夏は熱帯夜
NOVA「毎日、暑い日が続いて日本列島がホットなサバイバル空間になっているなあ」
晶華「熱帯夜って、英語でトロピカル・ナイトって言うそうよ」
NOVA「そのままか。しかし、英語にすると、何だか楽しそうな響きだな」
翔花「こんな感じだもんね」
NOVA「熱帯夜って言葉の響きだと、ねっとりイヤ〜って感じだけど、トロピカル・ナイトだとトロピカってる感じだから、少しでも夜を過ごしやすくするには、『今夜もトロピカルだな』って言うと、多少はポジティブになれるかもしれん」
晶華「それで今回はどういう記事なの? 今さら去年のプリキュアをネタにして、どういうつもり?」
NOVA「いや、疲れた頭で創造的(クリエイティブ)なことはあまりできないので、後ろ向き(リバースリィ)に物事を考えて、今年のあれこれ反省会をしようかという企画だ」
翔花「ふつう、そういうのって年末にしない?」
NOVA「年末にもするが、半年度末でもいいじゃないか」
晶華「半年度だったら、7月じゃなくて6月末だと思うけど」
NOVA「今夜は旧暦6月30日なんだなあ。まあ、この記事が完成するまでに旧暦7月に切り替わるだろうがな」
翔花「何で旧暦にするのよ」
NOVA「後ろ向きってのはそういうことだ。それに先月末だと、俺は渡辺宙明さんのことで大変だった。全く、去年の菊池俊輔さん、小林亜星さん、すぎやまこういちさんの俺の音楽ホビーライフに影響を与えた三大巨匠が亡くなって、今年は宙明さんだなんて、次から次へと俺を悲しませる。そして、この度、歌手の水木一郎さんが肺ガンの手術をされたという話を聞き、ファンの一人として心配と改めての応援を表明したくなった」
晶華「それは大変。水木一郎さんって今はおいくつ?」
NOVA「1948年生まれで、74歳だそうだ。同年生まれの有名人(故人除く、敬称略)だと、あおい輝彦、赤川次郎、石橋正次、五木ひろし、糸井重里、井上陽水、桜多吾作、岡崎徹、岡本信人、ジョン・カーペンター、賀川雪絵、来生えつ子、銀河万丈、小山高生、斎藤清六、桜木健一、笹野高史、里中満智子、沢田研二、篠田三郎、サミュエル・L・ジャクソン、谷村新司、辻理、中屋敷哲也、南城竜也、比呂公一、ジョージ・R・R・マーティン、馬飼野康二、誠直也、政宗一成、都はるみ、毛利衛、屋良有作、由紀さおり、竜崎孝路、ジャン・レノ、マーガレット・ワイスの名がざっと挙げられる。故人だと、石川賢、玄田哲章、曽我部和行といった面々が捨て難い」
晶華「錚々たるメンツね」
NOVA「おお、分かるか」
晶華「全部が全部、分かるとは言えない。だけど、アカレンジャーさんや、仮面ライダーアマゾンさんや、ウルトラマンタロウさんぐらい分かるわよ」
翔花「甘いわね、アキちゃん。NOVAちゃんのツボを突こうと思えば、ここは変身忍者嵐さんや鉄人タイガーセブンさん、アイアンキングの静弦太郎さん、レッドタイガーさんの名前ぐらいは挙げないと」
晶華「NOVAちゃんのツボよりも、うちのブログのお客さんのツボを突きましょうよ。どこの誰がレッドタイガーさんや鉄人タイガーセブンさんで喜ぶって言うの?」
翔花「そりゃあ、虎のヒーロー好きの人だったら喜ぶはず」
NOVA「って、こんな話の流れで、うちのブログの客層は喜ぶのか不明だが、ドンブラ映画のハチャメチャぶりには、これでもまだまだ追いつけないだろうな」
晶華「そういう競い方をしても仕方ないでしょうが」
ウルトロピカルな上半期
NOVA「ともあれ、今年の上半期のブログ総括をしようと思えば、まず3月に頑張って引っ越しした『ウルトロピカルな⭐️GT島宇宙』の話からしようと考えて、熱帯夜→トロピカル・ナイト→ウロトロピカルに話をつなげるはずだったんだが、なぜか英雄志向のトラに話が展開して???な俺がいる」
翔花「まあ、それはそれでウルトラ方面で間違っていない気もするし。確か仮面ライダータイガさんは、ウルトラマンネオスさんだしね」
NOVA「仮面ライダー龍騎には、アグルとネオスの2人のウルトラ俳優が参戦したんだったな。まあ、それはさておき、ウルトロピカルはD&D話をずっと展開していて、だけどD&Dの日本語展開が終了の危機に陥って、さあ次はどういう流れに乗ろうかなあ、と思っていたんだが、FFゲームブックに活路を見出したのが現状だ」
晶華「FFってスクウェアさんのファイナルファンタジーを連想する人が多いと思うけど、先にあったのはゲームブックのファイティングファンタジーだったのね」
NOVA「ゲームブックのFFシリーズは今年40周年で旬でもあるんだが、ゲームマニアの落語家さんが語ってもくれているので、そういう方面でも紹介しておこう」
翔花「ゲームブックかあ。わたしも何かプレイしたいなあ」
NOVA「だったら、これでもプレイするか?」
翔花「何それ? それもFFシリーズ?」
NOVA「いや違う。だけど、全くの無関係ではない。その昔、FFサポート雑誌のウォーロックに連載されていた作品を1冊にまとめたもので、88年にFFと同じ社会思想社から出た。主人公はゴブリンで、悪い人間の冒険者に復讐する内容で、山本弘さんの傑作ゲームだと考えている」
晶華「何でゴブリンをプレイしないといけないのよ。そんなので勝てるの?」
NOVA「いや、最初はゴブリンなんだけど、魔法の宝石の力でより強力なモンスターに少しずつ進化して、最後はドラゴンにまで到達して、ピンク色のドラゴン・プリンセスと添い遂げるハッピーエンドを迎えるモンスター万歳な物語だな。もちろん、変な進化をしたりするとバッドエンドになったりもするんだけど」
翔花「変な進化?」
NOVA「プリースト相手に、吸血鬼になったりすると相性の悪さで勝てなかったりする。最強格はデーモンだと思うんだが、そこまで強くなるとラスボスは倒せても、自分の故郷の魔界に帰るようなエンディングで、ヒロイン助けてハッピーとは言い難い幕切れだったり、多彩なモンスター変身ドラマが楽しめる」
翔花「NOVAちゃんが楽しいって言うのなら、挑戦してみようかな」
晶華「それもいいけど、妖精女王ズはどうするのよ?」
NOVA「それも気にしているんだけど、今は後回しだ。先にこの雑誌の話をしよう」
晶華「ソード・ワールドVSアドバンストFFって感じの特集ね」
NOVA「その2作にとりわけ力が入っているのが現状っぽいな。AFFの新作サプリはバルサス・シナリオが同梱された『コンバット・コンパニオン』だし、それに対抗するようにソード・ワールドの秋サプリも『バトルマスタリー(仮)』というタイトルと内容の大枠が発表された」
晶華「戦い本っていったタイトルね。具体的には?」
NOVA「ソード・ワールド方面だと、『戦闘特技のまとめ』『流派ルールの実装』『モンスターデータの追加』そして『新職業のバトルダンサー』だな」
翔花「バトルダンサー! すなわちこれね」
NOVA「明らかに違うと思うが、どこがどう違うかは正式なルールが未発表なので深くツッコまない。ただ、武闘家の防具と戦士の武器を装備できて、戦闘特技の習得数が1つ多い技巧派な軽装戦士という情報だけは出ている」
晶華「バトルダンサーかあ。バード技能と組み合わせると、歌って踊れる冒険者になれそうね」
NOVA「それが果たして実用的かは分からんけどな。それとこれは、ウルトロピカル向きの情報だが、パグマイアのネズミと地下世界サプリ『スクィークス・イン・ザ・ディープ』が本国で発売されたらしい。ネズミ用の新職業6つとか、超能力ルールなんかが新基軸で、海賊サプリの次の展開が見られたことに喜んでいる次第」
改めて、こちらの総括
NOVA「さて、当ブログの近況総括だが、まずスティーヴン・キングの『ダークタワー』読了が一応、特筆すべきことかと思う」
晶華「最後はあまり乗り気になっていない感じだったけど?」
NOVA「まあ、最初も、中間も、最後も全て良い作品に出会うことは稀だからな。最初は面白そうだからと縁を感じて読む。その時点で、つまらなければ10ページも読まずに放棄する。10ページ読んで、つまらなければ買うまでもない。
「もちろん、『指輪物語』のような超長編小説は、物語のエンジンが掛かるまでに時間がかかるから、大著ほど先人の評価や、後書きや、印象的な挿絵に惹かれて、そこまで我慢して読むとか、『指輪』だと粥村(ブリー村)で馳夫(ストライダー=アラゴルン)と遭遇するところから飛躍的に面白くなるとか、読むためのガイドがあるに越したことはない。『ダークタワー』だと、1巻は期待外れで、面白さを感じたのは2巻からだとか、どこがツボかは人それぞれながら、まあ、キングのじっくりスロースターターな雰囲気作りは知ってたし、自己ツッコミの多い長文解説は本編以上に好みだったし、命懸けのライフワークにもなったという前評判に引っ張られて読んできたわけだな」
翔花「初感想記事はこれかあ」
NOVA「2巻で、多元宇宙の世界観が本格的に展開されて、60年代、70年代、80年代の3つの時代のニューヨークが描写されて、それぞれの時代の価値観とか、異世界の魔物あるいは幽霊みたいに描写されるローランドの恐怖演出とか、いろいろとツボに感じたな。1巻が2年前の9月に感想書いて、2巻も10日以内に読んで感想を書く、という順調な展開。そして3巻が年末年始まで時間が掛かったのは、サイト20周年イベントを差し挟んだからだな」
晶華「4巻は2021年5月に感想記事だから、随分掛かった感じだけど?」
NOVA「ローランドの過去編で、恋愛話と田舎町の陰謀劇というウェットな話だったから、じっくり味わおうと思ったんだよ。そして後から追加された外伝的な4.5巻は昨年8月に感想書いて、本編の5巻は10月、6巻が12月でテンポ良く読み進め、年末から7巻に突入して、後は3ヶ月おきに2章ずつ感想書いて、ようやく完結。
「読んでて面白いのは、やはりエディだな。80年代の若者でアメリカン・ジョーク好きの陽キャラで、陰気なローランドに軽いノリでツッコミ入れながらも命の恩人として敬意を示したり、周囲のキャラを盛り立てたり、ムードメーカーとして大活躍。だから、彼の死によって急激に話が重く暗くなるところから読むペースが落ちるわけで」
翔花「つまり、最後がつまらなかったのは、推しのエディさんがいなくなったから、と」
NOVA「ラスボス戦とか、その前のモルドレッド戦が消化試合みたいに盛り上がらなかったのも減点だな。エディやスザンナと共闘して派手に銃撃戦を展開する7巻の前半が白眉で、チームが崩壊した後は、そこまで派手な展開にはならず、盛り上がりどころを欠いたというか、作者も書く気が抜けたんだろうなあ、と思う」
晶華「でも、途中を満喫できたから、読んで悔いなしってことね」
NOVA「どこでもドアと、ひらめキングのネタがウケたのと、ゴブリンスレイヤーの作者が明らかに影響を受けてるのが読み取れたのと、この時期に読んだからこそ良かったんだな、というのが実感だ」
翔花「次にスパロボDDの話はどうなってるの?」
NOVA「6月頭に2章パート10記事を書いて以来だな。その後、6月はパート11が配信されず、7月20日に配信された。これはまだ未プレイだ。どうも仕事脳で、電源ゲームをプレイする気にならないので、お盆休みにプレイすることになりそうだ。すると、8月にパート12で2章完ってところかな。スタートが2019年8月だから、来月で3周年を迎えるに当たって、どんな盛り上がりを見せてくれるかにもよるが、去年のゼンカイジャー祭りに比べて、今のところは大きなイベントはなさそうだ」
晶華「とりあえず、8月2日に3周年記念の発表があるみたいだけどね」
翔花「ドンブラが来ないかなあ。ドンオニタイジンがスパロボDD参戦してくれたら、わたしは喜んでNOVAちゃんの代わりにプレイするのに」
NOVA「本当にドンオニタイジンが来たら、それだけで俺のテンションが爆上がりするだろうさ」
妖精郷と魔法研鑽の話
晶華「じゃあ、妖精郷の話をしましょう」
NOVA「これもプレイ開始は、『ダークタワー』とほぼ同じ2020年の8月からだな。元々は行方不明になった翔花探しと絡めた企画だ。2019年10月から開始したミストキャッスルのプレイ記録『マッスル太郎』が2020年7月に終了して、その続編をどうしようかって話になった」
晶華「ミストキャッスルは、ソード・ワールド2.0のソロプレイ可能な大型シナリオ第1弾で、第2弾がフェアリーガーデンだったのよね」
NOVA「その2作はずっと昔に自分でもプレイしたことがあって、本当は第3弾のエターナル・エンパイアをプレイしたかったんだよな」
晶華「何でそうしなかったのよ?」
NOVA「書庫の奥にしまって、すぐに見つけられなかったという理由もある。見つかったのは、昨年末ぐらいに書籍整理していた時だ。まあ、それまではあまり真剣に探していなかったのもあるんだが、何にせよ、ミストキャッスルから始めて、次の選択肢は第2弾のフェアリーガーデンか、それともミストキャッスルの続編を謳った第5弾のミストグレイヴのどちらをしようかな、と考えているうちに気が付けば両方を同時並行してやるという無謀な企画となったわけだ」
晶華「どうして、そんなことに?」
NOVA「理由その1、夏の暑さでトチ狂ったから。理由その2、その年はコロナ禍で夏が忙しくなかったから。理由その3、マッスル太郎を終わらせたことで気分が良くなっていたから……などなど。その結果、コンパーニュで『続・マッスル太郎のミストグレイヴ・魔神ハンター』が、こちらで翔花クエストの『妖精郷の物語』が始まったわけだ。うん、2年前はサイト創設20周年もあって気合いが入っていたりもする」
翔花「その後の妖精郷の展開はこうなったのね」
・第0部〜1部:2020年8月
・第2部:2020年9月〜12月
・第3部:2021年1月〜3月
・第4部:2021年4月〜6月
・EX:2021年8月
・観光ガイド:2022年1月
・妖精女王ズ準備編&第1部:2022年2月〜6月
NOVA「一方、魔神ハンターの方はこうだな」
・第0部:2020年8月〜9月
・第1部:2020年9月〜11月
・第2部:2021年1月〜3月
・第3部:2021年5月〜翌年1月
・第4部:2022年1月〜3月
・第5部:2022年4月〜7月
NOVA「大体、1部が10話前後を意図していて、週刊を目指して続けているから1クール3ヶ月という計算なんだけど、2021年秋なんかはスパロボDDからスパロボ30に時間を費やした影響で、結構停滞した感じだ。それと妖精女王ズの第1部が予定どおりに流れなかったのも、ウルトロピカルの引っ越し作業に時間と気力を費やした影響だと思う」
晶華「それでも頑張ってるアピールをしたいのね」
NOVA「ああ、頑張ってるアピールをしたいんだ。自分で自分を褒めてあげたいね。その上で、今後の予定なんだが、妖精女王ズの第2部を開始する前に魔法研鑽をしておけって、晶華には言ったよな」
晶華「ずっと積み残しになってるわよね。きっと渡辺宙明さんが亡くなったことで、ショックを感じて研鑽脳になれなかったのよ」
NOVA「お前が?」
晶華「そう、私が。NOVAちゃんが宙明さんの逝去を聞いて悲しんだのと同様に、私も大いに悲しんだ。だから魔法の研鑽をしている心の余裕が持てなかったのよ」
NOVA「……何だか宙明さんを言い訳のネタに使っているような小狡さを感じるんだが、気のせいだろうか?」
晶華「そんなことないって。ドンブラ脳じゃなくても、全力全開とトロピカルはよく分かっているんだから。後ろ向き(リバースリィ)に振り返ってみるわよ」
NOVA「ならば、過去の魔法研鑽記事の確認からだ。ここでの最後の魔法研鑽は、もう1年も前の話になる。こんな感じだ」
晶華「その後のキャラ成長のことを考えると、私たちが研鑽しないといけないのは、以下のとおりね」
・妖精魔法ランク7
・神聖魔法レベル8と9
・真語魔法レベル8と9
NOVA「こういう魔法研鑽も大切だが、せっかくの夏休みなので、家族旅行に行くのも大切だと思うんだ。そこで南の海に行って、トロピカって来ようと思う」
翔花「それってもしかして?」
NOVA「ああ。ウルトロピカルな屋久島に出向いて、ガイア様にあいさつしようと思う。それからヒノキ姐さんのところに行って、後はシロ君とリトル君をこっちに招待して、一緒に魔法研鑽するってのはどうだろう? シロ君のキャラはコンジャラーだし、ライダーでもある。ライダーの騎芸についても、この機会に研鑽してみるとか。リトル君のキャラは神官戦士だから、翔花といっしょに研鑽するというのも一興。つまり、文字どおり魔法の研鑽合宿を行えばいいと思う」
晶華「それが今年のスペシャルな夏イベントってことね」
翔花「シロちゃんとリウ君と久々に会うのが楽しみ♪」
(当記事 完)