Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

カブト38話

 前回の「はじけた学園コメディ」に対し、後編はマジメな解決編。前編のノリを期待していたので、物足りなく思ったり。

 じいやは出ないし、ミサキーヌの授業はないし、小林リジェ恵子たんはあっさりワームに入れ替わられてドラマにも何にもならないし。
 一応、ひよりんがワンシーンだけ出たことで、「降板の噂」がデマだと確実に分かったことが収穫かな。

妄想・ワーム化恵子たんの謎

 職業柄、中高生のテスト描写は気になって仕方ありません。
 前回、「30番」だった恵子たんは、ワーム化によって「1番」に。


 でも、ワームになって、身体能力が向上するのは分かるんだが、知能まで上昇するものだろうか? と疑問に思います。
 元々、恵子たんは勉強しない子ではない、むしろ休憩時間まで屋上で参考書を読んでいるような「今どき珍しいガリ勉タイプ」の娘なので、本来の知識レベルは学年トップになってもおかしくなってもない、と考えられます。
 すると……試験の本番に弱い子なんでしょうね。神経質なので、試験中に緊張しすぎて実力を出しきれない、よって、つまらないミスを連発してしまう。
 そう考えると、「学年30番という低い成績」も納得できます。普通、学年30番の子はいきなり「トップになろう」という発想を持ちません。常識的には、「まず学年10番以内に入ろう」と考えるもの。あるいは、元々、彼女は学年トップだったのかもしれません。ただ、最近はいろいろと不調で、成績がズルズル下がっていくスランプ期とか……。
 でも、ワームになったことで、彼女の成績が伸び悩む原因である「緊張感」「あがり性」など精神面を克服できたのでは、と推察します*1


 この辺りは、いろいろ彼女の成績の裏事情を、リアルな経験と、適度な妄想で補っているわけですが……それというのも、彼女のドラマが結果として、ばっさり断ち切られてしまった不満が尽きないからです*2
 それに、ワーム化しても、サナギじゃ個性が皆無だし。せめて、成虫体が見たかったですよ。恵子たんだったら、何ワームかな?
ヤドカリカリカリ
 ヤドカリワーム? 思わず、「ハーミットクラブワーム」*3なんて設定を考えたくもなります(笑)。

ホッパー兄弟

 そんな、将来はヤドカリ怪人になっていたかもしれない恵子たん(おまけに野球部エース)をあっさりと瞬殺したのは、ドラマ本編の流れとは遠い距離にいる矢車&影山コンビ。
 仮面ライダーカブト キャストオフライダー8 仮面ライダーキックホッパー&仮面ライダーパンチホッパーセット
 でも、影山一人だとキリギリスワームには惨敗しているわけで、何だか二人揃わないとダメなのか? とも思ってしまいます。

 ともあれ、ライダーキック&パンチという本来は燃えるダブル必殺技も、サナギ相手では、意外と光らないものと思ったり*4
仮面ライダーカブト ライダー怪人シリーズK01 ワーム(サナギ体)

合宿・樹花リン

 バドミントン部所属ということが判明。今後、そういうシーンが描かれるかどうかは分かりませんが。
 「学年トップの座」よりも、合宿の方に夢中なようで、
 今回の話では、素直に明るい女子中学生らしさを見せていました。

 ただ、何だか合宿しか頭になかったようで、思ったよりドラマ性薄し。もう少し、恵子たんとか、剣とか、絡んでくるかと思ったんですが。

蓮華

 前回は、「先輩を尊敬しない生意気な娘」だったりした蓮華嬢ですが、今回、実は惚れっぽい「絵に描いたようなツンデレキャラ」と判明。
 天道に続いて、加賀美にもフラグが立ったりしております。

 でも、前回は、「汗臭いのはキライ」と言っておきながら、
 今回は、それでいて「ZECT訓練生のテント設置モード」を垣間見せて、どこか体育会系っぽさを示すなどの矛盾。
 何だか、まだキャラが定まっていないようにも見受けられます。

加賀美

 今回のドラマでは、一番光っていた、と思いますね。
 「燃えろよ燃えろよ♪」と、一番燃えて歌っていました。
 問題は、ラグビー部の顧問とマネージャーという名目で潜入捜査しているのに、どうしてバドミントン部の合宿に同行? という素直な疑問なんですが、
 突然、「ZECTの司令官になってしまう天道」を見てきた視聴者が、今さら、そんな小さなことにこだわっていてはいけませんね(笑)。


 それともう一つ。
 やはり、野球対決がポイント。さりげなく、応援に飛んでくるガタックゼクターがいい感じ。
仮面ライダーカブト ハンディシリーズ 激走!ガタックゼクター
 でも、期待に応えられず、三振してしまう加賀美。「な〜んだ」と飛んで行っちゃうガタックゼクターがラブリーな一話でした。

理事長

 「ノックスの十戒」に曰く、「犯人は物語の始めのほうで登場している人物でなければならない」。
 それを考えると、前編で登場していなかった理事長が「ワームと結託していた黒幕でした」なんてオチは反則ですな*5
 しかも、異常に小物ぶりを露呈してましたし。
 こういう人間こそ、闇に生きる矢車&影山コンビが抹殺してくれないと、と思いました。
 あるいは、天道&ミサキーヌに看破された後、慌てて逃げ出す理事長→恵子たんワーム&野球部ワームによって用済みだからと殺害される→そこにホッパー兄弟登場……といった形で、ドラマをつなげて欲しかった。

『劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE』公式インタビュー&ストーリーブック 『絆』
 文字どおり、「決して断ち切ることのできない深い繋がり」ですな。
 ゼクターとの絆、2人の妹との絆など、意味深なセリフと共にパーフェクトゼクター発動。オールゼクターコンバインについては、先にホビー雑誌でネタを仕入れたせいか、思ったよりインパクトを感じませんでした。
 それよりも、その後、ハイパークロックアップの暴走で、「皆既日食の世界」に飛ばされて、ひよりとの一瞬だけの邂逅が印象深い。
装着変身 仮面ライダーカブト ハイパーフォーム仮面ライダーカブト 合体最終剣DX パーフェクトゼクター
 次回に振るネタとしては、悪くないと思います。

次回予告

 間宮菜月は「レムリアの末裔」という失われた過去を取り戻しましたが、
 こちらの間宮は、次回、ワームの記憶を失って、人間の女性としてドレイク風間との間に、ドラマを作るみたいですが……。
 脚本は井上敏樹。ってことは、「記憶を失ったラディゲ」*6ネタをもう一度やることが十分に考えられます。
鳥人戦隊ジェットマン VOL.2 [DVD]
 この場合、危険なのは、風間大介なんですが……大介の優しさに心打たれたウカワームが自ら、その手で打たれようと身を投げ出す殊勝な展開には、まずならないと予想。

ショートコント

 まだいるズバーン。
 天道がパーフェクトゼクターの説明を聞いて、嫉妬心から混乱? 
 「パーフェクトゼクター」VS「ズバーン」ネタは期待していたので、少々ニヤリ。

*1:他には、ワーム化して高まった感覚能力を利用して、カンニングし放題……は、恵子たんの性格=「何となくプライド高そう」からは考えにくい。

*2:前回の「焼きそばパン」が、それを見向きもしないワーム化した彼女の変化を演出するためだけ、というのは悲しかった。自分の妹以外を守ることに興味ない天道が恨めしく思った。

*3:ワーム名は学名から来ているので、正確には「パグルスワーム」になるわけですが。

*4:いや、光を求めないって言ってるんだから、それでもいいのかもしれませんが。

*5:まあ、「カブト」は特撮ドラマであって、推理ミステリーではないわけですが。

*6:ジェットマン』第17〜18話より。記憶を失った敵幹部ラディゲが、人間の少女といい関係になるが、記憶を取り戻すや否や、惨殺してしまうという悪辣ぶりを発揮。他にも、『ダイレンジャー』や『555』で愛する娘とのハートフルなドラマを描きつつ殺してしまう仇役が描かれている。