Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

大怪獣バトル感想(5話)

 野良怪獣を倒す話から、いよいよレイオニクス同士の駆け引きが楽しめる話に切り替わりました。

第5話「ベラルゴシティの罠」

 この回は、レイとペンドラゴン・クルーの間に生まれた絆を描くとともに、そこに一石を投じるべく、謎の女アズサ・マキが暗躍する回です。
 アズサは、後にレイの姉ケイトであることが発覚するのですが、この回は「怪獣を操る謎の女」であると共に、ペンドラゴン・クルーに対しては、「怪獣襲撃から生き残った被害者」であるかのように振舞い、物語ラストで、「レイが怪獣を操って、都市を破壊した」と訴えて、せっかく生まれた絆を揺さぶる性悪女ぶりを披露。
 ちょっと、ビラ星人の傀儡となったユシマ博士によって、宇宙人のスパイ嫌疑をかけられたダン(ウルトラセブン)を思い出しましたが、本作の場合は、レイが記憶喪失であり、自分が何者か、自分が何をしてきたのかも分からないため、誤解を解くのに手間取りそうな感じで、よりハラハラした展開に。

怪獣バトル

 今回は、ストーリーの転機でもあるためか、怪獣描写にも力が入っています。
 まず、冒頭からサドラの群れが闊歩しており、惑星ボリスが怪獣無法地帯になっている異様さが強調されます。これまでの回でも、「不時着したペンドラゴンの周囲に多数の怪獣がいる」ことがボスのセリフで説明されていたのですが、今回は、それを実際の映像で見せてくれた、と。
ウルトラマンメビウス ウルトラ怪獣シリーズ2006 06 サドラ
 次回も、サドラ君は多数出現して、ペンドラゴンへの脅威(&かませ犬)としての役割を果たしてくれます。
 うう、こんな弱体ぶりを何度も描かれては、全国のサドラファンの番組へのお叱りは間違いなし、と思われますが、サドラファンって、どれくらいいるんでしょうね。


 さて、今回、サドラを撃退したのは、ケイト操るファイヤーゴルザ。
ウルトラ怪獣シリーズ03 ゴルザ
 ええと、ソフビは、強化前のゴルザの物しかなさそうなので、それで勘弁。
 ゴルザは、ティガ第1話に登場した際、撃退されずに逃げて、その後、地下のマグマを吸収してパワーアップします。その際の呼称は「強化ゴルザ」なんですが、本作では、それに新たにファイヤーゴルザの名称を与えたわけですね。ただし、強化ゴルザには、ベムスターよろしく、胸で光線を吸収する能力があり、さらにダイナに登場した「ゴルザII」もその能力を受け継いでいたのですが、ファイヤーゴルザは、単に装甲が厚いだけで吸収能力までは備えていない様子。
 ともあれ、このファイヤーゴルザが、サドラの群れを一掃するほどの圧倒的なパワーを披露。強敵ぶりをアピールします。


 ここで余談。
 前回のファイヤーリトラに続き、又もファイヤーと名の付くパワーアップ。
 分かりやすいけど、あまりオリジナリティーを感じない。とりあえず、円谷でファイヤーだと、赤い人を出さないといけないのですが。
ファイヤーマン VOL.1 [DVD]ファイヤーマン VOL.2 [DVD]ファイヤーマン VOL.3 [DVD]ファイヤーマン VOL.4 [DVD]
 ファイヤーマン(炎の超人)なのに、実は「海中戦が得意」という意外な設定もあるわけですが、英語版では、ただの消防士さんになってしまうので、「マグママン」になっているとか。


 さらにファイヤーの付くパワーアップだと、思いつくのがこれ。
勇者警察ジェイデッカー DVD-BOX II
 ジェイデッカーとデュークファイヤーの合体で、ファイヤージェイデッカーになるのですが、
 ファイヤーなのに、赤より白のほうが目立つのはけしからん、という人は、代わりにこちらをどうぞ。
勇者指令ダグオン HG超火炎合体スーパーファイヤーダグオン
 もう、この作品ぐらい、「ファイヤー」の付く単語が多く登場する作品はないんじゃないですかね。
 「ファイヤーエン」「ダグファイヤー」「ファイヤーダグオン」「スーパーファイヤーダグオン」「ファイヤーストラトス」「ファイヤージャンボ」「ファイヤーラダー」「ファイヤーレスキュー」「ファイヤーショベル」。
 後は、技名まで数えだしたら、20個近くになりそうです。


 あ、ファイヤーじゃなくて、ファイアーですけど、こっちも忘れちゃいけない。
トミカヒーロー レスキューファイアーVOL.1 (2話収録) [DVD]
 って、明日の朝の放送を考えると、今夜は早く寝ないといけないのに、いつまでも寄り道話に現を抜かしている場合ではなかった。
 ファイヤーが付いてパワーアップした怪獣ということで、こいつを張りつけて、次に行きます。*1
ムービーモンスターシリーズ ファイヤーラドン


 さて、メインバトルの前に、本話では、もう一頭、怪獣が登場します。
 「アースロポッドタイプビースト バンピーラ」
[rakuten:tigusaya:963178:image]
 いや、全然、記憶にありませんでした(爆)。調べてみると、「ウルトラマンネクサス」に登場したスペースビーストの一体ですな。
 アースロポッドという言葉は、「節足動物(arthropod)」なんですが、今回の放送で見ているときは、「アースロボット」って読んでしまいました。どうも、ネクサスの怪獣って、自分の知識の大きな穴になっています。
 まあ、そんな自分にとって印象の薄い怪獣で、おそらくは世間的な知名度も低い怪獣ですから、ゴモラにあっさり倒されても、たぶん文句を言う人はいないでしょう。
 いや、自分にとっては「バンピーラこそ、怪獣ベストテンの中に入る記念すべき怪獣です」と主張する方とは、一度詳しく話を聞きたい、と思いつつ。

メインイベント

赤王「来てやったぜ」
NOVA「あ、来たの? 今夜はさっさと終わらせて、明日のレスキューファイアーに備えて、寝ようと思っていたのに」
赤「何だ? 来ちゃダメなのか?」
N「うう、仕方ないなあ。で、今回のバトルのポイントはどこですか?」
赤「レイオニクスだろ」
N「そうですね。はい、終わり。お休み、グー」
赤「おい、そんなのでいいのか?」
N「だって、それしかないじゃないですか。ケイトが操るファイヤーゴルザは強敵だった。さすがは、レイオニクスが操ると怪獣も強いねえ。レイオニクス万歳。君の言いたいのは、そういうことだろ?」
赤「バカ野郎。そこを詳しく解説するのが、てめえの仕事じゃねえか。仕方ねえ。オレサマが一流のバトルのプロの解説ってものを聞かせてやる。まずは、バトル開始時の挑発だ。敵レイオニクスが『ファイヤーゴルザの強さ』を強調することで、レイはすかさずゴモラを召喚した。そこを、出現時の無防備な瞬間に、一発殴りかかる。こいつは、並の怪獣じゃできやしねえ。本能的に身構えて、相手の動きを見極めようとするからな。人間の知恵あってこその先制攻撃って奴だ」
N「……今日の赤王さん、いつもと違ってますよね」
赤「当たりめえだ。てめえが、いつもと違って腑抜けているからよ。オレサマが支えてやらねえと、このコーナーが成り立たねえじゃねえか」
N「なるほど。だったら、ぼくは今後も腑抜けているようにします」
赤「ふざけるな! 記事の書き手としてのプライドってもんを捨てたのか! オレサマが気合を入れ直してやる!」
N「うわ、本気で殴ったら……」
赤「何だと! チッ、あっさり気を失いやがって。オレサマ一人で話を続けろってのかよ。ええと、何だな。レイは、ゴモラに、超振動波で遠距離攻撃を仕掛けさせるが、ファイヤーゴルザの装甲は破れねえ。仕方なく、接近戦に持ち込もうとするが、今度はファイヤーゴルザの飛び道具に阻まれ、近づけねえと来た。ここでレイが冷静なら、リトラでも呼び出して援護に回すのだろうが、今回のレイは、相手の心理攻撃に撹乱されてか、そういう臨機応変な対応が取れずにいるわけだ」
N「なるほど」
赤「おお、気付いたか」
N「これは寝言。グーグー」
赤「てめえ。少しは援護しろっての。お前より、ペンドラゴンのクルーの方がよっぽど頼りになるってもんだ。窮地のレイを救うべく、隊長とハルナの2機のドラゴンスピーダーが援護射撃を始めたりする。ここは一番、盛り上がるところだぞ」
N「うおー、行けえ、マットアロー。ワンダバダダ、ワンダバダダ、ワンダバダダ、ワン♪」
ポピニカプラスシリーズ 帰ってきたウルトラマン マットアロー1号
赤「ええい、寝ぼけて、関係ない物を貼り付けてんじゃねえ。とにかく、前回のオキのアドバイスよりも明確な仲間のバックアップを受けて、レイも本来の自分を取り戻して、機転を利かせるわけだ。つまり、ゴモラの得意技である地中潜行能力を活かして、ファイヤーゴルザの足元から奇襲を仕掛けるんだな、これが」
N「そして、とどめのゼロ距離超振動波に持ち込むわけですな」
赤「甘い。その前に、ファイヤーゴルザを投げ飛ばして、岩肌に激突させるプロセスが残っているぜ」
N「何で、いきなり、とどめ技を仕掛けないんですか?」
赤「バトル勘のない奴だな。装甲の厚いファイヤーゴルザだ。何の勢いもなしに、角が突き刺さるわけねえだろうが」
N「……つまり、一度、相手を投げ飛ばして、昏倒させた上で、多少、距離をとってから突進しないと、角で貫けない、と」
赤「オレサマはそう見ているがな……って、てめえ、起きてるじゃねえか」
N「いやあ、赤王さんの解説があんまり見事なもので、任せていてもいいかな、って」
赤「そうじゃねえだろ。てめえは今回のバトルから、何を学んだんだ。レイオニクス、つまり人間と怪獣が連携することで、最大の力を発揮できるってことだろうが。つまり、この記事だってな。人間の貴様と、怪獣であるオレサマが連携することで、最高の力を発揮できるってことだ。今度、腑抜けた態度をとってみろ。オレサマが貴様をバリバリ食ってやる」
N「いや、ぼくは痩せていて、おいしくないですよ」
怪獣ソフビシリーズ第4弾 亡霊怪獣シーボーズ
赤「だったら、怪獣墓場でおとなしく眠ってろ!」
 

エンディング

 ……ということで、人間と怪獣の連携という形で、さらに面白くなってきたわけですが、
 実はゴモラの必殺技でも、ファイヤーゴルザにとどめは刺せず、結果的にその命を奪ったのは、ケイトの雁Qでした。って、あれ、字が違う。何の記事の影響やねん。ええと、ガンQですな。
ウルトラ怪獣シリーズ05 ガンQ
 ウルトラマンガイア出典です。平成3部作の中で、NOVAが一番好きなのは、この作品。
 

 で、前回、レイは「怪獣はバトルのための道具でしかない」と当初、言い放っていたのが、事件終了後、ゴモラやリトラに絆を感じるようになっていました。
 一方、今回のケイトが、まさに「バトルのための道具」と怪獣を見なす、冷淡ぶりを披露。レイとの対比が描かれていくようになります。
 そして、ケイトは、今回、レイが勝った要因であるペンドラゴン・クルーとの連携を崩すべく、陰謀を発動するわけですが、その結果は? 

*1:この手のネタで思い出すのが、ファイヤードラコ。いや、「ウルトラマン80」に登場した怪獣なんですけどね。昔、インターネットを初めて間もない頃に、掲示板で「80に登場した旧作リメイク怪獣」の話題を振って、うっかり、こいつを加えてしまったんですよ。何だか、「ドラコ」がパワーアップした怪獣に思えてしまって。ちょっと記憶が曖昧でした。当然、ツッコミを受けて、改めて調べ直すと、ドラコとは縁もゆかりもない「三つ首龍」と判明。その経験で、曖昧な記憶のまま調べもせずに、うかつなことを書くと、ネットの世界では恥をかくことを学びました。それと、こちらがミスった時には、それを指摘してくれる親切な人がいることも。まあ、ミスを恐れてはいけない。でも、ミスを平気で垂れ流さないよう、最低限の確認は怠らないようにしよう、という教訓ですな。