さらなる成長タイムを前に
翔花「桃井タロウ様は帰って来たけど、NOVAちゃんは帰って来ないね」
晶華「アニーちゃんにしばらく貸しっぱなしにしたからね。私たちは私たちの仕事をしましょ。(黒いオーラを放ちつつ)」
翔花「アキちゃん、大丈夫? 何だか涙目で赤く染まってるよ。闇堕ちしたスーパーマンみたいに」
晶華「花粉症ガールの目が赤いのは元からよ。闇堕ちとは関係ないんだから。お姉ちゃんだって赤目じゃない」
翔花「うん、目が赤いのは仮面ライダーさんだって、そうね」
翔花「夏が始まって、いろいろと新情報が出て来るタイミングだけど、来週はいろいろと闇堕ちがトレンドみたいだから、アキちゃんは気を付けないとね」
晶華「大丈夫。大二さんや桃谷ジロウさんにつられて闇堕ちしたりはしない。そう、私はジョン・ヘンリーさんを応援するんだから」
翔花「敵の洗脳で闇堕ちしたスーパーマンさんを止めるために、スーパーマンの後継者として強化アーマーに身を包む『鋼鉄の男』ってことよね。アイアンマンさんみたいなアーマーと、ソーさんみたいなハンマーを装備して、『スーパーマン&ロイス』のライバルにしてサブヒーローの立ち位置を見せつける、サプライズ感覚あふれる闘士さん」
リモートNOVA『おお、ジョン・ヘンリー・アイアンズの話か』
翔花「あっ、NOVAちゃん」
晶華「何しに現れたのよ」
NOVA『いや、何だか日曜特撮ヒーロー界隈がこの時期、闇堕ちだらけだからな。つられて娘が黒化しないかと心配になっていたんだ』
晶華「大丈夫。私は娘想いの良き父親、ジョン・ヘンリーさんを応援しているんだから。家族を切り捨てようとしている大二さんみたいにはならないし、闇堕ちスイッチにも手を出さないから」
NOVA『闇堕ちスイッチか。だったらドンブラの話へGOだな』
ドンブラ予想の答え合わせ
晶華「さあ、『嘘をついたらNOVAちゃんを処刑』という前回の話だったんだけど……当たらずと言えども遠からずだったのよね」
翔花「先週、NOVAちゃんはこんなことを言ってました」
>NOVA『いや、もしかすると鬼化したキジが脳人に殺されて消失してしまい、ドンブラは結局5人のままになるのかもしれんぞ』
NOVA「その後、ダイスを振ったら、雉野さんは死なないという結果で安心したんだが、まさか本当に『脳人のソノイに雉野さんが鬼化した激走鬼が斬られる』とは思わなかったぞ」
晶華「いや、思ってたじゃない!?」
NOVA「軽い冗談のつもりで言ったんだよ。外れたら、『やっぱり、こんなバカな話にはならないよな』と自己ツッコミ入れて、どうやって死んで詫びようかなと考えていたんだ。まさか、本当に雉野が斬られるなんて、俺もビックリだ」
翔花「自分の予想が当たったことでサプライズするなんて、笑えるわよね」
晶華「つまり、『井上敏樹大先生の思考を理解している』し、『真のドンブラ脳の奥義をつかみかけている』ってことね」
NOVA「いや、たまたま偶然と思いたいんだが、『こっちが半分冗談で言って、これが実現したらビックリだなってネタで書いたことをお出ししてくる』ので、こいつは凄えって、いっそう縁を感じている次第だ。もう、祭りだ祭りだ〜って気分だな」
翔花「さらに、こんなやり取りもありました」
>翔花「雉野さんの運命も気になるけど、それより桃井タロウ様の運命の方が気掛かりよ。一体、どうやって完全復活するのかしら」
>NOVA『ソノイさんが脳人パワーで復活させてくれるんだ。獣人を倒すには、ドンモモタロウの力が必要だとか言って』
晶華「厳密には、ソノイさんが復活させてくれたわけじゃないけど、ソノイさんがドンモモ復活に力を貸したのも事実。脳人パワーが人を殺すのではなく、異次元に封じ込めるということも判明、と」
NOVA『いわゆるドラゴンナイトのベントだな』
晶華「海外版の龍騎さんね」
NOVA『日本の龍騎は、ファイナルベントでとどめを刺されると死んじゃう仕様だけど、アメリカ版のドラゴンナイトはその設定を緩和して、ベントされた敵は異次元監獄に転送されて死なない仕様。だから最後は全ライダーが集結して、オリジナルのラスボスを協力して倒す的なシーンも見られた』
翔花「だったら、ドンブラザーズと脳人の共闘も考えられるってことね。脳人が人を殺さないなら、対立する理由も薄れたし」
NOVA『それはどうかな。獣人相手に共闘する回はあるかもしれないが、共闘するためのハードルは高そうだぞ』
翔花「とにかく、桃井タロウ様とソノイ様の関係性がまだ終わらず、奇妙な友情ライバル関係で続いていくのは、わたしの好きな展開です」
NOVA『ソノイにまで様づけかよ』
翔花「だって、桃井タロウ様を助けてもらったもの。忠誠を誓わないと」
晶華「だったら、わたしはジョン・ヘンリー様に忠誠を誓うわ。やっぱり、頼りになる2号ヒーローっていいわよね。大二さんと違って」
NOVA『デザインは格好いいのに、不遇なんだな、ホーリーライブって』
晶華「元のライブの方が活躍していたわよね」
晶華「カゲロウさんが復活しないかなあ」
NOVA『さて、次回は闇堕ちトラにも期待だがな』
翔花「え? トラって闇堕ち形態なの?」
NOVA『闇堕ちというか、怒りの暴虎って感じだと思っているけどな。暴TAROが暴TORAになる感じじゃないか?』
晶華「その予想が当たったら、真のドンブラ脳を認定してあげるわ」
NOVA『真のドンブラ脳。私の好きな言葉です』
晶華「そんなので喜ぶなんて、半年前には考えられなかったわね。Shiny NOVAから、Don bra NOVAに改名したら?」
NOVA『ドンノヴァタロウ……さすがにそれはダサいだろう。桃谷ジロウは確かに面白いキャラかもしれんが、宝路さんほどのインパクトは感じん。シャイニーでワンダーな宝路さんや、ヨホホイな世界海賊に比べると、いきなり闇堕ち処刑ヒーローだけじゃ、まだキャラが弱いと感じるなあ』
翔花「ドンブラは周りのキャラが濃すぎるので、それを越えるインパクトってどれほどの物よ」
NOVA『嘘をつくと死んでしまう芸を持つタロウに比べると、ジロウはつかみこそOKだが、ヒーローオタクのゴーカイシルバーとか、過激な言動の追加戦士の何番煎じにしか見えないんだよな。ドンブラは、これまでにないサプライズが売りなんだから、ただの6番めで埋没しないだけの笑劇的なキャラ付けを敏樹大先生がこれから見せてくれることを期待して、次回の闇堕ちスイッチ回を楽しみにしよう』
翔花「まずは、OPにジロウさんが登場することを期待してね」
NOVA『早くジロウを登場させないと、夏映画にOPが乗っ取られるからな』
(当記事 完)