ムービー帰りの雑談
NOVA「ただいま、帰った」
翔花「面白い映画だったわね。ドンブラはドンブラで何だかよく分からなかったし、リバイスはリバイスで母さんの中の悪魔が覚醒して、仮面ライダー五十嵐爆誕のシーンが凄かったし」
晶華「悪堕ちしたバイスやカゲロウやラブコフも、ママさん悪魔が出現すると正気を取り戻すって展開ね。あのママ悪魔には名前が付いているのかな？」
NOVA「今はまだ不明だな。しかし、最強悪魔を宿していたのがママさんだというのは、さすが元キュウレンジャーのカメレオングリーンと言ったところか」
晶華「それと一時的に助っ人に登場した仮面ライダーギーツさんが来期のライダーさんね」
NOVA「ドンブラで白虎が暴れるのに対して、ライダーは白狐かあ。ギーツって名前は6月から知っていたが、名前からは何も想像できなかった。だが、キツネ→キーツ→ギーツってネーミングだったとはな。キツネ面とか『呪う』『化かす』というトリッキーかつ和風オカルトの用語を連発しつつも、デザインはサイバーパンク風の近未来メカニック路線でいかにもスタイリッシュ。物語設定も、龍騎風のバトルロワイアルとヴァーチャルゲームの方向性で、ファイズっぽい雰囲気も。脚本家はエグゼイド→ゼロワンの高橋悠也さんとなれば、近年のライダーの常連王道と言ってもいいかもな」
晶華「よし決めた。お姉ちゃんがドンブラ推しなら、私はキツネ推しになる」
翔花「だったら、ドンブラ推しのわたしは、これで対抗するわ」
晶華「きつねにきつねなんて卑怯よ。赤いきつねに対抗するなら、普通は緑でしょ」
翔花「ドンブラには、たぬきなんて出てないもん。そのうち、たぬきの獣人でも出れば話は別だけど」
NOVA「何を訳の分からない戦いを勃発させてるんだ、お前たちは。しかし、今年のライダーは『仮面ライダーシノビ』だと思っていたのに、まさか敵役の『十六夜九衛門』の狐面からネタを持って来るとは思わなかったぜ」
晶華「今回も多人数ライダーだから、その中にシノビさんが混じっていても不思議じゃないけどね」
NOVA「ああ、スピンオフで『シノビVSギーツ』って出て来ても、不思議じゃないな。とにかく、俺としては『リバイス総決算の後日譚』映画として楽しめたので、この後のTV放送はそこに至るまでのVSギフ決戦消化試合程度の認識でいるぜ」
ドンブラ映画について思うこと
NOVA「それにしても、ドンブラ映画はドンブラだったとしか表現ができないな。『ダメ映画をリアルで作っているような、ドンブラならではの痛烈ダメ映画批判が濃厚な行き当たりばったりダメ映画』だった（褒め言葉）」
晶華「それって、褒めてないよね」
NOVA「いや、TRPG者としてはノリのいいGM（監督）とプレイヤー（役者）たちが、自分のやりたいプレイを思う存分ぶつけ合ってる、シナリオを逸脱したアドリブ合戦を行いながら、いかにプレイが崩壊してダメになっていくかを描いたシナリオなんだな。当事者のGMとプレイヤーが楽しみながら、何とか満足して完成させた作品を最後に試写会でブーイングの嵐が吹き荒れる中で、原作者の椎名ナオキ（着ぐるみウサギフォーム）が一人絶賛しているオチが笑えた」
晶華「TVのストーリーとはつながっていないよね」
NOVA「つながってるだろう、椎名ナオキが。ピンクのウサギ着ぐるみに身を包んだ謎のマンガ作家。果たして、その正体はイマジンか、それとも獣人か？ 果たして鬼頭はるかはスランプを乗り越えて、怨敵たる椎名ナオキの正体に迫れるか？ 次回のドンブラTV放送も楽しみだぜ」
翔花「実は椎名ナオ鬼って、ヒトツ鬼かもしれないわよ」
NOVA「いや、『椎名ナオ戦隊』ってタイトルは過去にないから、却下だ」
晶華「訳が分からないわ」
NOVA「いや、ドンブラ程じゃない。俺がどれだけ自己ツッコミできる程度の訳の分からないことを言ったとしても、ドンブラはその上を行く訳の分からなさを提示してくる。この映画を見て、俺が思ったのは『訳が分からないけど、とにかく勢いがあって面白くて、ネタ語りの材料としては非常に芳醇な味わいのあるジェットコースター映画』だな。
「まあ、犬が馬になったり、脳人がゾンビになったり、桃井タロウがまた死んだり、五色田介人が全力全開で映画に乱入していて背景がブルンブルンとか、ぬぬぬだったり、とにかく全力全開にして全身全霊なハチャメチャドンブラかき混ぜ映画だった。ストーリー的整合性とか、演技の上手い下手とか、そういうツッコミは無意味と化す大暴れ映画だったな、と」
晶華「やっぱり、褒めてないんですけど」
翔花「アキちゃんには、ドンブラの良さがまだ分からないみたいね」
晶華「お姉ちゃんにはドンブラの良さが分かると言うの？」
翔花「風流人曰く、空想VS欲望よ。ドンブラは空想で変身し、ギーツは欲望で変身する。だけど、欲望が強すぎると人は鬼になる。仮面ライダーギーツも鬼になって倒されないようにしないとね」
晶華「まだ始まってもいない番組を、勝手に鬼にしないで」
翔花「『ドンブラVSギーツ』の異世界アバター対決が今から楽しみね」
晶華「ううっ、ドンブラなんかに負けないんだから」
NOVA「何で、お前たちはドンブラとギーツを戦わせたいんだ！？」
晶華「そりゃあ、ライダーと戦隊は相容れないんだから」
NOVA「しかし、ドンモモタロウと仮面ライダーリバイスは仲良しだぞ。協力して映画泥棒を捕まえたんだからな」
翔花「つまり、映画泥棒はライダーと戦隊の共通の敵ってことね」
翔花「それにしても、映画版のスペシャルなドンブラ名乗りが見られただけでも、見に行った甲斐があったわ」
NOVA「これの進化バージョンだったな」
晶華「TV版では、まだイヌブラザーの正体が分かっていないのに、『逃げ足ナンバーワン』って名乗っちゃっていいの？ って思ったわ。劇場版ではイヌさんの正体が知られるような演出だったし」
NOVA「ジロウが自分の意思でドラゴクウからトラボルトになれるような演出でもあったな。この時期のTV放送とは少しズレているような話でもあったが、劇場版の脚本執筆時期がTVの今の脚本よりも少し前で、TVの方が後から補完して追いついて来るんだろう、きっと」
ここまでのヒトツ鬼リスト
NOVA「さて、劇場版でクワガライジャーが忍風鬼になったことで、ここまでのヒトツ鬼と戦隊タイトルの確認をしておこう。初期戦隊の名前はまだあまり使われていないから、46番めから逆に返る形でな」
・46：ドンブラザーズ（暴太郎鬼……は出るのかな？）
・45：ゼンカイジャー（機界鬼……は未登場）
・44：キラメイジャー（魔進鬼は8話）
・43：リュウソウジャー（騎士竜鬼は1話）
・42：ルパンレンジャー（快盗鬼は3話）
パトレンジャー（警察鬼は5話）
・41：キュウレンジャー（宇宙鬼は12話）
・40：ジュウオウジャー（動物鬼は6話）
・39：ニンニンジャー（手裏剣鬼は11話）
・38：トッキュウジャー（烈車鬼は2話）
・37：キョウリュウジャー（獣電鬼は13話）
・36：ゴーバスターズ（特命鬼は9話）
・35：ゴーカイジャー（海賊鬼は10話）
・34：ゴセイジャー（天装鬼……は未登場）
・33：シンケンジャー（侍鬼は21話）
・32：ゴーオンジャー（炎神鬼は19話）
・31：ゲキレンジャー（獣拳鬼は……未登場）
NOVA「ここから先は登場したものに絞って行こう」
・26：ハリケンジャー（忍風鬼は夏・劇場版）
・21：メガレンジャー（電磁鬼は22話予定）
・20：カーレンジャー（激走鬼は15話）
・19：オーレンジャー（超力鬼は4話）
・17：ダイレンジャー（五星鬼は20話）
・16：ジュウレンジャー（恐竜鬼は16話）
・14：ファイブマン（地球鬼は7話）
・13：ターボレンジャー（高速鬼は14話）
NOVA「ゴーカイ〜キラメイまでのセンパイジャー関連は最初の1クールでコンプリートして、最近はターボレンジャー以降を埋めている形だが、18番のカクレンジャー（忍者鬼）が空いてるな。先に手裏剣鬼と忍風鬼が埋まって、カクレンジャーは役者がリバイス映画やデッカーのHANE2の声優で目立ってる感。恐竜関連は騎士竜、獣電、恐竜が埋まって、あと1つ、27番のアバレンジャー（爆竜鬼）が埋まればコンプリートと」
翔花「NOVAちゃんが春ごろに推していた未来鬼と新星鬼はまだ来ないわね」
NOVA「いいじゃないか。後の方に出て来る方が強敵感があって。それより、ジャッカーとバトルフィーバーとバイオマンとマスクマンが気になる。ジャッカーはチェンジマンの電撃鬼とかぶるし、バイオマンはデンジマンの電子鬼とかぶる。バトルフィーバーはそもそも○○戦隊に相当する呼び名がない。マスクマンは光鬼でいいのかなど」
晶華「それならゴーグルファイブさんの大鬼も気になるけど、それなら大戦鬼とか光戦鬼がいいって言ってなかった？」
NOVA「言ってたが、公式でどういう答えを出すかが知りたいわけで。まあ、これからもドンブラは楽しむとするさ」
晶華「私はギーツさんを応援するわ。多人数ライダーが登場するなら、花粉症ライダーが出て来ても不思議じゃないし」
翔花「うん。植物モチーフの仮面ライダーが出て来ると応援したくなるかも」
NOVA「アギレラは変身者が花だから植物モチーフ……ってことにはならないか」
翔花「戦隊は、花吹雪で戦う戦士は時々いるけどね」
NOVA「ああ、いた。鎧武の果物なんかは一応、植物由来だぞ」
晶華「とにかく、ギーツさんもいいけど、他のライダーさんも気になるので、追加情報も楽しみにするわ」
NOVA「まあ、リバイスも消化試合ながら楽しむつもりだけどな」
（当記事 完）
