今回はスパロボ話
NOVA「ええと、グリッドマン映画の話を書こうと思ったが、ノベライズ版を読んでからにしようと考え直した」
009『4月19日発売か。少し先だな』
NOVA「それと、年度末から新年度にかけて記事ネタがいっぱいあふれているので、消化するのが大変な現状だったりする。まあ、春期のバタバタが落ち着く頃合いなので、時間的な余裕はできたし、花粉症の頭フワフワ状態も、もう少しで治まると思う」
009『まだ、続いているのか。人間は大変だな』
NOVA「もしも、俺がDGPで優勝したなら、今だと『花粉症のない世界』を作りたくもなるが、それだと娘たちまで消失してしまうというジレンマが」
009『確かに、花粉症のない世界だと、花粉症ガールなんてものは生まれなくなるからな』
NOVA「転禍為福できるなら耐えられる。ともあれ、今、俺がスパロボDDで夢中なのは、このユニットだ」
009『おお、ラトゥーニが来たのか』
NOVA「第14回制圧戦で追加されたユニットだな。制圧戦はスパロボOGシリーズからの機体が実装されるイベントで、これまでの機体は以下の通り」
1.アルトアイゼン(19年8月〜)
2.サイバスター(20年1月〜)
3.コンパチブルカイザー(20年5月〜)
4.グランゾン(20年9月〜)
5.R-1(20年12月〜)
6.ヴァイスリッター(21年3月〜)
7.ヴァンアインの武装(21年6月〜)
8.グルンガスト(21年9月〜)
9.ヒュッケバイン30(21年12月〜)
11.ビルトビルガー(22年6月〜)
12.ビルトファルケン(22年9月〜)
13.ヤルダバオト(23年1月〜)
009『武装のみってのは、どういうことだ?』
NOVA「機体は別のイベントで入手できるってことだ。ここに載っていないOGユニットでも、ソウルゲイン、ガンレオン、SRX、ダイゼンガーが実装されている。これらは制圧戦と違って、ミニストーリーも付いて来て、俺はそちらの方が好みだな。制圧戦は、ストーリー抜きでひたすら戦うだけの内容なので、俺みたいな物語愛好派なプレイヤーには興味が持てない」
009『まあ、ストーリーよりも、鍛え抜いた自軍のロボット軍団でどこまで進めるか、強敵を倒すことに熱意と知恵、そして資金を費やすプレイヤー向きってことだな』
NOVA「そこまでハマるほどの熱意はないので、せいぜい新ユニットを集めつつ、適度にストーリーを味わうのみなのが俺だ。そんなわけで、今回ラトゥーニが来たので、後は相方のシャイン王女が来て、合体攻撃が実装されないかなあ、と思っている」
009『赤いフェアリオンは将来を期待するとして、今回は赤いオーラバトラーとナイトメアフレームの話か』
NOVA「ああ。グリッドマン実装と同時期に配信されたダンバインとギアスの話だ」
ハイパーレプラカーンなどの話
NOVA「前回は鋼鉄ジーグのヒミカ編が終了して、次の竜魔帝王編に移るまでの幕間だ。デーモン族では行方不明だったシレーヌとカイムが、サイコジェニーたちと暗躍密談していた。地上にバイストンウェルの軍勢が出現したので世界中が大混乱している現状を、デーモン族は好機と見ているらしい」
009『第1世界の昭和トピアは、あしゅら男爵が「ドクターヘルは生きている」と爆弾発言して、それからコンVがそろそろ女帝ジャネラ編に突入しそうだな』
NOVA「そう言えば、コンVがしばらく放置されていたので、次にワールド1が舞台になれば、その可能性もあるか。しかし、今回はダンバインがメイン。ハイパージェリルのエピソードと、サーバインのシオンのライバルだったラバーンが登場してきた」
009『ラバーンと言えば、去年、ブレイクブレイドの期間限定イベントで登場して来たんだな。本編でも出て来たのか。転生前の黒騎士バーンとの絡みが楽しみだ』
NOVA「今回は、まだ絡んでいない。バーンはショット・ウエポンのところにいるのに対し、ラバーンはビショットの客将として拾われた形だからな。それと、ガラリアはまだ生きていて、ドレイクについている」
009『原作とは、ガラリアの存在が違うわけだな』
NOVA「そして、今回はスパロボではお馴染みのハイパー・ジェリルのイベントに、デビルマンのサイコジェニーが密かに絡んでいることが大きな変化球だ」
009『ハイパー化の陰に、デビルマンのデーモンが絡んでいるだと?』
NOVA「後は、ハイパー化を封じるために、ガンダムUCのバナージとリディのサイコフレームを使おうとした点も、新ネタと言えるな。ただし、結局はユニコーンの力ではどうしようもなかったんだが」
009『これまでのスパロボでは、ハイパー化ってダンバインの恒例単独イベントという感じだったが、今回はクロスオーバー色が強い話に仕上がった、と』
NOVA「それに、ディーダリオンやデビルマンの前例があるから、巨大化という現象もそれほど驚くに値しないって話になっていた。いざとなれば、ダイターンのサイズで太刀打ちできるとか言って、ハイパー化そのものはさほど脅威ではない、という扱いだな」
009『さすがにネタとしては、古びたと言ったところか』
NOVA「むしろ脅威なのは、ドレイクの示威行動でヨーロッパの政治混乱が見られるってことだな。今までのスパロボでは、地球連邦とかティターンズとか地球圏を一応はまとめている組織があって、ドレイク軍も彼らとの交渉を軸に動いている傾向があったんだが、今作の昭和トピアでは地球をまとめているような組織はない」
009『確かに、光子力研究所とか南原コネクション、ビルドベースといった民間団体が日本の平和を中心に守っていた世界観だったから、世界規模では行動して来なかったということか』
NOVA「宇宙世紀ガンダムの世界はワールド2だし、そっちにはNERVやGGGなど相応に大きな権限の半民半官の組織だってある。自軍のディバイン・ドゥアーズの中軸もワールド2の面々(ガンダムのブライトさん、エヴァのミサトさん、真ゲッターの弁慶および隼人)であり、ワールド1は善意の研究施設が協力してくれている形だから、政治的および軍事的な権限は持ち合わせていないんだ」
009『一応、米軍との連携はあったけど、ヨーロッパ方面の活動は部隊としても行って来なかった、と』
NOVA「したがって突然のドレイク軍の侵攻に際して、ヨーロッパでは意思統一が為されていなくて、しかもディバイン・ドゥアーズだって異世界から来た来訪者であることには変わりない。よって、外交戦略がこれまで以上に重視されるストーリーとなっている」
009『世界の状況としては、より原作アニメのダンバインに近い物語なんだな』
NOVA「だから、政治的にグランガランのシーラ女王と、英国女王の同盟締結が重要になって来るんだな。その辺は従来のスパロボでは扱われなかった部分である」
009『しかし、悪意のオーラがデビルマンの物語とリンクするのは今後の物語の不安材料でもあるな』
NOVA「まあ、その辺はデビルマン(原作漫画版)をどこまで再現するかで、DD始まって以来からの懸念材料でもある」
紅蓮とオズの話
NOVA「そして、ハイパー・レプラカーンのイベントの後は、ギアスの物語に続く。新ユニットとして、紅蓮聖天八極式が登場する。ギアスR2では、12話から18話ぐらいの内容だと思う」
009『紅蓮もこれで3機めか。何気なく、機体が3種も用意されているなんて優遇されているよな、カレンって』
NOVA「アムロさんがνガンダム、Hiνガンダム、それからマジンガーZに乗るのと、ルルーシュがガウェイン、蜃気楼、ウイングゼロリベリオンに乗るぐらいか。現状で3機種なのは」
NOVA「最近はクロッシング・パイロットは登場しなくなったな。DDの売りの一つだと思っていたんだが」
009『作品の枠組みを越えた機体乗り換えか。あと、どれだけあるんだ?』
NOVA「これらの乗り換え機体も期間限定イベントのみだが、復刻もしくは新ネタが出ないかなあ、と思っている」
009『それもいいが、紅蓮について質問がある』
NOVA「何だ?」
009『最初の紅蓮にエナジーウィングがついて飛べるようになったのが可翔式というのは理解している。しかし、聖天八極式はどうパワーアップしたのだ?』
NOVA「なるほど、いい質問だ。まず、これがノーマルの紅蓮だな」
NOVA「次に、これが可翔式」
NOVA「さて、ここで一つミスを指摘してやろう。可翔式の飛行システムはエナジーウイングではなく、ラクシャータ製のX字型飛翔滑走翼だ。そして可翔式には、ミサイルポッドが新設され、接近戦用の輻射波動も遠距離照射が可能になり、距離をとった戦いが可能になった。
「さらに聖天八極式に強化されることで、エナジーウイングが実装されたわけだ。エナジーウィングは、V2ガンダムの光の翼のように機体を包む防御手段にもなり、そのまま敵に突撃することも可能。さらに、右腕の輻射波動装置は有線で射出させることも可能となるなど、攻防どちらも性能アップしていることが分かる。より細かい説明は、こちらの動画を参照だ」
009『なるほど。今後はさらに特式って形態があるんだな』
NOVA「それは映画の『復活のルルーシュ』に出て来た機体だ。TVシリーズは、聖天八極式で終了。あと、今回はギアス外伝のオズのオルドリンと、カレンの共闘シナリオがあって、そちらにも注目だ」
NOVA「オルドリンの現在の機体アマネセールはユニット化されていないので、ピンチのオルドリンを守ってカレンが代わりに戦うようなストーリー改変だが、その後、カレンはブリタニア軍に捕まることになり、オルドリンの方はいろいろあって、とうとう兄のオルフェウスと対面し、互いに記憶を取り戻して、それぞれの立場を理解し合う流れとなる」
009『クロスオメガでは再現されなかったストーリーか』
NOVA「記憶にまつわるエピソードとしては、TV本編のR2の15話『Cの世界』とかぶせるところがあって、正直ややこしい。要はギアスの力で書き換えられた記憶を、ギアスの力で解放することで、人間関係の因縁やら誤解やらをすっきり紡ぎ直そうって展開だ。この記憶操作の部分がとりわけ、ギアスを他の作品とクロスオーバーさせにくい要因と言える。したがって、ギアス本編と裏ストーリーである外伝の物語を同時並行で描くことで、間接的にクロスオーバーさせているように見せているんだな。
「これでオルフェウスも味方になった形で、彼の愛機・白炎もそろそろユニット実装されるんじゃないかなあ、と期待している。まあ、オルドリンの新機体であるランスロット・ワルキューレやらハイグレイルも欲しいところだが」
009『と言うか、TV本編の白ランスロットの方が先じゃないか?』
NOVA「今はまだ、スザクって敵だからな。とりあえず、今回の話で『第二次東京決戦』まで進んだので、この後は皇帝ルルーシュのエピソードで敵味方の構図がいろいろ書き換わって、自軍はよく分からないままに状況に流されて、裏切ったルルーシュを倒す茶番に付き合わされることになる。まあ、敵味方の陣営が混迷化するのがギアス終盤だからな。果たして今回はどういう趣向で来るのやら」
009『とりあえず、ルルーシュを殺すのか、それとも殺したように見せかけて、異世界に失踪させるかだな』
NOVA「それは今後のストーリー待ちってことだが、今回の話で一つ良かったことがある」
009『何だ?』
NOVA「TV版では死んだシャーリーが、劇場版のストーリーを採用して死なないことになったんだ。オレンジ卿に感謝だな」
009『なるほど。TVでは悲劇の死を迎えたヒロインの一人が、劇場版では死ななくなって、DDでもそちらのハッピーな展開を採用した、と』
NOVA「まあ、原作の悲劇を改変することもあるのがスパロボIFマジックだが、とりあえずシャーリーの生存ルートが確定したのが、今回のパートだった、と」
009『では、後はゼロ・レクイエムに至るストーリーがDDでどう描写されるかだな』
NOVA「ともあれ、今回はカレン特集で終わるってことで」
(当記事 完)