ゴーバスターズの次はケボーン
NOVA「日本では、来週終わるリュウソウジャーだが、早くも来年パワーレンジャーに進出することが今さっき分かった」
晶華「え? 今やっているのはゴーバスターズさんよね」
NOVA「ああ、去年が1シーズン目で、今年が後半の2シーズン目。その予告が上がったわけだが」
Power Rangers Beast Morphers - Official Trailer (Austin St. John, Red MMPR Ranger)
NOVA「とりあえず、前回書いたパワーレンジャーの記事はこれになる」
晶華「ええと、去年の9月にやった『令和元年上半期のブログ総括』ね。そう言えば、下半期の総括記事はやらないの?」
NOVA「それをやろうと思って、まあ、この時期だから『令和元年度下半期のブログ総括』という形で考えていたんだ。で、前の記事を読み返しながら、パワーレンジャーは今どうなっているかな、とチェックしたら、タイミングよく最新情報に行き当たったわけだ」
シロ「総括記事のはずが、いろいろ脱線寄り道してパワーレンジャーの話も始めたのが前回。そして、2011年以降をまとめていたわけですね」
NOVA「最初のパワーレンジャーは1993年、アメリカ版の『恐竜戦隊ジュウレンジャー』として放送開始された。日本のジュウレンジャーは92年の作品なので、最初は日本の1年遅れでアメリカが付いて来ていた形になる。その状態で、2009年のRPM(炎神戦隊ゴーオンジャー)まではピッタリ付いて来たわけだが、2010年で、その流れが止まってしまう」
晶華「何で?」
NOVA「最初、パワーレンジャーはサバン社が東映と提携して展開していたんだが、2001年にディズニーが企業買収を行った影響で、2002年のワイルドフォース(百獣戦隊ガオレンジャー)からRPMまでがディズニー製パワーレンジャーの時代となる。そして、2010年にサバンがパワーレンジャーの版権を買い戻して、新展開が始まったのが2011年。その間、2010年は第一作のリマスター再放送で時間稼ぎしたわけだ」
2011年以降のパワーレンジャー再確認
NOVA「前の記事で行ったが、今回はもっと分かりやすい形で整理する。PRはパワーレンジャーの略ってことで」
・18作め(2011):PRサムライ
・19作め(2012):PRスーパーサムライ
(侍戦隊シンケンジャー2009)
・20作め(2013): PRメガフォース
(天装戦隊ゴセイジャー2010)
・21作め(2014): PRスーパーメガフォース
(ゴセイジャー&海賊戦隊ゴーカイジャー2011)
・22作め(2015): PRダイノチャージ
・23作め(2016): PRダイノスーパーチャージ
(獣電戦隊キョウリュウジャー2013)
・24作め(2017): PRニンジャスティール
・25作め(2018): PRスーパーニンジャスティール
(手裏剣戦隊ニンニンジャー2015)
・26作め(2019): PRビーストモーファーズ
・27作め(2020): 上記第2シーズン
(特命戦隊ゴーバスターズ2012)
・28作め(2021):タイトル未定
(騎士竜戦隊リュウソウジャー2019)
晶華「ゴーバスターズさんの次が、リュウソウジャーさんか。一気に飛んだ感じね」
NOVA「図らずも、お前の読みが当たった形になるな」
晶華「え、私、何か言ったっけ?」
NOVA「今年のビーストモーファーズに、3大恐竜戦隊登場のイベント編が作られると聞いた時に、お前はこう言ったんだ」
晶華「じゃあ、ついでに、こっちのケッボーンな騎士竜の人たちも出演させましょうよ」
NOVA「その前に、日本で4大恐竜戦隊集結映画を作らないとな」
NOVA「結果的に、4大恐竜戦隊とは違うが、パワレン的には3大恐竜戦隊に引き続いて、すぐに4代めがお目見えする形になる。まさか、騎士竜がこっちで終わる翌年に、アメリカに行くとは思ってなかった」
シロ「こっちの戦隊で飛ばされたのは、トッキュウジャーに続き、ジュウオウジャー、キュウレンジャー、ルパパトの合計4作ということになりますね」
NOVA「トッキュウジャーは、今のアメリカが電車文化じゃないから子供受けしないという理由。ジュウオウとキュウレンはロボが格好悪いからじゃないか、と思う。まあ、ジュウオウジャーは胸に獣顔のデザインもアメリカ人受けしたとは思えないしな。キュウレンとルパパトはメンバー構成が変化球で、リュウソウはドラマそのものが変化球だが、パワレンの素材として使う分には、十分王道な見た目をしているからな。ドラマは向こうで作り直しているから、まあ、ケボーンじゃなくなるとは思う」
晶華「さすがにパワーレンジャー・ケボーンとはならないわよね」
NOVA「ダイノサンダー、ダイノチャージの次だから、ダイノ何ちゃらだろうが、ダイノナイツ、ダイノガーディアン、ダイノフォースぐらいが無難かなあ、と予想を立てておく」
晶華「騎士だったら、他にもダイノライダー、ダイノキャバリアーって感じかも」
NOVA「あと、おまけの動画を貼り付けておく」
リトル「さすが、時空魔術師さま。面白い動画を紹介してくれて、感謝ですぅ」
パワーレンジャー・ハイパーフォース
NOVA「さて、これは新作ではないんだが、ゲームの世界にもパワーレンジャーはいろいろ進出している」
Best Ways to Get Legendary Characters | Power Rangers: Legacy Wars
NOVA「こいつは、2017年に出た対戦格闘ゲームのLegacy Wars。まあ、歴代のいろいろなレンジャーや敵キャラを集めて、それらを使ったアクションを楽しめるゲームらしいが、日本では発売されていないし、俺はアクションゲーマーじゃないので、詳しく紹介はできない」
晶華「だったら、どうして話題に挙げるのよ」
NOVA「興味があれば、レガシーウォーズで動画検索すればいいってことだよ。タイトルさえ分かれば、いろいろ検索して、自分で調べることができる。そのためのヒントと思ってくれればいい」
Power Rangers Legacy Wars: Street Fighter Showdown Short Film
Evolution of Power Rangers Games 1994-2019
晶華「こう見ると、アクションゲームばかりね」
NOVA「ところがだ。実はTRPGもあったりするんだ」
晶華「それはNOVAちゃんのツボじゃない」
NOVA「ああ、間違いなくツボだ。凄いことに『パワーレンジャー・ハイパーフォース』ってタイトルで、2017年秋から半年ほど動画配信されていたりもする。おまけに今でも見ることができる」
晶華「うわーい。見せて見せて」
Power Rangers Hyper Force Full Theme
THE FIRST HYPERFORCE MORPH | Power Rangers Hyperforce
晶華「何これ? ファンムービーか何か?」
NOVA「いや、俺も最初はそう思っていたんだよ。だから、作品タイトルは知っていたんだけど、オフィシャルじゃないと思い込んでいた。だけど実はサバン公認で、『ハイパーRPG』というシステムで、パワーレンジャーの公式物語の設定をきちんと作っていたんだな。そして、ゲームマスターと5人のプレイヤー、そして6人めのゲストを呼んだりして、TRPG特有の会話のやり取りで、1話3時間ぐらいのシナリオプレイを実況配信し、それを毎週25話分続けたんだ。それがハイパーフォース」
シロ「つまり、それをきちんと見ようと思えば、3時間の動画×25話を見ないといけないのですか?」
NOVA「ああ、しかも英語でな。あくまでTRPGだから、アクションなしの会話のやり取りで、イラストなどのサポートもほとんどない、言わば3時間の会話劇を視聴し続けるのは辛い。しかも、その『ハイパーRPG』のシステムがどんな物か、俺は知らないわけだし。本格的に紹介するには、しばしの研究が必要だ」
晶華「研究するの?」
NOVA「興味はある。しかし、必要な労力が大きすぎるので、文字情報から分かる最低限の設定だけを紹介しておこう。公式サイトはここだ」
NOVA「西暦3016年、タイムフォース・アカデミーに所属するタイムレンジャーの後輩学生の新人レンジャー5人がハイパーフォースのメンツだ。レッドがマーヴィン、ブルーがエディー、ピンクがクロエ、イエローがジャック、ブラックがヴェスパー。
「このうち、女性ブラックという珍しい設定とか、イエローのジャックのプレイヤーが『初期パワーレンジャーのコメディーリリーフだったバルクを演じたポール・シュライアー』ということが興味深い。ファンの間では、『バルクの子孫が未来でようやくイエローレンジャーになった』とネタにされている。
「ジャックの設定も、『未来世界で一介の警察官として働いて来て、夢はパワーレンジャーになること。タイムフォースに協力した働きを認められ、念願のチームの一員に採用された。最年長で経験豊富な知恵者として他の若者をサポートすることを期待されている』とのこと。いやあ、まさかバルクの役者がTRPGでイエローレンジャーになることが公式設定で認められるとは面白い」
「で、チームの司令官は、タイムフォースのピンクレンジャーだったジェン(役者本人がプレイ)で、彼女の命令に従い、タイムマシンを強奪した敵を追って、時間と空間を超えた探索と戦いの旅が展開されることになるわけだ」
晶華「要するに、タイムレンジャーの後輩戦士が、パワーレンジャーの世界の平和を守るために、時間旅行を繰り返すわけ?」
シロ「何だか、ジオウの物語みたいだな」
NOVA「詳しい設定は、ここでも紹介されている。TRPG関係なのに、オフィシャルと思っていなかったので、これまであまり関心を持たずにいたが、今回、知ることになったので、にわかに興味をそそられている次第。
「まあ、まずはハイパーRPGなるシステムを理解しなければ、動画を見てもよく分からないと思うんだが。英文でいいので、どこかに各話のあらすじをまとめたサイトでも見つかれば、喜んでストーリー概要を語れるんだがなあ。ともあれ今回は改めて、アメリカではTRPGという文化が一般的なんだなあ、と感じたりも。トミー・オリバーがパワレンRPGのゲストプレイヤーに参加して、ダイノブラックを演じていたなんて、それだけでも見てみたい」
晶華「NOVAちゃん、嬉しそうだね」
NOVA「ああ。いいブログ記事のネタになったからな。パワーレンジャーとTRPGのコラボなんて、どうしてもっと早く気付かなかったんだっていうぐらい、自分にとってはツボなわけだし。知った以上は、あれこれ調べたくなったりも。強く好奇心を刺激された感じだ」
(当記事 完)