帰ってきたNOVA
NOVA「『シン・ウルトラマン』を見て来たのはいいんだが、どうして妖精女王ズのプレイが【大神殿】から進んでいないんだ?」
晶華「そんなの、NOVAちゃんが邪魔したからじゃない! 北西エリアから北エリアに進もうとしたら、突然、ランダムイベントを起こして、しかも魔神を召喚してバトルを発生させた後、自分はちゃっかり退場するなんて。まるで赤石長官並みの悪辣ぶりね」
NOVA「だって、ダイスを振ったら、そういう目が出たんだから仕方ないだろうが。そう、全ては天運、もしくは魔神使いのザイアスのせいなんだよ。恨むなら、ザイアスを恨むといい」
翔花「そのザイアスを演じるのは、サブマスター役のNOVAちゃんだから、結局はNOVAちゃんが悪いってことね」
NOVA「それは認めよう。しかし、お前たちが道に迷って、先に進めなかったのは俺だけのせいじゃないだろう? 晶華だって、移動判定に失敗して北西エリアから出られないまま、【骨の丘】で時間つぶししてるじゃないか」
晶華「それは……どうやらザイアスの陰謀で、北西エリアから簡単に抜け出せなくなっているみたいね。魔神空間に引きずり込まれてしまったと見て、間違いなさそう」
009『また、勝手なことを。とにかく、今回こそは北東エリアの【魔法陣の広場】に到着するぞ。このままだと、第1部がたった一つのミッションで終わってしまう可能性が高い』
NOVA「まあ、経験点は稼げているみたいだから、それも一つの手かもな。何だかんだ言って、イフリートやミーミルに加えて、今回はジンにも会えるだろうし、もしかするとタイタンとも出会って、『妖精女王ズの第1部は、大妖精たちとの交流がテーマ』と言えるかも」
ふたたび大神殿からの出発
GM(009)「4日めの夜、【大神殿】に戻ってきた君たちは、昨夜同様に休息をとって食料も消費したあと、深夜を経て未明に出発するのであった」
エマ(翔花)「この北西エリアは、ザイアスの魔神パワーで結界が張られているみたいね。その結界を破れるのは、ファルシオンの力しかない! ファルシオンの炎に導かれて、わたしたちは北エリアへ向かいます。(コロコロ)4」
GM「また、ランダムイベントが発生したようだ」
エマ「そんな。ファルシオンの力でも破れない結界なんて」
NOVA「ええと、ランダムイベントは小妖精のいたずらだ。全員、2Dを振るように」
エマ「7」
NOVA「うきうきした気分になるだけだな」
ミリィ(晶華)「9よ」
NOVA「カシュミーラの頭に1日、花が咲いた。妖精郷同化度が1点増える」
ミリィ「まるでメリアになった気分ね」
マークス(ケイP)「ピンゾロです」
NOVA「1日間、語尾がピヨになる」
エマ「KPちゃんは元々、語尾がッピだから問題ないかも」
マークス「キャプテン・マークスは普通に丁寧語で話していたッピよ」
サイバ(ジョエル)「マスターNOVA、ダイスを振って下さい」
NOVA「う〜ん、サイバ☆リオンは俺のキャラでもあるからな。あまり、変な目が出ませんように。(コロコロ)6か。ええと、1日間、君が着ている鎧は敵の攻撃が命中するとガラスのようにパリーンッと割れ、一度に20点以上のダメージを受けるとドガッシャーンッと音を立てて、完全に下着姿になる……そうだ」
サイバ「ミリィさんやエマさんじゃなくて良かったですね。ぼくなら前衛に出ることはないから、まずダメージを受けないだろうし」
NOVA「まあ、ダメージを受けないよう願っているよ。俺のキャラが下着姿になっても、読者が喜びそうにないし、筋肉美を誇るわけでもないので、誰得って感じだからな」
エマ「とにかく、ザイアスの結界に罠が仕掛けられていたわけね。わたしはファルシオンの力で守られていたけれど、みんなはそれなりに酷い目に合っているってことで」
マークス「許すまじきはザイアスッピよ」
ミリィ「とにかく、1日間の恥辱に耐えましょう。ええと、無事ではないけど、【雲海の岬】には到着したってことでいいのよね」
GM「ああ、GMの仕事を取られた気分だけど、君たちは【雲海の岬】に到着した。イベントは……(ダイスを振って)特にないけど、サイバ☆リオンの持ってる〈シルフの宝石〉から声が聞こえて来る」
サイバ「ああ、そういうアイテムを持っていたんだね。ええと、声の主はシルフ?」
GM「いや、風の大妖精ジンさんだ」
ジンさんの呼び声
GM「はい、ジンさんの役は令和NOVAに任せるとしよう」
ジン(NOVA)『やあ、サイバ☆リオンと、未来の女王さまと、お供たち。ぼくの声が聞こえているよね』
ミリィ「はあい、聞こえているわよ」
ジン『君たちに最新情報を伝えよう。今、この妖精郷はラクシアからの魔力が流れ込んで来て、すぐに崩壊する危険は避けられた。君たちのおかげさ、ひとまずはありがとう、と言っておく。空の上で申し訳ないんだけど、こっちにも降りられない事情があるんだ』
サイバ「どんな事情だい?」
ジン『おお、その声はサイバ☆リオン。……少し声が若返ったんじゃないかい?』
サイバ「中の人が若返ったから当たり前だけど、こっちの事情よりも大事な話があるんだろう?」
ジン『ああ。メタ会話は置いておいて、実は妖精郷の魔力が増えたことで、魔神の活動も活性化したみたいで、色々と危険が増えたんだな、これが』
エマ「それはザイアスが悪いの」
ジン『そうそう、そのザイアスってのが、魔神の親玉のフォルゴーンと結託して、北西エリアの【虹の根元】で魔神召喚の儀式を続けている。魔神召喚の門は、風の水晶塔の魔力と連動していて、ぼくが空で風の力を制御していないと、妖精郷の空がパリーンと割れて、異世界の魔神の軍勢が押し寄せて来るんだ。君たちがレベル11になったら、フォルゴーンを倒すのに十分な力を持っていると判断して、魔神召喚の門まで連れて行ってあげる。それまでは、ぼくは君たちに力を貸すことはできそうにない』
ミリィ「レベル11って、ずいぶん具体的なメタ情報ね」
ジン『分かりやすさを重視したんだけどね。言い換えるなら、風の妖精魔法【ダウンバースト】(強烈な下降気流を発生させて飛行や浮遊ができなくする魔法)が使えるようになった頃合いと考えたらいい。とにかく、しばらくはぼくが空を支えているから、その間に君たちは十分に力を蓄えていて欲しい。各地で魔神が頻発しているかもしれないけど、そいつらのお掃除もよろしく頼む。それと、タイタンが目覚めたから【大樹の森】に会いに行くといい。イフリートやミーミルにもよろしく言っておいて』
NOVA「そう言って、ジンさんからの通信は途切れた。代わりにシルフの声が聞こえて来る」
シルフ『ジン様とお喋りしたければ、【雲海の岬】に来たときに、わたしがまた通信をつないであげる。ただし、今度からは必ず、ラナ印のお菓子を持って来ること。通信代もただじゃないんだから』
サイバ「つまり、ここでシルフを呼び出して、ラナ印のお菓子を渡せば、ジンさんとやり取りできるってことだね」
NOVA「ああ。ジンさんは妖精郷の空から見えることなら、いろいろ知っているので、攻略上の質問に答えてあげてもいい。例えば、残り2体のブラウニーがどこで見つかるか、とか」
ミリィ「なるほど。ジンさんは情報通だと。とにかく、次の目的地は決まったわ。タイタン様の【大樹の森】に向かいましょう」
復活のタイタン(5日め朝)
【雲海の岬】から東エリアの【大樹の森】に向かった一行だが、またもランダムイベント発生。
小さな川に幻の小さな橋が架かっていて、知らずに渡ると、川にはまってしまう罠なんだけど、一行はすでに経験済みのイベントだったので問題なく浅瀬を渡って、★1個を獲得する。
GM「君たちは無事に懐かしの【大樹の森】に到着した。元気に復活したタイタンと、グラスランナーのポピン、そして吟遊詩人のマルキとロッテがここでは暮らしている。タイタンは久々の再会を喜ぶとともに、カシュミーラに自分の思念と力を宿した〈タイタンの宝石〉を再び渡してくれる」
タイタン(NOVA)『我は地の大妖精にして、未来の妖精女王の光を受けて復活した新生タイタン。今後ともよろしく』
ミリィ「なるほど。一つ目タイタンが百目タイタンになったのね。地底王国の魔王に覚醒進化した、と」
タイタン(NOVA)『何でやねん。光のタイタンだったら、フラッシュタイタンに決まってるだろうが。そのために、タイタンNOVAって技名までネタにしていると言うのに』
タイタン(NOVA)『とにかく、今後はNOVAがタイタン役として、パーティーに参加するからよろしく』
ミリィ「ええっ? NOVAちゃんがタイタン様なんて……宝石を捨てたくなるような真似はやめてよね」
NOVA「シクシク。俺、そこまでお前に嫌われるようなことを何かしたっけ?」
ミリィ「妖精女王ズに専念しないで、映画ばかり見ているのは万死に値する」
NOVA「値しねえよ。ゼンキラも、ストレンジも、シン・ウルトラも、前から楽しみにしていた映画だったんだ。本当なら感想記事も書きたいんだよ。だけど、妖精女王ズの記事もキリのいいところまで書かないとなあって思いながら、何だか寄り道ばかりしてしまって、一体どうすればテンポ良く進むのか試行錯誤しているのが今なんだ」
エマ「GM交代とか変な展開にせずに、素直に自分がGMに専念すれば良かったんじゃない?」
GM「まあ、行き当たりばったりで、妙な展開を見せるのは今に始まったことじゃないからな。とにかく、エマ・ショーカを目覚めさせるために力を消耗したタイタン様は、ここで復活してくれたわけだ。では、このまま目的地の【魔法陣の広場】へ到着ってことでいいな。道がつながっていないので、移動判定は必要だけど」
NOVA「寄り道し放題のお詫びに、俺が振ろう。(コロコロ)10」
ミリィ「まあ、タイタン様が導いてくれたことにするわ」
魔法陣の広場(5日め昼)
GM「さて、ようやく【魔法陣の広場】だ。ここには一回だけ来たことがあるんだけど、ケットシーのパスタ探しのイベント途中で素通りしただけだった。だから、イベントは今回が初めてということになる」
ミリィ「どんなイベントなの?」
GM「魔法文明語で『調達試練を開始してもよろしいですか?』と女の人の声がする」
ミリィ「魔法文明語なんて分からないわ。分かるのはリオン様だけなんで通訳を任せます」
サイバ「任されてしまった。ええと、調達試練って、どういう内容?」
GM「2日以内に戦利品の『黒い皮膜』を手に入れて、ここに持って来て下さい。そうすれば、★2個と試練経験値2点が加算されます。試練経験値を貯めれば、賞品と交換できます。賞品リストは以下のとおり」
・1点:魔香草、ヒーリングポーション
・4点:トリートポーション、アンチドーテポーション、キュアストーンポーション
・16点:アンチマジックポーション、乗り手の歌(ドラゴネット)の楽譜
・24点:好きな種類の妖精鉱、乗り手の歌(レッサードラゴン)の楽譜
ミリィ「リオン様に通訳してもらいながらの話なんだけれど、賞品はポーション類がほとんどね。妖精鉱は鉱山で掘ったら出て来るし、ここでないと手に入らないのは、〈乗り手の歌〉ぐらいかしら。パスタさんの召喚できる騎獣が増えて、ドラゴン系に乗れるようになるんだけど、そのために稼がないといけない試練経験値が多すぎるわね。大体、戦利品の『黒い皮膜』ってどうやって手に入れるのよ」
タイタン『レベル9動物のラプテラスを倒すと落とす、と聞くぞ』
ミリィ「ふ〜ん。で、そのラプテラスはどこにいるの?」
タイタン『さあな。サブマスター権限でシナリオをざっと見ると、レベル10以上で引き受けられるパスタのミッション「騎獣と散歩してきてほしい」で登場するボスキャラとして登場することが分かったが、この調達試練はレベル8までしか挑戦できない。つまり、調達試練の「黒い皮膜」探しは達成不可能な試練だと考えられる』
GM「まあ、調達試練の目的アイテムはランダムで決まるんだけどね。中には買い物で入手できる『かつら』や『モノクル』なんて物もあって、そういう試練を引き受けて★やポイントを稼げばいいらしい」
ミリィ「それでドラゴネットやレッサードラゴンに乗れるようになったとして、レンタル料金はいくらかしら」
GM「ドラゴネットは1万Gで、レッサードラゴンは2万Gだね。あと、ドラゴネットは騎手の適正レベルが10以上で、レッサードラゴンは13以上」
ミリィ「遠い夢だってことは分かったわ。そんな試練には用はない。それよりも、あたしたちが必要なのは〈イフリートの炎〉なの。賞品リストにはないようだけど?」
エマ「お姉さま、ここで手に入るのは〈星降る枝〉よ」
マークス「はい、確か〈星降る枝〉で松明を作って、それに〈イフリートの炎〉を灯して、おもてなし亭に持ち帰るのがミッション目的だったはず」
ミリィ「キャプテンさん、あなたは大事なことを忘れている」
マークス「何でしょうか?」
ミリィ「あなたは今日1日、語尾にピヨを付けて話さないといけないのよ。あたしの頭にはまだ花が咲いているんだから、あなたもきちんとロールプレイしなさい」
マークス「ううっ、ミッション目的だったはずピヨ。つまり、〈星降る枝〉のための特別試練を発生させないといけないピヨ。そのための合言葉があったはずピヨ」
エマ「そうそう。確か合言葉は『ドンブラGO』だったはず」
GM「そんな言葉は、魔法文明語にはない。合言葉はサイバ☆リオンのキャラクターシートに、ぼくがしっかりメモしたはず」
サイバ「あっ、ええと、これかな。ダーエルフシホ」
ミリィ「〈星降る枝〉を逆読みした奴ね。途中でプレイヤー交代したから、話がややこしくなって仕方ない。とにかく、特別試練を要請するわ」
GM「合言葉が発音されたので、女の人の声が『承りました。これより隠し試練……戦闘試練・流星編を開始します』とアナウンスする。同時に周囲の魔法陣から3体の魔神らしい魔物が出現し、戦闘に突入するよ」
サイバ「魔物知識判定を行うので、タイタンNOVAさん、ダイスを振って下さい」
タイタン『はい、8出た』
サイバ「達成値21」
GM「レベル7魔神のグルネルだ。弱点まで見抜いて、魔法ダメージ+2。外見は青銅色の肌をした、身長3メートルほどの人型魔神だね。長い尻尾を生やしていて、胴体と尻尾の2部位モンスターだ」
ミリィ「2部位モンスターが3体ということは、全部で6部位かあ。範囲攻撃魔法でも、殲滅は無理っぽいわね」
GM「このミッションのラスボスになるからね。1体は剣のかけら入りでHPも増強されているし。ボスのHPは胴体が73で、尻尾が40。他の2体は胴体53で、尻尾25。真語魔法7レベルと神聖魔法7レベルも使って来る」
エマ「さすがは7レベル魔神。相手にとって不足はないわ」
ミリィ「とにかく、先制判定に成功しないと、敵の撃って来る【ファイアボール】で大変な目に合いそうね。(コロコロ)先制17でどうかしら」
GM「こっちは15だから、そちらが先攻だ」
魔神グルネルの試練
ミリィ「まずは【ファイアブラスト】1発め。魔法行使は低くて14」
GM「それは抵抗したね。ええと、ボスの尻尾以外にダメージをどうぞ」
ミリィ「半減してから弱点+2すればいいのよね。ええと、8点、9点、9点、9点、9点と言ったところ。もう1発は魔法行使15」
GM「それも抵抗した。こっちの抵抗は17だから」
ミリィ「腕輪を割って、剣の恩寵を使ってもらえれば抵抗を破れるけど、そこまではしない」
GM「また、ボスの尻尾だけがセーフ。他はダメージ下さい」
ミリィ「9点、9点、8点、9点、9点」
GM「2発の炎の嵐で、ボスの胴体は残りHP56点、尻尾は無傷で40点。グルネルAは胴体35点、尻尾8点。グルネルBは胴体35点、尻尾7点だね」
サイバ「では、次はぼくの番。まずは忘れずに鼓咆【怒涛の攻陣】を宣言して、皆さん、物理攻撃+1ですね。次に、ここが使いどきだと思うので、剣の恩寵で達成値+4します。そして、渾身の【ファイアボール】で……タイタンNOVAさん、ダイスをお願いします」
タイタン『おお、気合いを入れて(コロコロ)8だ』
サイバ「だったら、魔法行使は24」
GM「剣の恩寵は必要なかったと思うが、まあいいか。+4のボーナスは先に宣言しておかないとダメだからな」
サイバ「ボスの尻尾を標的から外して、それ以外にダメージを与えます。タイタンNOVAさん」
タイタン『サイバは敬語キャラじゃなかったはずだが、まあいいや。ええと、ボスに……おっ、クリティカルで、次はピンゾロか』
サイバ「そのピンゾロは、運命変転でひっくり返します」
タイタン『ほう、さらにクリティカルになって、24点で止まった』
サイバ「魔力12点と、弱点2倍の4点を足して、合計40点ですね」
GM「ボスの胴体HPは残り16点かよ」
エマ「ナイスね、リオン様。わたしでとどめを刺せそう」
タイタン『続いて、Aの胴体に3点に魔力もろもろ足して19点。尻尾に20点。Bの胴体に20点で、尻尾も20点だ』
GM「Aの胴体は残りHP16点で、尻尾は吹き飛んだ。Bの胴体も残りHP15点で、尻尾が焼滅した」
サイバ「フッ、これがぼくの実力です」
タイタン『あと一撃、バージルの電撃を忘れるな』
サイバ「ああ、ええと、ボスを狙うといいんですね。じゃあ、バージル、お願いします」
バージル(NOVA)『ケケーッと怪鳥音を発して、電撃だ。まあ、抵抗はされるんだけど、ダメージ半分でも弱点を加えて、8点だな』
GM「残りHP8点か。うう、このままだと、1ラウンドで全滅させられる」
エマ「フフフ、露払いをご苦労さま。残り3部位だったら、まとめてファルシオンでなぎ払ってみせるわ。練技【マッスルベアー】でダメージ+2して、前衛に走り込んで、一気になぎはらう。命中は22。問題なく当てて、ダメージは17点と……クリティカルして27点と、14点」
GM「ええと、防護点は7点だから、ボスとAがファルシオンの餌食になって、Bだけが残りHP8点。まさか、クリティカルを出すとは……」
エマ「これが魔神スレイヤーの仕事だから。さあ、マー君、しっかりトドメを刺してね」
マークス「了解です」
エマ「ピヨは?」
マークス「了解ッピよ。ええと、残り15点ダメージを与えればいいピヨ。《魔力撃》だけでダメージ固定値が20になるので、命中させるだけでいい簡単な仕事ピヨ。(コロコロ)命中判定は17」
GM「回避16だから当たりだ。ダメージでピンゾロを出せ」
マークス「出しませんピヨ。期待値7を出して、26点ダメージ」
GM「それで戦闘が終わった。ボスの尻尾は残ってるけど、コア部位の胴体のHPがゼロになると倒された扱いだからな。もしも、2ラウンドめに突入していたら、戦場に火球が降ってきて、敵味方全員にダメージを与える試練が待っていたのに」
サイバ「ちょっと待って下さい。前衛後衛、関係なくダメージを受けるんですか?」
GM「ああ。20点以上のダメージでサイバ☆リオンが全裸になっていたはずなのに」
サイバ「全裸じゃありません。下着は残ってます」
タイタン『どっちにせよ、バスタードのダークシュナイダーみたいになっていたかもな』
サイバ「バスタードって何ですか?」
GM「全裸の男魔法使いの代名詞と言えば、バスタードになるな。まあ、87年脳なら知らないだろうけど」
サイバ「とりあえず、もう少しでぼくは下着姿になってしまう危機だったんですね。1ラウンドで試練を達成できて良かったです」
と言うことで、3体の魔神を倒した報酬は、経験点420点と、剣のかけら7個(1400G分)。
さらに悪魔の血(100G)3個、悪魔の腕輪(1200G)3個、悪魔の耳飾り(260G)を獲得。
それとミッション報酬として試練経験値6点と、〈星降る枝〉をGETするのだった。
ミリィ「これで後は、南エリアのイフリート様のところに帰れば、ミッション達成ね」
GM「その話は、また次回の記事に回すとしよう」
●続フェアリーガーデンここまでの状況
日数経過:5日め昼(魔法陣の広場の試練を果たす)
経験点:ラナのスイーツを狙う吸血鬼を撃退★2個
フラウにスイーツを渡す★2個
水の大妖精ミーミルに会う★2個
ミーミルから重要情報を聞く★6個
雪山でブラウニーを見つける★2個
雪山でスカディの歓待を受ける★2個
薬草園を蘇らせる★3個
炎の水晶塔の封印を解除する★3個
骨の丘でアンデッドと戦う★2個
妖精の小道に迷い込む★1個
魔神に襲われたノッカーを助ける★2個
鉱石採掘の情報を得る★2個
骨の丘で小妖精の幻を見破る★2個
幻の橋イベント★1個
(合計★32個)
魔物撃退分1030点
ピンゾロ分(サイバ1回、エマ1回)
収支:〈ムリアンの宝石〉、〈フラウの宝石〉
〈タイタンの宝石〉
〈水精鉱〉、〈闇精鉱〉
〈星降る枝〉
戦利品12230ガメル分
361ガメル支払う。防寒具4人分
美肌草(20G)、妖精の粉(500G)
氷の羅針盤、黒鉄の鍵
〈土精鉱〉1個消費
食糧2食分(カシュミーラは4食分)消費
ブラウニー発見数:8体
スカディのお気に入りポイント:3点
試練経験値:6点
遂行中のミッション
・〈イフリートの炎〉の入手
受注したクエスト
・光の樹のお宝を取り戻す(犯人は【虹の根元】の魔神)
その他の冒険目的&情報
「火柱の塔の魔力炉で〈妖精郷の鐘〉を鋳造できる」
「水晶塔の情報6ヶ所」(光、炎は封印解除済み)
「大神殿の信者を解放できるよう成長」
(エマのプリースト10レベル以上でイベント発生)
「スレイプニールがいれば、妖精郷内を瞬間移動できる」
「ヒックリカエルはダジャレで世界をひっくり返し、闇に包む」
「鳥籠の木には偽女王が捕まっている」
(レベル11以上でイベント発生)
「虹の根元には、魔神召喚の門が築かれている」
「妖精の鉱山にはレベル14アンデッドのミニングレスが封印されている」
(レベル11以上でイベント発生)
「魔女の名前はネアン。邪妖の女神を目指している」
「崩壊しかけている妖精郷を救う」
冒険達成度:合計56%
(当記事 完)