White NOVAのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガールというオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

ゲンブVS翔花DKT(翔花修行編4)

前回のあらすじ


灼熱の擬似九州の地を旅してきた花粉症ガールの粉杉翔花(1号ちゃん)と、お供のアシスタントモンスター、アシモンのケイP(KPちゃんMK1)。
あ、ちなみに、この原稿を代筆しているのは、粉杉翔花の2号だったりします。本文はNOVAちゃんが送ってきた通りだけど、あらすじくらい追加コメントとか、いろいろ入れてもいいよね。


1人と1匹は、行き当たりばったりの危険な旅路の末に、阿蘇の麓にそびえるコンパーニュの塔に住む、もう一人の花粉症ガールのヒノキちゃんこと日野木アリナお嬢様と連絡をつけ、迎えに来てもらうことになった。
本当に行き当たりばったりで、1号ちゃんは何やってるんだろう。ヒノキちゃんと連絡がとれなかったら、どうなってたことやら。知的な私としては、脳筋な姉が心配です。


ヒノキちゃんは、白新星って伝説の魔法使いのことを語ってくれるみたいだけど、NOVAちゃんマニアの私も気になる。
1号ちゃん、早くコンパーニュの塔に到着しないと、せっかくたさ様が用意してくれたヒノキちゃんイラストが使えないじゃない。ごめんね、たさ様。ふつつかな姉で。


そして、1号ちゃんを迎えにきた砂地対応ホバーカー、ラビットタンクから姿を現したのは、ゲンブさん、正式名称ジェネラル・バックラーさんと名乗る大きなおじさんみたい。私は、その姿を見ていないけど、何だか怖そうで強そうな、いかにも古風な武人って感じの人らしい。
だけど、そんな手強そうな人に、何を考えたのかケイPちゃんが喧嘩を売っちゃったの。本当に何やってるのよ。ペットは主人に似るって言うけど、脳筋1号ちゃんを知性の面でサポートするのが、あなたの役割のはずでしょうに、あなたまで脳筋が移っちゃったとでも言うの? 本当、バカばっか。


ゲンブさんはNOVAちゃんの好きなガメラさんの力を宿した亀おじさんで、その昔、大怪獣とか宇宙怪獣とか称号をもって、子供たちのために戦ったり、九州の福岡ドームを壊したり、いろいろと物を壊して暴れてたらしい。本人は悪い怪獣と戦うために仕方なくってつもりだろうけど、それで大切な人を殺されたら恨まれることだってあるよね。
一方、KPちゃんは元々、宇宙大怪獣の称号を持つドゴラちゃんだから、何だか自分より人気のあるガメラさんに妙な対抗意識を燃やして、ここに宇宙大怪獣の称号をかけた、怪獣ファン大喜びの夢のタイトルマッチが始まるのかな? と思ったら、
何と、主役なのに無視されている状況に我慢ができなくなったのか、脳筋1号ちゃんが割り込んで来た。
全く、無理無茶無謀なんだから。まるで伝説のD&Dリプレイ版ロードスのパーンみたいじゃない。私は、お父さんの後を継ごうと頑張る悩める青年騎士の、小説版パーンの方に憧れるけどね。でも、ディードリットの方がもっと好き。
NOVAちゃんは伝説の騎士ボーグナインみたいだし、私もロードスでキャラ作ろうかしら。今度、NOVAちゃんにルールを教えてもらって、自分のオリジナルキャラを用意してもいいかもね。


っと、翔花伝のあらすじの最中に違うことを考えちゃダメね。
ええと、そうそう、1号ちゃんも宇宙大怪獣のキャラを作って、怪獣大戦ゲームに飛び入り参戦したみたい。
アストロモンスって、ウルトラマンタロウ第1話の怪獣? チグリスフラワーって宇宙から来た吸血植物が成長した怪獣で、お腹の大きな花でオイルドリンカーって石油を飲む超獣を食べちゃうの。
そう言えば、ガメラさんだって昔は石油を飲んでいたのよね。
ええ? もしかして、1号ちゃん、亀おじさんを食べちゃうつもりなの? それはちょっとやめて欲しいなあ。お腹の花で亀を食べる花粉症ガールって、 何だか粉杉翔花のイメージが壊れちゃう。花粉症ガールは清純派な可愛い路線で行くんだから、あんまり品性下劣な展開は好ましくないわね。


とにかく、宇宙大怪獣アストロモンスの力に目覚めた翔花1号ちゃんは、KPちゃんのドゴランアーマーに花の意匠をあしらった精霊騎士形態ショーカ・ドゴラン・キーパー・チグリス(DKT)フォームの姿で、亀おじさんことジェネラル・バックラーに立ち向かう……んだけど、これって勝てるのかしら。
私も1号ちゃんも鎧着て戦うのには慣れていなし、相手はとても強そうよ。NOVAちゃんだって、どこを放っつき歩いているか分からないし、主人公補正だって当てにはできないわ。
大丈夫、あなたが死んでも私がいるから……なんて冷めたセリフは口にしたくないので、そんなことになったら泣いちゃうから。必ず帰ってきて、1号ちゃん。
いつの間にか妹設定になっちゃったけど、脳筋のお姉ちゃんの無事を心からお祈り申し上げます。

翔べない翔花


ゲンブ『見せてもらおうか! 我が主、日野木アリナお嬢様さまが認めた花粉症ガールの力とやらを!』

ショーカDKT「望むところよ。粉杉翔花、ドゴラン・キーパー・チグリスいきまーす!」

ゲンブ『来るなら来い! このジェネラル・バックラー、正々堂々、受けて立つ!(シャキーン)』

ショーカ「わわ、あんなに大きな刀を構えたよ。どうしようかしら」

ケイP『翔花ママ、落ち着いて下さい。私、K・ピエール・プルナレフは元どおり冷静沈着なナビモードを起動し、全面的にバックアップに邁進します』

ショーカ「うん、そうしてくれると助かるけど、さっきまでのケンカ腰だったのは何? おかしなスイッチが入っちゃったみたいだけど」

ケイP『あれは、バトルモード31859が起動したらしく、ドゴラとしての怪獣の本能と中華風竜珠伝説の猿人の闘争心が前面に出てしまったようで、私の未来予測だとあのまま暴走を続けると、新たなKの付くモンスター、キングコングの力を召霊する可能性までございました』

ショーカ「キングコング! その力さえあれば、ガメラにだって勝てるかも」

ケイP『残念ながら、今の私と翔花ママの力では、仮にキングコングを召霊できたとしても、制御することはできません。ドゴランアーマーが限界を越えて膨張し、翔花ママの肉体もパワーの大きさに耐えられず、破壊の衝動に呑まれ、我々の存在が悪霊化してしまうことはほぼ確実と考えられます。強大な力には、それに見合うだけの精神性、強い魂の力が必要になることは自明の理。自制心なき力は、天災と何ら変わりありません』

ショーカ「うーん。だったら私らしく戦えってことね。いいわ、やってみる。あの巨体と大きな刀。ケイソンさんと戦った時を思い出すわ。まともにぶつかったらパワー負けしてしまうのは明らか。相手の間合いで戦う必要はない。私の得意な間合いはスピードで翻弄すること。そう、翔花が得意な地形は森と空。ここは荒野の果てにある熱砂地帯だから、木々に頼るのは無理として、まずは空から攻めてみる。KPちゃん、飛行モードをセットして」

ケイP『そのような機能はドゴランアーマーには備わっておりません』

ショーカ「ちょ、ちょっと。私、翔花よ。翔ぶという字なのに翔べないなんて、名前に偽りありじゃない。NOVAちゃんと一緒なら飛べたのに」

ケイP『マスターと一緒の形態、すなわちブルー・スタンド・フォームは、風と空の力、またマスターの想いの力と翔花ママの精霊の力を組み合わせた形態。それゆえ、風の加護を受け、飛行も可能。また、マスターの空想力、妄想力は常人の比ではなく、とりわけ、この空想タイム空間ではほぼ無敵レベルのチート性能を発揮し、理論上は何者にも負けない最強の形態と言えましょう。一方で、翔花ママの花粉症ガールとしての精霊パワーは今だ発展途上。それゆえ、現状のBSフォームはマスター側の負担があまりに大きく、長時間の運用は、マスターの心身に掛かる反動がとてつもないことを申し上げておきます』

ショーカ「それって翔花が弱いから、NOVAちゃんが苦しんでいたってことじゃない」

ケイP『そう解釈することも可能です。BSフォームは最強ゆえ、マスター側のコンディション次第で、戦闘力が大きく影響される形態。強さが安定せずに、翔花ママの成長に応じて、無限の可能性を発揮するやもしれず、両者の調子が崩れると大いに力を減じてしまうかもしれず、全ては想いの力次第。スタンダードとは言え、初期形態とは言え、アップダウンの激しさが通常運用としては当てにならない。最強の敵をも倒せる可能性と、最弱の敵にも負ける可能性を両方秘めた、俗に言うところのギャンブル、一天地六のピンキリ形態。いずれにせよ、BSフォーム最大の欠点は、マスターへの負担だと考えるべきでしょう』

ショーカ「NOVAちゃん、そんな大変な状態で翔花のことを助けてくれていたんだ。だったら、翔花は強くなって、NOVAちゃんに掛かる負担を少しでも和らげないと。ドゴラン・キーパー・フォームには何ができるの?」

ケイP『今さら、そんなことを聞くか? 戦う前から自分に何ができるかは完全に把握しておけよ、と読者に代わってツッコミを入れたい気分でもありますが、お答えしましょう。重装騎士形態ゆえ、現在のところハチ毒以外の弱点は考えられません。翔花ママの身の安全は確実に保証できましょう。とりわけ、物理攻撃無効と高熱・火炎耐性が公式に設定されています。このことは対ガメラ戦において相当有利なアドバンテージかと推測されます。攻撃能力に関しては、翔花ママの精霊力を活用した武器生成能力はそのまま使用可能。また、基本は非力な翔花ママの力を増幅するパワーアシスト機能の搭載により、大剣などの大型武器を普通に扱えるだけの筋力を確保。ただし、人間離れした怪獣相手に通用するものではないので、ガメラ相手の接近戦は避けた方が無難かと。D&Dの重装戦士や騎士ぐらいの能力であって、決してアイアンマンみたいに超科学で起動するスーパーヒーロー路線で、空飛んで、飛び道具をバンバン放つようなメカっぽさは備わっていないとお考えください。せいぜい、私、ケイPのナビ機能ぐらいはアイアンマンに準じ、精霊ネットを活用した情報収集能力は思いの他に高く、バトルにしか使えない完全脳筋仕様でないことは保証します。基本は未知の土地におけるサバイバル形態で、戦闘においても相応に機能するとお考え頂ければ』

ショーカ「なるほど、よく分かったわ。たぶん。じゃあ、チグリスになって、何が変わったの?」

ケイP『そんなの私が知るか、でございます。大体、それはドゴランアーマーの能力ではなく、翔花ママが勝手にアストロモンスのパワーをどこからともなく呼び出して、勢い任せに覚醒した形態。あえて推測するなら、翔花ママの植物の精霊力が力の源ゆえ、植物パワーが強化されたのではないでしょうか』

ショーカ「全ては私次第ってことか。だったら、ぶっつけ本番でやってみるしかないってことね。ところで、一つ確認したいんだけど」

ケイP『何でございますか?』

ショーカ「私たち、さっきからたっぷり時間をかけて話し合っているけど、亀おじさん、ちっとも攻撃して来ないね。どうしてかしら?」

ケイP『さあ。亀はノロマと言いますから、動きが鈍いのでは?』

ショーカ「そうかしら。直接、聞いてみるね。おーい、ゲンブのゲンさん、さっきからどうして構えたまま動かず、ただただ待ってるの? 攻撃して来ないの?」

ゲンブ『何を言うか、粉杉殿! そなたの方から「いきまーす」と宣言したのだ! 初手はそなたに譲ろうと、さっきから構えを解かず、そちらが動き出すのを今か今かと待っておる! こちらに隙がないのを見計らい、緊迫した対峙を続けていると見たのだが、もしや先に痺れを切らしたのか!? それとも臆したか!? 攻めるか、それとも降伏するか、そろそろ覚悟を決めてもらおうか!』

ショーカ「KPちゃん、あんなことを言ってるよ。思った以上に律儀で、悪い人、いや怪獣じゃないみたい。やっぱり降伏してもいいんじゃないかな。亀おじさんと戦う理由なんてないでしょ?」

ケイP『何を言ってんだ、翔花ママ。前回、「戦う理由がなければ作ればいいじゃない」と言って、宇宙大怪獣決戦に自分からエントリーして、アストロモンスの力に目覚めたのは何だったんだ? 読者のみんなは翔花ママが頑張って強敵相手に立ち向かうのを期待してるんじゃねえか? それを今さら、やっぱり怖いから戦うのやめました、なんて降伏してちゃ、「何だ、花粉症ガールと言ってもその程度か。NOVAの奴も散々バトルで盛り上げるみたいなことを言っておいて、このザマかよ。期待外れもいいところだ。つまんねえ」と読者の無言の抗議が殺到することは間違いねえ。翔花ママはそれでもいいのか?』

ショーカ「KPちゃん、またバトルモード31859が起動しちゃってる。サイヤ悟空で、オラワクワクして来たぞってモードなのね。だから、やたらと好戦的で、バトルを煽って来る。いいわ、これも修行の一環ってことなら、胸を借りるつもりで亀おじさんに挑んでみる。本気を出した翔花の力、今こそ読者の皆さんにも見てもらって、決して作者のNOVAちゃんのことをバカにしないように、血湧き肉踊るバトルをお披露目しないと」

ケイP『それでこそ、翔花ママだ。花粉症ガールに血とか肉とか、そういう動物めいた生々しいものがあるのかは謎だが、おらも全力でサポートするぜ』

ショーカ「改めて、粉杉翔花、ドゴラン・キーパー・チグリス、行きまーす」

ゲンブ『来るなら、さっさと来い! 大方、じわじわと精神戦に持ち込んだのであろうが、このジェネラル・バックラー、その手には乗らん! 来ぬのなら、来るまで待とう、ホトトギス! 忍耐なら、そんじょそこらの輩には負けん! 将軍の呼称は伊達じゃない!』

攻防一戦、そして葛藤


ショーカ「攻めると決めたら、最初はこれよ。おなじみ花粉症バスター……って何これ? いつもと違う。これがアストロモンスの力なの? 胸の花模様が熱を帯びて、予想よりも花粉充填率が高まっている。この感覚、前にフィンガーボムを撃った時と同じ熱さね。新技が見えた。名付けて、チグリス花粉翔破ァァ!」

ゲンブ『ムッ!? 動いたと思ったら、いきなり飛び道具か!? 構えてなければ、不覚をとるところだったわ! そう来るとはな! 武器も持たずに、何をしでかすかと思えば、発勁技とは! それなりの心得はあるようだな! どれほどの威力か、まずはガードを解いて、この身に受けてみるか! 果たして、この強固なナチュラルアーマーに通用するかな!』


ドカーーーーーーーンッ!


ケイP『翔花ママ、思ったより凄い威力でありますよ。ただの花粉粒子を相手にぶつける花粉症バスターと違い、高濃度な花粉粒子が熱を帯び、着弾と共に大爆発する。チグリス花粉翔破、これは必殺スーパーダイナマイト級の威力ですよ。これなら焼きガメ確定です。やりましたな』


爆風、収まる。火炎を背景にそそり立つ巨漢の影。


ショーカ「やってない。亀おじさん、まだ普通に立ってる」

ゲンブ『小娘にしては、なかなかの威力……と言いたいが、アリナお嬢さまの火炎術に比べれば、月とスッポン、雲泥の差! だが、そこらの雑魚妖怪を倒すには十分な威力と言えよう! しかし、相手が悪かったようだな! このガメラの眷属たるゲンブ、炎は大の好物よ! 良き滋養になった故、お返しをせねばな! こいつは返礼だ! 唸れ、Gダイナミックブレード! プラズマ火球!』


ゲンブが大剣をかざすと、白熱した刃先から火球が飛び出す。


ショーカ「キャアアアアアア!」

ケイP『対衝撃防御! 火炎吸収能力発動!』

ショーカ「え、何ともない?」

ケイP『ふう。ガメラに火炎は無効。そのことを忘れていたのは迂闊でしたが、こっちだって炎に対する装備は万全であります。翔花ママ、何も心配することはありませんよ』

ゲンブ『ほう、今の火球を受けて平気とは、なかなかやるではないか! 面白い! そうでなくてはな!』

ケイP『そっちこそ! これでお互い、炎は無意味ということは分かったな!』

ゲンブ『果たして、そうかな! 今のは、ほんの小手調べだ! 強がっていられるのも今のうちよ! さあ、次はどう来る! 何をしでかすかは分からんが、この我の鉄壁を打ち破れるかな!』

ショーカ「相手に炎は通じない。だからと言って、接近戦を挑むのは危険。それなら使う武器はこれよ。シーダー、いいえ、チグリス・ウイップ!」

ケイP『日常編で普通に使っているシーダーウィップは、対人戦ではそれなりに痛みを与えることもできるけど、殺傷力はそれほど高くない。せいぜい、相手を絡みとるなり、お仕置きアイテムに活用するなりが関の山。しかし、強化されたチグリスウィップは、バトル編の強敵相手でも十分通用するほどの威力を備えているものと推察されます』

ショーカ「ムチの先端部分には、チグリスニードルも仕込んだわ。うまく使えば、相手の急所を中距離から射抜くことも可能のはずよ。問題は、亀おじさんの急所がどこか分かってないことなんだけど」

ケイP『不定形を除けば、大抵の生物の急所は容易に推測できます。脳、心臓、延髄、目、喉元などなど。この辺は、マスターの必殺シリーズに対する造詣の深さが役に立ちますな。当然、戦闘ナビとして私にもそれらの知識はインプットされているため、十分役立たせてもらいますよ。まずは、怪獣全般の弱点として、防衛チームは目を狙います。翔花ママ、目を攻撃ですよ』

ショーカ「そんな。目に針が刺さったら、可哀想じゃない?」

ケイP『相手が可哀想なんて甘いことを言っていたら、バトルなんてできませんよ。大切なものを守るためには、相手の事情など御構いなしに攻めることも必要なのです。自らの身も守れないような輩は、戦場に立つな! これが戦のルールです。そもそも、翔花ママは何のために今、戦っているのです? 宇宙大怪獣の誇り、いや、マスターの誇りを守るために戦っているのではないですか? そして、花粉症ガールの力を証明するために。一度戦場に立ったからには、未熟だから、とか、相手が可哀想だから、とか、そんなことは何の言い訳にもなりません。殺せ、とまでは言いません。しかし、持てる力は示さないと、感服させて和解の道を探ることもできません。いいですか、翔花ママ。戦場は基本、殺し合いですが、そうでなくても、練習試合であっても、甘い考えは武人の相手に対する侮辱です。お互いに拳をぶつけ合ってのみ、成立する和解もあるのですよ』

ショーカ「だったら、向こうは降伏を勧めて来たじゃない。それに乗れば、戦う必要なんてなくなる」

ケイP『降伏勧告に乗るということは、こちらの負けを認めたことになります。相手が強者であり、こちらが弱者。こういう関係は到底、対等とは言えません。せめて、こちらが弱いなりにも意地を示して、相手に何らかの感服を与えなければ、良くて舎弟止まり、悪ければ下僕にまで自らその地位を貶めることになります。翔花ママが今、戦っているのはヒノキちゃんの家来でしょう? 家来に降伏してしまえば、ヒノキちゃんと対等の友人になることは遠い夢になるでしょうね。この戦いは、翔花ママの今後の人間関係、精霊関係にまで影響を及ぼす重大な一戦なのです。翔花ママはヒノキちゃんとどういう関係を築きたいのですか?』

ショーカ「もちろん、対等な友人になりたいよ。向こうは先輩として、いろいろなことを知っているけど、私も立派な花粉症ガール、粉杉翔花だって示したい。私が無様な態度を示せば、NOVAちゃんだってバカにされる。そんなのは絶対にイヤ。だけど、亀おじさんを傷つけたくはない。どうしたらいいの?」

ケイP『その答えは私には分かりません。翔花ママが自分で考え、自分で判断することなのです』

ショーカ「だったら、KPちゃんには聞かない。私は私にできることをする」

ケイP『その意気ですよ、翔花ママ。その決断を私は尊重します』

攻防激戦、戦いの果てに


ゲンブ『(静かな諭すような声で)そなた、迷っているな。先程から、武器らしきムチを取り出してはみたが、ちっとも動こうとせん。何かの策かと考えてはみたが、どうやら違うようだ。そなた、もしかして戦いには不慣れなのか? 一戦か、二戦は経てきたようだが、決して実戦経験が豊かとは言えんようだ。これなら、大人しく降伏すればよいぞ。元々、そなたは我らの客人、不幸な行き違いがあって、ぶつかることにはなったが、これ以上の諍いは無用。おとなしく武器を収めよ。悪いようにはせん』

ショーカ「降伏なんてしない」

ゲンブ『何? 何と言った?』

ショーカ「決して降伏なんてするもんか! 伸びろ、チグリスウィップ! 亀おじさんの首筋を射抜け! 麻痺毒を打ち込んでやるんだから!」

ゲンブ『ムッ、何を思い詰めたか知らんが、受けて立つ! 伸びろ、Gダイナミックブレード! 蛇の如く!』

ケイP『何? ゲンブの刀が節ごとに分かれ、蛇腹剣に? これはガリアンか、ジュウオウイーグルか? いや、ゲンブの亀に巻きつく蛇の姿か。翔花ママ、避けて!』

ショーカ「 間に合わない。クッ」

ゲンブ『武器を落として、丸腰になったか。そなたと我は、どうやら似たような技と武器を使うようだ。しかし、力量には確たる差があるのは明白。この差を埋めるのは容易ではない』

ショーカ「だから何? 何を言っても私は降伏しないわよ。花粉症ガールの意地と誇りのために。そして、私を愛する人、友達になってくれるかもしれない人の期待を裏切らないためにもね(涙目)」

ゲンブ(何? この娘、先程までの弱腰めいた態度とは、大きく異なる気迫に満ちた目の輝き。追い詰められて、かえって戦意を高めたか? ただの未熟者ではないということか?)

ショーカ「どうしたの? 動きが止まっているわよ。今なら、私は無防備よ。そのムチで攻撃を続けないわけ?」

ゲンブ『小賢しい挑発を! このジェネラル・バックラー、丸腰の女子供を攻撃する気など、さらさらないわ! 落とした武器を拾うがいい! ハンデだ! それぐらいの猶予は与えてやろう!』

ショーカ「それは油断よ! 私は花粉症ガール、武器など拾う必要はない! そっちが来ないなら、こっちから行くわ!」

ゲンブ『バカな! この我に向かって、正面から突っ込んで来るだと!? 身の程知らずが!』

ケイP『翔花ママ、無茶だ。蛮勇と勇気は違う!』

ショーカ「KPちゃんは黙って、私に合わせて。これも作戦の一環よ」

ケイP『! 何をする気か知らないけど、合わせたらいいんだね。分かった。翔花ママの一挙手一投足、しっかり付いて行くよ』

ゲンブ『ええい、破れかぶれの突撃か!そんなことをしてもなんの意味もないことを思い知らせてやる!』

ショーカ「シーダー、改めチグリスランス生成! このまま一気に間合いを詰めて、体ごとぶつかるわ!」

ゲンブ『なるほど! そういうことか! 貫通力を持った槍の突撃なら、重装甲をも貫けるという判断、決して間違ってはおらんが、直線的な動き! だからこそ対処も容易い! ブレードウィップで絡めて、動きを封じてくれるわ!』

ショーカ「キャ、捕まった!」

ゲンブ『そこまでだ、粉杉殿! 頼みの綱の槍も取り落とし、動きを封じられたとあっては、攻撃もままなるまい。さあ、大人しく降伏を。さもないと、このまま手繰り寄せて、力づくで言うことを聞かせるしかないが、婦女子相手にそのような乱暴なことをするのは騎士の名折れ! 我は名誉を重んじる亀なのでな』

ショーカ「さっきから降伏降伏うるさいのよ! ここで降伏しちゃ、翔花ちゃんは幸福にはなれないの! 死んでも降伏なんてしないんだから!」

ゲンブ(ムッ、気合いの入った口撃三連発! 絶望の最中にでも、まだここまでの闘志を見せるとは。何がこの娘をここまで掻き立てる? アリナお嬢さまの客人だから、その力量、いかほどのものかと疑っておったが、もしや、お嬢さまが買っておったのは、現在の力量ではなく、未来の可能性であったか? なら、このゲンブ、お嬢さまの慧眼を今度も信じてみる気になった。この娘がどのような成長を見せるかをな)

ケイP『翔花ママ、奴の動きが止まっている。今なら脱出は簡単だ。逃げて』

ショーカ「逃げない! ゲンブ、何でもいいから、私を今すぐ手繰り寄せなさい! あなたにそんな力があるのならね! それとも何? 怪力を誇る大怪獣は、女の子一人引き寄せられないの? よもや、女嫌いで、そばに寄られると萎縮するタイプ? 見た目によらず純情ボーイってこと? ハードボイルドな外見台無しね!」

ゲンブ『小娘が! 挑発かも知れぬが、乗ってやるわ! 一気に手繰り寄せてやる!』

ショーカ「掛かった。勝機は見えたわ。KPちゃん、準備はいい? 不定形ならではの、あの技を使うの。このまま手繰り寄せられる勢いに乗って!」

ゲンブ『さあ、娘!大人しく……って消えた? 一体どこに?』

ショーカ「後ろよ。ドゴランアーマーごと粒子分解して、その勢いで一気に背中に回り、再合成、装着完了したの。その時間、わずか2.3秒ぐらい。宇宙刑事さんほどのスピードではないけど、亀おじさんの背後を取るには十分よ。後は首筋に仕事人みたいに麻痺針チグリスニードルを打ち込めば、私の勝ちよ!」

ゲンブ『暗殺術まで嗜んでおるとはな! だが、まだ、甘い! 暗殺者なら仕留めるまで黙ってやれ! トドメも刺さずに勝ち誇ってベラベラ喋るなど、素人のすることよ! うちのビャッコの足元にも及ばんわ! 』

ショーカ「ビャッコが誰か知らないけど、もう遅い。針で貫くのは、手間いらず。って、何? 首を胴体に引っ込めた? これじゃ、針が刺さらないじゃない」

ケイP『亀だけに、器用な芸当をするものですな』

ゲンブ「その昔、ジャイガーという大魔獣に産卵針を打ち込まれて、ひどい目にあったことがあるのでな。同じ手は通用せん。そして、背後に回られたなら、こう返す!」


DOGOOOOOOONNNNNN!


ショーカ「キャアアアアアアアッッ!」

ケイP『強力な甲羅の背後への体当たりにより、許容範囲以上の衝撃が加わりました。装着者への被害はゼロ! ただし、当アーマーは破損甚大により、これ以上の機能維持、戦闘続行は不可能と見なし、直ちに解除いたします! すみません、翔花ママ。私はここまでのようです』

ショーカ「KPちゃん!」


カランと転がるネコ耳ハロ、プシューと煙を吐いて機能停止。

翔花散華、そして伝説へ


ゲンブ『勝負あったな! そなたの花粉粒子化と、ドゴラ鎧の液状化、奇襲攻撃や回避には有効な能力だが、常時自然発動するわけではないようだ。よって、思いがけぬ攻撃を受けたときは、回避が間に合わず、まともに衝撃を受けたりもする。何があっても絶対無敵、というわけではないということだ。さあ、降伏されよ、粉杉殿。そなたたちは十分に戦った。小憎らしいこともあったが、そこに転がるドゴラの小僧も、正体を明かしてしまえば、可愛らしいものではないか! ささ、これまでの諍いは水に流し、この手をとって、コンパーニュの塔へと向かいましょうぞ』

翔花「降伏なんてしない。KPちゃん、どこ? 私を一人にしないで。暑い、熱いよ。花粉症ガールは火に弱い。この灼熱の九州の地は、私には耐えられない。ゴメン、NOVAちゃん、私、勝てなかったよ。ゴメンね、ヒノキちゃん、こんな弱い子じゃお友達になれないよね。一度ぐらい、きちんと会って話がしたかったな。私も、どうやらここまでみたい。私がいなくなったら、NOVAちゃん、悲しんでくれるかな? え、あなた誰? そう、私の妹なの? いつの間に? でも、あなたがいれば、私がいなくなっても安心よね。しっかり、NOVAちゃんを支えてあげて。じゃあ、私、もう行くね。サ・ヨ・ナ・ラ……」

ゲンブ『行かん! そなた、意識が朦朧としているのか? 至急、ラビットタンクに収容しなければ! 手遅れになる前に助けねば! 粉杉殿、あきらめるな! そなたはここで散るには早すぎる!』


翔花の全身が発火し、散り行く前の桜のように華々しい光を放って、そして……


PON!


小さな閃光と共に消失す。


ケイP『そ、そんな! 翔花ママ! ぼく、守れなかったよ! マスターに命掛けで守るって誓ったのに! こうなったら、この命、敵討ちのために使ってやる! ガメラ、絶対、許すまじ! プルプル!』

ゲンブ『よせ! そなたの忠義の想い、分からぬでもないが、そのボロボロの体で何ができる? それに元を正せば、そなたの要らぬ挑発が招いたことではないか! そなたが我に突っ掛からなければ、このような結果にはならなかったのだぞ。我らに戦う理由は本来、なかったのだ。全ては未熟者の軽妄愚挙が招いたこと! そういう自覚はあるのだろうな!』

ケイP『もちろん、あるさ。翔花ママは何度も降伏しようって言っていた。それを、ぼくが降伏しないように説得したんだ。だから、翔花ママは自らを追い込んだ。ぼくが翔花ママを破滅に追いやったんだ。こんなんじゃ、ポンコツナビって言われても仕方ないよ。ぼくは騎士の使命を果たせなかったんだ。ウワアアアアアア!』

ゲンブ『嘆くな。主より頂いた使命を果たせなかったのは、我も同じこと。あたら可能性を秘めた若い命を、むざむざ目前で散らしてしまった哀しみもな。今は共に悼むとしよう! そなたの忠誠を捧げた花粉症ガール、粉杉翔花殿の冥福を祈ってな!』

ケイP『ぼく、こんな哀しみには耐えられないよ! もう心も体もボロボロだ。ぼくも翔花ママのところに行くから。じゃあね。ケピッ、プーーーー…………』

ゲンブ『完全に機能が止まったか。修復すれば、また回復するやもしれぬが、そうしても苛酷な現実に向き合わせるだけ。それなら、いっそこのままにしておくのが慈悲かもしれぬな。さて、この不始末、アリナお嬢さまにどのように報告すればいいか』



謎の声「報告する必要などないぜ。まだ終わったわけじゃないからな」

ゲンブ『だ、誰だ? この灼熱の九州の地に踏み込んで来るとは、貴様、ただの人間ではあるまいな』

謎の声「人間さ。ちーっとばかしチート技を嗜んだ程度のな」

ゲンブ「し、しかし。その青いメガネ、もしや、そなたはあの伝説の……」

青メガネの男「俺が伝説の魔法使いってんなら、そいつはお門違いだ。どいつもこいつも、俺のことを伝説だなんて、俺は死んじゃいないっての。今も昔も、ずっと現役で働き、書き続けた。世間から見えようと、見えまいと、普通に自分の人生を歩み続けたんだ。隠棲もしていないし、完全に何もできなかったのは、足の骨を折って入院していた時ぐらいだ。世間の目からはどうあれ、俺はずっと自分らしく、信念のままに、挫折してもしっかり立ち上がり、生きてきたぜ。そんな人間が、地道に進み続けた人間が伝説だってなら、俺は伝説を名乗ってやってもいい。ただ、真面目に生きている、今も自分の物語を記し続けている男に、終わったもののように勝手に伝説などと呼ぶのは、失礼ってものだぜ。俺が伝説を自称したいなら、そう、明日の伝説を目指す男、レジェンド・オヴ・トゥモローぐらいが格好良くて、お気に入りだ。シュタイン教授には敬意を表する」
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ゲンブ『レジェンド・オヴ・トゥモロー、そなたのことは、そう呼べばいいのか』

青メガネの男「よせやい。そいつはドラマのタイトルだ。ちょっとした冗談のつもりだったのだが、天下のガメラさんにマジな顔をして、レジェンドなんて呼ばれちゃ、気恥ずかしくなっていけねえ。あんたの方こそ、俺にとっちゃ伝説だ。こんな状況じゃなきゃ、サインの一つぐらいもらいたいところだがよ。そういう空気でもなさそうだ。無邪気な子供思考は奥に引っ込めておくぜ」

ゲンブ『ムッ、冗談や、訳の分からぬ禅問答に付き合っている暇はないのだが。今の我は、儚く散った一人の娘御のことを悼む気持ちでいっぱいなのでな。からかいが過ぎるなら、そなたが誰であろうと、叩き斬ってくれよう』

青メガネの男「やれやれ。その必要はないんだけどな。あんたがうちのバカ娘、粉杉翔花のことを言っているのなら、わざわざ悼んでやる必要なんてねえ。翔花はギリギリまで頑張った。ギリギリまで踏ん張った。だったら、娘に送るのは哀悼の言葉じゃなく、栄誉を称えた称賛の言葉だ。あんたは、娘を幼子のように扱ったが、騎士道を持つあんたなら分かるだろう。華々しく戦った一人の戦士に掛けるべき言葉を! だったら哀しむ前に称えてやってくれないか! それが戦士としての礼儀だと思うんだが! あんたが降伏でなく、和睦を申し入れていれば、俺がわざわざ出張る必要もなかったんだが、こうなったら仕方ない。娘の父親らしいことをしてやるか。本当を言えば、あんたとは戦いたくないんだがな。今のあんたには勝てる気がしねえし。それでも男には引けぬ時がある。それが今ってもんだ」

ゲンブ『念のため聞こう。そなたの名は? もしや、とは思うが』

NOVA「我が名はNOVA。White NOVA。娘の月々の誕生日祝いに、ちょっと遅れてプレゼントを持ってきた、ただの父親さ」

(つづく)

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後書き的なもの


翔花2号「ちょ、ちょっと、NOVAちゃん。家出したと思ったら、どうしてちゃっかり『翔花伝』に出演しちゃってるのよ。大体、出て来るんだったら、どうしてもっと早く登場して、1号ちゃんを助けてあげないのよ。このまま一人で美味しいところを全部持って行くつもり? 翔花1号ちゃんがいなくなって、この物語、これからどう展開するつもり?」

ケイPMK2『シクシク。まさかドゴランアーマーがこんなに呆気なく壊れてしまうなんて、思いもしなかったよ。恐るべきはガメラの甲羅の強靭さ。それに、1号ちゃんを失ったMK1の悲しみや、いかばかりか。ぼくが2号のミストレス翔花を失ったら、どんな気持ちになるか、きっと、よっしゃラッキー、これで鞭でしばかれずに済む、なんてことは一切ありませんです』

翔花2号「KPちゃん、今のはただの冗談よね。私が1号ちゃんみたいになったら、あなたはちゃんと悲しんでくれるわよね」

ケイPMK2『も、もちろんです。簡単に悪霊に取り憑かれやがって、そんな翔花ママなんて、ゴミ箱に捨ててペイっなんて口が裂けても……い、いや、ほんの僅かでも心に思ったことはないであります』

翔花2号「う〜ん、こっちのKPちゃんには、私の毒舌が移ったのかしら。向こうのKPちゃんは、ちょっぴり脳筋仕様だけど、純粋ないい子なのに。でも、困ったわね。1号ちゃんが散ったなら、今度は私が『忘れていたようだな。粉杉翔花はもう一人いたってことを』って颯爽と登場しないといけないのかしら。1号ちゃんは、かろうじて命を取り留めて、ヨーロッパの悪霊を追って一時退場するとか。史実どおりなら、そうなるところだけど……って、あら、追加原稿というか、次回予告がこんなところに? なになに?」

次回予告

強大なガメラの力を誇るジェネラル・バックラーの猛威の前に、我らが花粉症ガールは儚く散った。
ガメラの前に現れたWhite NOVAは、ウルトラの父のように奇跡を起こせるのか?
復活の翔花と、NOVAの想いが一つとなったとき、花粉症ガールの真の力が発動する。今、時空を越えた衝撃の展開が幕を開ける。

キーワードは、DANCOUGA、断空我マイナス一文字。
伝説は塗り替えるものの精神で、やっっっってやるぜ。

後編は鋭意執筆中。乞う御期待。

今週は残り時間が少ない。一気に行く。他の些末な用事など一切構わん(些末じゃない定例感想なんかはきちんと書き込むつもりだけどな)byパトレン1号を愛する White NOVA

翔花2号「ああ、1号ちゃん、復活するんだ。だったら、私は普通に一読者の立場で、安心して応援を続けるわ。だって、九州って暑そうだもん。私は知性派のインドア派だから、この夏はクーラーの効いた涼しい部屋で、いっぱい本を読んで過ごすのが夢なの。まずは、ロードスを制覇するのが当面の目標よ。NOVAちゃんが九州での戦いから帰ってきたら、たっぷりお話しするんだから。だから、お願い、ガメラさんなんかには負けないでね、NOVAちゃん。物語の続きが楽しみ。ワクワク」

ケイP『やれやれ。あれだけ本を読むのを面倒くさがっていた翔花ママが、今ではこの変わり様。マスターの教育手法は決して間違っていないと信じるでありますよ。妄想癖だけは勘弁だけど』

(完)