Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

大魔神カノン13話「囮怨」感想

 イパダダ関連の話が進展。
 また、ブジンサマの過去話も展開。
 カノンちゃんは、タイヘイと絡まずに、新キャラの若松さんと交流。
 簡単にまとめると、以上ですね。

人の世界に裏切られ(ブジンサマ編)

 ジュウゾウ爺さんの昔話の形で、「ブジンサマの活躍と悲劇」が示されます。
 それによると、「人の愛から生まれた元祖オンバケのブジンサマ」は、その昔、人間たちと楽しく暮らしていたそうな。しかし、「人の恨みから生まれたイパダダ」が各地で出現して、人々を苦しめ始めた。
 巨大に成長したイパダダに対して、ブジンサマは調伏のために戦い続ける。


 しかし、ある日、北と南でイパダダが同時に出現。
 南のイパダダを倒したブジンサマは、そのまま北に駆けつけたものの、北の人々は「遅れてやって来たブジンサマに恨み言をぶつける」始末。


 今ごろやって来て、遅いんだよ!
 何しに来やがった、帰りやがれ!
 何も守れてねえじゃねえか!


 こんな感じの罵り声を浴びせられたブジンサマは、その場のイパダダだけ退治したあとで、「何でこんな恩知らずの人間のために苦労しないといけないんだ」とすねちゃって、深い眠りに就いた次第。
 いや、一部脚色した。劇中では、「人々の愛情を失って、心が砕けてしまった」と言ってましたが、まあ、どっちにしろ、今のブジンサマは、一時期のカノンみたいに引きこもり状態になったわけですね。


 で、引きこもったブジンサマの眠りを覚まさせるには、愛情のこもった歌が必要。歌姫の系譜はいろいろと途絶え、まあ、その数少ない系譜がカノンちゃんのところと。

イパダダ覚醒

 前回の死闘の末に、動きを封じられたイパダダ。
 で、封印の儀式が展開されるわけですな。
 タイヘイやイケチヨ姐さん、それとサワモリさん、ハシタカさん、トモスケの5人で密教的なお経(オン・アビラウンケン・ソワカとかいうの)を唱えたりするわけですが、何とか依代の身から追い払ったものの、封印からは逃れたイパダダは、霊体のまま解放されて、逃げ去ります。
 そして、ラストで、タクシー運転手に憑依して、暴走開始して、つづく。


 特撮アクション物としては、イパダダが暴れてくれないと始まりませんので、今後、イパダダの動きが活性化することを期待したいと思います。

カノンちゃんと若松さん

 タイヘイたちがイパダダ封印で忙しいので、カノンちゃんは知り合った若松さんと交流します。
 で、「オンバケを知ることになった人間」として、また同じ「大学生」ということもあって、互いに共感できる間柄みたいなのですが、実は……という話で、裏切り発生なんてことにはなりませんよね、たぶん。
 若松さんが突然、「フハハハ、イパダダを影で操っていたのは、このワシよ」とか言い放って、次元声のフクマツさんが「本当はこんなことはしたくないんだがな。オンバケの中にも人を裏切る者がいる」とか言って、敵対する。で、話がクライマックスに入ると、「敵をだますにはまず味方から」というセリフと共に、表返ったりする意外な(でも王道ベタベタな)展開なら、自分は拍手します(笑)。


 でも、まあ、実際は、「人は信用できないこともあるけど、今でもオンバケを生み出すこともあるんだから、そういう良い面は信用してもいいんじゃないかな」と当たり障りのないことを、カノンちゃんに言うだけ。
 まあ、何というか、五代雄介や、ヒビキさんみたいな綺麗言を語るキャラクターになるのかな、若松さんって。意外と、カノンにそういうキャラっていなかったですしね。本来、タイヘイがそういう役どころだったはずなんだけど、田舎者的な世間知らずっぽさばかりが前面に出てましたから。
 やっぱ、人間の立場で、説教できるキャラが、物語には必要なのかな、とも。