バードン登場。毒袋という設定は、新しいですね。
飛行怪獣らしく、CG使った飛行描写は十分及第点。
日常生活を犠牲にした地球防衛
メビウス……よりも、GUYS中心のストーリー構成。
地球防衛任務のために自分の営んできた生活を犠牲にしたGUYSメンバー個々の心情描写は、過去にはあまり見られなかったもの。
ただし、主人公は別。
過去作品だと、MAT入隊のために、坂田工場でのレーサーの夢や、アキちゃんとのデートを犠牲にした郷さんとか、
UGMがメインになって、教師生活を続けられなくなった矢的先生とか*1。
一方で、元パン屋のトラック運転手とか、元看護婦の月星人*2はあまり過去の職業を気にしていませんが、
元風来坊*3は結局、ウルトラの力を捨てて風来坊に戻り、
スポーツクラブのトレーナー*4は恋人を失った挙句、やはりウルトラを捨てて風来坊に……いや、その後、警察官になったという話もあるみたいだけど*5。
以上、これまで日常生活を捨てて地球防衛に励んできたことが多いウルトラ主人公ズですが、
今作では、その役割を各隊員が受け持つことで、彼らが主人公と対等に描かれることを期待できる設定かと。
何はともあれ、メテオール♪
リアルというより、戦隊メカっぽいペイントのこいつらもさることながら、
「バリアー発生装置」も気に入りました。デプスゾーンですよ、デスボールですよ*6。
マックスでも、レッドキング相手にマックスギャラクシーで使用していました*7が、人類側が「爆発の被害を食い止めるための技術」を使用することで、ウルトラマンとの協力関係が十分、保証されると判明しました。
そして、戦闘機のクロックアップ(笑)も、1分という制限時間があるとはいえ、それがドラマを盛り上げる演出に役立つか、と。1分間でも人類の力で怪獣を仕留める可能性があるわけだし、それで失敗したときにメビウスの出番につなげられる。あるいは、メビウスのカラータイマーが鳴り始めてピンチってときに、GUYSが1分の超戦闘能力で、メビウスを対等に支援できる。
ウルトラマンは3分という時間制限で、超能力を発揮できるヒーローですが、
人類側も1分だけなら、ウルトラマンに匹敵する戦闘能力を発揮可能と明示しているわけで。
今作は、80の最終話で示したテーマ「人類はウルトラマンなしで怪獣を倒せるし、そうしないといけない」を、さらに発展させた物語としてスタートしたわけで、
人類とウルトラマンの共闘が熱く描かれるのは、大歓迎と。
1分と言えば……
特撮界で活動時間が1分と言えば、先ず筆頭で挙げたいのが「アイアンキング」。
次に、メガレンジャーの「メガシルバー」(および「パワーレンジャーIN SPACE」のシルバーレンジャー)でしょうか*8。
そして、怪獣ボールの「セブンガー」も制限時間は1分。こいつをカプセル怪獣の1体に数えるかどうかは問題ですが、何となくメテオールっぽい。
それはともかく、カプセル怪獣ということで、次回登場はミクラス。メテオール製のマケット怪獣として登場します。こいつに時間制限があるかどうかは次回を見ないと分かりませんが、他にウィンダムや、アギラも出して欲しい、と思いつつ。
さらなる復活怪獣
5話ではサドラ、6話ではツインテールが出るそうです。
新マンファンのNOVAとしては、相当に嬉しいです。
あと、5話では、ハンターナイト ツルギがお目見え。
こいつの正体って、リュウの尊敬する行方不明のセリザワ前隊長? なんて思ったりもするわけですが、果てさて。
おまけ
主人公ミライ、そして「○○しやがって」口調が気になるリュウ。
これらの名前に1stガンダムを思い出すのはぼくだけでしょうか?
種Dでも、いくつかウルトラを意識したキャラネーム*9があったので、その返礼なんて思ってしまいます。
*1:劇中では自然消滅で、詳しいドラマが描かれたわけではないけど。今回の教え子と別れるコノミ先生の姿は、何となく80で見たかった。
*3:タロウの東光太郎
*4:レオのおおとりゲン
*5:役者の真夏竜氏がマックス33〜34話にゲスト出演。変身指輪もしているし、本人という説が濃厚(笑)
*6:それぞれウイングマンの必殺技「デルタエンド」「ヒートショック」を発動する際に形成するバリア空間。敵を閉じ込めると共に爆風を外に出さない。
*7:36話
*8:4.26追記。後から思い出したんだけど、戦隊ではハリケンジャーの「旋風神ハリアー」も制限時間1分でした。しかも、1分だけ変形して高速移動が可能ってのは、よほどメテオールに近いかも……