来年は空がテーマ
NOVA「戦隊に続いて、プリキュアの新作情報が公式に発表された」
翔花「へえ、空かあ。すると、主人公や仲間のキャラに『翔花』が出ることも考えられるわね」
NOVA「花関連の言葉や文字は結構多いけど、翔の字を持つプリキュアは意外といなかったんだよな」
晶華「名前じゃなくて、苗字ならいたわ。スプラッシュ・スターのキュアイーグレット(キュアウィンディ)こと美翔舞さんがね」
NOVA「そうか。プリキュア3作めのスプラッシュ・スターはまだ見ていなかったから、調べないと気づかなかったぜ。とりあえず、最初の鳥や空関連のプリキュアはキュアイーグレットになるんだな」
晶華「そして、最初の花関連のプリキュアは相方のキュアブルームさんね」
NOVA「花鳥風月がテーマなんだよな」
翔花「空と花がテーマだと、わたしに通じるってことね」
晶華「太陽や水晶、花がテーマだと私に通じる」
NOVA「そして、光と星と新や真だと俺につながるわけだ。ともあれ、『ひろがるスカイ! プリキュア』というタイトルはヒーローガールという言葉に掛けてあるって話も聞いたな。ひろプリ、スカプリ、空プリって略し方もできそうだ」
晶華「2年先輩は海ネタだったけど、今度は空ネタかあ」
NOVA「空はいいって言ってた誰かさんを思い出すなあ」
マニアックな話
NOVA「で、今回はタイトルしか情報がないので、旧作ネタ懐古に走るわけだが、今月初めに作品懐古はやっちゃったからなあ」
晶華「なぜか飛んできたキツツキみたいに、突然プリキュア話を始めてしまう程度に、NOVAちゃんはプリキュアマニアってことで」
NOVA「ううっ、俺はプリキュアマニアじゃないって否定したいが、否定しきれない事実を発見した」
翔花「何?」
NOVA「いや、当ブログで、俺がプリキュアという単語に言及した記事数を検索して確認したんだよ。すると185記事に達した」
晶華「そりゃあ、毎週ニチアサごとにTwitterでリアルタイムつぶやきしている程度にはマニアじゃないの?」
NOVA「いや、別にプリキュア追っかけしてるんじゃなくて、ニチアサスーパーヒーロータイムのついでのつもりだったんだがな。しかし、同じく俺が大好きな仕事人の『中村主水』さんで検索すると、83記事しかない。つまり、俺の中村主水愛はプリキュア愛の半分以下でしかない、という検索結果になる」
晶華「いや、それは集計の仕方がおかしいでしょう。来年で20作に達する作品シリーズ名と、個別キャラで比べると、そりゃあ作品タイトルの方が多くなって当然。試しに『仕事人』で検索してみなさいよ」
NOVA「いや、別に中村主水さんは仕事人だけじゃなくて、仕置人から始まり、仕留人、仕置屋、仕業人、新仕置人、商売人と裏稼業を続けて、あと助け人と剣劇人にもゲスト出演したことがあってな」
晶華「そんな細かいことはいいから、まずはメジャーなタイトルで検索をかけてみること」
NOVA「おお、201記事だ。俺の仕事人愛はプリキュア愛に勝った」
翔花「念のため、鎌倉愛はどうなってんの?」
NOVA「それは20少ししかないぞ。さすがに今年のみのムーブメントだからなあ。別に週刊感想記事を書いているわけでもなく、たまにネタにするぐらいなら、こんな物だろう。俺にとっての鎌倉殿の魅力の半分は、仕事人・善児にあったからな。残りの3分の1は三浦メフィラス義村にあって、さらに上総介ロスで盛り上がったが、今の鎌倉殿はいろいろなキャラが死んじゃって、濃密な搾りカスになったなあ、と認識。
「とりあえず、善児の後継のドジっ娘仕事人、トウの最後だけは気にかかる。どうも人殺しに失敗続きで、人の命を助ける活人剣に目覚めつつあるようだが、義時の手下から尼将軍にクラスチェンジした政子の手下に鞍替えする可能性が出てきた。まあ、あと3話で終了なので、いよいよクライマックスの承久の乱に突入する流れなんだが」
翔花「上級者の乱? それはいかにもマニアックな感じね」
NOVA「承久の乱だよ。『人に不意打ち』で覚えた1221年の承久の乱だ。歴史のテストにも出るから、しっかり覚えるように」
晶華「プリキュアの話だと思っていたら、なぜか歴史の勉強が飛んできてビックリだわ」
NOVA「去年が承久の乱800年記念だからな。なお、来年は江戸幕府成立420年記念だったりする」
晶華「中途半端よ。同じ記念なら23年になる話を選ばないと」
NOVA「1923年、関東大震災100周年か? 他には723年、三世一身法1300周年というのもあるが、743年の墾田永年私財法の方がテストに出やすいな。他にメジャーな出来事だと、223年に三国志で有名な蜀の劉備玄徳が亡くなったとか。劉備死去1800年とか、祝う三国志ファンはいるのかね」
翔花「ただの西暦23年は?」
NOVA「ローマ帝国のストラボンが『地理史』を発刊しており、貴重な歴史資料となっているな。他には、中国で前漢と後漢の間に挟まれた新が昆陽の戦いで敗北して、滅亡したな。後漢の建国はその後の25年だ」
晶華「さすがに新滅亡2000年を祝う気にはならないわね」
NOVA「めでたいネタだと、アメリカの大手映画会社のワーナー・ブラザースが設立100周年だ。また、ウォルト・ディズニー社設立100周年でもある。アメリカの映画産業にとってのメモリアルイヤーなのは間違いなさそうだ。
「他には、仕掛人原作者の池波正太郎や、歴史小説家の司馬遼太郎、『影武者徳川家康』や『一夢庵風流記(マンガ・花の慶次の原作)』などを著した小説家の隆慶一郎、SF作家の矢野徹、『思考の整理学』で有名な学者の外山滋比古など名だたる著作家が1923年生まれの故人なので、来年は書店で各作家のフェアが行われるんじゃないかなあ」
翔花「100歳だと、普通は亡くなっていても不思議じゃないものね。著名人で、生きている方っているの?」
NOVA「そうだなあ。ノーベル平和賞などをとった学者にして政治家のキッシンジャーさんが1923年生まれで、5月27日に100歳を迎えるとのこと。あとは、人間じゃないが、忠犬ハチ公が生まれたのが1923年らしい。つまり、来年は渋谷のハチ公100周年だ。まあ、銅像設立は1934年なんだがな」
空鳥プリキュアの系譜
NOVA「さて、スーパー雑学タイムはこれぐらいにして、本題の空プリにちなんで、数少ない空プリキュア、または鳥プリキュアの系譜を見て行こう」
翔花「キュアイーグレットさんの後継者ね」
NOVA「なお、空に関係するモチーフで、太陽や月、星は含まないものとする。あくまで生物の鳥とか、空飛ぶ生き物に限定する」
晶華「パワーアップ形態で、背中に翼が生えたりするのも対象外ということで、あくまで基本モチーフが鳥系ってことね」
NOVA「すると、本当に少ないんだよな、鳥モチーフって。HUGっとの主人公キュアエールの野々はなの妹がことりって言うんだが、もしも彼女が変身していれば、鳥プリキュアになっていたと思われる」
翔花「鳥と言えば、空は飛ばないけど、ペンギンモチーフがいたような」
NOVA「ああ、ヒーリンぐっどのキュアフォンテーヌか。空というよりは、水属性だな。一応、陸上部所属で高く跳ぶことを目指すハイジャンパーだったけど、空は飛べない。方向性としては、スカイライダーよりもXライダーだ」
翔花「すると、トロピカル〜ジュのキュアフラミンゴこと滝沢あすか先輩が、数少ない鳥モチーフの系譜かあ」
NOVA「戦隊だと、サンバルカンのバルイーグルを初め、メンバー全員が鳥モチーフのジェットマンなど鳥系は数多いのに、プリキュアで鳥系がこうも少なかったのは盲点だ。まあ、つばめのキュアスワローとか、白鳥のキュアスワンとか、スズメのキュアスパローとか、ハチドリのキュアハミングバードとか、キツツキのキュアペッカーとか、いろいろネタ出しできるんだが」
晶華「さすがに、キツツキはないと思う」
NOVA「いや、5人ぐらいいたら、1人ぐらい色物のキツツキがいてもいいじゃないか。もう、そのモチーフだけでニチアサ界隈だと『なぜか飛んできたキツツキ』と人気を博すこと受け合い。俺が鳥モチーフを採用するなら、キュアキツツキを強く主張する」
晶華「でも、戦隊で既出のイーグルやファルコン、ホーク、コンドル、オウル、それにフェニックスなんかを採用したりはしないの?」
NOVA「フェニックスは追加戦士でいそうだな。燃える劫火のキュアフェニックスって格好いい。他は、多分イーグルはないだろう。どう見ても先輩プリキュアのイーグレット(ワシの雛)さんの上位互換じゃないか」
晶華「NOVAちゃんも甘いわね。キュアイーグレットさんの綴りはegretで白鷺の意味なの。ワシの雛のeagletとは違う単語なんだから」
NOVA「そうなのか。ずっと、キュアイーグレットは小ワシだと思い込んでいたぞ。いい勉強になったや。他は、キュアファルコン、キュアホーク、キュアコンドル……格好良くはあるが、女の子っぽい可愛さに欠けるな」
晶華「それはジェンダーの偏見ってものよ。動物戦隊のジュウオウジャーだって、女の子のブルーがジュウオウシャークだったりするんだし、プリキュアで男性モチーフと思われがちな猛禽類を採用したっていいんじゃない? 男だってピンクの雉を担当する時代なんだから」
NOVA「う〜ん、するとポッチャリ系のキュアオウルがいてもいいのか」
翔花「普段は太めの体型の冴えない少女が、プリキュアに変身するとスタイルが変わって美人になるとか?」
NOVA「う〜ん、そういう体型を揶揄するようなネタは公式は避けると思うけどな。背が低いとか、ガサツで女の子っぽくないというコンプレックスは過去に描かれたりもするけど、デブキャラプリキュアはいなかったと思う」
晶華「食いしん坊キャラは多いのにね」
NOVA「キュアプレシャスが、実はパワーアップするごとに太って行くなら、個人技の500キロカロリーパンチが2000キロカロリーパンチにパワーアップしても納得だな」
翔花「あれはきっとパンチを放つのに、それだけのカロリーを消費しているから、体型を維持できてるの」
NOVA「すると、もしもブンドル団との戦いが終わって、プリキュアとして戦わなくなれば、食べ過ぎで太ったデブキャラ和実ゆいが見られると?」
晶華「NOVAちゃん、女の子の夢を壊さないようにね」
プリキュア妄想はつづく
翔花「それにしても、今度のプリキュアが鳥モチーフとは限らないのよね」
NOVA「鳥以外の空だと天候モチーフが考えられるが、キュアサニーもキュアウィンディーも登場済みで、主人公が晴れモチーフだったら『空は晴れ晴れ、元気がいっぱい キュアファイン』って感じかな」
晶華「『醜い心を洗い流す、浄化の雨 キュアレイン』って感じ?」
翔花「他にはキュアスノウとか、キュアストームとか、キュアサンダーとか、気象モチーフはいろいろあるけど」
NOVA「何だか必殺技っぽいなあ。癒しの要素が欲しいところだ」
翔花「他に空だと、コウモリとか、乗り物モチーフのキュアジェットとか」
NOVA「ゴシックホラー系やミリタリー系のプリキュアキャラが出たら、新鮮だけどなあ。せいぜいロボットアニメ好きのキュアピースに留めておいた方がいい」
晶華「自分の必殺雷攻撃で涙目ビックリしちゃうキュアピースさんね」
NOVA「雷使いは強気キャラが多い、という創作伝統を覆した存在だからなあ。いずれにせよ、スマイルプリキュアは天候属性持ちが多い。赤のキュアサニーもそうだが、緑のキュアマーチは風属性だし、青のキュアビューティーは雪属性だし」
晶華「それは伝説のスマイルプリキュア35話ね」
NOVA「もう、この回は勇者ロボやスパロボでお馴染みの大張さんが作画担当した『鉄人戦士ロボッター』とか、もうロボファンとしては嬉しくなる演出ネタがいっぱいで、これがあるからこそ、『プリキュアのスパロボ参戦を妄想』していた時期があった。正直、ミンキーモモがスパクロに参戦したなら、ハッピーロボがスパクロ参戦してもおかしくないだろう、と」
晶華「そうなる前にスパクロが終了したのが残念ね」
NOVA「DDでは、さすがに無理だと思うしな。まあ、それにしても、プリキュアについては『変身』『バトル』『必殺技』のルーティンが毎週続いて、きっちり1年間放送してくれるフォーマットなので、今時の下手なロボットアニメよりも70年代のスーパーロボットアニメと同じ物語構造をしているんだよ」
翔花「70年代と違うのは、人が死なないことぐらいね」
NOVA「もちろんガワは違うし、SFメカよりもメルヘンの方向性だが、とにかく悪い組織が怪物を暴れさせているのを、正義の主人公たちが妖精から授かった力で変身し、必殺技で倒す1話完結のバトルアクション物語という意味では、暴太郎戦隊よりもよほど正義の味方しているわけだ」
翔花「え? それってドンブラをディスってる?」
NOVA「気のせいだ。しかし、ドンブラは予測不能の変化球、お祭り騒ぎの暴れっぷりが楽しいのであって、王道ノリじゃないのは確かだろう」
翔花「まあね。だったら、雉野さんと犬塚翼さんとオミコシフェニックスを来年のプリキュアに送りましょうよ。それに鶴獣人のナツミホさんを派遣して、『ひろがるスカイ! ドンプリキュア』にするとか?」
晶華「雉野さんがキュアフェザント、翼さんがキュアウイング、鶴獣人がキュアクレーンになる可能性は考えられるわね」
NOVA「あり得そうなのは、つばささんってキャラ名ぐらいだろうが。大体、ドンブラ要素をプリキュアに導入するためには、井上敏樹大先生にプリキュアの脚本を書いてもらわないといけなくなる」
晶華「大先生はアニメの脚本も書いているのよね。プリキュアは?」
NOVA「さすがにないな。娘さんの井上亜樹子さんは鐘弘亜樹名義も入れて、プリキュアの小説や脚本担当したこともあるが。と言うか、TVアニメの脚本家デビューが『魔法つかいプリキュア』なんだなあ」
NOVA「『魔法つかいプリキュア』の鐘弘脚本回ばかりを次回予告で並べてみたが、何となくカオス回が多そうな気がした」
翔花「さすがドンブラ脳の娘さんね」
NOVA「2016年の放送当時に、ドンブラ脳なんて言葉はねえよ」
晶華「だったら、『魔法つかい』と『ひろがるスカイ』でカイつながりのゼンカイ脳ね」
NOVA「それもない……とは言えないか。ゼンカイジャー3話は『魔法つかい』のサブタイトルだし、10話は『ブルースカイ』ってサブタイトルだ。おまけにゼンカイ脚本の香村純子さんは、プリキュア脚本も3シリーズ担当していて、ヒーリンぐっどのメインライターにも抜擢されたほどの御仁。もしも、『ひろがるスカイ』のメインライターが香村さんだったら、ゼンカイ脳に満ちた作品になる可能性は十分考えられる。少なくとも、プリキュアがドンブラ脳になる可能性よりは、ゼンカイ脳になる可能性の方がはるかに高い」
NOVA「今年のデリシャスパーティー放送延期期間に穴埋め放送されたこの映画も、脚本は香村さんだったわけで、オールスター系での登板は十分考えられる人だしなあ。20作記念というメモリアルイヤーに抜擢される可能性は高いと思う」
晶華「まあ、『ひろがるスカイ』が本当にゼンカイ脳になるかは分からないけど、まかり間違ってドンブラ脳にだけはならないように願いながら、私はプリキュアを応援したいと思います」
翔花「アキちゃん、ひどい。ドンブラの何が悪いのよ?」
晶華「キツネのお供はいらん、とギーツとコメコメにケンカを売っているところよ」
NOVA「桃井タロウは、悪魔のバイスとは気が合うが、浮世英寿とは相性が最悪みたいだからな。まあ、映画で共演する予定はないからいいけど」
(当記事 完)