昨日から続く誕生日話
晶華「今日も元気に、ハッピー花粉症タイムだよ」
NOVA「俺はちっとも元気じゃないし、ハッピーでもない。花粉症なんて、世の中からなくなってしまえばいいと思うぜ」
晶華「そんな。NOVAちゃん、ひどいよ。私だって一生懸命に頑張っているのに(涙目)」
NOVA「何だ、その涙は。お前のその涙で世界が救えるか。ああ、俺の涙で世界が救えるなら、花粉症の涙目も受け入れられるのに。しばらく、俺は涙目のNOVAと二つ名を名乗ることにするか(涙目)」
晶華「涙ネタで、いろいろ妄想暴走しそうなモードに入ってるわね」
晶華「って、何で突然、水戸黄門?」
NOVA「ああ。主題歌タイトルが『ああゝ人生に涙あり』だからな。そして、この歌を聞いていると、俺は何だかじんわりと元気が出てくる。しかも前奏のタッタタタ、タッタタタ、タッタタタのリズム部分(ボレロ調というらしいが)を聞くと、こっちも思い出すしな」
NOVA「よし、これでますます元気が出てきた。あと一息でテンションが回復するぞ」
NOVA「よし、これで気分は一天地六、命ギリギリ勝負をかける気になった」
晶華「いや、無意味に命をかけないでよ。それより、これ、何の歌? 私の仕事人知識にはないんだけど」
NOVA「フッ。これは非主水シリーズ最高傑作と認定するマニアも多い『必殺必中仕事屋稼業』の殺しのテーマの原曲となった副主題歌だ。劇中で流れたのは一回だけなので、番組だけを見ていると知らない人も多いが、実のところ歌詞が最終回とリンクしている。仲間が殺され、女元締めと二人だけ生き延びた主人公の緒形拳演じる半兵衛さんが、それでも殺し屋としてぶざまに生き続けるため、内縁の女房の制止を振り切って一人荒野に旅立つエンディングなんだけど、その時の残された女房(演・中尾ミエ)の心情を歌った歌詞だと解釈している。
「とにかく緒形拳の殺し屋は初代の仕掛人・藤枝梅安が一番有名だけど、半兵衛はただのギャンブラーで、殺しの素人からスタート。殺しのシーンも華麗とは言い難いドタバタ調が続くんだが、普段は情けない半ちゃんが仕事に臨んで、ギャンブルで鍛えた運と度胸で逆転勝利する話も多く、予定調和と化した仕事人シリーズとは一線を画す物語ヴァリエーションがマニアの注目を浴びることもある」
「特に、傑作と言われているのは、殺しではなく、ギャンブルのポーカー(江戸時代にあったのかというツッコミはなし)で勝負をかける20話『負けて勝負』。ジョジョの第3部のギャンブラー、ダービーとの比較で語られたこともある異色回だ」
晶華「NOVAちゃんが年季の入った必殺ファンで、仕事屋好きなマニアということは分かったけど、これが今日の27日の誕生日と何の関係があるの?」
NOVA「いや、まったくもって、今日の話とは関係ないぞ。単に俺のテンションを上げるための準備運動って奴だ」
晶華「え、まったく関係ないの? 実は緒形拳さんゆかりの日とか、草笛光子さんとか、林隆三さんとか、中尾ミエさんとか、津川雅彦さんとかつながってきたりしない?」
NOVA「まったくだ。緒方さんは7月20日生まれだし、草笛さんは10月22日、林さんは9月29日、中尾さんは6月6日、津川さんは1月2日、そして密偵の利助役の岡本信人さんも津川さんと同じ1月2日で、かすりもしないよな。まだ、藤田まことさんの命日が2010年2月17日って話の方が、タイムリーなぐらいだ。が、誕生日はともかく、命日の話なんてしみじみ感じ入るだけで、テンションが下がっているときに盛り上がる話題でもないだろう」
晶華「うん。昨日の2月26日は、ウルトラマンゆかりの金城哲夫さんや成田亨さんが亡くなった日なのね。生まれた有名人だと、文豪ヴィクトル・ユゴーさんや芸術家の岡本太郎さん、元総理の竹下登さんや、ムーミンパパやトトロの声優さんの高木均さん、ミュージシャンの桑田佳祐さん、そしてサッカーの三浦知良さんなど、凄い人たちが揃っている。こんな人たちとNOVAちゃんが同じ誕生日なんてあり得ない。皆さんに遠慮して、誕生日を変えた方がいいわよ」
NOVA「無茶を言うなや! 変えることができるなら、とっくの昔に変えているよ。俺はずっと2・26事件を連想する自分の誕生日がイヤだったんだ。だけど、ブログの話のネタとして使えるなら、それは前向きに受け止めた方がいいという心境に今は至っている。では、テンションも上がったし、昨日の後始末も終わったし、ここから本編だ」
晶華「いつもにも増して、長い前置きおつかれさま」
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