3月27日なので
晶華「わ〜い、今日は私の誕生日だよ〜♪」
NOVA「おお、おめでとう」
晶華「今年はNOVAちゃんもいっしょなんだよね」
NOVA「プレゼントは用意してないけどな」
晶華「何でよ。プレゼントぐらい用意してよ〜」
NOVA「だったら、塾教師らしいプレゼントだ」
晶華「何よ、これ?」
NOVA「2020年度から、小学5年生で英語を正式な教科として習い始めるようになる。よって、塾もそれに対応するようにしないといけないわけだ。新年度は小学生の教科書も変わるので教える方も勉強しないとな。そして、来年は中学生の教科書も変わる。それに応じて、いろいろ教材の準備もしないといけない時期なんだよ。だから、お前も勉強しろ」
晶華「大丈夫。TRPGやってれば、いろいろ英語は身につくし。強さがstrengthで、戦士がfighterで、サイコロがdiceってのは常識なんだから」
NOVA「違うぞ。diceは複数形なので、サイコロ1個はa dieと表す」
晶華「え? dieだったら『死ぬ』って意味よね」
NOVA「そう。つまり、ダイスとは死を呼ぶ乱数発生装置の意味でもあるんだ。試しに今から2d6を振ってみよう。(コロコロ)🎲🎲」
晶華「あ、ピンゾロ。36分の1は約3%」
NOVA「はは、こうしてNOVAは致死率3%のウィルスでdieしてしまうのであった」
(当ブログ完)
まだだ、まだ終わらんよ
晶華「ふえ〜ん、NOVAちゃんが死んじゃった。せっかく、私の誕生日なのに」
NOVA「いや、人間はそう簡単に死なないのさ」
晶華「え? 何で生きてるのよ?」
NOVA「生きてちゃダメなのか? 人間には『運命変転』っていう種族特徴があるんだよ。1日1回、ダイス目を引っくり返して、1ゾロを6ゾロにできる。つまり、ソード・ワールド2.5のルールに従うかぎり、1ゾロは1日1回なら恐るるに足りずってところだ」
晶華「何だ、だったらコロナウィルスも恐るるに足りずってことね」
NOVA「いやいや、このリアル世界はラクシアのルールで動いているわけじゃないからな。とにかく、最近はクラスターとかロックダウンとかオーバーシュートとか、専門用語に見せかけて、厳密には誤用してそうな和製英語も飛び交っていると聞く。政治家が格好つけて英語の用語を出したら、言葉がイメージだけで一人歩きして、専門家が誤用を修正しているようなツイッターをよく見かけるわけで」
晶華「クラスターって何?」
NOVA「これだ」
晶華「何だ。ガンダムの名前か」
NOVA「うむ。別名F90サード、あるいはF90Yとも呼ばれ……って、ガンダムネタはさておき、本来のクラスター(cluster)の意味は『集団』『群れ』というらしい。また、『収束』という意味もあって、『一つの爆弾の中に小型爆弾をたくさん詰め込んだクラスター爆弾』なんてのもある。ただ、疫病の伝達者となる感染者集団(disease cluster)をクラスターと省略して呼ぶことによって、言葉に悪いイメージを与えたりもしているよなあ。本来、クラスターという言葉は、悪いイメージは全くないというか、テクノロジー用語や宇宙関係の専門用語で普通に使っているのに(星団star clusterや銀河団cluster of galaxiesなど)、風評被害の原因になり兼ねない状況には苦言を呈したいわけだ」
晶華「って、私の誕生日なのに、何でこんな頭の痛くなるような話をしているわけ?」
NOVA「全ては、娘に勉強して欲しいという親心なのさ。この時期、俺の頭も勉強を教えることでいっぱいだし」
晶華「うわ、3月27日が誕生日って、最悪な設定かもしれない。NOVAちゃんが春期講習で忙しい時期だから、ろくに祝ってくれない感じだし。せめて2週間遅らせたら良かったかも」
NOVA「本当だよ、全く。仕事疲れの頭で、娘の誕生日を祝う記事を書かないといけない俺の苦労も知ってくれ」
晶華「そんなの私が知るか。娘の誕生日に愚痴ってるんじゃないわよ。そんなのちっともハッピーじゃない」
NOVA「まあ、そうだな。そういう時は、シャイニィなケーキでも食べようぜ。素晴らしいパティシエも常駐しているんだし」
シロ「そんなわけで、用意したトライ・スキャット製のバースデーケーキとお菓子だニャン」
晶華「おお、ネコのスイーツはいいかも。だったら私もネコ耳ファッションを久々に披露したくなったわ。KPちゃん、コスチュームチェンジに付き合って」
ケイP『ああ、前にやった魔法少女風のあれだな。おらには正直、恥ずかしい格好だが、今日ばかりは誕生日記念ってことで、気合いを入れてみるか!』
晶華「う〜ん、ここぞというところで、おめかしするとハッピーな気分になれるわね」
NOVA「機嫌を直してくれて助かったぜ」
そして、もう一人
謎の声「たっだいま〜♪」
シロ「何? その声は、まさか?」
晶華「え、もしかして?」
ケイP『ひょっとすると?』
リトル「聞いたことのある声ですぅ」
NOVA「まさかと思うが、一応、聞いておこう。何者だ?」
謎の声「時空の力を想いに変えて、照らせ平和のSHT(スーパーハッピータイム)! 花粉SHOWガール、ショーカ・エヴァーグリーン、ここに見参。スギ花粉の力で涙目なんてサヨナラね。ハロー、ハッピースマイルン♪」
晶華「やっぱり、お姉ちゃん。だけど、どうしてここに?」
翔花「だって誕生日だもん。バースデイパワーの奇跡って奴よ。あっ、ケーキも用意されている。わーい、早速いただきま〜す」
NOVA「ちょっと待て。帰ってきた娘にこれだけは言っておかなければならない」
翔花「何よ、NOVAちゃん?」
NOVA「外から帰ってきたら、手洗い、うがいは忘れるな。これだけ新型コロナウィルスが流行しているんだ。用心して掛からないとな」
翔花「ええ? 新型コロナウィルスって何それ? 私、聞いてないし。手洗い、うがいなんて必要ないわよ。私は花粉症ガール、ウィルスなんて怖くない」
NOVA「お前、自分だけは大丈夫だって安易に考えるなよ。そういう油断が感染を拡大させる元凶なんだぞ。自分は症状が出てないからって、気づかないところで保菌者になっていることだってあるんだ。たとえ、花粉症ガールでも外から帰ってきたら、必ず手洗いやうがいをするように。ニチアサのスーパーヒーロータイムと、ウルトラマンを愛する者として、映画の公開延期を残念がっている者として、俺には手洗いとうがいを徹底させる使命と義務と情熱がある」
翔花「何を言っているのか、ちっとも分からないんですけど。ハッ、もしかして、あなた、NOVAちゃんじゃないわね。NOVAちゃんのフリをした悪霊ノヴァストラダマスに違いないわ。私の目はごまかせないんだから!」
NOVA「つまり、お前の目は節穴ということだな、翔花よ」
翔花「いいえ、私は騙されないわ。その昔、ロンダルキアの洞窟を抜けて、数々の恐るべき魔物を倒して、ついに到達したラスボスの城。しかし、中に入ると、そこは懐かしの我が家、ローレシアのお城だった。それと同じようなことが、今、起こっていると見た。そう、ここは懐かしの我が家『White NOVAのNEOスーパー空想(妄想)タイム』じゃない。ルビスの守りはないけれど、私には大地母神ガイアの加護がついている。正体を現しなさい、偽者よ」
NOVA「ククク、よくぞ見破った。ここは、もはやWhite NOVAの塔じゃない。令和初の誕生日を迎えたわし『Shiny NOVAのNEOスーパー空想(妄想)タイム』になったのだ。コロナウィルスの脅威も知らない時代遅れの娘には、到底分かるまいがな」
翔花「そんな。私の父親であるWhite NOVAは、Shiny NOVAに乗っ取られたって言うの?」
NOVA「そうではない。White NOVAはShiny NOVAに覚醒進化したのだ」
翔花「覚醒進化ですって? つまり、地球外生命体エボルトに肉体を乗っ取られたってことね。おのれ、ブラッド族。だったら、私は火星の王妃ベルナージュの力を借りるわ」
【序盤は飛ばしてみてください】 仮面ライダービルド ベルナージュまとめ
NOVA「何で、俺がエボルトで、お前がベルナージュなんだよ? 今さら、仮面ライダービルドごっこをしてるんじゃないぞ」
翔花「仮面ライダービルドをバカにするなんて、NOVAちゃんらしくない。やっぱり偽者としか考えられないわ」
NOVA「別にビルドをバカにしているわけじゃない。しかし、時代は平成じゃなくて令和のゼロワンなんだ。さらに、ウルトラマンもゼロの弟子Zが登場するそうだ。いつまでも旧態依然のまま、情報をアップデートしないとダメだろうが。だから、4月1日発売の宇宙船誌が今から楽しみだぜ」
晶華「え、何? ゼロさんが舎弟だけじゃなくて、とうとう正式な弟子をとるの? もしかして、ビヨンド学園で教師面をしているのも、弟子育成のための予行演習ってことかしら」
翔花「何よ、ビヨンド学園って。そんなの私、聞いてない」
NOVA「ビヨンド学園も、Shiny NOVAも知らないなんて、何て迂闊な奴なんだ。お前は時代遅れの絶滅危惧種呼ばわりされても文句を言えないぞ」
翔花「NOVAちゃんの偽者は黙ってて。アキちゃん、ビヨンド学園について、私に教えてよ」
晶華「だったら、これを見て」
Ultraman Chronicle Zero & Geed Opening
翔花「ええと、ウルトラマンゼロさんが80さんを見習って、ジードのリク君相手に先生ごっこをしているってこと?」
NOVA「ごっこというか、本人は本気で教師をやってるつもりみたいだけどな。それにしても、サラリーマンゼロをやったり、教師ゼロをやったりした挙句、とうとうゼロ兄貴からゼロ師匠に昇格とはな」
翔花「偽者は黙っていて」
NOVA「偽者じゃねえ。それよりも早く手洗いとうがいをしろよ。そうじゃないと、誕生日ケーキを食べる資格はない」
翔花「何よ、手洗いとうがいってしつこいんだから」
NOVA「だったら、俺じゃない人にも言ってもらうぞ」
Various Gokai Cellular Sound いろいろなゴーカイセルラーサウンド
翔花「ゴーカイセルラーは人じゃないわ」
NOVA「声優の関智一さんは人だろうが。ドモン・カッシュさんや、グレンファイヤーさんや、骨川スネ夫君に言われていると思えばいい」
翔花「その人たちが、小まめに手洗いやうがいをしているとは思えないんですけど」
NOVA「いや、ドモンやグレンファイヤーはともかく、スネ夫君は手洗いぐらいするんじゃないか。それに配役はともかく、声優さんは声が命だからうがいをマメにしていると思うがな」
翔花「とにかく、Whiteじゃない偽者NOVAちゃんには言われたくないわ」
NOVA「シクシク。どうしたら、俺が偽者じゃない本物のNOVAだって信じてもらえるんだ?」
シロ「とにかく、翔花、帰ってきたのは嬉しいが、ケーキを食べる前に手洗いとうがいはしないとダメだ。パティシエとしてお願いする」
翔花「う、シロちゃんの言うことなら仕方ないわね。分かった、手洗いとうがいをしたら、誕生日ケーキを食べられる。だったら、頑張って手洗いとうがいという試練を乗り越えてみせるわ」
NOVA「手洗いとうがいが試練かよ」
翔花「偽者は黙っていて」
NOVA「シクシク」
こうして、誕生日の日に、失踪していた花粉症ガール、粉杉翔花が唐突に帰ってきた。
しかし、White改めShiny NOVAは偽者だと誤解されたままである。
果たして、誤解が解けるのはいつの日か?
そして、新型コロナウィルスの魔の手から世界が解放されるのはいつの日か?
プリキュアが≪今日の世界≫にとじこめられちゃった!?『映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日』予告編
映画が延期になったせいで、いろいろな時間が止まっているように感じるなあ(苦笑)
(当記事 完)