Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

グリッドマンとフルメタの話(DD第3章パート15)

祝・グリッドマンがストーリー参戦

 

NOVA「スパロボDDにグリッドマンが来た」

晶華「あれ? グリッドマンさんって前からいなかった?」

翔花「いたわね。この記事よ」

NOVA「それは去年の春に、お前たちの誕生日の日にちを間違えてたって話だったな。まさか、グリッドマンの話とリンクしていたなんて」

晶華「NOVAちゃんの過去の失態があからさまになったわけね」

NOVA「まあ、俺はミスを素直に認めて、謝れる人間だからな。あの時は済まなかった」

翔花「その時に謝ってもらっているんだし、過ぎたことだから、もういいわ。それより今はグリッドマンさんの話よ」

NOVA「おお、そうだった。グリッドマンスパロボDDでは期間限定作品だったんだが、この度、5周年記念に際してストーリー本編に正式参戦したんだな。ライディーン獣神ライガークロムクロと同じ第9世界に、グリッドマンの世界が加わって、普通にストーリーが展開して、喜んでいる俺がいる」

晶華「期間限定から正式に参戦したってことは、そのうちダイナゼノンさんもDDに参戦する可能性もありそうね」

NOVA「タイミング的に、ガッチャードが終わったことで、長谷川圭一ロスになりかけたところを、まさかスパロボDDがフォローしてくれるとは思わなかったな」

翔花「ええと、グリッドマンさんとガッチャードさんの脚本家が同じ人って話ね」

NOVA「スパロボ参戦作で、長谷川脚本だと、ビッグオーガイキングLODが挙げられるが、グリッドマンはメインライターというのが大きいな。とにかく、アニメのグリッドマン(2018)以降だと、仮面ライダーセイバー(2020)とガッチャード(2023年9月〜24年8月)が長谷川さん担当で、その間にダイナゼノン(2021)と映画のグリッドマン・ユニバース(23年春)を書いていて、その時期の俺を楽しませてくれたんだな」

晶華「それでガッチャードが最終回を迎えたと思ったら、スパロボDDにグリッドマンの物語が来るなんて、上手く話がつながったわけね」

NOVA「今回は、第1話から第3話までのストーリーをきちんと再現してくれて、これからディーダリオンとライガーがキャリバーさんと遭遇して続いた形。まだ、ディバイン・ドゥアーズにとってグリッドマンは謎の巨大ヒーローという認識だ。笑ったのは、ディーダリオンが変身時に『ディメンジョン・チェンジ』なる変身コードを叫ぶようになった点。春ごろにゲスト参戦したブレイバーンさんに勧められたからなんだが、ブレイバーンさんは期間限定作品だったのに、しっかり本編に爪跡を残して行ってるんだな」

翔花「期間限定作品って、それまで本編のストーリーには関わって来なかったみたいね。だけど、今回のグリッドマンさんで初めて、期間限定→本編に昇格するケースができた、と」

NOVA「ワールドは増えないけど、参戦作品が増えるケースが増えたんだな。これで、ゼンカイジャーがストーリー本編に関わる可能性が出て来た」

翔花「だったら、ドンブラも参戦する?」

NOVA「まあ、ゼンカイジャーがストーリー本編に関わったなら、そのついでにドンブラも参戦する可能性もゼロじゃない」

翔花「じゃあ、ドンブラがスパロボDDに参戦したら、ここでお祭りね」

NOVA「ドンブラと言えば、井上敏樹脚本。井上敏樹関連でDD参戦しているのは、ワタル、ライガーか。DDでなければ、マイトガインなんかにも参加していたみたいだが。とにかく、スパロボに特撮関係の作品が混じると、素直に喜ぶ俺がいる。ナイス寺田元Pとエールを捧げたくもあり」

晶華「ええと、寺田貴信プロデューサーが95年から2021年までずっとスパロボのプロデュースをしていたって話ね」

NOVA「それと、99年のスーパーヒーロー作戦とか、特撮系ゲームのプッシュもしていたんだな。今はプロデューサーではなくて、DDのシナリオ担当をしている。俺がDDを楽しめているのも、寺田さんの影響が大きい」

晶華「別に、寺田さん一人で作っているわけじゃないけれど、作品世界をよく分かっている人が前面に出て来て、熱心なファンにアピールしている姿は大切よね」

NOVA「ともあれ、特撮ヒーローとスーパー系のロボアニメは物語的な相性が非常に良いので、時々はしっかりリンクしてくれると、俺のツボにしっかり刺さるってことだな」

 

今回のメインはフルメタル・パニック

 

NOVA「で、グリッドマンは前置きなんだが、今回のメインストーリーは、第3世界のフルメタということになる。新ユニットもこれだからな」

翔花「そっかあ。新型機のレーバテインさんは、実質ブレイバーンさんなのかあ」

NOVA「違う! ……と否定したいが、スパロボDDではフルメタ人工知能アルも、ガオガイガーの勇者ロボの超AIや、ブレイバーンとの付き合いで、いろいろとスーパーなノリを学習したからなあ。少なくとも、ブレイバーンの影響を多分に受けたことは否定できない」

晶華「期間限定出演なのに、爪跡残し過ぎね、ブレイバーンさん」

NOVA「リアルロボット世界に出現したスーパーロボットってノリでは、最初のガンダムやZZがそうだが、要は通常兵器では不可能な戦局をたった1機で状況打開するポテンシャルを秘めた主人公機ってことだからな。普通に考えたら無理となるのを、普通でない設定を見る者にいかに納得させられるかという勢いと、主人公のアクティブさとか知略と、そしてピーキーゆえの欠陥を描いているかがポイントだと思う」

翔花「ピーキーゆえの欠陥って、要するに汎用性を犠牲にして、一点突破に賭けたってことよね」

NOVA「他には何もできません。だけど、得意分野に関しては、他の追随を許さない強さを誇る機体。それゆえに弱点は、他の仲間が補う連携が重要になる」

晶華「防御力はゼロなので、相手の攻撃を受けたらひとたまりもないんだけど、その辺は防御特化の仲間機体が庇ってくれるので、自分は攻撃力をひたすら高める育成をすればいいってことね」

NOVA「武器の威力が強すぎて、反動で自分の機体も壊れてしまうとか、エネルギー消費が激しすぎて継戦能力がガタ落ちとか、ASの場合は持ち前のステルス能力をオミットして、正面突破しかできないとか、最終決戦だけを考えた突貫仕様ってのは、リアルロボット物におけるロマンだな。単純にパワーアップしたから凄いってことではなくて、弱点もいっぱいあって扱いにくいことこの上ないけど、主人公の卓越した能力に合わせてチューンナップした機体」

翔花「まさにボス敵攻略のために最適化された機体ってことね」

NOVA「最適化かあ。フルメタの宗介役の関智一さんが、現在、演じているキャラで口癖にしているよなあ。グレンダイザーUのズリル長官」

晶華「あれ? 関さんってキン肉マンにも出たなかった?」

NOVA「ラーメンマン役だが、最初の顔見せ特別編や回想シーンぐらいで、本編ではまだ戦っていないな。今は悪魔超人のターンで、ようやく次回、主役のキン肉マンの試合となる。そして、師匠のカメハメとの回想シーンで神谷明さんも喋る予定だ」

翔花「NOVAちゃん好みの往年のレジェンド声優さんがいろいろ参入する懐古アニメってことね」

NOVA「DDでは、関さんキャラがあまりいなくて、宗介の他には、SEEDのイザークぐらいだ。真ゲッターのゴウも関さんなんだが、今のところパイロットじゃないし」

晶華「スパロボにおける関さんって、Gガンダムのドモンさんが代表だと思うけど、他には?」

NOVA「ナデシコのガイや白鳥九十九がいるけど、DDには出て来ないし、エヴァのトウジもパイロット登録はされていないな。声優話はさておき、今回のフルメタはアニメの最新作Ⅳ(Invisible Victory)を丸ごと詰め込んだ。2018年の作品で、原作小説の7巻(つづくオン・マイ・オウン)から9巻(つづくメイク・マイ・デイ)をまとめたもの。これまで、スパロボで登場したレーバテインは、2015年の第3次Z天獄篇がデビュー作で、その後、2017年のスパロボVやスパクロに登場したけど、あくまで原作出典で、アニメからの採用となったのは今回が初だ」

晶華「ええと、アマルガムの本格的な攻撃で、宗介さんやかなめさんの日常学園生活が崩壊し、ミスリルの本拠地メリダ島も壊滅させられたのよね」

NOVA「それまでのアニメでは、日常系アニメっぽく、戦場育ちの宗介がヒロインのかなめのボディガードとして派遣されて生じる日常学園トラブル・ラブコメの要素が濃厚で、そこにシリアス要素で、かなめのウィスパード能力をめぐるテロリストとの戦場ドラマのメインストーリーが付いて来る感じだったが、小説7巻から、かなめがアマルガムのレナードに拉致されたことでコメディ的な学園要素が消えて、シリアスなミリタリー色が高まる流れとなる」

晶華「それまでは、ぬいぐるみのボン太くんなど、フルメタと言えば、ギャグコメディの印象が強かったけど」

NOVA「フルメタは、ソード・ワールドスレイヤーズなどで有名なドラゴンマガジンで展開されたライトノベルからスタートする。1998年に単行本の1巻が発売され、2010年に12巻で完結している。スレイヤーズもそうだが、当時の富士見ファンタジア文庫の主力作品は、毎月のドラゴンマガジン誌連載でコメディ色の強い短編を掲載し、単行本書き下ろしでシリアス色の強い長編を刊行している。フルメタは元々ミリタリー色の強いメカSFとして企画が始まったが、やはりラノベというジャンルでシリアス一辺倒では人気が出ないという商業戦略の要請から、学園ラブコメディとしての短編連載との二本柱で展開されたわけだ」

翔花「ドラゴンマガジンと言えば、NOVAちゃんも追っかけていた雑誌ね」

NOVA「ああ。88年の創刊号からTRPGメインで追っかけていたんだが、95年からゲーム要素を姉妹誌の『RPGドラゴン』に切り離したので、俺の追っかけ雑誌はそっちに移ったんだ。しかし、TRPG冬の時代ということで、そっちは97年に休刊。で、その辺で、ドラゴンマガジンも追いかけなくなったな」

晶華「つまり、NOVAちゃんはフルメタのファンではなかった、と」

NOVA「だから、俺が初めてフルメタを強く意識したのは、2005年にスパロボJに参戦してからだ。1作目のアニメ(2002、原作の3巻まで)と、短編集メインの2作めふもっふ(2003)が採用されて、その段階で原作は6巻ぐらいまで進んでいたようだ」

翔花「その時期のフルメタは、コメディ色が強かったみたいね」

NOVA「フルメタのコメディ成分の多くは、ふもっふに集約されるみたいだ」

NOVA「で、ふもっふ抜きで、再展開を始めたアニメ1期はシリアス寄りに再構成されるわけで」

NOVA「その後の原作4巻と5巻に基づくアニメ3期TSR(The Second Raid、2005)はシリアス寄り、と」

晶華「で、スパロボにおけるフルメタルは、大体TSRまでを再現していた、と」

NOVA「アニメ作品がそこまでしかなくて、これ以降は原作小説を採用しながら、ダイジェスト的にスパロボ改変して、第3次ZやスパロボVにレーバテインを登場させていたわけだ。しかし、この度、新作アニメの4期を元に、ほぼ原点に忠実な物語を採用。おかげで、これまではスパロボマジックで生き延びていた悲劇の少女ナミも初めて犠牲になった」

翔花「でも、今回の1話で、アニメ4期のストーリーを消化してしまったのよね。この後は、やはりアニメになってない原作小説からお話を作るのかな」

NOVA「第3世界では、種Dとフルメタの両方が終盤クライマックスに入って来たからなあ。この後は、どちらの物語を先に完結させるのか、それとも両方を同時に処理するのかが見えないが、まあ、どうなるかは先の楽しみにしておいて」

 

そして第3次スパロボのメモリー

 

NOVA「本編ストーリーとは別に、こんな予告も出たわけで」

翔花「第3次スパロボって、初期のスーパーファミコンよね」

NOVA「俺が初めてプレイしたスパロボだな」

NOVA「この動画でネタにしている攻略本は、SFCではなく、後にリメイクされたPS版のものだな。いわゆる、コンプリートボックス版だ」

第3次スーパーロボット大戦

NOVA「で、パッケージ絵を見ると、アナザーの方はサイバスターライディーン、コンV、マジンガーは再現しているが、初代ガンダムがGP01に置き換わっているんだな。まあ、DDでは初代ガンダムが登場していないからか」

晶華「アナザーのために0083が参戦ってことね」

NOVA「前にスパロボに出たのは、期間限定のXΩを除けば、2008年のAPに遡るのか。実に16年ぶりってことだな」

NOVA「フルバーニアンじゃない陸上用の試作1号機も結構レアなんだな」

晶華「今どき、試作1号機なんて古い機体よね。誰が喜ぶの?」

NOVA「とりあえず、派手に行こうと思ったら、ガトーの2号機を登場させて、核バズーカを撃つか、デンドロビウムまで登場させたら何とか」

翔花「ところで、第3次スパロボと言えば、ゲッターさんがプロトゲッター、初代ゲッター、ゲッターGの3種類で、真ゲッターさんは登場しないって聞いているわ。だったら、DDで再現できないじゃない。どうするの?」

NOVA「いっそのこと、神谷明声の旧ゲッターを復活させてくれたら、俺が喜ぶんだけどな。他には、0080F91が登場できないか。その辺の辻褄合わせをどうするかだが、どんな話になるかは期待しよう」

(当記事 完)