影山くんの「ワームとの内通者探し」作戦第2弾。
う〜ん、矢車さんの時といい、何だか回りくどい作戦をとって、しかもいたずらに敵対者を増やしているだけのような。陰謀に走っているのは、ZECTという組織の特性だから仕方ないとしても、影山の場合、「調子に乗って、わざわざ種明かしをしてしまう」辺り、小物に見えています。*1
「見習いの命は切り捨てる」、こういう非情なことは仮に心の中で思っていたとしても、衆人そろっている前で平気で口にするのは、リーダーとしてお粗末かと。『君主論』に従うなら、理想的なリーダーは公明正大を装いつつ、汚れ仕事は側近にやらせるべし。
まあ、次回あたりで「影山はリーダーに向かない」ことを天道に指摘され、失墜するようですが。
ともあれ、NOVAは矢車さんの復帰を待ち望んでいます。やはり、『パーフェクト・ハーモニー』第2章には、音楽に必要な人の情念を感じない。
スペシャルゲスト:本郷猛
本郷(黄川田将也)は、食事処を探している天道と出会う「通りすがり」さんとして登場するのですが、こんなの、前もって情報がないと気付かないって。*2
黄川田さんは、セラムンの元基君役のときもそうだけど、役者としては地味な顔立ちで、脇の人って感じです。これが藤岡さんとか、高野八誠さんとかだったら、すれ違うだけでも濃い存在感があったろうけど。
それでも、今回のゲスト出演を機に、『仮面ライダーTHE FIRST』をDVDで視聴。
そちらの感想としては、良く言えば「大人のライダー」。悪く言えば「地味な作品」。
アクションの出来もTVドラマのレベルで、劇場作品としては派手さに欠けます。TVで『牙狼』なんて見ていると、アクション主体の作品としては物足りない。
ドラマ面でも、本郷のキャラが薄くて、アクの強い一文字に負けているし、
コブラ&スネークの悲劇の方が印象的。
コブラ&スネークは、「難病に冒された少年少女」がショッカーに改造されてライダーの前に立ちはだかる展開ですが、
改造前のスネークの「少女っぽい明るさ」と、改造後のスネークの「マスクの上から想像できる妖艶さ」が、いろいろと想像力をかきたててくれます。「仮面ライダー」よりもむしろ、こちらを主人公にしたドラマを見たい、と思えました。
本郷と緑川あすかのドラマ(誤解と和解)は、あまりにプラトニックに過ぎて、しかも本郷が静かに想うキャラで、燃えない。
一方、一文字は井上敏樹キャラとしては「結城凱」を連想させるプレイボーイになっている。でも凱は「真面目な熱血漢」である天堂竜とのコンビで引き立つんだけど、『THE FIRST』の本郷は「真面目」だけど熱血漢ではなく*3、一文字が空回りしている印象。
やはり、NOVAとしては旧作がいいですね。
スペシャルゲスト:神崎士郎
「内通者」と「ワームの擬態」の二役で登場。まさにミラーワールド(笑)。
いやあ、この人の顔はなかなか濃いので、ヘルメットを脱いだ途端、はっきり分かります。顔でリーダーの資格が決まるなら、顔つきの幼い影山より、よほどリーダーに向いていますよ。
この人が、ボソリと「戦え」と言うだけで、ZECT隊員、みんな戦ってしまうんじゃないかなあ。あ、同士討ちしそう……
ライダーシューティング
画面の外からワームにとどめを刺す。よって、今回、カブトのライダーキックは不発に終わりました。
気まぐれな風が吹いて、ライダー3人がにらみ合ったところで続く、と。
ところで、先日、コメント欄で自分、ドレイクが「ビーファイターヤンマ」に似ている、と書いたのですが、
実際に並べると、あまり似ていませんね(苦笑)。ブルーのカラーリングと、トンボのモチーフと、武器のイメージで、似ていると思い込んでいました。
↑むしろ、「ヤンマ」はこちらに似ています。
両親の仇(ひより編)
リュウジンオーと違って、こちらは穏やかに解決。
一度はまずいと言われた料理をおいしそうに食べる天道を見て、思わず笑みがこぼれるひよりちゃんがいい感じ。
やはり、「空腹は最高の調味料」と(笑)。