Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

仕事納め後の雑談タイム

今年もそろそろ終わり

 

NOVA「ふう。とうとう仕事が終わって、一息ついてる俺がいる」

晶華「おつかれさま〜」

翔花「仕事が済んだら仕事だぜ」

NOVA「それはパチンコのCMだな。まあ、仕事と言えば、新春の仕事人の追加情報が出たりしたんだが」

NOVA「とりあえず、今回、退場する仕事人がエンケンさん演じる瓦屋の陣八郎だと分かって、残念な気持ちとホッとした気持ちの両方がある。

エンケンさんのキャラは、殺しの際の演技がコミカルで面白いと思っているが、ドラマ面では一歩引いた立ち位置で、あくまでメインではない助っ人仕事人だと思っていた。もしも万が一、メインキャラの涼次が退場ならガーンとショックを受けるだろうが、陣八郎の場合はそれほどショックではない。だからホッとしたのもあるが、それはそれで面白いキャラだったのになあ、と残念な気持ちもある、と」

晶華「陣八郎さんって、2015年からのレギュラー枠だったのね」

NOVA「登場しなかったのは2020の時だけだな。15、16、18、19、22、23の6作に出て退場って形になる。前回のリュウとのそば屋コンビが『生真面目な若者リュウと、ちゃらんぽらんな陣八郎の掛け合いが楽しい』と思っていたんだが、これで退場と思うと寂しいな」

翔花「他に注目ポイントは?」

NOVA「鎌倉殿で巴御前を演じた秋元才加さんが、ガッツ石松の娘のゲストヒロインを演じるが、ついでに仕事人に覚醒してくれないかと期待している」

晶華「ただの犠牲者枠でしょ?」

NOVA「おそらくはな。しかし、アクション女優としてウルトラマンの映画や牙狼の魔戒法師も務めた彼女がただの犠牲者とはもったいない気がするんだな。秋元才加さんが女仕事人として、エンケンさんに代わってレギュラー入りしたら、俺は大歓迎するぜ」

翔花「願望妄想乙といったところかしら」

NOVA「お前まで、そんなことを言うか? まあ、女仕事人と言えば、鎌倉殿のトウが最終回で殺しの道から足を洗って、孤児たちに武芸を指南する立場を獲得して、一応の平和な日常に帰結したのは良かった。養い親の善児に比べて、仕事が失敗続きのドジっ娘のイメージが付いていたが、殺しの世界から光の当たる場所に帰って来たのはハッピーエンドだと思う」

晶華「鎌倉殿はさておき、他に注目ポイントは?」

NOVA「橋本じゅん演じる医者の東庵が犠牲者枠なのか、それとも実は悪人で、殺しの的に転じてしまうのかがドラマ的に重要と考える。『エンケンさんの幼馴染みで、ワクチン開発に勤しんでいる真面目な医者』という設定だが、こいつが悪党だと、反ワク思想の人間が調子づきそうなので勘弁して欲しいわけだ」

晶華「でも、江戸養生所が悪人の巣窟であることは明らかでしょ?」

NOVA「給付金詐欺のために、鬼面風邪の患者数を水増ししているようだな。まあ、悪党殺しのドラマなので、悪い医者がいて殺しの的になるのは結構だが、全ての医者が悪党のように描くのは救いがないからな。『ワクチン作っている医者は善人だったけど、ワクチンなんて作られたら金儲けの邪魔だと考える悪党に殺される。彼の仇を命がけでエンケンさんが討って、彼の作ったワクチンを守って、江戸の市民はワクチンのおかげで助かる。鬼面風邪騒動は、こうして人知れず命をかけて戦った善意の医者と仕事人の犠牲のおかげで収まって、めでたしめでたし』となるのが、俺的に納得できるストーリーだ」

翔花「医者の東庵先生が悪党で、それを知った秋元才加さんが絶望して闇堕ちして、殺しの道に足を踏み入れて、レギュラー化するってのは?」

NOVA「それはそれで見てみたい気もするが、善人が絶望して闇堕ちする皮肉なストーリーは今の必殺2時間ドラマの定番だからな。表と裏のどんでん返しがシリーズの醍醐味とも考えるが、反ワク万歳な物語に堕してしまうと、そいつは残念と言わざるを得ない。その辺は脚本の西田征史さんがどんなオチをつけるかを見極めるしかないが、一つだけ先に言っておくことがある」

晶華「何?」

NOVA「ドラマと現実は別物だってことさ。仮に、必殺のドラマでワクチン作りが悪党として描かれたとしても、現実で反ワクチンが正しいと立証されるわけじゃないし、そういう思想云々でドラマがつまらなくなってしまうような感想をもしもメールで寄越してきたら、『俺はそういうドラマをつまらなくしてしまう元凶を、一生許さない』ってことだな。

「ドラマが現実の一部を風刺するとか、皮肉っぽく描くことはあっても、『好きなドラマシリーズをつまらない政治思想の玩具にされた』なら、それは『今回の話はつまらなかったな』となるだけであって、『好きな必殺シリーズが反ワク思想を肯定したから、自分も前言を撤回して、反ワク思想に乗り換えます』なんてことにはならないので、その辺は先に釘を刺しておきたい」

翔花「せっかく楽しんでいるドラマを、つまらない感想のために台無しにされたら、興醒めだもんね」

NOVA「面白い感想ってのは、聞いてて学びがあるんだよな。『役者のこの演技が上手いなあ』とか、『この場面で、このセリフは感じ入った』とか、『こういうストーリーを描くために、こういう伏線を差し挟むなんて緻密なストーリーメイキングだ』とか、読むと面白い考察があって、なるほどな、と首肯できる部分がある。つまらない感想にはそれがない。首肯できる部分がないのに、偏頗な毒だけが目立ってしまい、食べたらグゲっと来る吐き出したくなるような感想。

「面白い感想は、作品の味を引き立たせるような調味料と言えるし、食後のデザートとか、酔わせてくれる美酒にも例えられる。逆に不味い感想は、作品の味を壊してしまうわけだ。仮に反ワク思想の持ち主であっても、ストーリーとは別に、『役者の演技』『殺しの美学や演出、選曲のあれこれ』『物語の伏線や構造の分析』『過去の作品との比較』『今後の期待』など、語れる切り口が芳醇であれば、読んでて勉強になるし、

「もっと簡単に『涼次のキャラはいいですね。リュウも毎回、職業と殺し技が変わるのが面白い。今回は魚屋ですか。天秤棒で棒術を披露するのかな。クライマックスはいつもの刺し技でしょうけど、前座の殺しで見事な棒術アクションを披露してくれるのを期待します』とか、『陣八郎さんの退場は残念です。この人はカクレンジャーの貴公子ジュニアの怪演とか、コミカルな悪党が似合っていますが、仕事人Vのラスボスでもあったのですね。良い役者さんの最後の活躍を楽しみにしたいです』とか、キャラ愛を披露する蘊蓄語りとか、読み応えのある感想を書ける人間を尊敬するなあ、と」

 

キツネとドンブラ

 

晶華「必殺話はさておき、この前見た映画の話をしましょう。読者のみなさんもそれを期待していると思うし」

NOVA「イヤだ」

晶華「どうしてよ?」

NOVA「ここで話すと、掲示板で語るネタがなくなるしな。知人の掲示板も含めて、3ヶ所で語りたいわけだよ。それより、今日はしたいことがある。1年間の総仕上げだな。先にヒノキ姐さんところでお願いしたんだが……」

NOVA「ウルトロピカルとコンパーニュの総括まではしてくれたが、当ブログ分は自分でやれ、と突き返された。だから、今記事で年間総括することにした次第」

翔花「うん、キツネの映画の感想はいらないわ。つまらなかったし」

NOVA「いや、つまらなくはないだろう? 十分、面白かったと思うが」

翔花「だって、桃井タロウ様が出て来なかったじゃない」

NOVA「そりゃあ出ないだろう。戦隊映画じゃなくて、ライダー映画だし」

翔花「夏の映画には出てたでしょう」

NOVA「そりゃあ、夏は戦隊とライダーがセットだが、冬はライダーだけだからな」

翔花「わたしはドンブラの映画が見たかったのに(涙目)」

NOVA「来年を期待するしかないな。春には何かやるだろう」

翔花「じゃあ、ドンブラ映画に連れて行ってくれる?」

NOVA「当然だろう。ドンブラ仲間だからな」

翔花「そうね。NOVAちゃんとわたしはドンブラ脳同士だもんね」

NOVA「ああ。しかし、真のドンブラ脳への道はまだ遠い」

晶華「ヒトツ鬼予想をいろいろ外したもんね」

NOVA「先月末に38話の電子鬼までリスト化したが、その後の予想はいろいろと斜め上を行ったので、負けたって気分になった。まあ、来年は負けないように、今年の負けは今年中に年忘れして、悪縁の呪いも断ち切りたいわけだ」

翔花「39話は、超電子鬼かと予想したら、ジャッカーさん由来の邪鬼(ジャッキ)だもんね」

NOVA「そんな名前、ガオレンジャーに退散させられちまえって思ったな」

晶華「百獣鬼は未登場なのね」

NOVA「その前年のタイムレンジャー、未来鬼が40話で出たな。てっきり総集編で来るかと思ったのに」

翔花「そして、サンタさんがヒトツ鬼になった光鬼が41話、と」

NOVA「で、2022年のラスボスが、詐欺師が変身した秘密鬼。まさかの元祖戦隊をこんなところで出して来るとは」

晶華「あと、残っているのは百獣鬼と、バトルフィーバー、バイオマンチェンジマンの合計4つ、と」

NOVA「放送はまだ2ヶ月あるから、ノルマを果たすには十分だな。機界鬼、暴太郎鬼、王様鬼、それに非公認鬼が出るかは知らんが、ゴールが見えた感はある」

翔花「年が明けたら、ドンブラロスが近づいて来るのね(涙目)」

晶華「大丈夫。その後は次の時代よ。ギーツさんの映画でも先行登場したじゃない。紫のオージャさんが」

NOVA「蛇オージャだな。一応、虫つながりだが」

晶華「戦隊がキングオージャーの年に、裏で王蛇さんが復活して主演作品まで勝ち取るなんて、凄いわね」

NOVA「まさに祭りだな。まあ、それとは別に、年明け早々、こいつが配信されるので、ライダー祭りは来年も続く、と」

 

改めて2022総括

 

NOVA「では、2022年の総括を始めよう。まず、今年はどういう年だったか、各人1つずつお題を述べよ」

翔花「ドンブラよ」

NOVA「お前はそれしかないのか」

翔花「ゴブリンスレイヤーさんがゴブリンのことしか頭にないように、わたしはドンブラのことしか頭にないの。それこそ、真のドンブラ脳」

NOVA「だったら、俺は真のドンブラ脳にならなくていいな」

 

晶華「やっぱり、うちは『妖精女王ズ』をトップに上げないと。今年は、正月から『妖精郷観光ガイド』を始めて、4月から6月までが第1部、10月にちょこっと第2部を始めて、それっきり放置されているけど、30記事ほどは妖精郷絡みね。連載記事としては重要よ」

NOVA「まあな。妖精郷を始めたきっかけは、行方不明の翔花救出だったわけだが、翔花が無事に帰ってきたことで、何となくモチベーションが下がっていたのかもしれない。しかし、来年が王にスポットが当たる以上は、妖精王の復活とか妖精女王とか改めて時流に乗れると思うので、今年の積み残しを来年に上手くつなげたとプラス思考で考えるとしよう」

晶華「妖精王の復活とか、魔女の覚醒とか、いろいろネタとしてつなげられそうだもんね」

 

009『連載記事といえば、「スパロボDD」も重要だろう』

NOVA「おお、009か。スパロボDDでは、第2章が完結したそうだな。後で報告を聞こうじゃないか」

009『それなんだが、一つ困ったことがあってな』

NOVA「何だ?」

009『パート14は、勇者王ガオガイガーガンダムUCにスポットが当たるんだが、ぼくの2009年脳にはガオガイガーはインプットされていても、ユニコーンガンダムに関するメモリがないんだ』

NOVA「なるほど、アニメは2010年からだったもんな。しかし、原作小説は2007〜2009年に発表されていたから、何とかなるはずじゃないのか?」

009『小説には、ネオジオングなんて出なかったし、フロンタルの扱いもずいぶんと変わったみたいだな。ぼくにはその部分がよく分からないので、ユニコーンガンダム関連は令和NOVAにフォローしてもらうしかなさそうだ。知らないものは語れないからな』

NOVA「分かった。ガオガイガーはお前が語れ。俺はサポートでユニコーンを語る。これでパート14感想を仕上げるってことだな」

009『ともあれ、スパロボDDは第2章パート6〜パート14まで展開したのが今年ということになる。記事数は約20といったところか』

NOVA「去年は、秋から冬にスパロボ三昧だったが、今年はそれほどでもないわけだな。何にせよ、スパロボに多大な貢献をしていただいた渡辺宙明さんや水木一郎さんの逝去の報が痛すぎる。本当に惜しい方々を亡くしたものだと痛感するぜ」

 

完結したもの(ドンブラ脱線)

 

NOVA「さて、始まりがあれば、終わりがあるというのが道理だが、世の中には未完のまま人知れず消えて行くものもあって、人の生き死にについても『惜しまれながら、偉大な足跡を遺して亡くなる人生』というのは幸せなのかな、と思ったりする。もちろん、遺された者としては哀しさや寂しさを感じながら謹んで悼むのが、人の道だと考えたりもしつつ、愛されながら末永く続いていくこと、未完でもゴールに向けてゆっくり着実に前進していくこと、今年に達成できなかった作業をまた翌年に続けていくこと、つまり一年の節目で総括しながら次の目標を考えていくことが大事だと思ったりするわけだな」

晶華「失われた者への記憶って大切だもんね。平成そして令和のライダー作品でも、記憶に関する物語って多いし、今回のギーツ&リバイス映画でもそうだった」

NOVA「悪魔のバイスも含めた家族を守るために、そして、その記憶を取り戻すために戦うのがリバイスの方のテーマだったもんな。一方、ギーツの浮世英寿は『ゲームに勝つこと』を第一目的として、一時期はリバイスと対立したりもするわけだが、ゲームの褒賞として『五十嵐一輝が戦いの記憶を失わない世界』を実現して、バイスの記憶を維持させたわけだ」

翔花「TVのリバイスでは、終盤、一輝さんが家族の記憶を失い続けるのを見かねたバイスさんが、自分との契約を無効化することで、自分は消えながらも一輝さんと家族の絆を取り戻すことに成功させた。それはそれで平和なハッピーエンドなんだけど、バイスさんのことを記憶ごと失った一輝さんが家族愛に包まれながらも、何か空虚な生活を送っているところからスタートするわけで」

NOVA「そんな一輝の家族と記憶を取り戻すために戦う物語を、現役ライダーのギーツがサポートする大筋というわけだ。そして、この『家族と記憶』というテーマが今だ謎のままのギーツの物語にもつながって行くことが、春から6月ぐらいに判明するのだと思う」

晶華「今回の映画が映像ソフト化される時期に、TV放送の伏線として絡んで来るわけね」

NOVA「ともあれ、大切なのは『人間関係の絆と記憶が、近年のライダー物語の重要基盤』だという認識だ。創作で言うなら、共に味わった作品の思い出を共有できる間柄というのは信頼できるし、作品愛やこだわり、そして感想評価を共有しているからこそ話が弾むわけだが、この共有感覚を備えていない、あるいは評価の基準があまりにズレていると、話が噛み合わないということになる」

翔花「難しいことを言ってるけど、どういうこと?」

 

NOVA「例えば、ドンブラザーズは変だけど、その変さが面白いというのが、ドンブラ脳だと思うんだが、ここで『ドンブラの何が面白いか分からない』という人物が現れたら、どう思う?」

翔花「そんな人間は、生きている価値がないので死ねばいい、と思う」

NOVA「こらこら。そこまで過激な意見は求めていない。俺はお前をドンブラ原理主義者に育てた覚えはない」

翔花「だったら、ドンブラの素晴らしさを解さない下賤な者をNOVAちゃんはどうしようって言うの?」

NOVA「まず、相手がドンブラザーズという作品を知っているのかどうか、知識のほどを確かめるな。知らないものを面白いと思えるはずがない。別に悪意はなくとも『単に知らないから面白いと思えない』という相手には、試しに布教してみる。『ドンブラについて面白おかしく語るドンブラ教の宣教師になるという道』だ。自分が楽しいと思うものを楽しそうに語るのは、ファンやオタクの基本だろう」

翔花「ああ、『鳴かぬなら殺してしまえ』じゃなくて『鳴かせてみよう』の精神ね」

NOVA「とりあえず、『ドンブラを知らないけど、知ったらハマる可能性がある者』は未来の同好の士というわけだ。もちろん、布教活動が下手くそな人間は、ダメ営業マンと同じで、語れば語るほど相手が引くわけで、『鳴かせてみせる』にも相応のテクニックがいる」

翔花「ふむふむ。ドンブラ布教のテクニックは是非とも聞かせて欲しいわ。アキちゃんもドンブラ脳に染めてあげられるかも知れないし」

晶華「私はイヤよ。ドンブラに染められるぐらいなら、キングオージャー教を立ち上げるわ。そして、2024年の春には、ドンブラVSキングオージャーの宗教戦争を引き起こすの」

NOVA「その前に、ゼンカイVSドンブラを期待するぜ。なお、俺はその場合、ゼンカイ派閥に入るから、ドンブラ派閥の翔花とは対立せざるを得ない」

翔花「NOVAちゃん、裏切るって言うの?」

NOVA「裏切ったんじゃない。俺は元々ゼンカイ脳だったから、表返ったって言ってもらおうか」

翔花「くっ、NOVAちゃんのドンブラ愛はそんなものだっての?」

NOVA「しょせんは、真のドンブラ脳には到達できない男だからな。しかし、ゼンカイジャーにはドンブラにない強さがある」

翔花「何よ?」

NOVA「これだ」

NOVA「ゼンカイジャーはスパロボDDに参戦したが、ドンブラザーズは残念ながらスパロボには未採用のままだ。ドンオニタイジンがスパロボに出るのを期待していたんだが、結局はダメだったようだな」

翔花「ふえ〜ん、NOVAちゃんにドンブラをバカにされた〜(涙目)」

 

NOVA「……と言うのが、ダメな宣教師の態度だな」

晶華「どういうこと?」

NOVA「いわゆる、相手を論破する、すなわち言い負かしてマウントをとることに夢中になり過ぎて、相手の大事なものを過剰に攻撃して、見下す態度のことだ。俺が仮に『ゼンカイジャーがドンブラザーズよりも凄い』と主張したとして、翔花がゼンカイ脳に改宗すると思うか?」

翔花「わたしのドンブラ愛を否定するなんて、絶対に許せない。ゼンカイジャーは敵よ!」

NOVA「……と、普通はそうなるだろうな。まあ、ここで『そうかあ。ゼンカイジャーの方が凄いんだ〜。だったら、わたしは今日からゼンカイ脳になる〜』なんて転向する人間もいるかもしれないが、そんな軽々しいミーハーファンは次にまたあっさりひっくり返るに決まっている。そんな浅はかな人間はマニアにはなれん。大体、勝った負けたで人の趣味趣向が簡単に変わるものではない。大事なのは、自分の面白さの琴線に響くかどうかであって、どっちが上か下かって話じゃないわけだ」

晶華「つまり、自分の大切なものを傷つけるような人間は、相手に受け入れられない。自分を受け入れてもらおうと思えば、相手の価値観に寄り添うことが大事ってことね」

NOVA「そういうことだ。キリスト教の宣教師も、布教に当たっては相手の文化の理解に努めたって聞くし、相手の価値観を著しく侵害するような言動は敵を作りこそすれ、人から受け入れられることは決してない。二項対立、二者択一の状況から、いかに止揚・昇華する方向に持って行くかが『ヒーローVS映画』を楽しむ秘訣だな」

晶華「ああ、最初は対立していたリバイさんとギーツさんが仲良くなる過程は見物だもんね」

NOVA「ドンブラとゼンカイも、最初は対立していても、最後はきっと仲良くなって共闘するはずさ。それが戦隊VS物の一つのお約束だからな」

晶華「だけど、井上敏樹さんの脚本だったら、そういうお約束をきちんと守るかしら」

NOVA「鍵は、ゼンカイザーの五色田介人と、ゼンカイザーブラックのどんぶらマスターの関係性に掛かっているかもしれないなあ。しかし、もしもゼンカイとドンブラが共闘した場合、ドンモモとゼンカイザーは絡みがあるとして、他のメンバーはどう絡むだろうか?」

晶華「色的には、ブルーンと猿原さんが相性良さそうね。どちらも学究の徒っぽいし」

NOVA「知識キャラなのにパワーファイターなのも共通点だな。ガオーンとはるか、マジーヌと雉野が色つながりだが、この2組は入れ替わると思う」

 

翔花「あっ、アキちゃんはドンブラ脳じゃないのに、NOVAちゃんとドンブラ話をしてズル〜い」

晶華「ドンブラ話じゃないわ。ゼンカイ話よ。とにかく、ガオーンさんと雉野だったら、どちらも偏愛コンビってことね。人間ちゅわ〜んとミホちゃんでつながりそう」

NOVA「マジーヌとはるかだったら、コミックを通じたつながりがあるかもしれないな」

晶華「でも、コミックだったら世界海賊のお兄さんが絡みそう」

NOVA「いや、追加戦士はジロウと絡むんじゃないか?」

晶華「問題は、ジュランさんね。色的にはドンモモとつながりそうだし、以前はエンヤライドンと合体した仲だから、相性良さそう」

NOVA「だけど、それだとイヌブラザーがまた仲間外れになりそうだぞ。ゼンカイに黒の戦士っていないんだし」

翔花「そんな時こそ、ステイシーさんの出番よ」

NOVA「すると、脳人の3人の扱いはどうなるんだ?」

翔花「あの人たち、番組の最後まで生き残るの? 脳人の3人を倒して番組が終わったりしない?」

NOVA「その可能性は十分に考えられるな。ソノイが桃井鬼になって、ソノニが犬塚鬼になって、ソノザが鬼頭鬼になって、暴走した脳人トリオを封印する話になって、黒幕がソノシとか……」

翔花「ところで、ムラサメさんは誰と絡むの?」

NOVA「そいつは難しいな。介人のお父さんのハカイザーとか?」

 

009『ところで、「ゼンカイVSドンブラザーズ」が公開決定したみたいなノリで話しているが、まだ、そういう情報は入って来ていないよな』

 

NOVA「おっと、妄想が暴走したぜ。来年頭に出そうな情報を先取りしたような気分だ」

 

改めて完結したもの

 

NOVA「ところで、これは一体何の話をしようとしたんだっけ?」

晶華「そんなの私が知るか」

翔花「ドンブラのゼンカイジャーに負けない強さについて」

NOVA「おや、そうだったか? ええと、晶華、答えてみろ」

晶華「どうして私に振るの? ドンブラ脳じゃない私が、ドンブラの良さなんて語れるわけないじゃない?」

NOVA「ならば、真のドンブラ脳を目指して精進中の俺が答えてやろう」

翔花「ワクワク」

NOVA「それは、脚本家の井上敏樹大先生が、ほぼ全話執筆していることだろう。たった1話だけ、28話の『フィナーレいさみあし』だけは八手三郎大先生だが」

晶華「ゼンカイは、ほぼ香村純子さんだけど、20話と25話の2回が違うわ」

NOVA「なお、戦隊で全話執筆という快挙を成し遂げたのは、キョウリュウジャー三条陸さんぐらいだな」

晶華「それは凄いわね。ライダーだと?」

NOVA「ファイズ井上敏樹大先生と、エグゼイドの高橋悠也さん、ビルドの武藤将吾さんか。ギーツも高橋悠也さんだが今のところ全話執筆してるな。他には、仮面ライダーアマゾンズも全話が小林靖子さんだが、こちらはシーズン2までで26話だから、年間通しての記録じゃないから、比較してどうこうじゃないが、とにかく総集編とか特別な回を除いて、全話執筆ってことは凄いよなあ。その勢いで、小説『ドンブラザーズ』まで執筆するんじゃないかなあ、敏樹大先生は」

翔花「ドンブラ小説は読みたい……けど、有り得るの?」

NOVA「過去作だと、ハリケン、シンケン、それにジェットマンがあったからな」

NOVA「もちろん、ライダー小説だったら、監修も含めると敏樹大先生絡みはいっぱいある」

NOVA「まあ、しかし、敏樹大先生が書いた小説版ライダーは、元のTV版のイメージをさらにグロ方面に先鋭化させる、えげつない内容になりがちだから、小説版ドンブラザーズがどんな話になるか想像もつかないわけだが。鬼頭はるかが真の鬼娘に化けて、盗作呼ばわりしたクラスメートを車で轢き殺してから、そのままヒトツ鬼になってしまっても、獣人が人肉を貪るとか、犬塚と雉野が本気で殺し合う作品になる可能性も小説だったら考えられる。TVでは描けなかった『真のドンブラザーズ(R 15指定)』になっても不思議ではない」

 

晶華「というか、NOVAちゃん、いつにも増して、話が妄想暴走してない? 『ゼンカイVSドンブラザーズ』も、小説版『真ドンブラザーズ』もまだ発表されてもいないのに、勝手にひねくり回しているし」

NOVA「……それもそうだな。よし、これらが実現したら『真のドンブラ脳』と自己認定しよう。というか、小説の話に展開したのには理由がある」

翔花「どんな?」

NOVA「一年の締めくくりに当たって、いろいろ中途半端で継続中なのが今年なんだが、完結したものは何かあるのか? と自答した時に、スティーブン・キングの小説『ダークタワー』読了が今年のトピックだなって思った次第」

晶華「あまりハッピーに終わった話じゃなかったみたいね」

NOVA「他には、MCUで『スパイダーマン』『ドクターストレンジ』『ソー』を見たのが今年だったが、来年は『アントマン&ワスプ』から見る予定、と」

(当記事 完)