ワールド1にて
NOVA「DD第一章パート3のプレイを進めているんだが、久々に『スーパーロボット軍団』という単語を聞いて、思わず心が震えてしまったよ」
翔花「スパロボなんだから、スーパーロボット軍団ってのは当たり前でしょ?」
NOVA「いや、実質はそうでも、呼称として、連邦軍の外部独立部隊ロンド・ベルとか、αナンバーズとか、作品シリーズごとに多彩なチーム名があるんだよ。例えば、パート1だと、ゼーガペインのセレブラムを中心に、彼らの仮想データ世界に紛れ込んだ一行が外部からのお客さんチーム的な扱いを受ける。パート2では、宇宙世紀ガンダムがメインの物語だから、最も経験豊富な司令官であるブライトさんを中心にしたロンド・ベルという形だな。これはこれで、由緒正しいスパロボらしい」
晶華「最初は確かホワイトベース隊だったわよね」
NOVA「第2次スパロボでは、DCの世界支配に反旗を翻したホワイトベース隊が、第3次スパロボでブライトさんを中心に『逆シャア』由来のロンド・ベルと呼称されるようになって、その後、第4次では後から『Zガンダム』由来のティターンズとエウーゴが設立されて、連邦の内紛に巻き込まれながら、ロンド・ベル所属のスパロボ部隊がエウーゴやカラバと連携して、ノイエDCやティターンズ、異星人のゲストなんかと戦う話だ」
翔花「基本は連邦軍所属なのね」
NOVA「まあ、近年の作品は軍隊所属よりも、レジスタンス的な反体制派のメンツが増えてきているがな。スパロボ自軍部隊名の歴史だけでも一記事が書けそうだが、今はまとめるのが手間なので、こちらの記事参照だ」
晶華「DDでは結局、ディバイン・ドゥアーズって呼称されるようになるのね」
NOVA「ああ。だけど、パート3の段階では、まだ過渡期なんだな。とりあえず、ワールド2でロンド・ベルとして、ネオジオンのフィフスルナ落としを阻止しようと戦っていたら、ディーダリオン効果によって、また時空転移に巻き込まれて、ワールド1に降臨したのがパート3というわけだ」
翔花「ワールド1って、どんな世界?」
NOVA「古き昭和のエッセンスが濃厚なダイナミック風世界だな。ドクターヘルと、キャンベル星人と、邪魔大王国と、悪魔のデーモン族が結託して地上(地球)征服を企んで、毎週のように防衛の要である光子力研究所を襲撃しに来る世界」
晶華「なるほど、昭和だわ。特撮ヒーローで言うなら、世界征服を企む悪の秘密結社がいて、毎週のように怪人を送り込んで悪事を行うから、『待てい。お前たちの野望は、この私が決して許さない。トーッ』と叫んで、高いところから飛び降りて、採石場でバトルする感じね」
NOVA「ああ。古き良きお約束って奴だ。まあ、唯一の例外は、バイストン・ウェルという異世界に転移した者もいたってことだな。ワールド1では、ダンバインだけ明確に世界観が違う」
翔花「70年代と80年代の差ってことね」
NOVA「とにかく、ワールド1の顛末はこの記事参照ってことで」
孤軍奮闘なグレートと、Zの帰還
NOVA「で、ワールド1は決戦シナリオの後、マジンガーZを始めとするスパロボ軍団は異世界に転移したので、敵勢力に対する防衛はグレートマジンガーとビューナスAに委ねられていたんだな。しかし、さしもの偉大な勇者も度重なる連戦でボロボロになっていたところを、ワールド2のフィフスルナ戦から転移してきた自軍チームに救われるわけだ」
晶華「グレートマジンガーさんを助けるために、次元を越えて出現したマジンガーZさんたちという構図ね。格好いいかも」
NOVA「敵はお馴染みのあしゅら男爵と、コンVのガルーダ連合軍。一方、こちらはお馴染みのZ様とディーダリオン、そして強力な助っ人の全開王と勇者王。うん、我が軍最強の布陣だから、余裕で勝ったぜ」
翔花「どんな敵でも、ゼンカイオーがいれば余裕よね」
NOVA「まあ、負けることはないんだが、ボーナス条件が『マジンガーZであしゅら男爵を倒すこと』とか『コンVでガルーダを倒すこと』なんだ。コンVは出撃させていないから、当然その分のボーナスは得られず」
晶華「武装の多彩さがコン・バトラーさんの売りね」
NOVA「ああ、いつの間にやら武装が増えているようだな。Vレーザーとビッグブラストの他、複合武器のワンダーレストは入手したんだが、肝心の超電磁スピンがまだでな。でも、ワンダーレストはコンVの腕からいろいろ武器が飛び出すギミックで、ロックファイター、アトミックバーナー、マグネクロー、超電磁クレーン、バトルガレッガーの5つの連続攻撃が見ていて大変楽しいと思った」
翔花「じゃあ、コンVさんを改めて使うってのはありかも?」
NOVA「検討の余地はありだな。リアル系の連続攻撃よりも、スーパー系の連続攻撃の方が、技名を叫んでくれるから見ていて快感だ。ただまあ、いずれにせよ、このシナリオは『あしゅらかガルーダのどちらかを倒せばクリア』なので、一度のプレイでボーナスを完全ゲットはできないんだよ。繰り返しプレイ推奨なんだが、そこまでこだわるとプレイが進まないし、パーフェクト攻略は暇なとき推奨だな」
晶華「暇なときなんてないでしょう?」
NOVA「訂正。時間があって、他に何もする意欲がなくて、それでもスパロボだけはやりたいとき、と言うべきか。ともあれ、取り残したボーナスアイテムを洗いざらい取り尽くすのも一興かもしれないが、そこまでしなくても、最近は育成アイテムを普通にくれる感じだからな。ボーナスをゲットして、SSRチケットなんて極上のお宝をくれるということなら、それは是非とも欲しいって気にもなるが、さすがにそこまでのボーナスじゃない。それよりストーリーを進めたい気持ちの方が大きいわけで」
翔花「NOVAちゃんは特にアイテムコレクターじゃないと?」
NOVA「ガルーダをコンVで10回倒せば、超電磁スピンとかグランダッシャーが手に入るってイベントなら、試して見たい気もするが、わずかばかりの育成アイテムのために同じシナリオを繰り返すのも、俺的にはつまらないかな。もちろん、それを楽しむゲーマーがいることは十分考えられるし、ゲームの何を楽しむかは人それぞれのプレイスタイルの違いってことだ。若い時は、隠しアイテムを全部ゲットしないと損した気分に駆られて、取り損ねたアイテムがあるだけで鬱になったりもしたのだが、まあ、今は楽しめる範囲で楽しもう派だな」
晶華「それにコン・バトラーさんはスパロボ30でも会えるものね」
NOVA「そうだな。それより今レアなのはボルテスさんだよな」
NOVA「クロッシングパイロットはDDの目玉の一つだからな。他にないネタというだけで、プレイ意欲を掻き立てられるってわけで」
晶華「とにかく、コンVさんでガルーダさんは倒せなかったけど、Z様であしゅらさんを撃墜しただけのボーナスはゲットしたのね」
NOVA「そうなんだ。ゼンカイオーで攻撃すると、あしゅらをあっさり撃破してしまうので、敵のHP調整に気を使いながら、何とかマジンガーであしゅらを撃墜できて、任務達成だ」
晶華「でも、このZ様はマジンカイザー版だから、所詮は前座ロボなのよね」
NOVA「まあ、カイザーが実装された現在では、発展性のない機体なのも確かだな。Zの改造がカイザーに引き継がれたらいいんだが」
翔花「カイザーさんはいつ出るの?」
NOVA「一章のパート10だな」
翔花「じゃあ、しばらくZ様の時代は安泰ね」
NOVA「どうでもいいが、マジンガーZをZ様というのもどうかと思うがな」
晶華「ウルトラマンさんも、マジンガーさんも、Zさんや、グレートさんや、ゼロさんがいるのよね」
NOVA「ああ、そうだな。だったら今後、マジンガーレオとか、マジンガーセブンとか、マジンガーギンガとか出てくる可能性もゼロじゃないかもな」
晶華「マジンガーレオってライガーさんだし、宇宙のマジンガーってグレンダイザーさんだし、マジンガーセブンだけは思いつかないけど」
翔花「セブンガーさんじゃないかなあ」
ハニワ幻人とデーモン族の襲来
NOVA「ウルトラマンZの特空機がスパロボに参戦したら、俺が燃えることは間違いないな」
翔花「全力全開や、グリッドマンさんが参戦しているんだから、可能性はゼロじゃないのよね」
NOVA「まあ、パックマンが参戦するんだから、何が来ても驚かないと思うが、果たしてどんな機体で、一体どの作品とコラボするんだろうか? 無難なところで、ゼーガペインのヴァーチャル世界なら納得できるかな」
晶華「案外、真ゲッターのインベーダーかもしれないわよ、パックマン」
NOVA「う〜ん、敵なのか味方なのか、どういう設定なのか本当に謎だな、パックマン。まあ、それはともかく、偉大な勇者グレートマジンガーはユニットとしてゲットしたのはいいものの、物語劇中では無理がたたって大破した形なんだな。それで帰還したマジンガーZを中心に、異世界のロボットたちは光子力研究所や南原コネクション、ビルドベース預かりのスーパーロボット軍団として、日本の守りに当たることになったんだ」
翔花「地球の平和を守るため、じゃないの?」
NOVA「ワールド1には、地球連邦みたいな大掛かりな統治組織はないんだ。スーパーロボットの行動範囲も日本の平和に限られていた。初めて、世界規模で活動していたスーパーロボットって、大空魔竜という移動母艦を持ったガイキングだと思うぞ。フィクション的には、宇宙の方が外国よりも身近に感じられたのが70年代のロボアニメだし」
晶華「ドクターヘルとか、敵キャラは外国人が多かったけどね」
NOVA「宇宙人が外国人のメタファーだった時代だから、守るのは日本の平和なんだ。まあ、マジンガーの物語が終了して、兜甲児が外国に留学して国際感覚を身につけて帰って来たと思ったら、宇宙人と友達になりたいとか言い出して、自分でもUFOを作ったりして始まったのがグレンダイザーなんだけどな」
晶華「でも、DDでのダイザーさんはワールド5だから、マジンガー史とはつながってないのよね」
NOVA「マジンガーがOVAカイザー版だから、UFOロボとはつながらない話だからな。それよりも、次はデーモン族と手を組んでいる邪魔大王国が光子力研究所に襲撃を掛けてきたので、マジンガーの代わりに鋼鉄ジーグを編成して防衛戦だ」
翔花「敵が基地を攻めて来たから、それを迎え撃つってのが昭和のスーパーロボットのお仕事ね」
NOVA「分かりやすいよな。だけど、うちの鋼鉄ジーグは弱い。正直言って足手まといだ。それでもボーナス条件に、『ジーグを出撃させること』が入っていて、さらに『ジーグで敵ボスの要塞ヤマタノオロチを撃退すること』って条件が付いて来たりするもんだから、頑張ってゼンカイオーその他で削って、ジーグでとどめを刺したさ」
晶華「ジーグさんと言えば、アムロさんと同じ声で、『ジーグブリーカー! 死ねえ』と過激発言で有名な人、いや、サイボーグよね」
NOVA「DDでは、もっと過激な悪魔人間がいるから、比較的アクが弱いと思うがな」
翔花「このデビルマンさん、ダイ大の竜魔人バランさんと同じ声なのね」
NOVA「確かに同じ速水奨さんだな。スパロボお馴染みの声優さんだし、勇者シリーズの主人公ロボの声とか、サンライズ系の敵ライバルキャラ(黒騎士バーンや、ギャブレー君など)とか、敵ボスのジュデッカ・ゴッツォとか、ひょっとこ仮面とトロイア訛り(関西弁)で有名なロドニーのおっちゃんとか、最近はゼロワンのアーク様とかで、主役もライバルもラスボスもできる御仁だ。悪魔人間だって、竜魔人だって、問題ない」
翔華「デビルマンさんって強いの?」
NOVA「鍛えてないから、多分弱い。回避力は高いんだが、とにかく打たれ弱いから、安心して前に出せない。HPと装甲のある機体は、それほど鍛えなくても使っていけるが、鋼鉄ジーグとかのように回避主体の機体は、精神コマンド『集中』のない本作では、避けられずに大ダメージを受ける可能性を考えると、リスクが大きい」
晶華「強い武器があれば、能力にもボーナスが加わるけど、それすらないみたいね」
NOVA「だけど、敵のデーモン族はうっとうしいんだな。一撃で倒せるザコにも関わらず、やたらと回避力が高いから、攻撃をミスる可能性が大きい。デビルマンも敵デーモンも、大体、50%ぐらいで攻撃を避けられるんだが、敵が2回に1回は攻撃をかわすのは非常に厄介に感じる反面、味方が2回に1回も当たってしまうのは戦術面で信用が置けない」
翔花「デビルマンさんも、竜闘気(ドラゴニックオーラ)でダメージ無効という特殊能力があればいいのにね」
NOVA「ともあれ、次回はシレーヌやカイムが顔見せしたので、デビルマンシナリオらしい。ということで、次の記事は今が旬の悪魔の話だ」
晶華「悪魔をもって悪魔を制すね」
NOVA「鍛え足りないデビルマンで、シレーヌを倒せるかなあ?」
(当記事 完)