休日仕事を終えて、気力・体力にも余りがあるので、今夜は趣味ブログ。
前回は書けなかったので、カブトを優先。
ちょうど前編・後編の話なので、まとめて書くのもいいかな。
あ、ところで一つだけ忘れ物。
前のウルトラで、歴代「青いウルトラマン」を貼り付けたはずが、ジュネッスブルーを忘れていました。ゴメンよ、影山(爆)。
恋愛においても頂点に立ちかけている男
クリスマスと言えば、ラブロマンスをイメージするドラマファンも多そうですが*1、
今年のライダー恋愛大賞は剣坊ちゃんになりそうです。
43話で、ミサキーヌを守るために戦場に現われ、乃木閣下に惨敗。その際、岬さんに現実を見るように叱責され、
44話で、「現実を見ることにおいても頂点に立つ男」として再登場。「岬はオレが守る!」と宣言、乃木閣下の攻撃から自らを楯にして岬さんを抱きかかえます。
そのひたむきな姿に、ついに岬さんも「ミサキーヌと呼んでいいわ」と剣を受け入れるような発言を。
果たして、ミサキーヌと剣坊ちゃんの恋路は実るのか? それとも、悲恋の末に散るのか? 次回、井上脚本……って、それだけで悲恋に終わりそうな気がするNOVAは、ジェットマンのファン。
正義のかけら
って、そんな物、影山にあったの? と、NOVAは驚きました。
影山は正義ではなく、組織の秩序のために戦っていた、と思っていましたから。D&Dのアラインメント*2だと、グッドではなく、ローフルですな。
影山はローフルニュートラルから、ケイオティックニュートラルに転向し、
矢車さんは、ローフルグッドから、ケイオティックグッドに転向。
天道は、一本筋の通ったニュートラルグッド。ニュートラルはどっちつかずの日和見主義の印象があるけど、「何にも与せず中道、すなわち天の道を行く」という意味合いで考えています。
加賀美はもちろん、ローフルグッドね。
アラインメント話はさておき。
影山の属性は、何よりも「負けキャラ」「ヘタレキャラ」属性なので、今回も見せてくれました。せっかくパンチホッパーになったのに、以前のザビーゼクターに未練を示し、わざわざ着替えてまで、ザビーに変身しました。
……やられるために(爆)。
君はもうこれから、闇に抱かれて眠ってなさい、永遠に(BYアルティメットリュウケンドー)
成長する男・加賀美
43話。乃木閣下のコピー攻撃に惨敗した加賀美。しかし、天道の窮地にガタックエクステンダーで飛来し、戦意喪失した天道に発破を掛けます。
これは、ワームに擬態された弟を攻撃できず、天道に救いを求めた話と比べると、なかなか意味深です。
妹を助ける手がかりであるダークカブトを攻撃できず、結局、身内に甘い天道に対し、「もっと大きな漢である」よう諌める加賀美の姿は、散々カブトに諌められた彼だからこそ到達できる境地と言えるかもしれません。
ここにおいて、加賀美と天道がついに対等に並び立ったと言えるでしょう。
そして44話。
加賀美は一度敗れた乃木閣下に対しての攻略法も考えていました。さすが、転んでもただでは起きない男です。
「カブトとガタックによる同時攻撃なら、技をコピーされないだろう」と。
そのために、天道の協力を求めた加賀美でしたが、「ひよりの想い」を、岬を守るために強がる剣の姿から察し、天道がひよりを取り戻す時間を稼ぐため、単身、乃木閣下の前に立ちふさがります。
加賀美を心配する田所さんに対しても、「オレは簡単に死にません!」とはっきり断言する強い加賀美の姿が見られるなんて。まさに、成長ここに極まれり!
天の道を往かない男
43話。
先週は、偽者祭りと称すべき特撮作品群でしたが、そのトリを飾ったのが擬態天道。その無邪気で幼稚な言動が印象的でしたが、「ひよりを守る」と言いつつ、じっさいは「ひよりに守られている」わけで。
しょせんは、天道の過去のコピーでしかなく、未来をつかんだ本物には勝てない、と宣言されてしまいました。
44話。
ひよりに庇われながら、皆既日食の世界に戻る擬態天道。
本物は、「ひよりがそれを望むなら」と、ひよりを追うのを断念しようとします。しかし、ひよりが「強がっているだけ」と見抜いた加賀美のアドバイスを受け、天道はカブトエクステンダーで次元の壁を突破。擬態と対峙します。
「天の道を往かない日下部総司として、ひよりといつまでも一緒にいる」と宣言した擬態に対し、
「いつも一緒にはいられない」と認めた天道。その代わり、「ひよりの帰る世界を守るために戦っている。ひよりが世界を捨てる必要はない」と宣言。
ここで、ひよりが、より器の大きい本物を選び、世界に戻る道を進んだことが、擬態の嫉妬心を爆発させます。
仮に、擬態の内心をひよりが察し、「擬態も一緒に」という配慮を示したら、別の展開が待っていたかもしれません。まあ、本物と擬態がお互いを認め合うかどうかは難しいですが、あそこまで性格が違うと、ひより絡みを除けば対立する理由の方が少ないようにも思えます*3。恋人関係ならともかく、妹を守ろうとする兄が二人いても、別に問題ないわけだし。
でも、結局は、ひよりが擬態を捨てる形になったため、擬態はひよりを襲い、逆上して世界さえ破壊することを宣言した、と。
ゼクトの諸君!
と高らかな呼びかけと共に現われ、派手なアクションを見せてくれる乃木閣下。
一説によると、(結局はライダーに倒される)ワームの姿ではなく、負け知らずの人間の姿の方が強いのでは? とも噂されているのですが、
変身と共に性格も変動するようで、
フリーズ使用時は、物腰柔らかく、
コピー使用時は、好戦的。
さあ、次はどんな性格を示してくれるのかな? と期待中。
話戻して、サソードとガタックを破った43話。
44話では、無抵抗のサソード、およびガタックを執拗になぶり続ける嫌らしさを発揮。
影山ザビーが、加賀美の共闘の申し出を「誰がお前ごときと!」と一蹴し、単独でライダースティングを仕掛け、慌ててガタックもライダーカッティングをそれに合わせようと追従するわけですが、結局は技をコピーされ返り討ちに。
ガタック絶体絶命の局面で、カブトエクステンダーが割って入ります。バイクに乗って戦場に駆けつけるその雄姿は、まさに仮面ライダー。こういう、ちょっとしたマシンの映し方にも、旧来のファンは痺れるものなんですよ。
第3の男
ひよりを救えたことで、加賀美に礼を言う天道。
友情と信頼の絆で結ばれた赤と青のダブルライダーの画面右手から、ダークグリーンの男が登場します。
「相棒を笑ってくれたようだな。オレも笑ってくれよ」
格好いいのか、面白いのか、よく分からないセリフ(趣旨)ですが、シーンがシーンだけに、NOVAは笑わず、燃えましたよ。そして、萌えた。
キックホッパー最高です。
こんな素晴らしい兄貴の相棒に選ばれたのに、どうして影山の奴は、ザビーに浮気したのかNOVAには理解できません。ザビーゼクターは、ミサキーヌか田所さんに譲ってやれって。特に、ミサキーヌザビーと剣サソードのタッグは、見てみたいぞ。
って、脱線を戻して、
ホッパーゼクターの音に合わせて、ライダージャンプ!
シンプルなカブト・ライダーキック。
回し蹴り風味のガタック・ライダーキック。
両足そろえたRX風味のホッパー・ライダーキック。
このトリプルライダーキックによって、コピーが破られます。多分、ダブルライダーキックなら、両腕で防がれていたろうな。
3人掛かりでないと、倒せない強敵ってことで、キックホッパーが初めてドラマの本筋に大きく絡んだ瞬間です。
そのまま、天道たちと旧交を温めることもなく、また、2週前の「豆腐対決待ちぼうけ事件」のことを根に持ったセリフを口にすることもなく、役目を終えて、姿を消した矢車さんが、またまた素敵です。
次は、トリックベント?
マップ兵器のハイパーゼクターによって、ザコワーム大集団と共に消失した乃木閣下。
でも、今度は2体に分裂して出現。
ひよりを襲った擬態総司と接触します。
果たして、ひよりの運命は?