鎖鉄球が旬なので、ちょっと振り返ってみたくなりました。
鉄球だけだと、ちょっと少ないので、「鎖付きなら何でもいい」ってことでまとめてみます。
等身大編
鎖武器を初使用した戦士は、ジャッカーのクローバーキング。鎖付きのパンチが飛び出したり、振り回したりする「クラブメガトン」です。
次に、ダイナイエローの鎖鉄球「イエローボンバー」。
って、実はこれだけ。思ったより少ない。
その意味では、ランちゃんの使うゲキハンマーって、戦隊の等身大装備の中では珍しいアイテムになるわけですね。
まあ、等身大武器って、「子供のなりきり玩具」として商品化されるわけですから、ブンブン振り回す鎖付きボールって危ないのかもしれません。
同じようなアイテムなら、こちらの方が「鎖付き武器」として売れるのかも。
ロボ編
さて、本番はこちら。
まずは、元祖のバトルフィーバーロボ。
「チェーンクラッシャー」が標準装備です。鎖付き武器ではなく、鎖そのものです。
次にデンジマンの「ダイデンジン」。鎖鉄球の「デンジボール」を使います。
サンバルカンロボは、鉄球ではなく、鎖付きマジックハンドの「バルハンド」を使用。ゴーグルロボの「ゴーグルハンド」も、同型の武器ですね。
ダイナロボは、鉄球と金槌の両方付いた「ビートハンマー」を装備。
その後は、少し飛んで、マスクマンのギャラクシーロボ。ヨーヨー型カッターの「ギャラクシーアンカー」を使用。
またまた飛んで、ジェットイカロス。鎖鉄球の「イカロスハンマー」を使います。このロボは、金槌ハンマーの「イカロスマグナ」も装備していて、武装が多いので有名。でも玩具では、再現されていませんでしたが。
カクレンジャーでは、分離ロボの獣将イエロークマードが鎖付きカギ爪の「クマードクロー」を装備していました。獣将は、基本的に等身大時と同じ武器を使うのですが、ニンジャイエローのイエロークローは、ワイヤー付きカギ爪なので、鎖付き武器の範疇には含みません。
オーレンジャーロボでは、分離形態のチャリオットフォーメーションで、牽引用のチェーンを装備しているのですが、武器としては使わず。惜しい。同じことは、後年のアバレンジャーに出てくる「スティラコサウルス＆スティラコギャリー」にも言えます。
さらに飛んで、ガオレンジャー。ガオマッスルが、バナナ型（！）の鎖付き錨（いかり）「マッスルアンカー」を使っておりました。このロボの母体であるガオゴリラは、謎のパワーでバナナの木を召喚して、バナナ爆弾を投げたりなど大活躍。
続くハリケンジャーでは、カラクリボールの中に、鎖鉄球の「トータスハンマー」がありました。また、これは金槌型の「ゴートクラッシャー」と結合して、けん玉型の「ゴートハンマー」になる優れ物。
デカレンジャーロボの「ジャイロワッパー」は微妙な武器ですね。本来は手錠なんだから、鎖付き武器として扱って欲しいところなんですが、二つの輪の接続に鎖を使っておらず、範疇外扱い。
マジレンジャーのマジレジェンド。ボディーに無意味に鎖を付けていますが、武器としては使わず、何かの牽引に使うわけでもない。こうなると、単なるファッションアイテムと変わらないわけですが。
玩具では、その鎖もプラパーツ扱いで、見栄えもしない処理がされています。
今は、ＰＬ法で、金属製の鎖は幼児向き玩具には使えないのでしょうか。
そう考えると、鎖じゃなくて、ワイヤーでもいいのかもしれない……ということで、ダイボウケンの腕に換装する「ゴーゴークレーン」をプッシュしてみます。
これは「伸びるマジックハンド」ということで、「バルハンド」や「ゴーグルハンド」の後継者と言えるのでしょう。
そして、最後に現役の「ゲキエレファント」。
ゲキトージャに合体して、見事な「鎖鉄球」を披露……って、鎖？ ゾウの鼻はただの蛇腹パーツで鎖とは言えないのでは？ 何だか、だまされた気分です（笑）。
現役鎖鉄球と思って、歴代の武器を見ていたら、実は「エレハンマーは鎖鉄球モドキだった」というオチ。
あまりにも悲しいので、ＮＯＶＡはＧジェネで、ガンダムハンマーを堪能しておきます（；；）。
ｐｓ：本記事活用資料の２冊
