Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

カブト24話&25話

 やたらと急展開のこの2話。
 「渋谷隕石の落ちた現場(エリアX)」を巡る謎解きが示唆され、ヒロインひよりに「カブト天道」と「ガタック加賀美」の変身を見られることとなった24話。
 そして、エリアXで発見された「マスクドライダー計画」の断片。さらなる謎解明のために、警察を調べる天道と、ゼクト本部に乗り込む加賀美。そして、天道の妹・樹花を狙い始めたワーム……と大波乱の25話。
 キャラの立ち位置がいろいろと変容していきそうな展開を、振り返りながら、今後の予想を立てて行きたいな、と。

天道と加賀美

 「マスクドライダー計画」が実は35年前に始まっていた、と25話で判明したことで、天道や加賀美の存在にも、いろいろと疑問符が突きつけられることになりました。
 天道の場合、「どうして渋谷隕石の頃(7年前)の時点で変身ベルトを持っていたのか?」という謎。マスクドライダー計画が、あくまで「渋谷隕石以後に現われたワームに対抗するための物という前提」に立つなら、天道の所有するベルトは「有り得ない」わけですが、その前提が崩れた今、「天道にベルトを託した祖母は、35年前からのライダー計画の関係者」ということが推測できるわけで。
 それよりも問題なのは、加賀美。35年前の計画書に「加賀美新」の名前が記載されていたことで、「今の加賀美との関係性は?」という謎が浮上。クローン? それとも、擬態能力を持ったワームの能力を有した実験体? 
 超人・天道と、凡人・加賀美というように描かれていた『カブト』ですが、ここに来て「加賀美の秘密」がクローズアップされることに。

ワーム

 渋谷隕石の後に出現した「宇宙生物」という基本設定ですが、どうも、その前提が揺らいでいるように思われます。
 改めて、いろいろな資料を見てみると、「地球外生物らしい」「地球外生物と思われる」といった表記が目立つわけで、断定しているわけではない、と。こういう非断定調なのは、「あくまでゼクトの公式発表では、そうなっている」というだけで、事実とは異なる、という読みもできるわけで。
 すると、どうなるか? 
 ゼクトをショッカー同様の悪の組織と同様に見なすなら、「人間に昆虫の能力を持たせる実験」がなされていると想定し、「遺伝子改造のレベルで実現したのがワーム」「よりメカニック的な方向で実現させたのが、現在のマスクドライダーシステム」と別れたものの、元は同じ技術だったとか……すなわち、初期のマスクドライダーシステムは、すなわちワーム製造技術だった、と。
 こういう前提に立つなら、「ワームに対抗するために作られたマスクドライダー」という考えから、「ワーム化した初期マスクドライダーの失敗を抹消するために、改良されたのが現マスクドライダーシステム」という考えに切り替える必要があるのでは? と推測してみるわけで。

ひより

 渋谷隕石と同じ素材の「緑の石」を持っているから、ワームに狙われた、という新設定が24話で出て物議をかもしましたが、
 続く25話で、「緑の石は、渋谷隕石以前から親が持っていた」ということが示唆され、「ひよりの両親もマスクドライダーシステムに関係している」可能性が推察できるように。
 ワームがひよりを狙うのは、抹殺のためか、
 あるいは、それとも、「自分たちの未覚醒の仲間として奉るため」か……などとも妄想してみるわけで。

 ともあれ、カブトとガタックの変身を見たことで、これまでの部外者的立場から、重要関係者にシフトした彼女が、今後、メインのドラマにどう関わるかに期待したいところ。

樹花

 事件とはあまり関わりのないポジションにいた彼女が、25話で突如、ワームに狙われる存在に。
 それは「カブトである天道の妹」だからか、あるいは「彼女自身に何らかの秘密がある」からか……今後、焦点が当たることを期待させてくれます。

影山

 三島さんからボロカスに扱われる一方の影山。それでも、ザビーゼクターに見放されないのは、「組織の構成員として自分を殺す」ことができているから? 
 ゼクトの犬として、ワーム退治とカブト妨害の任務両立をどこまで貫き通すことができるか、に期待。

風間

 通りすがりに顔を見せて、ドレイクゼクターにせがまれて、影山ザビーの援護に手を貸すことにした風間。でも、相手は強敵で……。果たして、異色タッグで状況を乗り切ることができるか? それと、今後のポジションは?

神代

 実はワームのお坊ちゃん。
 24話では「ラ・メーン対決」で、「爺やを持ち上げた天道のノブリス・オブリージュ」を認め、自ら敗北を口にするまでに成長し、何とか株価上昇。
 その後、借りを返すために、妨害役のザビーの相手をするも、単に一時しのぎの時間稼ぎをしただけだったらしい。
 そして25話。「飛び込みでも頂点を目指す男」として、岬ワームに狙われる樹花の前に現われたものの、単に「顔見せだけ」だったらしい(苦笑)。そこで、ワームの正体に気づき、樹花を救出していたら株価大上昇だったろうに。

 ともあれ、彼ほど行動パターンの予測しづらい男は今のところいないと思う(普通、仮面ライダーはワームの味方をしないのだが、彼の場合、自身がワームだし)ので、次に何を仕出かすかに期待。

ライダーの新戦法

 24話序盤のサソード戦で、キャストオフしたアーマーを「左腕だけプットオン」という戦術で、相手の剣を受け止めて判定勝利したカブト。
 続く25話でも、ザビー&ドレイクが、強敵・三輪ひとみワーム相手に、攻撃よりも防御重視の戦術を狙って、「プットオン」してくれました。
 これにて、ライダーのアーマーは使い捨てではないことが判明、今後の戦術にも幅が広がりました。今後のパワーアップは、「翼の付いた、クロックアップ可能なアーマー」にでもなるのかな? と推測(まあ、劇場版で公開されるのでしょうが)。

拘束された男

 エリアXに拘束された男。
 彼の正体が、「初代・加賀美新」なのか、「実験改造された矢車さん」なのか、それとも「ワームではない本物の神代剣」なのか、いろいろと気になっています。
 いや、まあ、「ワームではない本物の加賀美陸」とか、「ワームではない本物の三島さん」とか、「ワームではない本物の田所さん」とか、「実は生きていた、ひよりの父」とか、疑い出せば次々と妄想が出てくるんだけどさあ*1

ショッカー

 いや、この世界、ショッカーは存在するはずです。何しろ、14話に本郷猛が出ていますから。
 「ゼクトの背後には、実は悪の秘密結社ショッカーがあった」と言われても、今なら納得できますね(笑)。


 以上、いろいろ妄想を楽しんでみましたが、明日の放送でまた、面白いネタが見られることを期待したい、と思います。

*1:9月10日追記:いろいろ妄想していたにも関わらず、「もう一人の天道総司」という予測はなかったのが残念。