Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

ロードス・リプレイの話

次元ドルイドの来訪

 

晶華「ふうん。子どもたちだけで留守番させるのを心配して、引退していたハイラスおじさんがわざわざやって来たわけね」

ハイラス「いや、別に引退していたわけではないが。大地母神のガイア様の命に従い、屋久島守護の任に就いていただけで」

晶華「それでGMできる?」

ハイラス「いや、ゲームマスターなどしたことないでござる」

晶華「だったら何しに来たのよ。コンパーニュではリナ老師とゲンブさんがマッスル太郎4部を始め、アステロイド監視所ではNOVAちゃんがパグマイアで『ワンデルヴァーの失われた鉱山』ゴールデンウィーク記念で始めたというのに、ここだけ何もなしよ。ハイラスおじさんが本場のドルイ道シナリオを披露してくれるのを期待したのに〜」

ハイラス「しかし、ドルイドの能力に『TRPGゲームマスター』なるものは含まれていないでござるからなあ」

晶華「そんな風に融通が利かず、遊び心のないキャラだから、せっかくアステロイド監視所でD&D話をするアシスタントとして誕生したのに、お役御免で屋久島に左遷されちゃったのよ。しばらく顔を見ない間に、TRPG技能でも身につけたかと思ったら」

ケイPマーク2『ミストレス晶華。そんなにTRPGをしたいのですか?』

晶華「そりゃあ、リナ老師やNOVAちゃんが他所で楽しくTRPGをしているなら、私だってプレイに参加したいわよ。KPちゃんだったら、ロードス島戦記RPGのマスタリングくらいできるんじゃない?」

ケイP『ぼくにはできないけど、杉浦GMのリプレイ新作なら公開されていますよ。これでも読んでみては?』

www.4gamer.net

晶華「え? ロードスの公式リプレイ? 読む読む〜♪」

 

ハイラス「やれやれ。これでGMを強要されなくて助かったでござるよ」

 

ロードスのネット公式リプレイ感想

 

晶華「わーい、今回のリプレイは、砂漠の王国フレイムを舞台に、カーラ様の陰謀と遭遇する話ね」

ハイラス「ロードスの話か。アレクラスト大陸の元・住人としては、大いに気になるゆえ、ここまでの流れを語ってくれないだろうか?」

晶華「仕方ないわね。ロードスファンを名乗るんだったら、自分で読むべきだと思うけど、特別にあらすじ紹介してあげるわ。このリプレイの主人公は、カノン出身の騎士フォーガ君ね。坊ちゃん騎士ということで、NOVAちゃんはボーグナインとかぶせて読んでるみたい」

ハイラス「カノンの騎士……ということは、暗黒の島マーモによって国が攻め滅ぼされる流れでござるか?」

晶華「うん、リプレイの2話の最後で、そういう話を聞いて、出先の商業都市ライデンから故国カノンに帰る途中ね」

ハイラス「まずは1話から順を追って話してくれないか?」

晶華「自分で読みなさいよ」

www.4gamer.net

ハイラス「そこを何とか」

晶華「仕方ないわね。フォーガ君のお供は3人なので、全部で4人パーティーね。ハーフエルフのチャ・ザ(商業神)司祭のアニスさん、ドワーフの盗賊ザグさん、エルフの魔術師モナクシアさん」

ハイラス「主役騎士以外は異種族だらけでござるな」

晶華「初心者向きのゲーム紹介リプレイの役割もあるので、キャラのヴァリエーションを狙っていると思うんだけど。とにかく、1話は騎士の3男坊とお供の3人が商業都市ライデンへ向かう途中で、事件に巻き込まれる話なの」

ハイラス「カノンの騎士がどうして遠方のライデンまでわざわざ向かうのでござるか?」

晶華「社会勉強のためよ。3男だから実家の領地の跡は継げないかもしれない。だから、叔父の商人のところで学んで来いと言われて旅立たされたって設定よ。ロードス各地を5話に渡って漫遊する流れになるみたい」

ハイラス「たったの5話でござるか」

晶華「それでも月一連載なので半年ぐらいは楽しめそうよ。シナリオ5回のショートキャンペーンだから、たった一シナリオを12話に分けたゴブスレ動画リプレイよりは、密度が濃いと思う」

ハイラス「そう言う晶華どのの参加したゴブスレ妄想リプレイも、1シナリオで6話を費やしたと思うが?」

晶華「失礼ね。2シナリオ目は、3.5話とか、3.75話とか、4.50話とか変なことをしたから、実質は1シナリオ9話分よ。密度も相当に濃いと思うわ。ただし、読む人は選ぶと思うけど」

ハイラス「話をロードスに戻して、1話めはライデンへ向かう旅の話でござるな」

晶華「途中でリザードマン(トカゲ人)に通行止めされて、交渉してみると、祭壇の洞窟を人間に荒らされて怒っているということなのね。その荒らした連中がマーモの密偵っぽくて、連中を倒してリザードマンの信頼を勝ち得て、ライデンへ無事に到着できたところで第1話終了と」

 

ハイラス「すると、2話の舞台はライデンでござるな」

晶華「当然そうなるわね。マーモの密偵の人間とダークエルフがライデンで暗躍しているので、そいつらのアジトを強襲して、手下のゴブリンやホブゴブリンなんかを倒す話よ」

ハイラス「そうまとめると、シンプルな話でござるな」

晶華「うん。だけど、バトル描写が丁寧なので、NOVAちゃんはお気に入りみたい」

 

ハイラス「そして、今回の第3話でござるな」

晶華「ハイラスおじさん、語尾が『ござるな』ばかりでワンパターン、芸がないわよ」

ハイラス「それは厳しい指摘でござるな。ならば、どうすればいいでござるか」

晶華「ドルイドだったら、語尾をドルとかイドにしたらどうかしら?」

ハイラス「そして、今回の第3話でごドルな」

晶華「ごドルって何よ。5ドルじゃないんだから」

ハイラス「まイド、お騒がせいたします次元ドルイドのハイラスどるん♪」

晶華「やっぱり訳が分からなくなりそうなので、ハイラスおじさんはいつもの通りでいいわ」

ハイラス「自分の芸風をバージョンアップするのは、いささか難しいでござるな」

晶華「とにかく第3話は話が大きく展開するわ。舞台もライデンから里帰りの途上で、砂漠の王国フレイムを通過するんだけど、その途中でワニと戦ったり、亡者(アンデッド)のワイトと遭遇してフォーガ坊ちゃんが1レベルをドレインされたり、カーラ様の仕込みで炎の部族の内乱に巻き込まれそうになったり。カシュー王も名前だけでも登場して、いかにもロードスの物語が進行中の裏話って感じで、原作を読んでいると面白い。読んでなくても読みたいと思うので、リプレイとしては上手いと感じさせる作品になってるわ」

ハイラス「随分と褒めているでござるな」

晶華「色物じゃなくて、初心者向きの堅実なリプレイとして、ロードスらしく料理しているって感じね。惜しむらくは、GMの個性があまり感じられなくて地味ってところだけど、その分はプレイヤーさんの個性がカバーしている感じ。堅実に裏方に回って、周りを盛り上げることのできるのも個性だと思えば、アクのない初心者向きリプレイとしての役目は十分果たしていると考えるわ。単行本化されたら、NOVAちゃんは喜んで買うわね」

ハイラス「しかし、残り2話の予定でござろう。果たして、どういう結末を迎えると晶華どのは考えるイド?」

晶華「無理矢理、語尾をひねり出したわね。この後は……そうねえ。今まではカノン→ライデン→フレイムと辿ってきた。これはロードス第1巻で、パーンさんの辿ってきたアラニア→帰らずの森→ヴァリス→モスとは異なるルートを辿って、小説を補完する流れなの。フレイムやライデンが舞台になるのは原作小説2巻以降だし、カノンに至ってはマーモに占拠されて長いから、クライマックスの決戦の地になって行く。

「すると、フォーガ君がこの後、故郷のカノンに帰り着くには、タイトル通り『はてしない家路』になりそうね。この後はフレイム→ヴァリスルートに行くなら、もしかするとパーンさんとニアミスするかもしれないし、ヴァリス軍に混じって対マーモ戦争に参加するクライマックスが考えられるわ。そしてファーン王とベルド王、またカシュー王の決戦を目撃する終わり方が王道だと思う。

「もう一つの可能性として、アラニアからカノンに入るルートを探索中に、レオナー王子の遊撃部隊に遭遇して、カノン解放軍に参入して『彼らの戦いは今後も続く』エンドもいいわね。裏ロードスという流れだと、メインのファーン王たちよりも、レオナー王子と遭遇する方が新鮮で面白いと思うし」

ハイラス「なるほど。晶華どのはロードスファンとして、しっかり先の展開を読みとってるでござるな」

晶華「うん。NOVAちゃん曰く、『何かの予想を語るには、短絡的に一つに絞るのではなく、最低でも表と裏の両面、できれば第3の可能性までは考察しておけ。自分の好みの展開と、そうでないけど有り得る展開、そして、どんでん返しやら作者の唐突な思いつきの可能性まで想定した上で、こうなって欲しい、と自分の願望を語る。決して、自分の願望を予想と混同するな』だそうよ」

ハイラス「では、第3の可能性はどうなると思うでござるか?」

晶華「決して願望じゃないけど……コロナ禍の影響でリプレイが書けずに中断しちゃうこと。オンラインでプレイしているならともかく、GMの終電がどうこうとリプレイで書かれてある以上は、SNE本社でプレイしていると思うので、現状ではプレイ困難なのよね。さあ、この状態で6月分は掲載されるのかしら。もしも延期ということになっても、私はロードスリプレイを気長に応援し続けます」

ハイラス「うむ。気にかけながら、しっかり追跡を続ける。それこそファンのあるべき姿でござるな」

(当記事 完)