White NOVAのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSF、TRPGの趣味と、「花粉症ガールというオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

水戸黄門第43部1話&2話

 とりあえず、7月になって始まった水戸黄門第43部。
 自分としては、故・田中実氏ゲスト出演の前橋編*1が気になりながら、視聴を始めたわけですが、正直、1話はつまらなかった。
 どれだけ、つまらなかったかと言うと、ブログ記事に書くまでもない、と思うぐらい。だって、1話の記事内容が「つまらなかった」って書きたくないじゃないですか。
 それなら、2話まで待ってみよう、と。
 で、2話が自分にとって当たりだったので、安心して1話も含めて記事にしよう、と。

1話

 普通、新番組の1話って「キャラ紹介」だったり、「事件の起こり始め」だったり、いろいろ面白い要素を投入してくるものなのです。
 まあ、「水戸黄門」の場合、マンネリが特徴なわけですから、今さらキャラ紹介もない。前の部は、助さん、格さん、楓と3人の役者交代、仕切り直しということで新鮮な気分だったんですが、今回は特に新レギュラーがいるわけでもなく、前と同じメンツでそのまま始まった、と。
 これが仮に必殺シリーズの場合、マンネリと言われた時期の『仕事人III』でも、新キャラ順之助が登場したり、『仕事人IV』でも、新キャラのお民ちゃんや玉助が登場したり、順之助の武器がエレキテルから投石器に変わったり、何かの変化が投入されるわけで。
 でも、今回の43部、前回までと全く同じ。いや、前橋回を入れる都合上、違いを付けると、うまく挿入できないという事情もあるのでしょうけど、ここまで何も変わらないと、ブログ記事を書く方が困ります(苦笑)。


 相変わらずマンネリだね、じゃ記事にならない。


 で、第1話なら第1話らしく、今回の旅の目的は? ということが語られる話になるか、と思いきや、「将軍・綱吉に呼ばれたから、水戸から江戸に出てきた」というだけで、旅の目的は次回まで持ち越しに。
 1話の内容は、江戸に出てきたご老公一行が、お取り潰しにあった藩の浪人家族と知り合ったことで、彼らの境遇に同情したり、彼の巻き込まれた事件に介入したりする話。
 その浪人が今回の旅の同行者になって、刀を捨てたので、「必殺腰骨外し」を披露したり、あるいは大道芸人になって「相手の髪の毛を指輪で切って、それで首を絞めて殺す」といった芸を披露したりすると、素直に拍手するのですが、ただの1話限りのゲスト。
 まあ、さすがにそういうキャラは水戸黄門の世界にはいませんが、必殺者としては妄想だけでも、期待したくなるじゃありませんか。


 ともあれ、浪人が用心棒として雇われた商店が密輸で儲けており、その背後には葵の印籠さえ怖れない直参旗本が控えていたり、で、正義感の強い浪人が事件に巻き込まれてピンチなところを救う黄門さま、というエピソード。
 自分的には特筆するところが何もなし。


 いや、まあ、「葵の印籠を怖れない直参旗本」には、少し驚きましたが、黄門さまが顔を見せて、「情けない。そなたのおしめを小さいときに代えてやり、そなたの祖父とは碁打ち仲間であった、水戸の老人の顔を見忘れたか」と、権威・権力ではなく、顔見知りゆえの威厳で責め立てる老公が新鮮。
 つまり、直参旗本は「ただの葵の印籠」は見慣れているけど、「ご老公」個人への頭の上がらなさゆえに、降参したと。でも、降参したけど、葵の印籠に対してバカにしたので、老公の杖で折檻されるというお仕置き付き。
 まあ、虎のバットでお仕置きされることを考えると、はるかに人情裁きかと。


 そして、この回の一番の残念なことは、浪人の女房と娘を連れて、「湯屋に行きます」と楓が宣言したこと。
 いや、宣言したのが残念なのではなくて、宣言したにも関わらず、次の登場が「湯屋からの帰りの食事シーン」だったこと。ええい、あなたは由美かおるさんの後継者ではなかったのですかい。
 セリフだけの入浴シーンで視聴者の気を惹くだけ惹いておいて、実はなし、などとは、それを楽しみにしているスケベなおじさんへの裏切り行為もいいところ。
 は? 本当は撮影されたのだけど、放送時間の都合でカット。ディレクターズ・カット版では、そのシーンも再現されます、という東映DVDの陰謀? 


 あ、ちなみに入浴シーンがないわけではない。
 格さんと、浪人の息子の少年の湯船につかりながらの苦労話が、きちんと描写されます。的場さんの体と、ショタ交流が好きな歴女向きのサービス? 女性の水戸黄門ファンには好評だったの、こういうの? 
 自分には、よく分かりません。

2話

 さて、本記事の本命がこの2話です。
 冒頭、綱吉に会って、「伊勢参りという名目で、各地の庶民の暮らしを見聞して、報告して欲しい」という密命をもらったご老公。特に大きな事件もなく、「適当に旅していいよ」ってことですね。
 そんな安易な理由の遊興旅なものですから、緊張感はかけらもなし。


 で、早速着いた品川で、親切な長屋のおかみさんと知り合う一行。
 彼女の敵が、仮面ライダーZX。ちなみに、彼女もその昔、影の軍団のくノ一をやったこともある池上季実子。忍者ライダーとの忍法対決になるか、と期待したんだけど、さすがにそんなこともなく、ただの気風のいい一般町人。
 いや、ZX菅田さんの方は、きちんとヤクザをやってましたよ。


 そして、池上さんの旦那の大工職人が、ZXの陰謀にハマって、無実の罪で所払い。復讐のために、大工仕事のノミを使って、ZXを暗殺しようとしますが、弥七さんに「あんたの腕じゃ返り討ちにあうだけだ」と止められます。
 う〜ん、この辺、何だか助け人風味。大工のノミを得物に使うところといい、絡むのが弥七といい……って、いや、弥七の役者は当然、助け人の平内さんじゃなく、カルタの力の方なんですけどね。
 とにかく、無理矢理、必殺要素につなげる特殊な脳内回路が働いていますが、水戸黄門じゃ殺しは厳禁。


 何はともあれ、表ではご老公が助・格といっしょに、おかみさんの世話になりながら、旦那の帰りを待つ彼女の事情を聞いて、同情モード。
 一方、裏では弥七と楓を中心に、復讐の鬼となった大工の事情を調べて、復讐をやめさせるべく行動。こういう裏の方が、当然、自分の好みですね。
 あ、楓さん、今回はきちんとくノ一らしく、色仕掛けでヤクザの小者を罠にはめて、情報収集に貢献してくれました。「あたし、イヤらしいことが好きなの」と色目を使いながら、豆腐に指で穴を開ける、という象徴的な演技。適度にイヤラしさを演出しながら、ストレートではない描写に思わず拍手。「いいのかよ」と鼻の下を伸ばすヤクザの演技もいいですな。
 で、当然、楓に連れて来られた小屋では、屈強な男が待ち構えていて、ソフトな拷問で口を割らせられる、と。


 ええと、自分が水戸黄門に期待するのは、アクションシーンと、特撮役者のゲスト出演と、格好いい弥七と、楓さんの色仕掛けですね。よって、そういう要素が見られた回は、評価がグググっと上がります。
 なければ、無理矢理必殺ネタと絡めて、お茶を濁しますか。いや、自分の頭ではちっとも無理矢理ではなく、自然と湧き上がるマニアな妄想なのですが、文章化すると、どうしても無理矢理感が否めない。大体、「大工のノミ」を見ただけで、助け人を連想する辺り、すでに終わっている気が(苦笑)。


 ラストは、悪党の罠にはまって捕まった大工を助けるために、弥七が単独、敵陣に乗り込み、それを支援する助、格たちの大乱闘……と言っても、アクションシーンは物足りず。ドラマに時間を割きすぎだ。
 まあ、今回のドラマ演出は悪くなかったけど。何が悪くないかと言えば、夫婦の再会を演出しながら、おかみさんの方には御老公の正体が明かされなかったこと。それをフォローするナレーションが「光爺の正体は知らない方が良かったのだろう」と、いつもと違う演出で、たまには「ただの気のいい旅の老人のまま、去っていくご老公」も悪くないなあ、と思わせてくれました。

*1:東日本大震災の影響で放送が1週なくなったので、幻の話となった。一応、今回の第43部のどこかで放送されるそうですが。