Shiny NOVA&晶華のNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガールというオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

友だちって何?(What’s a friend?)な話2

こういう話の遠因

 

NOVA「さて、昨日の授業の続きだ。何だか思いのほかに長くなったので、考えを整理したくなった」

晶華「大体どうして急に『友だちとは何か?』なんて真面目なことを考えたわけ?」

NOVA「いや、俺は基本的に真面目だよ」

晶華「どうかしら。結構ふざけているように見えるけど」

NOVA「ふざけるのも一つの芸なんだよ。真面目一本じゃ息がつまるから、時には緩めて緩急自在な境地にたどり着いた」

シロ「緩急自在、それも時空魔術の技ですか?」

NOVA「シロ君は真面目に受け取ってくれるなあ。時に緩め、時に急き、一本調子でなく、のんびりモードと高速モードを状況に応じて使い分けるといったところか。ガンダムF91ヴェスバーという武装がVSBR、ヴァリアブル・スピード・ビームライフルの略なんだが、要するにスピードを高速モードと低速モードに切り替えられる銃なんだな。ゲームなんかだと単に威力の高い攻撃としか思われていないが、実はこの可変自在でトリッキーな使い方に俺は魅力を感じるわけだ」

晶華「うん、確かに話題の転換自在でトリッキーな記事を書きがちなNOVAちゃんっぽい武装ね」

シロ「トリッキー、すなわち忍術に流用できそうだ」

NOVA「そうだな。F91ガンダムの歴史で初めて『分身』という戦術を編み出し、しかも小型モビルスーツという特性もあって、忍者要素が強いガンダムと思う。もちろん、後にゲルマン忍者というストレートな属性を持ったガンダムシュピーゲルや、ゲームの世界でガンダムピクシー、さらにコミックの世界ではF91以前にも『Gの影忍』という違う世界観のガンダム作品が発表されたり、ガンダムと忍者は比較的相性が良かったりする」

シロ「つまり、忍術を極めるために、先生さまはガンダムが必要と考える。だからこそ、ボクたちにスパクロをプレイさせたんですね」

NOVA「そう、その通り。遊びの中に修行あり、というのは激獣拳の教えだ。10年ほど前は、俺は激獣拳など甘い、臨獣拳のスパルタ教育こそ真の修行の道と考えていたものだが、この年になると、それぞれの長所を折衷させることも大事だと悟るようになった。それこそ緩急自在」

シロ「おお、全てはつながって来るのですね」

晶華「でも、最初の質問にはつながってないわよ。何で友だちについて考えるようになったのかって」

NOVA「まあ、はっきり言いにくいんだけど、コメント欄に出没する怪人物がきっかけなんだよ。何ちゃら信者とか、別ブログではスーパーゲーマーKなんてドクターKのパクリネタでハンドルを変えやがって、だけど結局、バレバレで小賢しい輩を見ていて、『こいつは結局、NOVAの友だちになりたいから付きまとっているんだけど、やり方が完全に間違っているし、やってることがただの敵対行為にしかなっていない。バカだねえ』と思わざるを得ないわけだ」

晶華「ああ、だから友だちについて話をして、私たちへの授業という形で、未熟な若者めいたおじさんに道理を突きつけようって作戦なのね」

NOVA「いや、違う。『お前は俺の友だちにはなれない。何故なら……』という通告を突き付けようって話だ。と言うのも、奴の抱いてそうな友だち像と、俺の持ってる友だち像の乖離が甚だしすぎるから、奴に合わせようと思えば、俺が自分自身を捨てて破滅することになる。当然、俺は奴に合わせて身を捨てるつもりはないから、奴を切り捨てるか、奴に諦めさせるしかない。まあ、奴を俺と同じレベルに引き上げようと考えたこともあったが、結局は不可能だったと思うに至っている」

晶華「どうして?」

NOVA「この2年で、奴を切り捨てることを決意して、ブログ書きに邁進した途端、俺が生き生きとしているからだよ。『奴が俺に質問入りメールを度々出してくる→筆まめで親切な俺が、奴の無軌道な質問に真面目に答えてやる→奴が何だか感銘し、さらに次の質問を不定期に寄越してくる→奴はその関係が当たり前だと思い、遠慮せずに俺を辟易させる→俺はその間、ラーリオスを完結させるためにあれこれ考えるんだけど、奴に邪魔されてできないと気づく→そのうち、ラーリオスを書くのさえ嫌になる、などなど』が、2018年になる前の背景ストーリーだと思ってくれ」

晶華「ラーリオスって、その奴呼ばわりしている人が原案者だった作品よね」

NOVA「途中で奴は降りて、フォローしていた俺が責任を引き受けるようになったんだけどな。で、俺は『奴がラーリオスの原案者という立場だった』ということに敬意を評して付き合い続けたわけだが、最終的に『この男はラーリオスの原案者というだけで、そこに何らの愛着を持っていない』という結論に達した。まあ、ラーリオスについては、俺にとっては功罪相半ばする作品だが、書いているときは普通に楽しかったし、そのことで今さら奴を責めるつもりはない。良いことも悪いこともあった、まあ、その経験を思い出に変えながら、次にステップアップしようってことだな」

シロ「ずいぶんと達観されるのですね」

NOVA「だって、過ぎたことを悪く考えても仕方ないからな。むしろ、そこから自分が何を得たか、その経験をどう次に活かすかが大事。少なくとも、ラーリオス企画について、俺は世間に恥じることも責められることも何もしてないし、とにかく、その点は完全燃焼できたと思っているよ。

「奴がうちの特撮掲示板に『場違いな企画を持ち込んだ』ことも、俺がそれに個人的に興味を示して、今は亡き議論用の掲示板で創作設定会議ができるようにお膳立てを整えたことも、そこにK.Kさんという得難きネット仲間が助け船を出してくれたことも、そこでアイデアを出してくれた方々も(俺は大体全部覚えてるつもり。まあ細かいことは忘れているだろうし、エピソード記憶が改竄されている可能性も否めないけど、昔からリアル・フィクション双方の物語記憶保持力は超絶天才レベルでバカ高いと自負しているから)、全ては巡り合わせで、良縁だと考えている」

リトル「本当に覚えているのですか? 驚きですぅ」

NOVA「まあ、記憶と記録で再構成できることは多い、という話だ。そういうことができるから、俺は時空魔術師と自認しているわけだし。もちろん、記憶は往々にして、自分の都合のいいように辻褄合わせで改竄されがちなので、違う視点では別の解釈ができることも分かるけどな。創作芸の持ち合わせもあるから作り話も得意だし、妄想癖もあるから、100%の真実と強弁までするつもりはないし、その必要もないだろう。

「大切なのは、俺はラーリオスという作品にまつわる諸々を今でも大事に考え、覚えているし、原案者はそれについて語るほどの何かを持ち合わせていないことだ……というか、2年前にインタビューしたときは、異常なまでに忘れているという事実に、こちらが愕然としたくらいだ。残念ながら、原案者にとってのラーリオスの思い出は、俺と共同経験として話が盛り上がるものではなかったということだ。

「こう言っちゃ何だが、『俺と原案者の関係は、ラーリオスという作品を通じてのみ成立する』と俺の中では考えていたから、そこが原案者にとって保持されていない以上は、その関係は終わったと判断せざるを得なかったわけだ。ラーリオス企画が結んだ縁だから、原案者がラーリオス企画を捨て去った時点で終わっていいわけだけど、俺だけが一方的にこだわり続けたわけだな」

  

関係性の確認 

 

NOVA「これは俺の人間関係の哲学だけど、『何をするための仲間か?』という一種の契約関係は非常に大切にしている。堅苦しいまでにな」

晶華「ええと、私はNOVAちゃんの娘で、シーちゃんはNOVAちゃんの時空魔術の弟子で、リウ君は何?」

NOVA「シロ君の弟で、怪獣王さまのご子息だ。決して無下にはできないんだけど、さっきから熟睡してるよな」

リトル「ZZZ」

晶華「NOVAちゃんの話がややこし過ぎるのよ。人間関係がどうこうって」

NOVA「うん、俺もややこしいと思っている。これも、奴が俺の価値観に穴を空けるような形で、図々しくも踏み込んできたからだと考えている。そして、俺はそのことに対して、非常に不快感を覚えつつも、自分の生き方を根本的に見直すぐらいの再構築を余儀なくされているわけだ」

晶華「少し大げさじゃない?」

NOVA「言葉にすると大げさだな。要は、俺とTRPGの関係とか、創作経験とかを掘り起こすきっかけになったのは事実だし、奴にあれこれ質問されたことで、真剣に考えてきたこともあるし、奴を反面教師にすることで、自分がやりたいことが明確になったということだな」

シロ「反面教師とは、褒め言葉ではありませんね」

NOVA「こいつのようになっちゃいけないよなあ、と感じさせる人物だからな。ただ、自分の中の鬱モードが、理解を助けてくれる面もあるので、行動原理とか分かる面もあるわけだよ。そこを共感する姿勢を見せたら『全てを受け入れてもらえたように心酔されてしまった』と思しきところがある」

晶華「チョロいわね」

NOVA「こちらは別に彼をたぶらかすとかそういうつもりは一切なくて、ただ共同創作を進める上で、必要最低限の価値観のすり合わせとか、知識の共有とか、ブレインストーミングとか当たり前のことをしたに過ぎないんだ。それが奴には、企画のための社交ではなく、得難い理解者のように見えたんじゃないかな、と思う」

シロ「完全に師匠ポジションになっていったように見えます」

NOVA「まあ、俺は現実に教師だし、奴は転校生というハンドルを使っていたから、そういう幻想をお互いに抱くようになっていったのかもな。そして、奴が教え甲斐のある優秀な生徒なら、まあ、数年の付き合いで終わるはずだったんだ」

晶華「終わらせたかったの?」

NOVA「ラーリオス企画次第だと思ったな。あるいは奴が公言していたとおり、ラノベの何かの懸賞に合格して、プロデビューへの切符を手に入れたら、俺としても自分の昔、果たせなかった夢を代わりに弟子が果たしてくれて、めでたしめでたしって夢想も抱いていた。まあ、今となっては、不可能な夢と断定するけどな」

晶華「どうして?」

NOVA「奴の体力、気力という土台が、まずボロボロだ。そして、奴が誇らしく『こういうことができます』と断定する能力が非常に甘いもので、俺の知ってるプロの方たちと比較しても、話にならないレベルだ。そのことはきちんと説明したし、それでも奴が持ち出してきたのは、『実力的に奴より下だと見下している某作家でさえデビューできたんだから、運が良ければ自分だってチャンスがあるはず』という主張。はい、ここで俺はどうしたでしょう?」

シロ「頑張れば夢は叶う! と励ました」

NOVA「違います」

晶華「お前にはどうやっても無理だから諦めろ」

NOVA「そこまではっきり言えるはずがない。せいぜい『まあ、絶対無理とは言えないだろうけど、でも、君がダメなのは、その某作家の作品を読んでもいないのに、世間の評価だけで自分よりも下だと勝手に思い込んでいること』と言って、自己認識の甘さ、客観的に物事を分析し考える材料にすることを勧めたつもりだったんだけどねえ。一向に身に付かないんだな、これが」

晶華「変に希望を持たせちゃったのね」

NOVA「いや、俺は『きちんと現実を受け止めるなら、慢心せずに、いろいろ考えることもできるはず』と判断したんだけどね。彼はどうも人の言葉を自分の都合のいいように解釈しすぎて、しかも誰かに心酔しがちで、その割にその誰かの言葉をつぎはぎで理解してねじ曲げたり、その『きちんと受け止める』ということがろくにできないんだな」

シロ「教え子としては、どうなんですか?」

NOVA「君のように素直だったらいいんだけどね。うちとは関係ない他所の掲示板で、彼が書き込んでいるという情報を聞いて、覗いてみたことがあったんだ。とある格闘技の先生に『女性の格闘家が男性の格闘家に勝てるのか?』的な質問だったんだが、その先生は『筋肉の量とか、体格差で一般的に女性の方が不利という当たり前の原則を挙げた上で、結局は個人差によると答えた』わけだな。それを聞いて、君たちはどう判断する?」

シロ「体格が不利なのは確かだ。だったら、それを凌駕するスピードで攻めれば」

晶華「体格なんて関係ない。遠くから花粉症バスターを撃って、後は花粉分解で相手の後ろに回り込んで、リナ老師伝授の飛び蹴りを後頭部に当てれば勝てる」

NOVA「まあ、そんな感じの方法論を考えるんだな。だけど、奴の返答は『勝てるんですね。分かりました。ありがとうございます』だ。俺はそこで内心、『何がどう分かったのか、相手に分かるように説明しろよ。格闘技の先生も困っているじゃないか』と思った」

晶華「格闘技の先生はどう答えたの?」

NOVA「『いや、勝てると断言したわけではないんだが。相手との力量差で勝てる場合もあると言っただけで。まあ、いいや』的な回答だったと記憶する」

晶華「なるほど。『人の言葉を自分の都合のいいように解釈しすぎて、誰かの言葉をつぎはぎで理解してねじ曲げて、きちんと受け止めることができない』とはこのことね」

NOVA「結局のところ、俺はこれまでの経験で、彼の『分かった』とか『読んだ』という言い分を話半分にしか信じていない。俺の決め台詞になぞらえるなら、『奴の言葉の2割は真実で、残り8割は思い込みゆえの勘違い、短絡的で安易な結論、的を外した空想』と言ったところか。奴個人の言動はツッコミどころが多くて面白いと思うが、その面白さを奴が創作に落とし込むことができれば、もしかすると、トンデモ的に面白い作品になる可能性はゼロではないが、俺が読んで面白いとは思えない」

晶華「どういうこと?」

NOVA「俺はと学会員じゃないし、元会長の山本弘さんみたいに、トンデモ小説を読んでツッコミ入れたり、間違いを指摘する趣味は持っていないからな。正直、他人の間違いの推敲とか、ツッコミとかは、やっててイライラするもん。趣味にはできない」

晶華「でも仕事で間違い直しはしているんでしょ?」

NOVA「教え子がきちんと受け止めることまで、確認しながらな。つまり、教え子とのキャッチボールが成立していること前提だ。自分の知識を相手が正しく受け止めて、過ちを正せる姿は、達成感があるし、自分の間違いを直すのも苦にならない。自分にフィードバックがあるからな。ただ、のれんに腕押しでリアクションが薄い奴には、あまり時間を割きたくないんだ」

シロ「だけど、何だかんだ言って、新星さまはブツブツ言いながらも、その人物の相手をしていますよね。そういうマメなところは尊敬に値します」

NOVA「何人か、そう言ってくれる人はいたよ。忍耐力と筆マメさは、俺の数多い長所だからな」

晶華「数多いんだ」

NOVA「当たり前だ。もちろん、短所も数多くて、バランス取れているんだけどな。そして、長所が現実に俺に利益を働かせる方に働いているかと言うと、付き合う人間が悪くて、浪費させられると、宝の持ち腐れになってしまう。結局、個人の長所よりも大切なのは、自分にとって良き人間と関係を構築する力と縁だと思う」

晶華「だったら、NOVAちゃんと関係を構築する力と縁をゲットしたストーカーさんは、恵まれているってことよね」

NOVA「俺としては、奴に運を吸い尽くされているような気分に、しょっちゅう駆られるけどな。まあ、こういう苦労人ポジションが似合う男もいるってことだ」

 

晶華「結論として、NOVAちゃんは彼とどういう関係性が望ましいの?」

NOVA「一番ラッキーなのは、奴が俺の前から消えていなくなること。無関係というのが一番だ。俺の人生の物語に、もはや奴は必要ない」

シロ「そういうことをはっきり言うと、冷たく聞こえますね」

NOVA「冷たく言ってるからな。ただし、まあ、ラッキーじゃない現実を肯定するならば、奴がコメントでおかしなことを書いたり、変な質問をしたりするたびに、俺はストレスを溜めながら説教を書き散らして、奴の愚かぶりをネタにして、できれば笑える記事を書いて、ストレスを解消させようと思う。奴の恥になろうと、心を傷つけて鬱をますます悪化させようと、そんなことは俺の知ったことではない。俺は俺の書きたいように書く。ここでは俺がルールだ。俺を脅かす欠陥ヒューマギア的なコメントは、ぶっ潰す」

晶華「不破さんモードで熱くなってきたみたい」

NOVA「そもそも俺はヒーローに憧れる男なんだよ。そして、ヒーローには敵役が必要だ。奴がネガティブな鬱思考でコメントを入れてくるなら、そいつは倒すべき敵だ。俺は奴という人間ではなく、奴の心に巣食う闇を浄化して叩き斬るつもりで言葉の刃を磨けばいいことに気付いた。まあ、そのついでに奴の本体ごと叩き斬っても、それは不可抗力の事故ということで気にしない。そんなわけで俺が不破さんで、奴が壊れたヒューマギア役な。決定」

シロ「なるほど。役割演技の精神で、自分の中にヒーロー魂を召喚するんですね。それもまた時空魔術の奥義」

晶華「まあ、NOVAちゃんはしょっちゅう、精霊や悪霊の依代になっているから。今は私が守護精霊少女を演ってるけど」

 

 自分をどう受けてもらえるか

 

NOVA「とりあえず、俺にとって大切なのは、奴との関係性をどう定義づけるかだ。友だちでもない。弟子でもない。ならば、暴走しがちなヒューマギアのチップを宿した欠陥人間で、俺はそれをブッ潰すヒーローと定義すれば、俺は納得できる」

晶華「でも、暴走しなければ?」

NOVA「ラッキーだな」

晶華「不破さんを恐れて、来なくなれば?」

NOVA「一番ラッキーだな。そうすれば、俺は不破さんを大明神として奉るぜ。 ご利益覿面ってな」

晶華「NOVAちゃんが不破さんごっこをして楽しんでるなら、私はそれでいいんだけどね」

仮面ライダーゼロワン RKF 仮面ライダーランペイジバルカン

NOVA「結局のところ、俺にとって大切なのは、俺が相手との人間関係をどう定義づけるかって話なんだよ。『ラーリオスの共同創作者』は終わった関係だし、『師匠と弟子ごっこ』も弟子の忘却技能の高さと認識機能の低さを扱いあぐねて教育失敗したし、向こうの求める『気心の知れた、何でも聞いてくれる友人』というのはこちらにメリットが全くないので却下だし(奴がこちらの要望を何でも受け入れるだけのキャパシティがないのは明らかだ)、そうなると俺と奴の要望がWinWinにまとまるのは、『ネガティブな奴の悪コメントを俺が叩き斬るごっこ遊び的なヒーローショー』という結論になる」

シロ「ええと、何というか、ボクにはとても想像のつかない思考の過程を垣間見せてもらったような気がします」

NOVA「俺だって、ここまでたどり着けるまで、随分と悩んださ。後は、こういう仮想戦術が実際に機能するかだが、来るなら来てみろ、悪の使者。燃える怒りの赤い色ってもんだ💢」

晶華「それって違うライダーになってるし」 

 

NOVA「ともあれ、奴は友だちが欲しい。それは分かる。問題は奴の考える友だち像が、奴だけに都合がいい、相手に相当の妥協と犠牲を求めるものだということだ。正直、奴の能力的に、奴が友だちに提供できるメリットはほぼないに等しい(と、俺には見える)。むしろ、いろいろな面で、奴の仕出かしてきたことは、この2年、俺にとって害悪ばかりだ」

晶華「特撮掲示板で、NOVAちゃんの大好きな幻徳さんの悪口を相当言ったり……」

NOVA「お前も結構、言ってたけどな」

晶華「だって、NOVAちゃんは幻徳さんに夢中で、私のことを気に掛けてくれなかったじゃない。娘としては寂しかったわよ」

NOVA「まあ、俺は奴の社交能力の低さと、世間知の欠如の背景を理解しているが、だからと言って、それを理由に奴の不始末を大目に見て許すつもりは一切ない。許されたと思うと歯止めが掛からずに付け上がる性質も持っているから、許せない。世の中は『理解された=許される』だけでなく、『理論的に相容れないと理解された=隔離される、敬して遠ざけられる、叩き出される』ことだって普通にあるわけで、『片方が付き合うのは無理、となれば、別れるのは当たり前。そこで諦めきれない奴がストーカー呼ばわりされる』というのも社会だ」

晶華「向こうは一方的に友だちと思い込んでいるけど、NOVAちゃんにとってはそうではない、ということ?」

NOVA「前回、友だちの一つの定義って、『志などを共にし、同等の相手として付き合っている人』と書いたんだが、つまり、人の好きな物の悪口をうかつに言ってしまった時点で『志の違い』を露骨にさらけ出してしまうことになるわけで、『何でも言い合えて許せる友達像』という奴の考えは、相当、自分に都合のいいフィクションでしかないのは明らかだ」

晶華「そんな友だちは成立しないの?」

NOVA「その場合、前提条件として価値観の共有がまずあって、その共有範囲の中で語り合うことが不文律というわけだ。例えば、特撮ファン同士の集いの場で特撮ヒーローの悪口を言ってしまう奴は、空気が読めないだけでなく異物となる。場の不文律や相手の価値観の見極めもろくにできていない状況で、何でもうかつに口にしてしまうと、あっという間に空気を悪くしてしまう。友達だからこそ、言ってはいけないことの見極めを大事にしないといけないわけだし、こんなバカなことを言う奴とは友達を続けることは不可能……と何でこんな当たり前のことを言う羽目になったかは……」

シロ「友だち経験の少ないボクたちみたいな人に向けてってことですね」

NOVA「とりあえず、俺が考える友だち関係の維持の仕方を挙げておくと、まず、大人にとっての友だちって、必ず何かの目的を伴うと言っていい。それぞれ仕事もある、生活もある、他人には触れ回って欲しくないプライベート空間だってある。そこをしつこく好奇心本位で嗅ぎ回ってくるようなマネをされると、俺みたいな開放的な人間でも嫌気が走る。とりわけ、俺は『理由のないベタベタした人付き合い』を毛嫌いする性質だからな」

晶華「この人とは、こういう理由で付き合っているという関係性を大事にしているわけね」

NOVA「特定個人への愚痴と説教だけで記事を終えるわけにもいかないが、この20年の間で俺が一番長く大事に考えている社交の場は、自分の管理している特撮掲示板だな。あそこの常連さんは、スーパーヒーロータイムの毎週の感想書き込みを定例的にこなしていて、ほぼそれだけでコンスタントな関係性を維持できている。このコンスタントに安定したってのが、俺にとっても大変居心地いいわけで、あそこを継続維持できていることが、俺自身のアイデンティティにもなっているわけだ」

シロ「人の集まる場所と、集まってくれる人と、そして安定して出される話題ネタとなる番組ですね」

NOVA「関わりすぎず、それでも時折はリアクションしたりして、程よい距離感を保てていると思う。それでいて、各人の書き込み芸風がそれぞれの人徳、人格を表現していて、自分的には味わいあると思えるわけで」

晶華「一度、私もスペシャルゲスト的に遊びに行こうと思ったけど、やっぱりやめた。場違いだもんね」

NOVA「特撮掲示板の客人は、『特撮をテーマに見解を語り合う』を目的に集っているわけだ。こういう単機能なところが、余計なプライバシーには口を差し挟まない関係で、細く長くの関係になっているんじゃないかなあ」

晶華「ニチアサがなくなったらどうなるんだろう?」

NOVA「放送時間の変更や、今回のコロナ禍でどうなるかという心配もしたけど、状況の変化に応じても、個々人が節度と作品愛をもって語れている関係は維持していきたいなあ。なくなったら寂しいし」

晶華「番組がなくなったり、人がいなくなったり、NOVAちゃんが管理不可能になったりすれば、消滅の危機って奴よね」

NOVA「まあ、最後の可能性が一番低いと思っているが、こればかりは何とも言えない。だけどまあ、その時はその時の話だ。ヒーロー好きなみんなの社交の場という役割をめでたく終了したと考えればいいし、名残惜しければ、また知恵を出して後をどうすればいいか、みんなの意見や要望も確認して判断する。何にせよ、俺一人で保っている場ではないので、そこは場を愛してくれる参加者の気持ちも大事にしながら末長く管理運営はしたいという気持ちに嘘偽りはない」

シロ「噂によると、この手の個人運営の掲示板は、まとめサイトやブログ、ツイッターに置き換わって、業者の方がいろいろ撤退しているのが現状のようですね」

NOVA「そこも心配のタネの一つだな。じっさい、他の2つ(SFメカロボ・スパロボ関連の青と、管理人あいさつ&映画感想用の緑)は業者撤退して移行することになったし。とりわけ、今回のコロナ禍で経営困難になった企業も数多いと聞くし、いろいろ不確定要素の多い世の中だ。まあ、鴨長明さんの有名な『ゆく河の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし』を実感しながら、その中で今あるものを大事にしたいとは思う」

 

他の居場所

 

NOVA「さて、ここで話をしめくくってもいいんだけど、友だち付き合いについて、あれこれ考えたこの機に、もう一つの居場所についても思うところを書き残しておくか」

晶華「もう一つの居場所?」

NOVA「おう、平成ライダー1号のクウガ曰く『みんなの笑顔を守りたい』に次いで、2号のアギト曰く『みんなの居場所を守りたい』。この言葉は、放送当時にはあまり実感できなかったけど、今は心に染みる言葉だと考えている。自分が経験の中で育んできた想いとシンクロできるようになったからなんだけど、たまにはゲームマスター以外にプレイヤーをやりたいのと同様、管理人以外の客人として遊びに行きたい、誰かに自分の居場所を運営して欲しいと思うこともあったんだよ」

晶華「自分が受け入れる場所じゃなくて、自分を受け入れてくれる場所ね」

NOVA「自分の居場所は自分で作る、DIY精神で拙いなりにコツコツ頑張ってきた俺は、もちろん他の人の掲示板に遊びに行ったりもしてきたんだが、他の場所って自分が書き込み参加しなくてもROMってるだけで楽しい。まあ、そこの管理人さんの趣味に共感した時なんかに、応援しているよぐらいな挨拶とかを書き込んで、その後は書くことがあれば書かせていただく的に、付かず離れずの関係性で、でも長くは続かなかったな、と思う」

晶華「どうして?」

NOVA「自分はあれこれ、いろいろ書きたいし、自制しても書いてしまう。出しゃばり過ぎを抑えられなくなって、溢れ出すこの想いは、相当量は自分の中で処理しないと、先方に失礼だと考えるからだな。結局、他所に行くには、俺の欲しい情報を求めるときぐらいで、そして、わざわざ直接質問しなくても、たいていの情報はネットを探せば出てくるからな。つまらない質問に、人の時間と気持ちを浪費させるには及ばない、と考えている」

シロ「新星さまは、質問したりされたりの関係がお嫌いなんですか?」

NOVA「いや、嫌いどころか、それが仕事だよ。だからこそ、趣味の場ではそういう関係以外のコミュニケーションがしたいわけだ。で、ラーリオス企画の際に、俺に助け船を出してくれたのがK.Kさんで、彼がいなければ企画そのものが長続きしなかったし、原案者がさっさと逃げ出した企画をどうしようか、と一緒に考えてくれたのもK.Kさんだ。こっちが作品を書くのに専念している間、いろいろ事務管理を引き受けてくれて、こちらとしては『ラーリオス企画の頼れるバディ』は原案者じゃなくて、K.Kさんだったと断言する。まあ、当時の俺に示せなかった原案者に対する厳しさも示していたし、彼が引き締めてくれてなかったら、俺の方がさっさとキレてしまっていたと思う。俺の代わりに、鞭役を務めてくれたとも認識している」

晶華「NOVAちゃんは、K.Kさんのことを好きなの?」

NOVA「わざわざ聞くなよ。ラーリオス企画最大の成果だったと思っているし、この10年少しの付き合いを経ても、信用できる大人の友人、仲間と考えている。あんまり、こういうのをはっきり述べるのも気恥ずかしいんだが、先日、彼の掲示板で平成ライダーにおけるバディ関係』という書き込みをした。結論は、いいバディ関係がいいドラマを作る。そういうバディ関係の描かれた作品が好きだ、というものだ」

晶華「これはつまり……?」

NOVA「バディ関係について、いっしょに考えられる間柄というのは、いいバディだと言えないかね」

晶華「なるほど。NOVAちゃんはK.Kさんと親密な交友関係を紡いでいるってことね」

NOVA「そりゃ、週に3回も特撮話をしに行って快く受け入れてもらえる場所って、そうそうないもんなあ。最初は牙狼から始まって、時たま、お前の好きな絵師のたささんの提供してくれたガンダム系などのネタも加わったりして、ラーリオス企画の後の創作鑑賞話を作品感想中心にコンスタントに続けている。そう、このコンスタントに定着した『テーマを決めた付き合い』ってのがいいんだよ。しっかり足元を固めて、安定した感じ。そこに行けば、いつでも会える感じとか、『直接質問するんじゃなくて、まず自分で考察してみせて、足りないところを補い合えるキャッチボール』とか、わざわざ聞かなくても、相手の発言からきちんと意図を汲みとろうとする姿勢とか、予想や情報が間違えていたときにはきちんと頭を下げて修正する作法とか、ああ、振る舞い方を分かっているなあ、と感じさせてくれる」

シロ「それは通じ合っている、と実感できる態度ですね」

NOVA「向こうが牙狼から平成ライダーに手を出したのは、ドライブの頃だったかな。その前の鎧武を再放送で見ている的なことも書いていて、こっちは、おお、キタコレーと思ったよ。うちの特撮掲示板で書くのかなあ、と思った時期もあったけど、すでに出来上がっている場に素人の自分が書き込むのは気が引けるということも言っていたので、まあ、こっちは彼の感想にフォローを入れるつもりで、ちょうどいい話題かと思いながら、特撮掲示板とは異なる内容を(おそらくそれがニーズだと信じて)書き続けた。やっぱり話す人や場所が違うと、フィードバックされて違う意見も出しやすくなるし、平成ライダー素人だった人がゴースト、エグゼイド、ビルド、ジオウと経ているうちに、いろいろ分かってくる過程を見るのは、非常に楽しく喜ばしいわけだ」

晶華「なるほど、きちんと段取りを追って確実に学びゆく姿、成長する人って、NOVAちゃんのツボだものね」

NOVA「最初は、ただのレス程度のつもりだったんだけど、YouTubeでキバ、オーズ辺りから無料配信を見始めて、最近、ディケイド、フォーゼを見終わった。それぞれの作品の俺なりの見るべきポイントを触れながら、俺も昔を懐かしみつつ楽しんで見ていて、ディケイドが終わった後は、よっしゃークウガに巻き戻るという噂を聞いて喜んでいたら、なぜかまたディケイドだった(苦笑)というのが最近の話ネタ」

シロ「ディケイドが終わったら、またディケイド……って、どういうことですか?」

NOVA「こういうことだ」

www.toei.co.jp

晶華「へえ、ウィザードもやるんだ」

NOVA「時空魔術師の俺としては、この作品も決して嫌いじゃないし、『白の魔術師』について語るとネタバレになってしまうしな。まあ、娘というキーワードとか、2号ライダーがネコ科の獣モチーフとか、我々の今の物語に通じる要素もあるわけで」

晶華「ああ、私が『白の魔術師』の娘で……」

シロ「ボクがビーストで……」

NOVA「別に狙ったとか、意識したってわけじゃないんだけどな。まあ、放送当時は自分に通じる『白の魔術師』というキャラに感情移入というか、妙な親近感とか、意識せざるを得なかったが、まさか、ああいう展開になってしまうとは……とか、俺はどう受け止めたらいいんだ〜とか悶えながら、メデューサたん萌え〜とか思ってた7〜8年前」

晶華「やっぱり、人間じゃないファントムに萌えるんだ」

NOVA「他に、この作品にはコヨミ萌え〜というファンも多くて、番組終了後の冬映画は悪堕ちコヨミと晴人のラブ映画になったりして、まあ、これはこれでハッピーエンドかと思えば、その後の小説で、晴人は凛子ちゃんともラブ関係になって、コヨミファンのハッピーエンドを上書きされて何だかなあ、というのが俺意見」

晶華「凛子ちゃんは良くないの?」

NOVA「第一話でファントムに乗っ取られた悪堕ち凛子ちゃんという展開も2次創作的には好みなんだけど、公式にはただの人なのが残念なんだよ。せめて晴人にもらった指輪を外すと、ファントムの魂が目覚めて、悪堕ち暴走の危険を感じつつ、ちょっとした魔法が使えるようになって、晴人を支援するような展開になっていたら、俺は凛子ちゃんに転んでいたかもしれない。まあ、夏の劇場版で異世界に行って、魔法を使う凛子ちゃんが描かれただけマシと思わざるを得ないところが、彼女の物足りないところか」

 

晶華「ところでウィザードの前番組はフォーゼよね」

NOVA「ああ、そうだ」

晶華「もしかして、今回のテーマが『友だち』なのも、フォーゼの最終回まで見た影響?」

NOVA「よく気付いたな。そう、フォーゼを見た後だと、『自分にとってのダチとは何か』について考えたくなるわけで。他にも、前回の牙狼VRのサブタイトルが『Friend』だったりして、ホラー化した親友を殺せるか、という流れで、主人公はヘタれるんだけど、俺はそこに全然共感できなくて、『親友だったら、殺してくれという最後の願いをどうして聞いてやれなかったんだ』と突きつける副主人公に感情移入したんだ」

シロ「そういうキャラに感情移入したということは?」

NOVA「悪堕ちして暴走した者は親友でさえ始末を付けるのが、俺の憧れるヒーロー。ましてや、親友と呼ぶには俺の好きなものに共感の意志を示さず、悪口書いて、それでも許してもらえるなんて調子のいいことをほざいている愚か者を大目に見られる理屈はない。俺にとっては、趣味を介しない人間よりも趣味、あるいは趣味に登場するキャラクターの方が、大切だからな」

晶華「同じ趣味を楽しんでいる人たちは?」

NOVA「共感できる友だち候補だ。そこから友だち認定するには、さらに乗り越えるハードルがいくつもあって、まあ、全てを通じ合わせようなんて大それた望みは抱いちゃいない。ただ、何かのテーマを通じて、同じ志を抱いている信頼できる相手と感じられたら、それは友と言っていいだろうなあ。そんな得難い友だちは大切にしたいわけだよ」

 (当記事 完)