仕切り直しの記事
NOVA「前回はロシア・ウクライナ問題と、それを最悪のタイミングでメールで質問して来やがった悪縁鬱男氏という、そのままでは決して明るく楽しい物にはなりそうにない話題を、ドンブラ脳で強引に押し流して訳の分からん失敗作の記事になってしまった(涙目)」
翔花「えっ、NOVAちゃん、泣いてるの?」
NOVA「いや、とうとう今年も発症しやがった。花粉症だ(涙目)」
晶華「そりゃあ、花粉症ガールの誕生日が近づいて来たんだから、発症しない方がおかしいわよ」
NOVA「う〜ん、今年は例年よりも発症が遅かったから、このまま問題なくクリアできるかな、とか、お前たち2人と話しているうちに、耐性付いたかな、と期待したんだが、どうやら甘かったようだ。ドンブラ脳の上に、花粉症まで発生したら、俺は一体どうなるんだ?」
晶華「怪奇!花粉症ドンブラ男になる」
翔花「ドン花粉ジャーって可能性もあるわよ」
NOVA「どっちもイヤだあ。俺は花粉に苦しむ人生とおさらばしたいのに〜(涙目)」
翔花「大丈夫。わたしとの縁は良縁よ」
晶華「この世はハッピー楽園よ……って、これってドンモモタロウの登場セリフ?」
NOVA「いや、ドンモモタロウはハッピーとは言ってない」
晶華「良かった。私はまだドンブラ脳じゃない」
NOVA「俺だって花粉症が発症したんだ。お前も諦めて、ドンブラの世界に来るがいい」
翔花「そうよ、アキちゃん。ドンブラの方が幸せよ」
晶華「イヤよ。私はキラメイジャーの世界に避難するんだから」
NOVA「ううっ、俺もシャイニーでワンダーな時代に戻りたい。しかし、今はドンブラの時代なんだ」
晶華「ドンブラ脳に染まらないためには、敵役の脳人かゼンカイザーブラックさんを応援するしかない。あっ、それとも、こっちの世界に逃げ込んでもいいかも」
NOVA「まあ、いい。今回は竜の魂の話だ」
晶華「へえ。パワレン版のリュウソウジャーは、グリーンが女性なんだ」
NOVA「キュウレンジャーがパワレンでは未登場なので、向こうではこっちが初の女性グリーンということになるな。とにかく、今回はリュウソウルが元ネタの『7つの竜魂』の話を、ここでもしておこうって回なんだ」
晶華「それがドンブラ脳と、悪縁鬱男氏のせいで変な方向に逸れたわけね」
翔花「悪縁鬱男(あくえん・うつお)って、リアルの人間のはずなのに、何だかフィクションのキャラっぽくなってない?」
NOVA「いっそのこと、花粉症ガールの新たな悪霊みたいな敵として登場させてもいいかもしれないな。悪縁鬱男はフィクションのキャラで実在の人物とは関係ありませんって。いかにも邪悪でダークでネガティブオーラを振り撒いている感じの悪役幹部怪人が脳内に浮かび上がって来た」
翔花「ちょうどイニシャルもAだし、読者A2号氏を鬱男にするとか?」
NOVA「いや、読者A2号氏は、俺の中ではもっと真面目な好青年だから、まかり間違っても悪縁呼ばわりはされない。そうだな、悪縁鬱男は読者AU号が度重なるストーカー行為で絶縁されて、それでも花粉症ガールに執着する邪悪の化身って設定でどうだ?」
晶華「ええ? 元ネタはNOVAちゃんに執着しているストーカーでしょ? どうして、ターゲットが私たちになるのよ? 自分のストーカーなんだから、自分で退治しなさいよ。私たちに押しつけないで」
NOVA「いや、リアルをフィクションに改変するに当たって、そのまま使うと角が立つだろう? そこは、現実とは違う別名義なんだから、多少の改変を施さないと。リアルの宗教や企業、団体の名前をフィクションに登場させると角が立つので、あくまで似て非なる存在として創作では扱うのが常識だ」
晶華「ところで、悪縁鬱男って今回の話に関係あるの?」
NOVA「いや、全くないな。そもそも、俺は彼を俺の創作物語に登場させたいかと言えば、むしろ関わらない方が吉と考えているので、わざわざこっちから悪役として登場させるのも、何だか気持ちが悪いと思ってしまう。あくまで、ドンブラ脳による一時的な気の迷いとして、ボツネタにしておく方が賢明だと見た。
「うん、トチ狂って悪縁鬱男を正式にレギュラー敵キャラに採用してしまったら、読者の方に、どれだけNOVAはストーカー氏に逆執着してるんだ、とおかしな誤解をされかねん。少なくとも、リアルの彼は悪役としてキャラ立ちするほど、大した玉でもないと思うな。ラーリオス原案者という最初の縁を自ら捨て去って、俺を大いに幻滅させた時点で、関わる理由は消失したし。ストーカーから転じてレギュラー、そして主人公になる出世キャラは、うちのブログ時空ではアスト一人で十分だ。この物語世界に、ストーカーキャラは2人もいらん」
晶華「はい。話に関係ない悪縁鬱男のことはきれいに忘れましょう。縁がなかったってことで」
7つの竜魂
NOVA「とりあえず、コンパーニュで初めて語られ、新ブログのウルトロピカルで最近、話題に挙げた竜の魂石だが、現在の設定はこうなっている」
・ブルーソウル:セイリュウG様の思念と力を秘めた魂石。
・ゴールドソウル:黄金竜ギドラを封印している魂石。
・レッドソウル:G様の息子リトル・セイリュウの魂に宿る石。いまだ未覚醒。『魔神ハンター』の試練を切り抜けた先に覚醒すると言われている。
・グリーンソウル:モスラの力を宿した魂石。粉杉翔花の中に眠っていたが、『妖精郷』から救出された際に、覚醒した。現在、天空エリアル宮殿を浮遊させるパワーソースになっている。
晶華「お姉ちゃんの中にグリーンソウルが眠っていたなんて、私は初耳よ。お姉ちゃんは知っていた?」
翔花「きっと、エマ・ショーカの中に眠っていたアラマユ様の魂とか、緑色に光る演出はそういうことだったのよ。私はその正体が何か分かっていなかったけど」
NOVA「実は、妖精郷のプレイを始めた時から、『グリーンソウルは翔花を救出したときに出現する』って考えていたんだよ。設定はしていたんだが、妖精郷の物語をゲームでプレイして、リプレイに文章書きしている間に、最終盤辺りがバタバタしていて、うっかり描写するのを忘れていた。で、続編の『妖精女王ズ』の準備編の最中に公開しようと思っていたら、思いがけずウルトロピカルの新ブログが立ち上がることになってしまってな。せっかくだから、グリーンソウルは向こうで使おうと思いついたわけだ」
晶華「お姉ちゃんの魂から生まれたアイテムなのに、どうしてお姉ちゃんが持たないのよ?」
NOVA「セイリュウG様の魂から生まれたブルーソウルは、リトルが父さんの思念と交信することで力を発動するわけだろう? 例えば、俺の力を宿した石があったとして、それを俺が使っても意味がないんだよ。実際、翔花がグリーンソウルを持っても、強くなるわけじゃない。あくまで、別のキャラが翔花と心を通わせ、その力を借り受けるためのアイテムというわけだ」
晶華「ええと、Z様がゼロ師匠とセブン師匠とレオ師匠のメダルをセットして、力をお借りするけど、自分自身の力を使わないようなもの?」
NOVA「ああ。ゼロさんがゼロメダルを使ったらどうなるんだろうって思うんだが、翔花が翔花の力を宿したグリーンソウルを使っても力が高まるわけではないことが目下の設定だ」
翔花「目下の設定って、後で変わったりするの?」
NOVA「ソウルの力がより強化される可能性はゼロではないが、何ぶん、魂の力を宿した石なんて、俺にもまだ全貌がつかめていないからなあ。今後の研究が待たれるところだ」
晶華「それにしても、天空エリアル宮殿を空中に浮遊させるって、お姉ちゃんにそんなことができるとは思わなかったわ」
翔花「今のわたしには無理だけど、屋久島に封印されたモスラの力を解放すれば、できると思う」
NOVA「まあ、屋久島上空ではガイア様の力に増幅されて、より魔力がブーストアップしているからなあ」
晶華「お姉ちゃんの魂の一部を宿した石を、ジャッキーちゃんに託すなんて、お姉ちゃんの許可は得たわけ?」
NOVA「ダイアンナに花粉症ガールの証を渡したのが不満か?」
晶華「私はジャッキーちゃんと合わせ鏡みたいなものだからいいんだけど、お姉ちゃんはそれでいいの?」
翔花「わたしはNOVAちゃんがそう決めたんだから、気にしないわよ。そんな細かいことを気にしてちゃ、ドンブラの世界ではやっていけないし」
晶華「……分かった。ドンブラの世界に引きずり込まれないようにするために、私は細かいことを気にする女になるわ。それが私の生きる道」
NOVA「まあ、一人ぐらいドンブラ脳じゃなく、冷静に物事を考えられる娘がいてもいいかもな。全部ドンブラになってしまえば、多様性が失われてしまうし」
晶華「うん、みんながドンブラじゃ、ボケ役ばかりでツッコミ役不在のカオス街道まっしぐらだもんね。それで、7つの竜魂ってことは、あと3つあるんだけど、設定を考えてるの?」
NOVA「名前は、イエロー、ホワイト、シルバー、ピンク、オレンジ、バイオレット、ブラックの中から選ぼうと思ってるんだけど、確定していない」
翔花「シロちゃんの中から、ホワイトソウルが出て来るってことはありそうね」
NOVA「だったら、ゲンさんからブラックソウルか?」
晶華「ブラックソウルって何だか邪悪そう」
NOVA「だったら、悪縁鬱男の中からブラックソウルかも」
晶華「そんなにまでして、悪縁鬱男を登場させたいわけ?」
NOVA「いや、俺としては悪縁鬱男が浄化されて、良縁躁男(りょうえん・そうお)としてキラキラ輝く、楽しい立派な人物に成長して欲しいんだよ」
晶華「無理ね(キッパリ)」
NOVA「まあ、俺も今では無理だと思っている。プリキュアか、ウルトラマンコスモスか、星雲仮面マシンマンのカタルシスウェーブの浄化技を浴びせれば、もしかするとって思うかもしれないが」
翔花「桃井タロウ様に忠誠を誓って、導いてもらえればいいかもしれない」
NOVA「俺がドンモモタロウなら忠誠を誓った瞬間、蹴り飛ばす可能性はゼロじゃない。さすがに女子高生を蹴り飛ばす趣味はないが」
晶華「蹴り飛ばされても忠誠を誓い続けられるか、オニシスターさんの次回の動向が気になるわね。私なら絶対に無理」
NOVA「何で蹴り飛ばしたのか、オニだからか、それとも忠誠が口だけで本音じゃないのがあからさまだからか、あるいは快盗鬼のクロクマを助けることができなかったことで激怒状態になっていたのか、主役とヒロインの今後の関係性が気になるが、女の子に足蹴にされる男というのはよくあるのに対し、忠誠を誓った女の子を蹴る男は鬼畜仕様で、それでも桃太郎か、とツッコミ入れたくなるが、井上敏鬼脚本ならそれもあり、と思える俺がいる」
井上敏鬼な話
翔花「井上敏鬼って何?」
NOVA「井上敏樹氏はしばしば、お気に入りの劇中キャラを酷い目に合わせるからなあ。明確にサド色が強いところがあって、ファンの間で付いたあだ名が敏鬼らしい。確か、仮面ライダー響鬼の辺りで定着していたんじゃないかな」
晶華「へえ。響鬼さんの劇場版と、ジオウさんの番外編も敏鬼さんの脚本かあ」
NOVA「ああ。奇しくも『7人の○○』ってタイトルを見つけて、7つの竜魂とつながられないかなあ、と思ってる最中だ。さらに、こういうものもある」
NOVA「この映画は、劇場版ドラゴンボールの1作めで井上敏樹氏が脚本を書いている。敏樹氏は現在でこそ、特撮ヒーローの大御所脚本家という評価が定着しているが、デビュー作は81年の『Dr.スランプ アラレちゃん』で、その後、『ドラゴンボール』や『うる星やつら』『らんま1/2』にも絡んでいるし、無印『遊☆戯☆王』や『DEATH NOTE』のメインライターでもある。つまり、活躍範囲の非常に広い御仁なんだ。それはすなわち、引き出しが非常に多いということでもある」
晶華「NOVAちゃんは特撮重視の人だから、そういう視点で見てるけど、アニメ畑の人が敏樹さんを語ると違うものが見えてくるってことね」
NOVA「例えば、スパロボ脳で見ても『マイトガイン』の納豆回と、ブラックガイン回を書いた人でもあるし、『ガイキングLOD』はメインライター三条陸さんの作風だが、そこにゲスト脚本家として敏樹氏が参入すると、ピンクのカバ回とアイドル回という伝説のカオス2本立てが誕生することになる。何というか、他人の作り上げた世界観を見事に破壊して、独自の敏樹時空に引きずり込むところがあって、その破壊力たるやドンブラ脳が可愛く見えてくるほどだ」
翔花「ええと、世界の破壊者?」
NOVA「いや、これで壊すだけなら、つまらないんだが、一時的に壊して新世界を見せて、風のように去って行き、爽快で豪快な印象だけを残していき、自分の蒔いた種はしっかり自分で刈りとるわけで、これ、どうするの? と残りの話に後腐れは残さない。だから、ゲスト脚本家としては非常に面白く、一話完結話で異色な伝説回を紡ぎ上げてくる。ウルトラマンにおける実相寺監督にも似たシュールかつ印象的な話を作る人だと思っている。『この回だけ何だか変だけど、面白くて妙に印象に残る』って感じ」
晶華「ストーリーに変化球を投入するのはいい感じの人ってことね」
NOVA「シリーズ物で、マンネリを避けるためのカンフル剤にはなるな。しかも、自分の話は自分の責任で終わらせるので、後に迷惑をかけない。散々、かき乱してゴミを撒いて帰るようなマネはしていないのが評価できる点だな。自己完結できるのは、ゲスト脚本家として何よりも重要。いつも誰かに尻拭いしてもらわないとダメ、というのでは、到底一人前の仕事は任せられない。
「もちろん、自分がメインライターになったら、カンフル剤どころか、毎回、脳みそがかき混ぜられる超絶展開をぶつけて来るので、見ている側はワクワクドキドキが止まらないが、刺激が強すぎるので『王道でお約束の見たいものを期待する真面目な視聴者』なんかは、ふざけるなぁ、と叫びたくなることもしばしば」
翔花「変化球だから予想困難、と」
NOVA「まあ、変化球なりの特徴があって、十分な研究データはあるんだけどな。例えば、『自己の世界に埋没して、人の話をろくに聞かずに自分のペースだけで突き進むキャラが多い』とか」
晶華「それって、リアルでは会話にならないわよね」
NOVA「リアルだと、言葉のキャッチボールが重視されるが、敏樹氏の作るキャラは言葉の噛み合わなさがシュールな人間関係を構築しがち。普通は噛み合わないようなキャラ関係を、強引な展開で引っ付けて、勢い任せにバディ関係を成立させて、衝突したり、和解してハッピーかなと思わせたら、次の回でまた仲違いさせたり、一話見逃すと人間関係が切り替わって、こじれまくりのトレンディー時空になる。予定調和を期待すると、どんでん返しに足元をすくわれる。普通は、忠誠を誓う女の子を唐突に蹴り飛ばすような話は書かない。何で? って思わせて、さあ、次の回でどうなることやらって話を平気で見せてくる。そう来たか、マジかよ!? ってサプライズを仕掛け、次の回であっさり回収する。
「さらに謎は引っ張るが、人間関係のこじれは意外と引っ張らない。仲が悪いキャラ同士が、文句を言いながらも、意外とあっさり共闘して、こいつら互いにツンデレじゃないか? と思わせるケースも数多い。仲が悪くて、口も聞きたくないというケースはほぼなくて、仲が悪いから文句をぶつけてやる、とアグレッシブに振る舞うキャラだらけだ。あるいは、おとなしいと思われたキャラが結構、逆ギレしたりする」
晶華「キャラ変が多くて、情緒不安定ってこと?」
NOVA「性格の振れ幅が大きいってことかな。だけど、根本的な土台はしっかり見せているので、キャラの柱を崩すことはあまりない。そこは生き様とか美学として、しっかり強調しているので、『柱や自分の世界を持つキャラ同士が、自己主張のしのぎを削り合っている仮想空間』と書くと、2ちゃん時代の匿名掲示板バトルを思い出すが、21世紀初頭のそういう世相にうまく噛みあった作風と言えるかもしれない」
翔花「令和の今の時代は?」
NOVA「ノスタルジーとか、ゆったり癒し系という世相で、その中で昔を発掘してくるような流れだったんだが、ドンブラもそういう一面のフックはある。『昔話で、戦隊メモリアルとか、ゼイリブなどの80年代要素』を示して、どこかで見た世界だな、とオールドファンをしみじみさせたら、いきなり急加速。えっえっえっ? って全力全開以上の高速濃密度で情報を叩き込んでくる。ツッコミが追いつかず、脳内処理ができずにいるうちに(ツイッターで爆笑の悲鳴を上げる人多数)、自分の情報処理能力と反応スピードの限界を試されているような視聴体験だ。
「いや、リアルタイムツイートにこだわらなければ、まだ追いつけるんだけど、ツイートのタイミングに困るというか、視聴中は落ち着けない。ツイートよりもアクションに夢中になって、リアルタイムツイートを早々に諦めた牙狼と違って、見ながらツッコミ入れたいんだけど、クロックアップに巻き込まれたような視聴体験だ。まだ、リバイスの方が超絶展開とは言え、考える間があるので楽だと思う」
晶華「つまり、ドンブラのリアルタイムツイートは、超兵並みの反射と思考の融合能力を必要とするわけね」
NOVA「さすがに超兵は大袈裟だと思うが、今まではニチアサの癒しタイムの一つはゼンカイだったのに比べて、ドンブラに癒し効果は期待できない。おそらく激辛料理並みのスーパーヒーヒーヒールゥオータァァァイムゥって叫びたくなる時間だぜ」
晶華「ゼンカイジャーの時は?」
NOVA「リバイスも結構、ダークな展開だったなあ。よし、全力全開で癒されるぞ。ゼンリョクゼンカイなメインディッシュだ〜、スーパーヒーロータイム♪」
翔花「今は?」
NOVA「リバイスも結構、ハードな展開だが……一難去ってまた一難。俺の脳は、ドンブラの刺激に耐えられるのか。いや、俺とて歴戦のニチアサ視聴を生き抜いた男。井上敏樹の懐かしい挑戦とあらば、この勝負から逃げるわけにはいかん。さあ、行くぞ、ドンブラ時空への挑戦だ!」
翔花「視聴後は?」
NOVA「はあはあ。よし、まだ正気は保ってるな。危うく、脳みそがかき混ぜられて、脳人に消去されてしまうところだったぜ。しかし、この試練をクリアすることで、確実に脳内処理力や空想妄想力が鍛えられている気がする。ドンブラ時空をクリアすることで、俺はドンブラ王を目指す!」
晶華「正気の人間は、ドンブラ王なんて目指さないと思う」
NOVA「じゃあ、妖精女王を目指してるお前はどうなんだ?」
晶華「私は花粉症ガールだし、人間じゃないし、人の尺度で正気や狂気を論じることに意味がないと思うわ」
NOVA「ああ言えば、こう言う奴だな。そんな風に育てた覚えは……山ほどあるので、ツッコミにもならないか。しかし、今回のドンブラザーズは一つ不満があるんだ」
晶華「何?」
NOVA「巨大ロボ戦がなかったんだよ」
翔花「アルターってチビロボ戦はあったけどね」
NOVA「巨大ロボ戦がなく、快盗鬼がフレグランス2号にあっさり消去されたものだから、暴れ足りないドンモモタロウが、オニシスターに八つ当たりキックを喰らわせるという衝撃展開だ。毎回、必ずハッピーエンドで綺麗に終わるとは限らないんだな。鬼になった人間がドンブラザーズに浄化されたり、脳人に消去されたり、ハッピーエンドとバッドエンドのどちらかになるかは分からない。戦隊なのに、初期の平成ライダーを見ているようなゾワゾワ感がついて回る」
晶華「井上敏樹さんの作風から、ドンブラ感想に展開したけど、グリーンソウルの話はどうなったの?」
NOVA「いや、もう語るネタは終わったよ。グリーンソウルが妖精郷から救出した翔花の中から入手できて、今ではウルトロピカルの天空エリアル宮殿を支える力となっている。そのことが、お前たちとこのブログの読者に伝われば、それで十分だ。後は俺がドンブラ脳になって、花粉症にもなって、いつもよりも濃厚に妄想親父になっている。それを語れば、当記事の内容は十分だ」
(当記事 完)