルーの手がかりは【光の樹】のスプライトに」

「雲海の岬でジンに会う」(レベル11以上で達成可)

「凍て付く山でスカディに会う」

「凍結海でミーミルに会う」

「ヒックリカエルはダジャレで世界をひっくり返し、闇に包む」

「雪山にドラゴンゾンビがいる」

「鳥籠の木には偽女王が捕まっている」

 (レベル11以上でイベント発生)

「魔女の名前はネアン。邪妖の女神を目指している」

「崩壊しかけている妖精郷を救う」

 

冒険達成度:合計37%

(当記事 完)