Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

帰ってきた1号と、本の罠

PON! 小さな閃光とともに

 

翔花「たっだいま〜」

晶華「おかえりなさ〜い」

ケイPマーク1「よくぞ無事で、翔花ママ」

翔花「うん、アキちゃん、KPちゃん、いっぱい心配かけたみたいだけど、ごめんね〜。NOVAちゃんは?」

晶華「……本の山に埋もれている」

翔花「はい? 地震か何かで崩れてきたわけ?」

晶華「いいえ、ゴールデンウィークの間に書籍の整理をしないと、と突然張り切ったんだけど、広げるだけ広げて、悪戦苦闘中で、断捨離は苦手だ〜とか騒いでるの」

翔花「だったら、アシスタントガールやアシモンで手伝わないと」

晶華「一応、手伝ってくれる相手はもう一人いるんだけどね」

ケイP『マスターNOVAがもう一人いれば、作業がはかどると思ったんだけど、まるで船頭多くして、船、山に登るような事態だッピ』

翔花「???」

 

ダブルNOVAの書籍整理

 

NOVA「こら、009。何を読書に耽っているんだ? そんなことじゃ、作業が進まないだろうが」

009『そうは言っても、Shinyさんよ。この10年の間に積もりに積もった本の数々、2009年人のぼくにとっては、お宝の山みたいなものじゃないか。読まずに整理することなど、どうしてできようか、いや、できない』

NOVA「やれやれ。自分にとって何が大事で、何がゴミか、分かるのは自分だけだと考えて、ちょうどいいと手伝わせてみたら、自分が一番頼りにならないとは思わなかったぜ」

009『というか、あんたが本を捨てるのを忍びないと思い、断捨離は苦手だ〜と叫ぶ奴なら、ぼくだってそうだとは考えもしなかったのか?』

NOVA「つまり、断捨離スキルを持たない奴が2人集まっても、断捨離がうまくできたりはしないということか」

009『そりゃ、戦士が2人集まっても、魔法の呪文が唱えられないのと同じだろう?』

NOVA「しかし、断捨離の専門家を呼んできても、それが本への愛着を一切持たない相手の場合、俺の大事な本がゴミといっしょに処分されるのは、絶望して魔法使いがファントムになってしまうぐらい厳しい所業だ」

009『おお、それは仮面ライダーウィザードという作品だな。この本に書いてある』

仮面ライダーウィザード 超全集

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NOVA「そんな本がどこにあった? 俺はそれを買った覚えはないんだが?」

009『買った覚えがない本が、どうしてここにあるんだ?』

NOVA「もしかして、勝手に増殖した?」

009『本が勝手に増殖? 何をバカなことを言ってるんだ? まだ、無意識のうちに買っていて、自分でも気付いていなかったという方が納得できるってもんだ』

NOVA「う〜ん、何だか腑に落ちないが、ちょっとその本を貸してみろ」

009『おお』 

 

PON!

小さな閃光と共に消失す。

 

009『何と! 突然、本が弾け飛んだ!?』

NOVA「どうやら、その本はダミーのトラップだったようだ」

009『トラップだと? あんたは本の中にトラップを仕込んでいるのか?』

NOVA「時々な。お前も、そうじゃないか?」

009『……気持ちは分かる。悲しいぐらいに分かってしまうぼくがいるが、それは頭の中で妄想するだけで、実行に移そうと思ったことはない……はずだ』

NOVA「それで十分だ。ここは妄想ブログなんだからな。本の中にトラップが仕込まれていたら、どうなるだろう? そう考えただけで、ゴミ箱の中のマイナス思念と結合して、自然発生的にトラップが生まれてしまう。よくあることだ」

009『よくねえよ。少なくとも2009年には、そんな怪現象はぼくの周りには観測されていなかった』

NOVA「10年経ったら、世の中に存在しなかったものが存在するようにもなるんだよ。新型コロナ然り、ソード・ワールド2.5然り、アニメのグリッドマン然り、ドラクエビルダーズ然り、鬼滅の刃然り……他にもいっぱい例は挙げられるぞ」

009『何だか腑に落ちないが、令和というのが平成とは比べものにならないくらいカオスな状況に陥っていることは分かった気がする』

NOVA「いや、まあ、平成だって十分カオスだったと思うけどな。とにかく、俺が買った覚えのない本が紛れ込んでいたら、それはトラップだと思って間違いない。十分注意して対処するように」

009『とは言っても、さすがにあんたが何の本を買って、何を買わなかったか判断するのは難しいだろう? 例えば、これはどうなんだ?』

東映ヒロインMAX NEO (タツミムック)

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  • メディア: ムック
 

NOVA「それは当然、買ったに決まっているだろう。しかも捨てるには忍びない」

009『そうか。まあ、こっちは覚えているぞ。トラップじゃないな』

東映ヒロインMAX Vol.7 (タツミムック)

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NOVA「おお、シンケンピンクにイエローじゃないか。懐かしい」

009『って、あんたも読み耽るなよ。断捨離の作業が終わらないじゃないか』

NOVA「……なあ、思い出の本を捨てるのって、どうしてこうも忍びないんだろうか(涙目)」

009『とある宇宙海賊曰く、「何かを得るには何かを捨てなければいけない」そうじゃないか? いや、ぼくはそのキャラのことを直接、見たわけじゃないんだが。確か、これだっけ?』

NOVA「そいつは……『宇宙最大のお宝』……に見せかけたトラップだ」

 

PON!

小さな閃光と共に消失す。

 

009『うおっ、危ねえ。もう少しでいっしょに、次元の彼方に消失するところだったぜ。書籍の整理が、こんなに危険な作業だとは、2009年には考えたこともなかった』

NOVA「確かに、こいつは危険すぎて、他人には任せられない作業だな。ちっ、翔花が帰ってくる前に、ここを少しでもきれいで整理された場所にしてやろうと思ってたのによ。何せ、あの娘は書籍の山に埋もれて、危うく死にかけたことのある娘だからな。いや、不定形だから死なないとは思うが」

009『……つまり、娘のために身を切るような書籍整理を始めようと思ったのか?』

NOVA「ああ、それがせめてもの親心ってものだ」

009『う〜ん、ぼくには娘がいないから、その気持ちはよく分からないが……世間一般の親心とは何だかズレているような気がするぞ』

NOVA「世間一般なんて知るか。俺の親心は、娘にしっかり伝われば、それでいい」

 

翔花「ごめん、NOVAちゃん。その気持ちは、私にもよく分からない」

NOVA「うおっ、翔花。お前、帰って来てたのか」

翔花「うん、さっき。PON!と、次元の向こうの妖精郷から光の女王パワーに導かれて戻って来たの。NOVAちゃんとアキちゃんとKPちゃんたちのおかげだよ」

NOVA「そうか。ハハ、お前が帰って来る前に、少しぐらいは部屋の整理をしようと思っていたんだけどな」

翔花「その気持ちだけで十分だよ。だけど、断捨離のために大事な本の数々を、心を引き裂くような覚悟で捨てようとする涙目なNOVAちゃんの姿は見たくないな。私のためにって言うなら尚更のこと。私はNOVAちゃんが好きなものにいっぱい囲まれて、ハッピーに輝いている姿が見たいんだから」

NOVA「うう、翔花。しばらく見ない間に、立派なことを言うようになったな。まあ、しかし、一度始めた作業だから、せめて危険なトラップだけでも処分しておかないと、安心して夜も眠れん。いつ、お前がトラップに触れて、次元の彼方に消失するかと思うとな」

翔花「大丈夫だって。ハイラスおじさんじゃないんだから、そう何度も何度も消失したりはしないって。あれ? この本、面白そう」

スーパー戦隊 (学研の図鑑)

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NOVA「ああ、その本に触れるな。それは、最近買おうと思ったけど、迷いに迷って結局、また今度にしようと断念していた本だ。すなわち……」

 

PON!

小さな閃光と共に消失す。

 

翔花「キャーーーーーーッ」

NOVA「翔花ーーーーーーッ!」

 

 

 

 

 

翔花「ふう、消えるかと思ったわ」

NOVA「お、おい、翔花? お前、何ともないのか?」

翔花「そりゃあ、私も時空のあちこちを飛び回って、いっぱい修行したから、あれぐらいのトラップで簡単に飛ばされないよう、しっかり耐性が付いちゃってるのよね。私が望まない次元放逐効果は神パワーで無効化されるってものよ。勇者にバシルーラが通用しないようなものね」

NOVA「おお。だったら、お前だったら、俺といっしょに書籍整理をしても、危険はないな。よし、今からお前は俺の書籍整理アシスタントだ。この危険なトラップだらけの書籍時空を片付けるのを手伝ってくれ」

翔花「ちょ、ちょっと、せっかくの感動の再会なのに、お帰りの一言もなく、いきなり書籍整理を手伝わせるわけ? 普通、ハグぐらいするでしょう?」

NOVA「ああ、悪かったな。本のことで頭がいっぱいで、気が回らなかった。お帰り。ハグはしないけど、頭を撫でてやるぞ。よく成長して帰って来たな。ナデナデ」

翔花「わーい。じゃあ、書籍を整理しながら、NOVAちゃんのいろいろな思い出を再確認するね」

NOVA「ああ、トラップには気をつけてな」

 

009『やれやれ。親子水入らずみたいなので、ぼくは退散しようか。この魔空空間に長く滞在するのは、危険っぽいしな』

 

 その後、Shiny NOVAと帰ってきた娘、粉杉翔花はNOVAの思い出の本をいろいろ確認しながら、時々、発動するトラップのPONPON破裂する音にキャーキャー騒ぎつつも、楽しい時間を過ごしたのでした。

(当記事 完)