Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

ハッピーバースデイと花粉症

本日は誕生日なの

 

晶華「NOVAちゃん、誕生日おめでとう」

NOVA「ああ。サンキューな(涙目)」

晶華「え?  何で泣いてるの?  もしかして、人から誕生日を祝ってもらったことがなくて、初めて娘から祝ってもらって感涙にむせび泣いているとか?」

NOVA「俺の人生を勝手に哀しいものにするなよ。この涙は……花粉症なんだよ。今年もとうとう発症しやがった。例年よりも2週間も早く、だ。どうしてくれるんだよ」

晶華「そういう時は、こう叫ばなくちゃ。よっしゃラッキーって!」

NOVA「ラッキーなのか?  いや、ブログのネタにできるのはラッキーと言えなくもないが、とにかく今の俺は花粉症マンだ。マスクのヒーローとして、受験モンスターと最終決戦に挑むわけだ。子供たちの未来のために、日々の修練を施してきた成果が今、問われることになる」

晶華「うん。そして受験が終わったら、スパロボTというご褒美が待っているんだから、もう少し頑張ってね。私たち花粉症ガールは、NOVAちゃんと頑張る受験生の味方だよ」

NOVA「花粉症ガールには、花粉症の効果を和らげる魔法はないのか?」

晶華「そんなのあるわけないわよ。NOVAちゃんだって、一度妄想モードに突入したら、ブレーキが掛からないじゃない。妄想効果を和らげる魔法って使える?」

NOVA「妄想が狂気のレベルに達したら、サニティの呪文で正気に戻すことはできるかもしれないが。あ、キュア・ディジーズで病気を治療できれば、花粉症も治せるかも。今度、ハイラスにお願いするとしよう」

晶華「とりあえず、治癒呪文で一時的に症状が治まっても、花粉は相変わらず飛んでいるんだから、すぐにまた発症するものと思われ。悪いのはNOVAちゃんの体質の問題なんだから、そこを改善するしかないわよ」

NOVA「体質改善って、どうやるんだよ?」

晶華「うん。それは人間をやめて、精霊に生まれ変わるとか?」

NOVA「時空魔術精霊White NOVAとか?  俺、人間はまだ続けたいから、その提案は却下だ。ところで、花粉症効果で俺の妄想回路が刺激されたのか、こんな夢を見たんだ?」

晶華「どんな夢?」

 

アンドロイドは花粉症ガールの夢を見るのか(2121)

 

粉杉翔花「あれ、ここはどこ?  ヒヒヒお祖母さまのガイアちゃんの力で、いろいろな過去の時代に転移して修行しているんだけど、本当にこれって修行になっているのか、自分でもよく分からないや。確かこんな話があったんだよね。ずいぶんと前に思えるけど。とにかく、こういう時は慌てず騒がず、状況を把握しないと。誰か話のできる人がいないかな?  あ、あそこに誰かいる。おーい」

ヒューマノイズ「オマエ、人間カ?  ソレトモ機械カ?」

翔花「いいえ、私はどちらでもないわ。私の名前は粉杉翔花。花粉症ガールよ。人間じゃないけど、機械でもない。分かりやすく言えば、精霊少女なの。で、あなたはどっち?」

ヒューマノイズ「花粉症がーる?  でーた確認……未登録。機械デハナイト見ナシテ、排除対象ト認定。死ネ」

翔花「キャッ、いきなり攻撃してくるなんて。だけど、こういう時は慌てず騒がず、花粉分解で回避。続いて、くらえ、花粉症バスター!」

ヒューマノイズ「ぐぐっ!  未知ノ生物兵器ガ、我ガぼでぃヲ蝕ンデイル。コレハ植物?  機械ガ植物ノ侵蝕ヲ受ケテ、我ガぼでぃヲ変質サセテイル。コノヨウナコトガ起コリ得ルトハ……木キーッ」

翔花「何よ、こいつ?  花粉症バスターを受けたら、木の人形みたいな姿にフォームチェンジした?  どうなってるの?」

アナザー木怪「我ハあなざー木怪。植物ぱわーヲ受ケテ、新タナ力ヲ得シ者。まざー、我ニ命令ヲ」

翔花「マザーって私のこと?  じゃあ、確認するけど、ここはどこ?  って言うか、いつの時代?  風景から見ると、NOVAちゃんの生まれた昭和40年代って感じなんだけど」

アナザー木怪「昭和デハアリマセン。今ハ人ニトッテノ西暦2121年、22世紀デス。機械暦デハ……」

翔花「ああ、機械暦なんてどうでもいいから。そういう架空世界の年号に興味を持つのはNOVAちゃんであって、私じゃない。って、22世紀って未来じゃない。ドラえもんさんの時代になるのかな。何で、過去に飛ばされたはずなのに、未来にいるのよ。まったく、ヒヒヒお祖母さまもいい加減なんだから。とにかく、私が飛ばなきゃいけないのは未来じゃなくて過去なんだから。未来の話がどうこうってのは、2号ちゃん、ええとアキちゃんに任せた。私は過去に飛ぶ。時空ゲートオープン。時代設定は、一度仕切り直して2019年にするわ」

アナザー木怪「未知ナル時空ノ歪ミ出現。まざー、危険デス。ココハ我ガ調査ヲ」

 

HYUN

アナザー木怪が時空ゲートに入って消失す。

 

翔花「ちょ、ちょっと!  何を勝手に、私の作ったゲートに飛び込んでいるのよ。一人しか飛ばせないんだから、私が2019年に帰れなくなったじゃない。仕方ないわね、もう一度ゲートを開けるようになるまで、この時代で待つことにするわ。アナザー木怪が2019年で勝手に暴れたりしないといいんだけど」

 

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晶華「……ええと、これってお姉ちゃんの話だよね。一体、どういうことよ」

NOVA「さあな。知られざるアナザーキカイ誕生秘話ってところかもな。どうも俺の夢が魔王の夢とリンクして、翔花がアナザーキカイ誕生に一役買ってしまったようなんだ。キカイなのに植物体なのは、花粉症ガールの力が融合してしまったと考えられる」

晶華「それって、NOVAちゃんの妄想だよね」

NOVA「まあな。どうせ夢の中の話だし、辻褄さえ合えば、一つの仮説、この場だけの裏話として俺認定をしてもいい。とにかく、アナザーキカイは花粉症バスターから生まれたわけで、翔花をマザーと認識する辺りケイPの亜種とも考えられる。魔王の夢に花粉症が絡んで2019年に実体化した挙句、タイムジャッカーのウール君に取り憑かされた。もしも、アナザーキカイが王になっていれば、世界は花粉症変異体に支配されていたかもしれない。危ないところだった。娘の不始末を、うまく魔王たちが処理してくれたようだから、俺としては連中に借りができたことになるな」

晶華「で、お姉ちゃんはどうなったの?」

NOVA「たぶん今ごろ、また修行のために時空を飛び回っているんじゃないか?  来月の花粉症ガール1周年誕生日には、こっちに戻ってきて欲しいところだが」

 

2月26日生まれの有名人

 

NOVA「では、誕生日恒例のイベントを行ってみようか。今回は俺の誕生日と、明日のお前の月祝いを両方やることにする。まずは俺からだ」

ケイP『ちょっと待った。そういう話なら、オラたちも参加させてもらう。最近、本当に出番が少なかったからな』

リバT『そうです。お兄さまともども人間性修行のために、人の誕生日を祝う行事に参加させてもらいますわ。グランドマスターNOVA様、48歳の誕生日おめでとうございます』

NOVA「うわ、ストレートに年齢を暴露しやがったな。まあ、俺の生年は仮面ライダー帰ってきたウルトラマンと同じ1971年だというのは公開情報だから、別に構わないわけだが」

ケイP『帰ってきたウルトラマンと言えば、俳優の団時朗さんがリュウソウジャーに出演するそうだぞ』

www.ladyeve.net

 

NOVA「ほう。団さんといえば、郷秀樹以外にもマッハバロンやロボット8ちゃんの博士役だったり、怪盗をやったり、迅雷流の忍者の頭領をやったりしたが、とうとう騎士の一族の長老にまでなったか。それに、竜の騎士と言えば、これも忘れてはいけないな」


ダイの大冒険 OP

 

晶華「他にも、アナザー本郷猛の人と、仮面ライダー威吹鬼さんと、セーラームーンリュウソウ騎士マスターをやるのね。ライダーとウルトラが新戦隊を応援するなんて、ずいぶんと豪華キャストだわ」


実写版 美少女戦士セーラームーン 主題歌

 

NOVA「まさか、リョウソウジャーの師匠役3人が実写版のセーラームーン出演メンバーを揃えてくるとはな。騎士竜戦隊がいろいろ楽しみになってきたぜ。なお、団時朗さんの誕生日は1月30日で、先月70歳になられたそうだ。一月遅れだが、この場でおめでとうと言いつつ、2月26日に話を戻そう。この日生まれの偉人は、まず俺に言わせて欲しい。それは川内康範大先生だ。月光仮面レインボーマンとダイヤモンドアイとコンドールマンの作者で、特撮ヒーローの歴史を語る上で原点として決して外せないお方と言えよう」


【 月光仮面 OP 歌詞付 】

 

ケイP『セーラームーンから月光仮面に月つながりで流れるところが、何げに芸コマだな、と評価するぜ。じゃあ、マスターNOVAの次はリバT頼む』

リバT『それでは、私は女優の加賀美早紀さん』

NOVA「ああ、これも月つながりと言えなくもないな。仮面ライダーキバのファンガイア・クイーンこと真矢だった」

リバT『他に、ウルトラセブンXでヒロインのエレアを演ってます。現在は女優を引退して、2015年末にご結婚されたとか』

NOVA「ああ、引退していたんだ。じゃあ、次はケイPかな」

ケイP『オラは無難に、脚本家の武上純希さんを挙げておくぜ』

NOVA「ああ。最近はルーブで作品を見たな。最終回1話前の『私はハッピー』でツルちゃんの最期にそのセリフを言わせた人だ。最近のウルトラシリーズは、メインライターの中野貴雄氏がほぼレギュラーで、そこに小林雄次氏などと共同でシリーズ構成を担うことが多い。ルーブは脚本家が多くて、全25話中で12人もいて、メインクラスの中野さんや武上さんでさえ4本しか書いていないという。その前のジードが割と乙一さんの作った世界って感じで9本書いているけど、ルーブはその脚本家のヴァリエーションが売りの実験作って感じだったな。まあ、それだけ脚本家がバラバラだったら、ビルドみたいなOPコントは望めるはずもなかった、と後から分かったわけだが」

ケイP『どうも、マスターはルーブを批判する傾向が強いな』

NOVA「まあ、批判といっても、アサヒやツルちゃん、そして前半の愛染さんに重点を置きすぎて、肝心の主役の湊兄弟のドラマがメインでなかった点が、バラバラな脚本家の体制が原因だということで、それはそれで主人公以外の楽しみを見つけていたからいいんだけどな。一本筋の通った物語としては、締まりが悪いってだけで。

「だから、湊兄弟じゃなくて湊ファミリーの物語という視点、バラバラの個性が絆の力でつながって一つになるというテーマだと解釈したら、これだけバラバラな脚本家陣をよくまとめたな、という意味での感心はしている。で、映画だと、そのまとめ上げたドラマの集大成なわけで、湊3兄妹とリク君の絆も含めて期待しているわけだよ。別に、ルーブは嫌いじゃなかったし、ハッピーにさせてもらったのは間違いない。でも、好きな作品でも、主人公がドラマに置き去りにされて未熟さを露呈したという批判はきちんとしないとな。これは冷静な分析で、決して感情論じゃないと考えるが」

晶華「もう。ルーブの話は、また映画も含めて今度にして、誕生日話でしょう?」

NOVA「ああ。それと武上純希さんなんだけど、もうベテランで非常に多作なんだよな。ただ、この人の書く話ってルーブと同じくヴァリエーションが多くて、一貫性を感じないんだ。役者で言えば、何でもこなせるカメレオンのような人で、逆にこの人ならではの個性が俺には見出だせない。武上さんだから、それなりに器用にこなすだろうけど、何を期待していいのかは作品を見てからじゃないと判断つかない。まあ、脚本家としては、それだけ引き出しを多く持っているベテランなんだろうな、と思う。

「戦隊だけでも、メガレンジャーゴーゴーファイブガオレンジャーゴーオンジャーの4作がメインだけど、総じてレッドが勢いで熱く突き進む熱血漢という点で、熱い話が多いよな。他にはリュウケンドーとか、ダイの大冒険とか、サイバーコップもこの人がメインだ。割と勢いよく俺好みの話を書いてくれる人なんだけど、整合性という点で真面目に考察しても、勢いだけでブッ壊してくるところがあるから、まあ、その場のノリを楽しみにしながら頭空っぽにして鑑賞する方がいいと学んだ」

「で、ネットで脚本家を考察するサイトやブログは多いが、この人の評価はあまり高くない。理由は簡単で、考察系のサイトは設定の整合性なんかを重視して、一本筋の通ったものを高く評価する一方で、物語ヴァリエーションの多さについては、あまり評価されないんだな。要するに、分かりやすい傾向の脚本家、アクの強い話を書く人は良くも悪くも論評しやすいんだけど、武上さんの話は単純明快で一話ごとにスッキリしたものが多いんだけど、伏線を張るとかそういう仕掛けが薄く、先を予想しても無意味なことが多い。勢い任せの話なので、文章で考察をし始めると粗が見えやすい。ただ、実際の放送だと、王道路線の熱さは備えているので、その勢いは長文考察には向かないんじゃないかな、と考える。逆にツイッターなどでの短文でのノリだと、いい脚本家なんだなあ、とここ数年は考えるようになった」

晶華「何だか随分と熱がこもってない?  NOVAちゃんって、武上さんのことがそんなに好きだったの?」

NOVA「いいや。少なくとも、武上さんがメインで書いたガオレンジャーは、物語的には安易に奇跡を多用するし、前作のタイムレンジャーに比べると子供向きで、ドラマを追いかけるとガッカリだった。タイムレンジャー小林靖子脚本は好きで、ガオレンジャー武上純希脚本には、あまりハマれなかったわけだよ。まあ、21世紀初頭の30代前後の時はまだ『いい年した大人が特撮ヒーロー番組を好んで見ることへの照れ』があったし、自分が楽しんでいる作品は大人が見てもいいものという心理的免罪符が欲しかったんだな。そんな時期に、頭の悪い子供騙しな脚本を見せられると、ガッカリしたものだ」

「ただ、そこから15年以上も特撮の追っかけを続けると、自分の方も開き直るようになってくる。別に大人が子供番組にハマってもいいじゃないかって、いちいち言い訳することなく、自然体で視聴できるようになる。その間に平成ライダーも1期から2期に変わり作風も変化し続け、ウルトラも昭和の旧作とのリンクが構築され、戦隊も作品ごとの多様性を受け止め、受け流せるようにもなった。そして、子供騙しというレッテルを外して考えると、武上脚本は奇跡やご都合主義を多用し、理詰めで考えても意味がないけど、ピンチの演出や逆転への流れは昭和の古き良きヒーロー的熱さを想起させることに気づいた次第」

晶華「ガオレンジャーと言えば、先日ガオレッドが戦隊最強バトルに登場していたわね」

NOVA「ああ。ジュウオウイーグルと熱くやり合っていたが、これが武上脚本だと、『ガオレッドがパワーアニマルの不思議な力で、死んだ子供の魂とつながるような不思議なことを起こしてしまい、ハッピーエンドだけど大和先生に感情移入すると台無し』展開になっていたと思われる。これが荒川脚本だからこそ、安易な奇跡に頼らない痛烈なリアリズムの毒、苦々しさに向き合いながらも、最後は綺麗に昇華してくれることを期待できるかな。武上脚本は子供的に難解な要素には無理に向き合わずに強引にハッピーにまとめがちで、死んだ子供があっさり生き返るのが武上脚本で、そういう重さはきちんと突きつけてくるのが荒川脚本と見た」

晶華「何だか脚本家比較論になってるし」

NOVA「いやあ、昔はこういうことばかり真剣に考えていた時期があったんだよ。最近はご無沙汰だったけど、久々に再燃したようだ。で、俺が安易にヒーローっぽさを考えると、どうも武上脚本に通じてしまうんだよな。花粉症ガールの物語も、割とそんな感じになってると思うし、それが心地よいと感じるのが今の平成末のNOVAなわけだよ。別に、武上さんを意識しているわけじゃないんだけどな。もちろん、俺が憧れるのは武上さんではなくて、荒川さんの方ね。なお、荒川さんも帰ってきたウルトラマンの大ファンだそうだ」

晶華「もはや、誕生日のことがどうでもよくなってるし……」

 

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NOVA「あれ?  俺、何の話をしていたっけ?」

晶華「覚えていないの。誕生日にちなんで、熱く脚本家の話をしていたじゃない」

NOVA「済まん。花粉症で頭がボーッとする。どうやら、俺はここまでのようだ」

晶華「仕方ないわね。今夜はゆっくり休みなさい。私の誕生日話は明日にすればいいから。ラリホーマ

NOVA「ZZZ」

晶華「あら。普通に呪文が通用したわ。もしかすると、アーティファクトの杖の力で、魔法反射して来ないかと警戒していたんだけど」

ケイP『どうやら、それだけ花粉症にしてやられてるみたいだな。通常の3倍は消耗が激しいんじゃないかな』

リバT『妄想暴走してブレーキが利かない、自分でも何を話したのか分からないというのは、一種の泥酔モードと考えられます』

晶華「仕方ないわね。じゃあ、続きはまた明日。チャオ」

ケイP『終わるでプルンス』

リバT『またルン♪』

NOVA「キラやばー! って今のは寝言。ZZZ」

 (当記事完)