Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

Rプレイ記録(1月18日分)

34話「『ゲキ・ガンガー』を越えてゆけ!」

 木連との最終決戦。
 本シナリオのサブタイトルはなかなか燃えるものですが、オリジナル。
ゲキ・ガンガー3 うたとおはなし大決戦!!
 「ゲキ・ガンガー」を賛美して、地球人を悪の帝国と決めつけ、それを打破することこそが正義と信じる木連の連中に対し、
 白鳥九十九が、「現実をゲキ・ガンガー以上のハッピーエンドにしていくことこそ、ゲキ・ガンガーの製作者に対する答えじゃないのか!」と熱く論破。いつまでも不毛な戦いを続けるのではなく、調和と協調のために力を使う……こういう方向で、物語が流れていくわけで……。

 でも、ここでいう「『ゲキ・ガンガー』を越えてゆけ!」って、メタ物語風に考えるなら、「原作ロボット作品を越えてゆけ!」というゲーム製作スタッフの気持ちの反映にも思える。
 原作をリスペクトして、それを基にしつつ、クロスオーバーと、悲劇を回避できるゲーム展開によって、原作以上に建設的なハッピーエンド物語に昇華していく……それこそがスパロボの魅力の一端であり、だからこそ宇宙太や恵子は死なず、万丈は消えたりせず、東方不敗は甦り、白鳥九十九やダイゴウジ・ガイの熱い想いが物語を動かしていく! こういうことを考えさせられた物語でした。

35話「嵐の海」

 オリジナル・ボスのデュミナスを除けば、本作のラスボスは電童のガルファ皇帝。
 ここでのシナリオ・サブタイトルも、電童36話のものです。


 地球に対し、本星ごと飛来し、総攻撃を掛けてくるガルファ軍。圧倒的多数の大軍に対抗するには、電撃戦によって首領を倒すしかないと決断したラウンドナイツは、ガルファとの最終決戦に挑む。
 一方、主人公にとっても、ガルファ本星への突入は、待ち望んだことだった。デュミナスは、そこに潜み、拉致された仲間もそこにいると分かったからだ。
 シールド衛星に守られたガルファ本星に入るには、シールドのコントロール部に接触しなければならない。その任を果たすため、ベガとスバルを乗せた支援機バルハラが飛ぶ。それを守るのは、銀河&北斗の電童と、アルテアの凰牙。前に立ちはだかるのは不死身のゼロ。

 ……ということで、もう完全に電童話なわけですが*1、そこに混じっているのが、フロスト兄弟(笑)。スパロボ界で、しぶとい悪役と言えば、シロッコとか、ジェリドとか、Zガンダムのキャラクターという印象があったのですが、フロスト兄弟は彼らに匹敵するしつこさ。しかも、「どちらかというと陰謀家でなかなか前線に出ないシロッコ」や、「直情型で、しつこいけど嫌らしくはないジェリド」と比べて、フロスト兄弟はもう嫌らしい性格で、しばしば出しゃばってきて、おまけにバカ高い回避率と強力な合体攻撃、あるいは援護攻撃&防御と、散々悩ませてくれました。
 その難敵兄弟も、今回で見納め。原作にはない最期を見せてくれました。さらば、闇に生きた兄弟。
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 ……って、こいつら違うし。カブト最終話に、矢車さんが登場しなかったのを残念に思いつつ。

36話「アルクトスの真実」

 電童37話、すなわち最終1話前のサブタイトルです。
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 ちなみに、最終話のタイトルは『星の伝説 −そして、始まりの日−』。第1話のタイトルが『始まりの日 −電童出撃−』なので、ループしているタイトルなんですな。

 前話で不死身のゼロを2回倒していれば、第7のデータウエポン「フェニックスエール」がGETできます。
 で、今話では、出現したガルファ皇帝と、ベクターゼロを同じフェイズで倒さないと復活してしまう……という、まるで魔王サイコ&サイコラー*2みたいな設定。
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 当然、ゲームでは、原作と違って、電童&凰牙だけで倒しきることはできませんので、強力なスーパーロボット軍団の総力をもってして、たこ殴りにしたわけですが(笑)。
 そして、次が最終決戦と。

37話「デュミナスの答え」

 ガルファ皇帝、そして他の敵勢力を影で操ってきたデュミナスとの決戦です。
 デュミナスの正体は、創造者に「過ち」「欠陥品」として消去されそうになったコンピューター。生き延びるために創造者を排除したデュミナスは、しかし自らの生きる目的を改めて創造者に尋ねたいという考えの末に、タイムマシンを欲します。そのための時流エンジンを求めて、時空間に干渉し始めた、という設定。
 狂ったコンピューターということで、ガルファやガイゾックとの共通点。
 他者に存在を否定されたというネガティブな復讐心で暗躍する点でフロスト兄弟、あるいは木連の好戦派との共通点があるのかな。


 一応、デュミナスは、自分の創造した3体のホムンクルス、ラリアーとティスとデスピニスに愛情を抱いており、意外と慈悲を持ち合わせた存在っぽく描かれていたけれども、それでも「マッドサイエンティストの恐ろしい創造物」として、世界の安定のためには破壊されなければならない存在になってしまった。
 そのデュミナスの悲劇を知りつつ、一人の科学者として、「自分の創造物の安全には責任を負うべき」という信念を持つ主人公の連れのラージが、デュナミスを破壊するために計略を立てたものの、バレてしまい、両脚と左腕を砕かれる瀕死の重傷を負う、という展開がストーリーデモで語られます。
 片脚を折っただけでも相当に痛い思いをした記憶がまだ新しいNOVAにとって、このラージの状況は、想像するだに生々しく痛々しい(爆)。おまけに、このラージ、「メガネをかけたロボ(というかエネルギー)オタク」「一つのことに集中すると、興味のないことには極端に無関心になる」「自分の責任と感じたことに対しては、身を削ってでも一人よがりに突き進んでしまいがち」という性癖が、考えてみれば、自分と重なる部分がある……それだけに、主人公以上に感情移入してしまいました。おかげで、テキストに書かれた惨状にビビッドに反応してしまって、「うッわあ、痛〜ッ」と思わず、つぶやいてしまった一幕も(苦笑)。
 たぶん、別の状況だったら、このラージの苦痛は読み流していただけだったでしょうな。


 で、攻略です。
 最終シナリオで厄介なのは、創造主のデュミナスを守るために、心を失ってでも力を与え続ける3体のホムンクルスの存在。ホムンクルスのどれか1体でも生き残っていれば、デュミナスは復活し続けます。つまり、攻略手順としては、3体のホムンクルスを倒してから、デュミナスに対して総攻撃……となるわけですが、3体を狙おうとすれば、デュミナスが援護防御をして邪魔してくる、つまり相互に庇い合っている敵なわけです。おまけに、こいつら全員「HP回復」の特殊能力を持っているので、じっくり責めても、らちが明かない、と。
 そんな時に、役立ったのが、主人公機エターナルの援護攻撃。3回まで追加攻撃できる上、「援護攻撃に対しては、援護防御できない」ので目いっぱい活用させてもらいました。
 攻撃の取っ掛かりは、ダブルエックスの「マップ兵器サテライトキャノン」。マップ兵器も援護防御できないので、まずはそれで敵全体に大ダメージを与えておく。そして、マスターアジア&ドモンの合体攻撃「究極石破天驚拳」や、ザンボットのイオン砲の援護攻撃などでダメージを蓄積していき、切り札は神ゲッターの「ストナーサンシャイン」&エターナルの援護「リアクターフラッシュ」。ゲッターも、「覚醒」や「再動」を駆使して、1ターンに3連続行動を起こし、3体のホムンクルスに大ダメージを与え、撃滅していきます。正に、ゲッター大暴れの時間でした。
「貴様にも味合わせてやるぜ! ゲッターの恐ろしさをな!!」とのたまったのは、R世界では引退親父になってしまったリョウでしたが、
真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ 1 [DVD]
 パイロットが號に代変わりしていても、やはりゲッターは恐ろしかった、ということで。


 3体のホムンクルスが撃滅された後も、デュミナスは2度も再生し、最低3回倒さないといけないのですが、後はもうひたすら力技で、「超電磁スピンVの字斬り」や、エターナルの最強技「ファイナルグランドクロス」を駆使して、幕と。

*1:シールドに守られた敵本拠に、いかにして突入するか、という展開は、「ダイモス」なんかも思い出しましたが。

*2:宇宙刑事シャリバン』の敵首領と、その分身体。こういう設定のおかげで、前作の主人公ギャバンとの共同戦線が見られた。