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NOVA「前回はミニ記事連打で記事数を稼ぐというアコギ作戦が、思わぬ過去からの影に苛まれて、無意味に長文化してしまった感じだ」
晶華「そのためのエネルギーを別の話に費やせば、軽く5つぐらい記事を書けるんじゃない?」
NOVA「で、話は前回のスタートに戻る」
晶華「そこまで戻るわけ?」
NOVA「そう。話はアコギなんだが、こいつは元々『阿漕ヶ浦』って地名なんだ。三重県津市の東海岸で、伊勢神宮に供える魚を獲るために、殺生禁断とされた漁場らしい」
晶華「それがどうして『汚いやり方で儲けようとする腹黒い様子』って意味になっちゃうわけ? 伊勢神宮に恨みでもあるのかしら」
NOVA「『禁断の漁場で密漁して、たびたびボロ儲けしようとする漁師』がいたって話から、『自分が得をするためには、禁じられたことも平気で侵す』『しつこくて図々しい』『義理人情に欠けあくどい』ということを指すようになったそうだ」
晶華「あ、じゃあ、NOVAちゃんのやり方はアコギじゃないわね。基本的にルールは尊重するし、しつこくはあるけど図々しくはないし、義理人情は……どうなの?」
NOVA「そこで、俺、いや、わしに返すか? 義理人情ねえ。どちらかと言えば、人情よりは義理を優先するかなあ」
晶華「え? 人情キャラじゃないの?」
NOVA「義理は社会的な約束事。人情は思いやりとか人としての情愛・情欲なんだが、わしは思いやりをあまり行動原理にはしておらん。おまけに人間相手には愛情を感じる気持ちが薄い。わしの情は、人ではない物の怪の類に寄せられる故、人外情、あるいは怪情と言ったところか」
晶華「つまり、NOVAちゃんは義理怪情な男ってこと?」
NOVA「どちらかと言うと、頭が固いから、義理堅いというのは認めるが、優しいというのはどうかな。わしが優しくなるのは、その方が得だったり面白いと判断する場合であって、約束したことは守るし、約束をむやみに破ったり、無頓着な人間に対しては、冷淡だったりする。だから、自分で約束したことを果たせない状況では、非常にストレスが溜まるし、口先だけで実の伴わない輩は軽蔑する。嘘つき、ペテン師、ルール違反などはもってのほかだ」
晶華「じゃあ、NOVAちゃんと付き合うのは疲れそうね」
NOVA「お前はどうなんだ?」
晶華「私は、ルールってよく分からないなあ。NOVAちゃんがやっていいって言ったことはするし、やるなと言ったことはしない」
NOVA「その辺は、精霊少女なんだな。良いも悪いも契約主次第ってことか」
晶華「だからNOVAちゃんが悪堕ちしたら、喜んで悪堕ちするからね」
NOVA「そんなこと喜ぶな!」
49という数字
NOVA「さて、ようやく本題だ。なお、ここまでで1133文字」
晶華「前回と合わせて14000字を超えたわね。本題に入るのに、14000字、400字詰め原稿用紙換算で35枚も費やす記事なんて、前置きが長すぎる!と批判されても文句は言えないわ」
NOVA「まったくだ。わしが編集長なら、前回の記事はボツと丸めてゴミ箱にポイッと捨てる。こんな中身のない記事を読んで、読者が喜ぶと思っておるのかって」
晶華「そして、ゴミ箱にポイッと捨てられた記事の怨念から、悪霊が生まれて、花粉症ガールの敵となるわけね」
NOVA「何だか、俺、いや、わしが悪霊を生み出しているみたいではないか」
晶華「実は、花粉症ガールの親である一方、悪霊の親だったりするのかもしれないわね。そんな歩く悪霊製造器であるNOVAちゃんには、くらえ、花粉症バスター!」
NOVA「ぐおっ。久しぶりに花粉症バスターをまともにくらった(涙目)」
晶華「そろそろ、花粉症の呪いがNOVAちゃんを苦しめる頃ね。最近は新型コロナウィルスの話題ばかりだけど、大型新人コロナちゃんって萌えキャラになったりしないかしら」
NOVA「そのネタは、今はまだ不謹慎だ。半年後くらいに、感染が終息して、世間がコロナウィルスのことを忘れてしまった頃ならOKかもしれないが、病気ネタはタイミングが悪いと、世間の厳しい批判を招く。ブラックジョークにしても、現実に死者が出ている状況なら笑うに笑えん(涙目)」
晶華「だったら、思いきり病気ネタである今年のプリキュアはタイムリー過ぎて不謹慎扱いされても不思議じゃないわね」
NOVA「敵幹部の名前に、コロナってのが出なかったのは幸いだな(涙目)」
晶華「ところで、何でコロナウィルスって言うの? ウルトラマンコスモスさんのコロナモードとか、ウルトラマンゼロさんのストロングコロナって関係ないわよね」
NOVA「ウィルスの見た目が太陽コロナ☀️の形に似ているから、らしい(涙目)」
晶華「太陽サンサンにとっては、そんな名前を付けられて、いい迷惑よね」
NOVA「ちなみに、新型コロナと『わざわざ新型を付けて呼称される』のは今までもコロナウィルスは存在していたからだ。2003年から話題に上がっていたSARS(サーズ)の原因がコロナウィルスで、今回のは『SARSコロナV2』とも呼ばれているそうだ(涙目)」
晶華「え? 光の翼でも付いているの?」
NOVA「VはVictoryじゃなくて、Virusウィルスとかヴィールスの略な(涙目)」
晶華「つまり、今回のはSARS2号と考えてもいいわけね。花粉症ガール2号としては、負けていられないわ」
NOVA「何を対抗意識を燃やしているんだ、お前は(涙目)」
晶華「だって、今、世間の話題はコロナ一色よ。例年なら、『そろそろ花粉症の季節ですね』というのが定番な時期なのに、このままだとライバルに押されて、花粉症の商売あがったりだわ」
NOVA「だったら、粉杉晶華もバージョンアップして、コロナ杉とでも改名するか?(涙目)」
晶華「私をウィルスと一緒にしないで。花粉はウィルスじゃないんだから」
改めて49という数字
NOVA「シクシク。49について書こうと思ったら、コロナに邪魔されて、いつの間にか2438文字に達した俺、いや、わしがいる(涙目)」
晶華「Shiny NOVAに進化しても、寄り道癖は相変わらずのようね」
NOVA「ここでタイトルを変更して、『新型コロナウィルスの話』とでも付けて、さっきまでの話で(当記事 完)とでもすれば、一記事稼げるんだがな。それをしない、アコギじゃないわしがいる(涙目)」
晶華「何で、それをしないの?」
NOVA「うむ。今、世間では良くも悪くも新型コロナがホットワードなんだよ。タイトルにその名前を付けると、世間の関心を割と惹く。しかし、専門家でも何でもないわしの戯言記事が、何の役に立つ? 新型コロナに関する有益な情報を目当てにうちに来てくれた読者さんが『へえ、今のコロナはSARSコロナV2って言うのか。そいつはネタとして面白い』と創作意欲を刺激されるならともかく、もっと真面目に感染症対策の話を読みたい者にとってはゴミ記事以外の何物でもない。無駄に目立って、読者の期待を煽っておきながら中身のない記事というものが、アコギな商売と言うものよ(涙目)」
晶華「そういうやり方で世間の注目を浴びたいのが、流行に敏感な商売人ってものじゃないの?」
NOVA「理想は『1.名実ともに優れた記事』だな。読者受けするタイトルを付けつつ、中身の方も期待に恥じないエントリー。その反対は『4.タイトルも中身もつまらない記事』。誰も読まんだろう、こういうの(涙目)」
晶華「まあ、余程の物好きなら別だけどね。そして、掘り出し物がそこに隠れていたりする。どんなにつまらない中身でも、誰かの心にはグッと突き刺さる可能性だってあるわけで」
NOVA「無論だ。わしにとってはつまらない下手くそでも、それを面白いと感じる人間はいるかもしれんし、そう感じる人間の感性をわしは否定はせん。逆もまた然り。わしにとっては会心の出来となる記事であっても、響かない人間の心にはただ長いだけで、無駄な雑文と見なす向きもあろう(涙目)」
晶華「まあ、実際に寄り道だらけの雑文だと思うのよ。私にとっては、NOVAちゃんとのお喋りが楽しいけれど」
NOVA「そう言ってくれるのはお前だけ……と寂しいことは言わないぞ。わしの長文記事を楽しんでくれる客人は、世の中に3人はいるはず(涙目)」
晶華「3人って少な! たった3人だけ?」
NOVA「3人寄ればサンバルカンと言うではないか。力も夢も、そして勇気も、それだけ強くデッカくなるのだ。その気持ちの通じる3人に向けて、わしは今日も書く。ただ、それだけのことよ(涙目)」
1981サンバルカン前期ED Sun Vulcan Ending 1
晶華「で、飛ばした2と3は?」
NOVA「『2.名前は凄いけど、中身のない記事』と『3.名前は目立たないけど、中身は充実した記事』だな。どっちがいい?(涙目)」
晶華「マニア的には、3番の方がいいわね。世間では無名でも、自分だけが知っている良いものというものはマニア心をくすぐるわ。2番は逆で、世間では知られるようになるけど、実際に読んでガッカリって感じ? まあ、それでも軽い読み物としてサラッと読めて、中身がないので記憶に残らない一過性の代物ってところかしら」
NOVA「お前なら、どっちを選ぶ?(涙目)」
晶華「花粉症ガール2号としては、2番と言いたいところだけど、やっぱり3番を選ぶのが、マニアの王道と言ったところかしら」
NOVA「そう、その通り。さすがは晶華。太陽サンサンの名を持つ娘よ。父は感涙にむせび泣いておる(涙目)」
晶華「って、いつまで(涙目)って付けてるのよ。さっきの花粉症バスターの持続時間はとっくに過ぎているわよ」
NOVA「うむ。少々寝不足で疲れているのかもしれんな。記事書きに夢中で張り切りすぎたようだ。ウー、ゴホゴホ(涙目)」
晶華「ちょ、ちょっと、この時期の咳は怖いわよ」
NOVA「咳は? 石破……天驚けーん!」
晶華「はい。今のは『咳は』と『石破』をかけた、大変面白い……面白い? ええと、NOVAちゃん、これって面白いの?」
NOVA「そこで、疑問符を付けず、最後までヨイショしろよ。今年のニチアサ相方は、ヨイショ芸が光るキャラが人気なんだからよ。プリキュアしかり、ゼロワンしかり、キラメイジャーしかり、相方をヨイショして盛り立てるマスコットキャラがツボなんだ。そう、人を持ち上げ、元気を与え、自らも元気に振る舞う癒し系キャラが時代の求めるもの。ヒーリングで、善意で、キラッとカラッとしたサポーターが時代のツボだ」
晶華「その逆は、ビョーゲンズで、悪意で、光らず澱んだ濁りってわけね」
NOVA「そう、時空魔術師Shiny NOVAはそんな悪霊に対し、義理と善意の言霊パワーで今日も戦うんだ」
晶華「気合いを入れたら、涙目、吹っ飛んだみたいね」
(当記事 完)